新規上場!エスユーエスのIPOの初値予想

更新日: IPO

エスユーエス

エスユーエス(6554)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2017年8月28日(月)~9月1日(金)、上場日は2017年9月13日(水)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,220円(1単元22.2万円)です。仮条件は2,220円~2,300円と上振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,300円となりました。予想PERは13.9倍、予想PBRは3.55倍(BPS 648.72)です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 4,400〜5,000円→8/31に上方修正:4,600〜5,300円(仮条件の上限比+100.0%~+130.4%)
  • 3,700〜4,200円(仮条件の上限比+60.9%~+82.6%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 5,300円(公開価格比+130.4%)
  • 5,000円(公開価格比+117.4%)

エスユーエスは技術者派遣に特化した技術者派遣事業を主たる事業としており、コンサルティング事業、Web関連サービス(各種システム開発等)、就労移行支援事業(スキルアップスマイル)等を行っています。

監査法人は有限責任あずさ監査法人で、本社所在地は京都市下京区四条通烏丸東入ル長刀鉾町8 京都三井ビルディング5階です。

エスユーエスとは

技術者派遣事業

エスユーエスは、主として技術者の人材派遣に特化した技術者派遣事業を展開しています。

国内には京都本社、東京支店、大阪支店、名古屋支店、岡山支店、横浜営業所、神戸営業所の7拠点を有しています。

大手メーカーやシステムインテグレーター等を顧客としています。システムインテグレーターとは、情報システムの企画、設計、開発、構築、導入、保守、運用などを請け負う企業のことです。

エスユーエスは以下4分野において、個々またはチームで派遣するか、業務請負等にてサービスを提供しています。

ジャンル内容
IT分野アプリケーション開発(汎用機系・組み込み系・制御系)、システム開発、Webシステム開発、ネットワーク設計・構築、サーバー設計・構築、分析、検証、評価、システムの企画・提案、コンサルティング等
機械分野機械設計、機構設計、制御設計、金型設計、筐体設計、光学設計、CADオペレーション、解析、評価、製造、品質管理、品質改善、生産管理、保守業務等
電気/電子分野回路設計、LSI(大規模集積回路)設計、制御設計、ファームウェア設計、半導体設計、プロセス制御、装置の組み付け、解析、評価、保守業務等
化学/バイオ分野金属材料開発、電子材料開発、燃料電池素材開発、リサイクル素材開発、半導体製品の要素技術開発、医療品の研究・開発、応用微生物研究、分析、評価等

エスユーエスは技術者を正社員として雇用し、専門性を追求するキャリアパスを示すとともに、テクニカルスキルだけではなくヒューマンスキルの育成が重要との認識のもと、人材育成を行っています。

なお、制度開始初期よりプライバシーマークを取得し、個人情報、機密情報に関する研修や指導を行っています。

エスユーエスが行う事業の契約形態には、派遣契約、請負契約等があります。主として派遣契約を顧客企業と締結していますが、一部では請負契約で対応しています。

派遣契約の特徴は、派遣労働者の雇用者(エスユーエス)と使用者(派遣先企業)とが分離している点です。

派遣労働者は使用者(派遣先企業)の指揮命令を受け、労働に従事します。

請負契約は、エスユーエスが顧客企業から業務を受託し、その業務遂行の指示や技術者の労務管理等について、一切の責任をエスユーエスが負い、仕事を完成させ成果物を納品するものです。

コンサルティング事業

コンサルティング事業では、HRM分野を強みとして顧客企業の経営上の課題に対する課題分析・戦略/方針立案を支援するビジネスコンサルティングサービスを展開しています。

HRMとは「Human Resource Management」であり、組織における採用、配置、動機付け、人事制度設計、組織設計、教育・訓練等の包括的な管理手法です。

特にERP分野においてERPソフトウェアパッケージを用いたコンサルティング、導入支援、運用・保守、及びカスタマイズ・開発を行うシステムコンサルティングサービスを行っています。

ERPとは「Enterprise Resource Planning」であり、企業の持つ様々な資源(人材、資金、設備、資材、情報など)を統合的に管理・配分し、業務の効率化や経営の全体最適を目指す手法、またそのために導入・利用される統合型業務ソフトウェアパッケージのことです。

また、エスユーエス及び株式会社イーアセスメントにてHQProfile等のアセスメントツールの販売・カスタマイズを行っています。

テクニカルスキルだけではなく、ヒューマンスキルの育成が重要との認識のもとHQProfile等のツールを活用した研修・コンサルティングを行っています。

その他事業

その他、Web関連サービス(各種システム開発等)、就労移行支援事業(事業所名:スキルアップスマイル)等を行っています。

スキルアップスマイルは株式会社ストーンフリーが担当しています。

従業員数は1,239名、平均年齢は28.8歳、平均勤続年数は3.1年、平均年間給与は368.4万円です。


エスユーエスのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、運転資金、設備資金、借入金の返済に充当する予定です。

  • 運転資金:事業拡大に資する人材を採用するための広告宣伝費及び技術社員教育のための教育研修費
  • 設備資金:事業規模の拡大のための新規拠点の新設

エスユーエスの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度もあるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

エスユーエスの業績推移

営業キャッシュフローは包括利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

連結での主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。前期の自己資本利益率(ROE)は87.6%であり、自己資本比率は21.8%です。

回次第17期第18期
決算年月平成27年9月平成28年9月
売上高(千円)4,500,2965,498,314
経常利益(千円)114,089360,993
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)3,651250,848
包括利益(千円)4,845251,543
純資産額(千円)177,353425,780
総資産額(千円)1,468,5341,901,718
1株当たり純資産額(円)89.64233.94
1株当たり当期純利益金額(円)2.06141.72
自己資本比率(%)10.821.8
自己資本利益率(%)2.387.6
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)98,751412,227
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△78,202△82,296
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△27,24011,466
現金及び現金同等物の期末残高(千円)578,558919,955
従業員数(名)1,0301,094

