かつてVポイントをJALマイルに交換すると著しく低いレートとなり、妙味がありませんでした。
しかし、現在は合格水準のレート(50%)でJALマイルに移行することが可能であり、JALマイラーにとってより一層便利になっています。
VポイントからJALマイルへの交換方法について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
Vポイント→JALマイルへの交換方法の概要
Vポイントは、JRキューポ、Pontaポイントを間に挟むことで、JALマイルに50%のレートで移行できます。
簡潔に結論から申し上げますと、以下のルートで実現しています。
- Vポイント→JRキューポ
- JRキューポ→Pontaポイント
- Pontaポイント→JALマイル
この「Tキューポンタルート」の対象は通常のVポイントのみであり、期間固定VポイントやPayPayポイントは対象外です。
なお、必要なのはVポイント・JRキューポ・Ponta・JALのアカウントのみであり、JQ CARD、JALカードは不要です。
Vポイント→JRキューポ
まずはVポイントをJRキューポに交換します。
JRキューポはJR九州の共通ポイントであり、東日本のJRE POINT、西日本のSポイントのようなポイントプログラムです。
JR九州の列車、電子マネーSUGOCA、クレジットカード「JQ CARD」、他のポイントからの交換などで貯められます。
基本的には九州在住者向けのポイント制度ですが、とあるポイントを自分が好きなポイントに交換したい方や、マイラーの方にとっては使い勝手が良いポイントです。
実際に私は九州に住んだことはありませんが、JRキューポを地元のポイントのように愛しています。
VポイントからJRキューポには、500ポイント以上・1ポイント単位で等価交換できます。移行完了までに必要な期間も概ね2~4日程度と優秀!
TサイトのJRキューポ交換ページにアクセスして、「TポイントからJRキューポに交換する」を選択しましょう。レスポンシブデザインなので、PCでもスマホでも同一の流れです。
Yahoo! JAPAN IDでログインすると「JR九州Web会員認証」画面が出るので、JR九州の認証ID(メールアドレス)、パスワードを入力して「本人認証」という赤色のボタンを選択します。
「キューポポイントへの交換申請」という画面になるので、交換するVポイント数、Tカード番号、文字認証を入力して、「確認する」という青色のボタンを選択すればOKです。
なお、500ポイント未満の数字を入力すると、「交換するVポイント数が下限ポイントを下回っています。(STKIp1442001_04_EO)」というエラーが出ます。
500ポイント以上を入力すると確認画面が出るので、「交換を申請する」というオレンジ色のボタンを選択すれば完了です。17,636ポイントを一気に交換しました!
交換手続きが完了したらメールでも連絡が届くので安心・安全です。
交換申請後、申請を取り消すことはできません。また、交換完了まで新しい交換申請が不可能となります。
JRキューポ→Pontaポイント
JRキューポの最大のメリットは、豊富な交換先が用意されている点です。
特にパワーが大きいのはGポイントであり、JRキューポ→Gポイント→各種ポイントというルートが開通して、一気に利便性がUPします。
Gポイントはビッグローブと三井住友カードの子会社が運営しているポイント制度です。大手企業グループが運営しており、長い実績があるサービスですよ!
怪しい業者ではないのでご安心ください。ビッグローブの親会社はKDDIなので、Gポイントは大手通信事業者のグループに属していると評価できます。
JALマイルへの交換の場合は、JRキューポ→Pontaポイントに移行するのが最適解となります。
JRキューポは500ポイントからPontaポイントに等価交換できます。移行期間も約1週間であり、本当に急いでいる時以外は問題ない時間差です。
JRキューポ→Pontaの交換にはクレジットカード「JQ CARD」は不要。JRキューポ→GポイントはJQ CARDが必要です。
JRキューポの会員ページにログインし、「メニュー」を選択して、「JRキューポをつかう」をタップします。パソコンの場合は右サイドバーにあります。
そして、画面下部の「提携ポイントに交換」を選択して、次ページのVポイント欄から交換手続きが可能です。
Pontaポイント→JALマイル
PontaポイントはJALマイルに50%の交換レートで移行できます。交換で半減してしまいますが、共通ポイントからマイルへの交換としては標準的な水準です。
手続きから交換完了まで必要な期間は1週間程度と優秀な水準で利便性が高いです。詳細は以下で精緻に分析しています。

Ponta→JALマイルは50%が基本ですが、たまにボーナスマイルが付与されてお得なレートで交換できるキャンペーンが開催されることがあります。
これまでは+20%のJALマイルをボーナスで得られて、交換レートが60%になったことがあります。例えば10Pontaポイントを6JALマイルに交換できました。
以前は3月に開催されたことがあり、そのタイミングで一気に交換したことがあります。
なお、JALマイルに最速で交換できるのはビックカメラのビックポイントです。最短で2日程度とパワフルなので、急いでいる緊急時にはおすすめですよ!

