
2017年1月に十数年かけて貯めたVポイントが6桁、10万ポイントを突破。6桁というのがちょうどいい区切りということもあり、人生で一度タッチしようという長年の目標でした。
10万ポイントに達したらドーンとANAマイルに交換して、海外旅行に使おうとしていました。忙しくてついつい旅行から遠ざかっています。
マイルだと有効期限があるので、原則として期限内に必ず旅行をすることになります。ANA SKYコインへの交換という逃げ道もありますけれども、それだと損してしまうので、私は必ず国際線特典航空券で使います。
何とか時間を作って必ず海外旅行に行くように、自分を追い込むためにANAマイルに移行しました。
実際にVポイントからANAマイルに交換した経験を踏まえて、VポイントとANAマイルの交換について、手順、留意点などについてまとめます。
VポイントとANAマイルは相互交換できます(1ポイント→1マイル、2マイル→1ポイント)。システムメンテナンスを除いて一年中、申し込みが可能です。
ANAマイルからVポイントへの交換

ANAマイルからVポイントへ交換する場合、ANA会員サイトで申し込めます。トップページの「ANAマイレージクラブ」を選択して「マイル」欄の「マイル数から探す」や「キーワードから探す」でVポイントの交換画面に行けます。

ANAマイルからVポイントに変わるタイミングは約10日後です。
ANA10,000マイルを10,000 Vポイントに交換可能。年間交換累計は20,000マイルまでとなります。
Tポイントを含む、ANAマイルからANAの提携パートナー特典へ交換したマイル数の年間累計が30,000マイル以上の場合、10,000 ANAマイル→5,000 Vポイントと半減します。
Vポイントへの交換は最大でも1マイル=1円相当なので、マイルはやはり特典航空券やANA SKYコインで使うのがベストです。
Vポイントを利用したいという強い希望がない限りは、特典航空券などが望ましいでしょう。
VポイントからANAマイルへの交換

VポイントをANAマイルへ交換する場合、500ポイント以上、500ポイント単位で交換できます。
500 Vポイント→250 ANAマイルと半減しますが、これはJALマイルに交換できるPontaポイント、dポイントなど他の共通ポイントと同等です。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。

国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。国際線特典航空券で利用するならば、半減してもなおバリューがUPしてお得です。
ANAマイルのような年間の上限はなく、何ポイントでも交換可能です。VポイントからANAマイルへの移行がはかどります。

実際に私は10万Vポイントを一気にANAマイルに交換しました。交換手続きはTサイトの「Vポイント交換」画面から行います。まず「ANAマイルに交換する」を選択します。
次の画面で交換するVポイント数、ANAマイルのお客様番号を入力して、「確認する」を選択します。

ANAマイルお客様番号は、AMCカード、ANAカード、ANA VISAプリペイドカードの下部に記載されています。以下写真の青色の塗りつぶし部分です。

次の画面で「ログイン中のT会員番号」を入力して、画像に表示されている数字を入力して、画面下部の「交換する」を選択します。

T会員番号(Tカード番号)はTカードの下部に記載されています。以下写真の青色の塗りつぶし部分です。

以上で手続きは完了です。2~3日でANAマイルの残高に反映されます。期間が短いのがナイスですね。急いでいる場合でも安心です。

交換手続きが完了すると、Vポイントの運営企業のカルチュア・コンビニエンス・クラブからメールも届きます。

注意点としては、誤ったANAお客さま番号を入力してしまうと、その番号にANAマイルが付与されてしまい、戻すことができません。
銀行振込で誤った場合の組戻しのような仕組みはありません。他人にANAマイルを贈呈してしまう結果になりますので、ここは最大限に注意しましょう。数字が一つでも誤ったら「THE END」です。
特に大量のVポイントを一気にANAマイルに交換する場合は、万が一間違えたら、絶望の淵、奈落の底への垂直落下となってしまいます。

したがって、ANAお客様番号はコピペするか目視で確認するのが無難です。また、一度ANAのマイルに交換したポイントはVポイントに戻すことはできません。キャンセルの仕組みはありません。
2月2日に交換手続きを行い、2月4日にANAのサイトにログインしたら、マイルがGU(ギャップ・アップ)となっていました!

今回は2日間で移行が完了しました。2月4日は土曜日なので、もしかすると2月3日は既に完了していた可能性もあります。
内容欄は「ティーポイント 移行マイル」と書かれていました。Vポイントではなく、ティーポイントでした^^
しっかりと5万マイルが加算されています。これは嬉しいです。ANAマイラーでしたら、VポイントをANAマイルに移行することを検討しえます。

これでめでたく10万マイルを超えました。個人的には普通に飛行機に乗って10万マイルを突破するのはミッション・インポッシブルですので、やはり陸マイル活動のパワーは大きいと思います。
JRキューポ経由で交換するとさらにお得

2019年3月25日からは、500ポイント以上1ポイント単位で、VポイントをJRキューポと等価交換できるようになりました。
JRキューポはJR九州のポイントプログラムですが、九州に住んでいない方にとってもメリットが大きいですよ!
JQセゾンみずほルートを活用すれば高レートでANAマイルに移行可能である点が特徴です。
Vポイント→JRキューポ→Gポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。

JRキューポをザクザクと得られるクレジットカードは、JQ CARD エポスゴールド、JQ CARDセゾン等のJQカードです。
特におすすめなのは最大2.1%ANAマイル還元を実現するJQ CARD エポスゴールドです。詳細は以下で徹底的に解説しています。