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第14期第15期第16期第17期第18期
決算年月平成25年
3月
平成25年
9月
平成26年
9月
平成27年
9月
平成28年
9月
売上高(千円)2,517,9381,437,6283,390,5994,282,1515,306,632
経常利益(千円)84,47347,050182,314136,518366,786
当期純利益(千円)16,814△66,41653,153△45,955268,229
資本金(千円)91,50091,50091,50091,50091,500
発行済株式総数(株)18,30018,30018,30018,30018,300
純資産額(千円)215,500143,773196,927143,891412,121
総資産額(千円)1,123,9701,293,6831,350,6791,393,0101,886,755
BPS(円)12,1758,122.8211,12581.29232.84
1株配当(円)300400
EPS(円)949.95△3,7523,003△25.96151.54
自己資本比率(%)19.211.114.610.321.8
自己資本利益率(%)8.131.296.5
配当性向(%)31.613.3
従業員数(名)5156117869971,085

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年は長らくTOPIX・日経平均と比較すると軟調な展開でしたが、日銀の金融政策決定会合で、日経平均ETFの買い入れ額を減らしてTOPIXを増やしたのを契機に、東証マザーズも動意づきました。

トランプ氏が米国大統領選で勝利したことで大暴落となったものの、翌日以降は急速に反発して、それ以降は堅調な推移となっています。

特に2017年に入ってからモメンタムに加速がつき、3月中旬以降は急調整したものの、急激に切り替えしました。

足元では反落して軟調な展開となっています。一時的な調整で反発したら、IPOにおいて追い風です。逆に調整が継続したら向かい風となります。

東証マザーズ指数のチャート(2017年5月10日~2017年8月9日)
(※マネックス証券より)

上場規模

エスユーエスのIPOの規模は最大で約9.0億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は323,000株、売出株式数は31,000株、オーバーアロットメント(OA)は53,100株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約20%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約9%です。

売出人及び貸株人である齋藤公男、株主である大槻哲也、岸本義友、小林孝史、浅野真輝、中島彰彦、八木武及び西田豊昭には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、売出人である後藤国彦及び植村誠、株主であるセファテクノロジー株式会社、ジャフコV2共有投資事業有限責任組合、奥直彦、照井直哉、石原大幸、株式会社インテリジェンスオフィス、東宇泰明、ジャフコV2-W投資事業有限責任組合、ジャフコV2-R投資事業有限責任組合には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

上記のほか、エスユーエスは、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、新株予約権の割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名保有割合ロックアップ
齋藤公男57.96%
セファテクノロジー(株)5.47%
ジャフコV2共有投資事業有限責任組合5.02%
(株)エスユーエス2.98% 
大槻哲也1.64%
奥直彦1.51%
後藤国彦1.49%
植村誠1.41%
岸本義友1.29%
小林孝史1.21%

初値予想

エスユーエスの事業は、技術者派遣に特化した技術者派遣事業、コンサルティング事業、Web関連サービス(各種システム開発等)、就労移行支援事業ということで、IPOにおける業種の人気度は比較的高めです。

約9.0億円という上場規模は東証マザーズとしても小型です。上位株主にはVCが名を連ねていますが、ロックアップがかかっています。

予想PERは13.9倍、予想PBRは3.55倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2136ヒップ7.931.621.54%
2154トラスト・テック27.859.471.65%
2163アルトナー16.664.431.93%
2186ソーバル20.473.092.28%
2458夢テクノロジー74.733.242.88%
2475WDBホールディングス18.964.660.64%
2479ジェイテック25.852.260.94%
4641アルプス技研16.972.983.16%
6028テクノプロ・ホールディング22.156.072.30%
9744メイテツク20.163.783.12%

野村證券が主幹事であり、足元では野村主幹事銘柄は初値売り抑制令によって初値が高くなる傾向があります。

売出がほとんどない点はプラス材料です。東証マザーズの5億~10億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ユニフォームネクスト:+137.1%
  • Fringe81:+133.1%
  • ビーブレイクシステムズ:+361.1%
  • アセンテック:+197.5%
  • 旅工房:+173.7%
  • テモナ:+215.7%
  • 力の源ホールディングス:+271.7%
  • ファイズ:+220.8%
  • フォーライフ:+31.6%
  • グレイステクノロジー:+130.0%
  • イノベーション:+214.1%
  • リネットジャパングループ:+92.9%
  • G-FACTORY:+54.3%
  • シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
  • チェンジ:+149.9%
  • バリューデザイン:+111.5%
  • カナミックネットワーク:+186.7%
  • デジタルアイデンティティ:+88.3%
  • ストライク:+125.9%
  • ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
  • はてな:+278.1%
  • ソーシャルワイヤー:+56.9%
  • アークン:+262.1%
  • 鎌倉新書:+180.6%
  • ネオジャパン:+401.7%
  • パートナーエージェント:+217.5%
  • ピクスタ:+34.8%
  • べステラ:+25.0%
  • パルマ:+70.5%
  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • プラッツ:+70.2%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%
  • ヒューマンウェブ:+11.7%
  • コラボス:+137.6%
  • ALBERT:+115.7%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。


主幹事は野村證券です。その他は、西村証券、いちよし証券、岩井コスモ証券、エース証券、SBI証券、極東証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券322,30091.05%
西村証券7,1002.01%
いちよし証券7,1002.01%
岩井コスモ証券3,5000.99%
エース証券3,5000.99%
SBI証券3,5000.99%
極東証券3,5000.99%
マネックス証券3,5000.99%

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

過去のIPO初値予想の履歴

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%

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