Vポイント→JALマイルへのお得な交換方法まとめ
VポイントはJRキューポ、Pontaポイントを介することで、50%のレートでJALマイルに交換できます。
- Vポイント→JRキューポ(1対1)2~4日程度必要
- JRキューポ→Pontaポイント(1対1)1週間程度必要
- Pontaポイント→JALマイル(2対1)1週間程度必要
Vポイントを目減りすることなく、等価交換でJRキューポ、Pontaに移行できるのがキーファクターとなります。
クレジットカードのJQ CARD、JALカードは不要で、Vポイント、JRキューポ、PontaのアカウントがあればOKです。
最後のPonta→JALマイルの交換レートは半減してしまいますが、通説に則り1マイルの価値を2円と考えるとトントンとなります。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~6円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
VポイントとJALマイレージバンクを上手く活用して、お得に旅を満喫しちゃいましょう!
日本航空のフライトを更にお得にするためには、JALカードの活用がおすすめです。
JALカードは、ショッピングマイル、フライトボーナス、毎年初回搭乗ボーナス、アドオンマイルなど、カード利用でザクザクとJALマイルがたまる仕組みがあります。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
JALは定時到着率が高く、ライバルのANAと比較しても良い数字を継続的に残しています。

JALカードは株式会社ジャルカードがJCB、三菱UFJニコス、ビューカード、東急カード、小田急カード、三井住友トラストクラブと提携して発行・運営しています。
国際ブランドはJCB、VISA、Mastercard、American Express、Diners Clubの5大ブランドを網羅しています。
JALカードは普通カードでも2,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、キラリと光るエクセレントな魅力を備えており、高い価値があります。
「損して得取れ」の典型例であり、コスト以上に卓越したベネフィットを享受でき、年会費を支払ってもそれ以上にお得になります。JALカードの種類は下表のとおりです。
カード名 | 発行会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
JAL・JCBカード | JCB | JCB | |
JALカード OPクレジット | JCB、小田急カード | 小田急ポイント | |
JALカード Suica | JCB、ビューカード | Suica | |
JALカード DC (Visa/Mastercard) | 三菱UFJニコス(DCカード) | Visa Mastercard | |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | 三菱UFJニコス(DCカード)、 東急カード | Visa Mastercard | TOKYU POINT |
JALアメックス | 三菱UFJニコス | Amex | |
JALダイナースカード | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
ショッピングマイル・プレミアムに加入すれば1%JALマイル還元となり、JALカード特約店なら2%還元となってファンタスティックです。JAL旅行積立でもショッピングマイルを獲得できます。
ランクはJAL 普通カード、JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JALカード プラチナの4段階となっており、上位カードになると充実のベネフィットを享受できます。

アドオンマイルというJAL航空券が高還元になる仕組みもあり、JALアメックス CLUB-Aゴールドカードなら3%、JAカード プラチナなら4%還元となります。
また、フライトボーナスマイルもあり、搭乗ごとに普通カードは+10%、CLUB-Aカード以上は+25%のボーナスマイルを得られます。
おすすめのJALカード
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード:メインカードとしてJALカードを活用する場合で年100万円以上使う方
- JALカード プラチナ:JALの搭乗頻度が多い方、定期的にJGCプレミア獲得のJGP修行を行う方
- JAL普通カード:フライトの頻度が多くない方
- JAL CLUB-Aカード:プラチナカードよりコストを抑えたい方、低コストでJGCカードを維持したい方
- JALアメックス CLUB-Aゴールドカード:JAL航空券3%・手荷物無料宅配に魅力を感じる方
私もJALカードをフル活用しており、旅行や出張の移動をお得で快適なものにすることが可能になっています。

