数多くのオンライン証券の中で日本で一番人気のネット証券はSBI証券です。
口座開設数(430万)、NISA口座数(100万)はネット証券NO.1(2018年6月末現在)です。国内株式の個人売買代金シェアもNo.1(2019年3月期第1四半期/2018年4月~2018年6月)です。
「2019年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」でも1位を受賞しており、なんと12度目の1位となっています。
直近のSBI証券の動向について中の人に取材しようとしたところご快諾いただいて、この度は株式会社SBI証券 経営企画部の緒方さん、商品開発部の稲場さん、投信・債券部の仲岡さん、コールセンターの竹内さんに取材しました!
目次
更なる高みに昇りつめているSBI証券
まつのすけ:ネット証券で唯一となる「証券総合口座430万口座突破」と「NISA 100万口座突破」おめでとうございます。
主要ネット証券5社の証券総合口座数の推移を見ると、美しい右肩上がりになっており、しかも増加スピードも他のネット証券と比較して素晴らしいです。
改めてユーザーから支持されてきた点、あるいは強みや人気があるところは何でしょうか?
緒方さん:ありがとうございます。株式の現物及び信用取引の手数料引き下げ、ロボットアドバイザーの提供などのサービス拡充、コールセンターを始めとするサポート体制強化など、さまざまな施策を行ってきた結果、多くのお客様に支持していただくことができたと考えております。
まつのすけ:「地方創生」プロジェクトとして、多数の地銀との提携を進めていますね。内容と狙いについて教えてください。
緒方さん:顧客便益性の高い多様な金融商品・サービスの提供を通じ、地方のお客様一人ひとりの資産形成をサポートするために提携を進めています。
まつのすけ:平成29年6月21日には、「SBI証券の顧客中心主義に基づく業務運営方針」を発表なさいました。企業理念などとは別に設定した趣旨について教えてください。
緒方さん:当社が今後さらなる「顧客中心主義」の徹底を図るための、お客さまへのお約束として方針を定めました。
具体的には、「お客さまの最善の利益の追求」、「利益相反の適切な管理」、「手数料等の明確化」、「重要な情報の分かりやすい提供」、「お客さまにふさわしいサービスの提供」、「従業員に対する適切な動機づけの枠組み等」という6つの方針とアクションプランを定め、定期的に取り組み状況をご報告いたします。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。

国内株式の最新情報2018
まつのすけ:2017年9月4日約定分より、アクティブプラン約定代金合計額10万円以下の手数料が完全無料化されました。
また、2017年11月27日の約定分からは、最大約33%の大幅引き下げを実施しました。
ETFは大部分が1単元10万円以下ですし、個別株式でも1単元10万円未満の銘柄が増えてきました。より一層低コストで取引できますね。
稲場さん:若年層や投資初心者の方を中心に、少額から気軽に株式投資を始められる環境を提供するために、手数料の引き下げを実施いたしました。
まつのすけ:保有建玉の一括現渡機能が個人投資家の間で強いニーズがあり、これを実装したら、競合他社からかなり移ってくると思います。ぜひお願いできればと思います。いかがでしょうか。
稲場さん:当社でも一部のチャネルにおいて一括現渡機能の実装を準備しているところです。
大掛かりな開発になることから早急に対応することは難しい状況ではありますが、出来るだけ早く実装できるよう努めていきます。
まつのすけ:一般信用売りは無期限と15営業日だけではなく、3ヶ月や1年や3年といった期間で、制度信用売りができなかったり、無期限では提供できない銘柄が出てくるようになると非常に嬉しいです。
実は三菱UFJ eスマート証券の3年の一般信用売りが使い勝手がよく、事実上一社独占になっており、大口投資家はカブコムの愛用者が多いです。ここについてぜひご検討戴けると幸いです。
稲場さん:株主優待獲得のための一般信用の長期売りにニーズがあることは当社でも承知しており、期間や銘柄等の拡充を引き続き検討していきます。
投資信託の最新情報2018
まつのすけ:投信積立では毎日、毎週、各月、複数日など多様な設定が可能になりましたね。ユーザーニーズを踏まえたものでしょうか。
仲岡さん:毎月だけでなく、より細かく、自分に合った頻度で投信積立を利用したい、というご意見は、以前から度々お客様よりいただいておりました。
そうしたお客さまのお声にお応えする形で、複数のコースを増設いたしました。
実際、サービスリリース後は毎月以外のコースも多くのお客様にご利用いただいており、特に毎日コースは毎月に次ぐ人気となっております。
まつのすけ:投資信託の100円からの少額買付が可能になりました。実際に100円という方は多いのでしょうか。
仲岡さん:「投資がはじめて」というお客様の中には、感覚を掴むため、まずは100円で投資信託を購入してみる、というような方もいらっしゃるようです。
また、初心者、経験者を問わず、投信積立の毎日コースと併用して毎日100円ずつ分散投資する、という使い方をされるお客さまもいらっしゃいます。
まつのすけ:銀行自動引落サービスでは、積立金額だけではなく、自動引落金額を自由に設定できるようになりました。実際に銀行引き落としにしている方もいらっしゃるのでしょうか。
仲岡さん:投信積立をご利用いただくことの大きなメリットの一つが、「手間をかけることなく自動で時間を分散した投資が可能」という点です。
そのメリットを最大限活かす銀行引き落としサービスは、多くのお客さまにご利用いただいています。
また、積立引き落とし額を自由に設定できるようになったことで、様々な商品の購入に充てられるようになり、さらに便利にご自身の資産を管理していただけるようになったのではないかと思います。
まつのすけ:投信マイレージサービスでは、他社ではポイント付与対象外の低コストインデックス投信もポイント付与の対象になっています。投資信託を保有するならSBI証券がお得ですね。
仲岡さん:当社では、2,500本以上の銘柄が投信マイレージの対象になっています。ぜひ当社で投資信託を保有していただければと思います。