まとめ
VポイントをANAマイルに交換するのに必要な時間は数分程度であり、手間もほとんどかかりません。1年に1回、定期的に交換していけば十分に許容範囲です。
VポイントはANAマイラーにとって嬉しい共通ポイントです。加盟店で貯めていくとマイルの上積みが可能となります。
交換レートは50%となっており、ポイントからマイルへの交換としては標準的です。500 Vポイントを250 ANAマイルに移行できます。

マイル以外の使い道としては、1ポイント1円で加盟店で使う他、ウエルシアがお得です。
ウエルシアを使う機会がある方であれば、毎月20日はウエルシアの「お客様感謝デー」で、会計にてVポイントを200ポイント以上利用すると、なんと1.5倍のお買物ができます(いわゆるウエル活)。
例えば、Vポイント200ポイントを使うと、300円分の買い物ができます。お会計が378円だった場合、200ポイントと78円で決済できます。2,000ポイント利用したら3,000円分となります。
面白いところでは、SBI証券での投信購入に利用することも可能です。

Vポイントを使っていくと期間限定のVポイントが付与されることがあります。その際の消化方法については以下にまとめています。

Vポイントを現金化する方法については、以下にまとめています。

その他、Vポイントについては以下で徹底解説。Vポイントカードを提示するとリアルの店舗で使えます。

Vポイントが貯まりやすいクレジットカードは以下に集約しています。

特に基本1%・日曜は1.5%のVポイントカード Primeがおすすめです。
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のVポイントを得られたのが嬉しかったです。Vポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
Yahoo! JAPANカードはPayPayカードにリニューアルされて、Vポイントは貯まらなくなりましたが、Yahoo!ショッピング・LOHACOで3%還元となってお得です。

クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「ネット通販でお得なカード」として現PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)を挙げられていました。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのネット通販で得するクレジットカードとして挙げていらっしゃいました。

現PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)はクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。


その他、お得なクレジットカードの入会キャンペーンが多数開催されています。

TSUTAYAをよくご利用する方は、Tカードプラスがおすすめです。年会費が無料で、TSUTAYAでお得な仕組みが満載のクレジットカードです。
TSUTAYAのお会計でTカードプラスを提示するだけで、共通ポイントのVポイントが3倍~5倍となり、還元率1.5%~2.5%となります。
Tカードプラスを提示して高還元クレジットカードで決済すると、破格の還元率となります。TSUTAYAをよく利用する方にはおすすめです。
TSUTAYAの会員証の機能があり、レンタル更新の手続き・レンタル更新費用は一切不要です。毎年自動更新されます。

ニッセンをよく使う方はn,カードJCBがお得です。

東京電力も、電気料金に応じてVポイントが付与されます。東京電力の新プランについては以下で徹底解説しています。

新電力のENEOSでんきでもVポイントが貯まります。電気料金でも共通ポイントが得られる時代になりました。

ANAマイルを貯めている方におすすめのクレジットカードは、ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)です。
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボを活用して繰り上げ返済の手間をかけると、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となります。

ANAカードの中では、ANA VISAカード、ANA Mastercardが、ソラチカカードとの併用でマイル付与率を格段に上げることができて魅力的です。
年会費80,000円~155,500円(税込)のANA プラチナ・プレミアムカードを除くと、ANAカードの中ではお手軽に高還元にできます。
少額のリボ払いを発生させてマイ・ペイすリボを活用すれば、最大で1.3%還元になります。
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。

ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。

ANAアメックスは、年会費を超える還元を受けることも可能なアメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
年会費が上がってゴールドカードでもOKで、コンビニATMでの繰り上げ返済に抵抗がある場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。

会員サイトで手続きできる特定の支払い方法の活用で、年会費は10,500円(税抜)となり、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。

ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。

よりANAに搭乗する機会が多い場合は、ANAプラチナ・プレミアムカードも候補となります。
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。

ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。

以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。


ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。

クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。

利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。

レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。

株主優待でもVポイントが貯まります。ウエルシアホールディングス(3141)の株主優待でVポイントが得られます。
東証プライム上場企業であり、権利確定日は8月末です。100株以上3,000ポイント、500株以上5,000ポイント、1000株以上10,000ポイントが得られます。
ただし、株式は当然に価格変動リスクが有ります。株価が下落して損してしまうのは避けたいですよね。
そこで株価変動リスクを回避して少々の手数料で株主優待を取得できる技があります。SBI証券、松井証券、楽天証券、三菱UFJ eスマート証券などでの一般信用取引を活用したクロス取引です。
クロス取引・つなぎ売りについては以下で徹底解説しています。

SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。

口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。

SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
SBI証券の口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
制度信用クロスはSBIネオトレード証券の活用を検討し得ます。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。やはり手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
2015年2月24日からは、1マイルからANA SKYコインに交換できるようになったので、ANAマイルを無駄なく消化できるようになりました。
ANA SKYコインは、ANAのWebサイトで航空券・旅行商品の支払いに使える電子クーポンです。
他にも、ANAマイルを1マイル1円単位で、ネット通販の「ANAショッピング A-style」で使えます。ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワイン等が魅力的です。
JALの2,000マイルでスタジオアリス撮影券、通販サイトで使用できるクーポン、カタログギフトクーポン等と交換できる制度(JALミニマイル特典)も良い制度ですが、1マイルから交換できるANAのマイル制度も良いシステムです。