JALカードのような良いクレジットカードを使えば、長い目で見ると10万円・20万円といったリターンを得られます。
空前の低金利の時代には、JALカードのお得度は絶大な威力があります。バリューが高い生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
公式サイトJALカード 公式キャンペーン
なお、JALカード特約店以外では、JALカードのショッピングマイル還元率は1%です。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムというクレジットカードはJALマイル還元率1.25%であり、一般加盟店ではJALカードよりも高還元です。
カードの保有枚数が増えてOKならば、JALカードの他にマリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有して使い分けると、最強にJALマイルを効果的に獲得することが可能になります。
JALカード特約店ではJALカード、非特約店&WAON加盟店ではJMB WAON、その他の一般加盟店ではマリオットボンヴォイアメックスプレミアムを使うと、最高にJALマイルを効率的に得られます。
280万円のカードショッピングでJALカードよりも7,000マイル多く獲得でき、「どこかにマイル」で国内線往復特典航空券と交換できるようになります。
こうして考えるとたかが0.25%と侮れないインパクトがあります。しかも付帯特典が充実しています。
主な特典
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与
- Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能(年400万円以上のカードショッピング)
- 宿泊実績が年15泊プレゼント
- 世界中で利用可能な5万ポイントの無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上のカードショッピング&継続で)
- 無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能(5万ポイント+α)
- ザ・リッツ・カールトンとセントレジス2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット(1米ドル115円だと11,500円)
- 海外旅行の手荷物無料宅配サービスは羽田空港も対象(羽田・成田・中部・関空)
なんといっても素晴らしいのは、通常は年50泊必要なプラチナエリート資格をカードショッピングで獲得・維持できる点です。

15泊分の宿泊実績は、ライフタイムプラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリート獲得に役立ちます。
ウェスティンホテル東京、マリオット東京、セントレジスホテル大阪、クラブラウンジが秀逸なザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションなどのホテルにお得に宿泊できます。
持っているだけで、上級会員であるマリオット ボンヴォイのゴールドエリート会員の資格も得られます。
主なメリット
- 無料の部屋アップグレード
- 14時までのレイト・チェックアウト
- 宿泊で得られるポイントが1米ドルごとに12.5ポイント(+25%のボーナスポイント)
- ウェルカムギフト(マリオットボンヴォイのポイントプレゼント)
宿泊実績を積めばヒルトン・オナーズのゴールド会員ともステータスマッチが可能です。
マリオットのプラチナチャレンジという制度を利用するか、マリオットボンヴォイアメックス プレミアムカードの保有&利用で、Marriott Bonvoyのプラチナエリート会員資格も容易に取得できます。

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
年1回の無料宿泊(2名分)では、休前日だと年会費を上回る宿泊費のホテルに無料で宿泊できてしまいます(日本のマリオットのホテル一覧)。
三連休、ゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期で、ホテル代が高い時に利用しています!
過去の無料宿泊の実績
- 伊豆マリオットホテル修善寺:40,692円(税・サ込。以下同様)
- ウェスティン都ホテル京都:60,929円
- ルメリディアン台北:39,571円
- HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション:133,798円(現在は対象外)
- メズム東京、オートグラフ コレクション:53,555円
- JWマリオット奈良:54,331円
- W大阪:70,963円
- ニューヨーク・マリオット・マーキス:トップオフ利用+1万ポイントで101,515円
私はマリオットボンヴォイアメックスの年会費を、年1回の無料宿泊のみで回収しています。
もちろん無料宿泊時もゴールドエリート特典である客室アップグレード・レイトチェックアウト・ボーナスポイント等を享受できます。

マリオットボンヴォイアメックスは、お得な入会キャンペーンを開催しています。

ポイントはお得に航空マイルへ交換できますし、高級ホテルへの無料宿泊にも使えます。コスパが最強のアメックスであるマリオットアメックスへお得に入会できる特典です。

国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
おまけ:VポイントはANAマイルへの交換だともっとお得
Vポイント→JRキューポ→Gポイント→JQ CARD セゾンのJRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
ANAマイルの場合は、JALマイルよりも高レートで交換できてスペシャル。Vポイントは日本を代表するビッグ2のマイレージの両方へお得に移行できますよ!
Vポイントは70%の交換レートでANAマイル、50%のレートでJALマイルに移行できるので、九州非在住者でもマイラーにとってはエレガントな制度です!
特典航空券に向けて劇的な加速を成し遂げられて、順風満帆・視界良好で新たな地平へと雄飛することが可能になります。
Vポイント→ANAマイルの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