客観的に高く評価されているサポート体制
まつのすけ:HDI-Japan「問合せ窓口格付け」において7度目の「三つ星」を獲得されました。サポート体制が高く評価されていますね。具体的なサポート体制について教えてください。
竹内さん:当社では「不満ゼロへの挑戦」をセンタースローガンとして、お問合せいただく全てのお客様の不満、不安、不便を解消することを目標に掲げています。
証券会社という特性上、どうしても堅苦しいイメージを持たれるお客様も少なくありませんが、お客様の大切な資産をお預かりする金融機関としての品格を保ちながら、証券会社特有の堅さを感じさせない、どなたにも気軽にお問い合いただけるセンターを目指しています。
また、当社は未成年から80歳以上まで、非常に幅広い層のお客様にご利用いただいています。
お問合せいただくすべてのお客様にご満足いただくには、お客様の真のニーズをできるだけ早く、そして的確に把握することが重要だと考えています。
そのためには初期応対でお客様としっかりコミュニケーションをとる必要があります。
お客様の潜在的なニーズを引き出すため、コールセンター特有のトークスクリプトを廃止し、オペレーターが自分の言葉で自由にお客さまとお話をし、また、臨機応変に会話を進めていくことを推奨しています。
その水準を維持するためにも「電話対応コンクール」や「企業電話応対コンテスト」にも積極的にチャレンジし、電話応対と応対技能のレベルアップに切磋琢磨し、そこで得た経験を日々の業務に活かすことにより、すべてのお客さまにご満足いただけるよう、一層の努力を積み重ねております。
2018年のNISA・つみたてNISA
まつのすけ:NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文の導入も良い仕組みだと思います。経緯について教えてください。
仲岡さん:当社では、“積立”をお客さまの資産形成に有効なツールとして位置づけ、その普及に力を入れています。
その一環として、430万口座を超えるお客さまの、様々なニーズにお応えすることを目指しており、「NISA枠を使い切りたい」「課税枠を利用しても毎月一定額を発注したい」といった、積立をより便利に利用するためのご要望にお応えするため、これらのサービスをリリースいたしました。
まつのすけ:2018年より「つみたてNISA」が始まりました。既存のNISAとどちらにするか迷う方もいらっしゃるかもしれません。アドバイスを頂けますか。
仲岡さん:NISAとつみたてNISAでは、年間非課税投資枠、口座開設期間、投資対象商品などが異なります。
比較表を用意しておりますので、ご自身の投資スタイルに合わせてお選び頂ければと思います。
また、「簡単!NISA診断」というツールもご利用ください。5つの質問に答えるだけで、どちらが向いているかを簡単に診断いたします。

まつのすけ:つみたてNISAは商品で条件が設定されています。取扱商品はどのようになりますか。
鳴海さん:投資家の皆さまの幅広い投資ニーズにお応えすべく、長期投資に適しているつみたてNISAファンドとして承認された商品については、取り扱いの手続きが整い次第、順次ご提供する方針としております。
商品の詳細については、こちらのページからご確認ください。つみたてNISAの取扱商品は、随時拡充してまいりますので、ご期待ください。
まつのすけ:SBI証券のつみたてNISAでの投信保有はSBIポイント付与の対象なのでしょうか。
鳴海さん:つみたてNISAでご購入された投資信託についても、課税口座で購入した際と同様に、SBIポイント付与の対象となります。
まつのすけ:NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文はつみたてNISAも対象なのでしょうか。
仲岡さん:残念ながら課税枠シフト注文は、制度との兼ね合いもあり「つみたてNISA」でご利用いただくことができません。しかし「NISA枠ぎりぎり注文」はご利用可能です。
40万円というNISAよりも更に限られた枠だからこそ、その枠を有効に使い切ることのできる「NISA枠ぎりぎり注文」を、ぜひご活用いただきたいと思います。


SBI証券のiDeCoには新しくセレクトプランが登場して、従来のプランが「オリジナルプラン」となってどちらか好きな方を選べるようになりました。

その他充実のサービスの最新の動き2018
まつのすけ:外国為替保証金取引(FX)の新サービス「積立FX」は、証券会社でこのような機能を提供しているのはユニークです。どの通貨が人気がありますか。
稲場さん:1番人気は米ドルです。次に豪ドルや南アランドが人気です。
積立FXは、日々受け取れるスワップポイントが大きな魅力なので、米ドルだけでなく、高スワップ通貨の南アランドを一緒に積立する方も多いようです。
まつのすけ:金(ゴールド)・プラチナ取引も可能になりました。田中貴金属や三菱マテリアル等の専門業者にはなく、SBI証券で取引するメリットについて教えてください。
稲場さん:当社の金・プラチナ取引は、ネット証券ならではの手数料、スプレッドにて売買が可能です。
また、営業日の8:30から翌5:00までほぼ24時間取引ができ、価格も5秒毎に更新されますので、リアルタイム取引が可能となっている点は、ネット証券ならではだと考えております。
更には現地保管庫からの現物引出もWEB上で申し込み可能で、受付後、約1週間でご自宅まで配送いたします。
毎月1,000円以上、1,000円単位または1g以上1g単位の少額からの積立取引も人気です。



まつのすけ:2017年1月には取引所CFD(くりっく株365)も導入されました。昔は店頭CFDをご提供なさっていて一度サービスを終了していました。くりっく株365参入の狙いについて教えてください。
稲場さん:当社はこれまでも個人投資家の皆さまに多くの投資機会を提供するべく、豊富な商品ラインナップをご提供してまいりました。
店頭CFDはシステム提供会社の都合により、サービス停止になりましたが、サービス終了後から「くりっく株365」の提供を望むお声をいただいておりました。
それに加え、「くりっく株365」は投資初心者のお客さまでも理解しやすい優れた商品性(※)であることに着目し、取扱をいたしました。
取扱開始により、お客さまの幅広いニーズにお応えできるものと期待しております。
※くりっく株365の商品性の特徴は以下の5点です。
- 公的な取引所によるCFDだから公正で安心!
- 日経225がほぼ24時間、日本の祝日でもお取引が可能!
- 配当や金利の相当額も受け取れる!
- レバレッジ効果を利かせた少額からのお取引が可能!
- 取引の決済期限がないため、じっくり長期保有できる!

まつのすけ:WealthNavi、THEO+など日本で有名なロボアドバイザーサービスも導入なさっています。
マネックス証券は自前でマネラップを展開していますが、この分野は有名サービスと提携していくという方針でしょうか。
稲場さん:現在は「WealthNavi」、「THEO+」の2本柱で提供していますが、今後はお客さまへ様々な選択肢をご用意し、ロボアドもニーズに合わせて自由に選択していただく必要があると考えています。
サービス拡充は、当社での組成も含め今後検討していきます。
まつのすけ:その他、質問した項目以外で、これからのSBI証券の注目情報や、ユーザーへのメッセージをお願いします。
緒方さん:当社は、今後も「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」の提供に努めてまいります。引き続き、SBI証券をよろしくお願いいたします。
まとめ
再度SBI証券に取材して改めて感じたのは、顧客のニーズを汲み取って新しい仕組みを導入して、既存のサービスもユーザーにとって良いサービスへと次々に改善している点です。
国内株式取引手数料の引き下げ、投資信託購入での自由度拡大、秀逸なNISA・つみたてNISA・iDeCo、ロボアドバイザーサービス、その他新サービス導入は、いずれも素晴らしいものです。
SBI証券は日本におけるネット証券の先駆者として、「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供してきました。総合的に卓越した魅力があります。
手数料が安い、商品のラインナップが豊富の両方を高い次元で満たしています。どちらか片方ではなく、両面に秀でているのが素晴らしい総合ネット証券です。
短期のトレーディングから中長期投資まで、幅広い個人投資家がフル活用できます。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
以前にはSBI証券に取材に行き、株式会社SBI証券 商品開発部の杉本部長、稲場さんにインタビューしました。
杉本部長は以前にSBI証券のIPO引受け部門で活動していたことがある方です。IPOを知り尽くしたプロから、貴重なIPOに関するお話を伺えました!

続いて以下では、IPO以外のあらゆるサービスについても、株式・外国株式から投資信託、FXまで色々と聞き倒しています!


SBI証券は大手証券会社に引けをとらない幅広い商品ラインナップを取り揃えており、しかもコストは低いです。100万の資産運用でも大活躍します。
特に国内株式の手数料0円、PTS、IPO、立会外分売、つなぎ売りに使える一般信用売り、米国株、投信保有で付与されるSBIポイント(投信マイレージ)、住信SBIネット銀行との連携、CFD、金・プラチナ、銀取引、Vポイント投資には絶大なメリットがあります。

トレーディングに有用なサービス・取引ツールから、充実の投信積立、小口分散投資のテーマキラー!まで幅広いサービスを提供しています。SBIでの投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。
デイトレーダー、スイングトレーダー、バリュー投資家、グロース投資家、インデックス投資家などありとあらゆる投資家が有効活用できる、総合ネット証券です。
活用していくと、リターンが着実に向上します。私はSBI証券がなかったら困り果ててしまいます。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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SBI証券は証券総合口座だけではなく、iDeCoも大きな魅力があります。顧客の要望を汲み取ってサービスに活かしています。
運営管理手数料が無条件で無料という破格の安さ、豊富で優良な商品ラインナップが卓越しています。

初心者が迷いなく選べるようにロボアドバイザーのサービスも用意されており、どの商品を選んでいいか分からないという初心者への配慮もなされています。
顧客サポートの側面でもフリーダイヤルのコールセンターが土曜日も営業していて、忙しいビジネスパーソンにとって非常に便利です。

SBI証券のiDeCoには新しくセレクトプランが登場して、従来のプランが「オリジナルプラン」となってどちらか好きな方を選べるようになりました。

手数料が安い、商品のラインナップが優秀、サポートが充実のどれかは満たしている証券会社は多いものの、その全てを高い次元で満たしているのは素晴らしいことです。
とりわけ執行役員、社員の方とお話して感じるのは、仕事に一生懸命に取り組んでおり、労使一丸となってユーザーに最大限に有利なサービスを提供しようとしている点です。
SBI証券はiDeCoの先駆者であり、個人型確定拠出年金がマイナーな時期から、顧客の資産形成に資する制度であることからいち早く導入しました。
証券会社にとってiDeCoの収支は厳しくてほとんど収益が上がっていないそうですが、逆に言うと個人投資家にとっては極めて有利な制度です。
SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)は、顧客のニーズを正確に捉えて、ユーザーにとって良いクオリティの素晴らしい制度となっています。
No.1ネット証券らしい秀逸なクオリティであり、卓越した魅力があります。資産形成、節税に八面六臂の活躍を見せてくれます。