SBI証券がSBBO-X(エスビービーオークロス)取引を開始!対象になったので口コミ!

更新日: 証券会社 金融機関

Xという形の飛行機雲

SBI証券がSBBO-X(SBI Best Bid Offer -Cross)というサービスを開始しました。呼び名の愛称は「エスビービーオークロス」です。

国内株式の現物取引で「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」で発注した注文と、機関投資家の注文をマッチングして、取引所の立会外市場(ToSTNeT)で約定させる取引(ダークプール)です。

預かり残高1000万円以上のユーザーが利用でき、取引所よりも有利な価格で取引できるチャンスを得られて、現物取引手数料が安くなるのがメリットです。

デメリットは取引所での約定よりも不利になる可能性もある点です。

この度は第一弾の対象となりましたので、人柱になって使ってみます。実際に開始したら体験談に基づいて徹底的にレビューします。

SBBO-X注文とは

SBBO-Xの利用者が発注した国内株式現物取引のSOR注文を、SBIプライム証券が提供するマッチングシステムで、マーケットメイクを行う機関投資家の注文とマッチングするか判定を行います。

取引所の最良気配値より有利または同値でマッチングできる場合のみ、その数量をToSTNeT(東京証券取引所立会外取引)で執行します。

マッチングしなかった場合または注文の一部のみマッチングした場合、残数量は通常のSOR注文の流れとなります。

SBBO-Xのイメージ

SBBO-X判定を行う前に、金融商品取引所立会市場とPTS市場の気配を比較して、PTS市場が有利な場合は、PTS市場に発注します。

金融商品取引所立会市場の気配がPTS市場より有利、もしくは同等な価格の場合は全数量を、又は、PTS市場に一部のみ発注する場合は残数量をSBBO-X判定します。

国内取引所に上場する銘柄のうち、SOR対象銘柄がSBBO-X取引の対象となります。新規上場銘柄は初値がついた翌営業日より対象となります。

SOR注文(成行/指値)で発注したら、自動的にSBBO-X取引が発動されて、有利な価格で約定する可能性があります。新規注文のみで訂正注文は対象外です。

ブラウザの会員サイト、HYPER SBI、スマホ等のモバイルアプリ、コールセンターで利用可能です。

メリット

呼値の刻みが0.1円

SBBO-Xの呼値は取引所の呼値の概ね10分の1となっているため、取引所よりも有利な値段で約定する可能性があります。

株価SBBO-X取引所取引
TOPIX100以外TOPIX100
1,000円以下0.1円1円0.1円
1,000円超3,000円以下0.5円
3,000円超5,000円以下5円1円
5,000円超1万円以下10円
1万円超3万円以下5円
3万円超5万円以下50円10円
5万円超10万円以下100円
10万円超30万円以下50円
30万円超50万円以下500円100円
50万円超100万円以下1,000円
100万円超300万円以下500円
300万円超500万円以下5,000円1,000円
500万円超1,000万円以下1万円
1,000万円超3,000万円以下5,000円
3,000万円超5,000万円以下5万円1万円
5,000万円超10万円

手数料の割引

注文数量の全部または一部が「SBBO-X」で約定した場合、取引所・PTS約定分も含む全約定金額に対して、売買手数料のディスカウントがあります。

1約定ごとに手数料が決まるスタンダードプランの場合に割引があり、1日の約定代金合計のアクティブプランは割引対象外です。

SBBO-Xの利用対象の方の国内現物株式の売買代金等に応じて、通常毎月4つのランクに応じたSBBO-X取引手数料が適用されます。

SBBO-Xランクスタンダードプラン手数料からの割引率
PLATINUM(プラチナ)100%
GOLD(ゴールド)約50%
SILVER(シルバー)約20%
BRONZE(ブロンズ)約10%

通常時ランク別取引手数料(税抜)は下表のとおりです。

1注文の約定代金BRONZESILVERGOLDPLATINUM
~5万円44円39円24円無料
~10万円81円72円45円
~20万円95円84円53円
~50万円226円199円126円
~100万円438円388円244円
~150万円525円464円293円
~3,000万円832円735円464円
3,000万円超877円776円489円

各ランクの基準は非開示となっているため、おそらく相対評価であると予想します。

例えば上位5%がプラチナ・15%がゴールド・30%がシルバー・50%がブロンズといった割り振りになっている可能性があるでしょう。

ランクは前月の現物売買代金の額に応じて、当月の11営業日目から翌月10営業日目まで適用されます。

ブロンズでもこれまでの取引所・PTS取引よりもお得になります。

1注文の
約定代金
取引所
取引手数料
PTS
取引手数料
SBBO-X
取引手数料
~5万円50円(税込54円)47円(税込50円)44円(税込47円)
~10万円90円(税込97円)86円(税込92円)81円(税込87円)
~20万円105円(税込113円)100円(税込108円)95円(税込102円)
~50万円250円(税込270円)238円(税込257円)226円(税込244円)
~100万円487円(税込525円)462円(税込498円)438円(税込473円)
~150万円582円(税込628円)553円(税込597円)525円(税込567円)
~3,000万円921円(税込994円)876円(税込946円)832円(税込898円)
3,000万円超973円(税込1,050円)924円(税込997円)877円(税込947円)

SBBO-Xが開始する2018年4月2日から利用できるのは2018年2月28日の残高が1000万円以上の方です。法人口座も対象です。

2回目は3月末の残高で判定されて、4月の11営業日目から使えるようになります。

対象になったらSBI証券の重要なお知らせ画面に「SBBO-X」サービスご利用権獲得についてというメッセージが届きます。

SBI証券の重要なお知らせ画面(「SBBO-X」サービスご利用権獲得について)

そこから利用手続きを行うと使えるようになります。

SBBO-Xの利用申込画面

利用設定状況、ランクは、「口座管理」>「お客さま情報 設定・変更」>「お取引関連・口座情報」画面の「SBBO-Xサービス」で確認できます。

合わせて国内株式手数料プランも確認しましょう。スタンダードプランでないと割引は適用されません。

国内株式 SBBO-Xサービスの利用するへの変更手続き状況

対象外の場合は設定状況欄に「-」が表示されます。

国内株式 SBBO-Xサービス(非適用)

一度利用条件を達成すると、継続して約4ヵ月間、「SBBO-X」サービスを利用できます。


デメリット

手数料の割引はSBBO-Xで約定した場合のみ

SBBO-X取引の大きなメリットは手数料のディスカウントです。ただし、これは注文の一部がSBBO-Xで約定した場合のみです。

ToSTNeT市場(東京証券取引所立会外取引)を含む複数市場に跨って約定が成立した場合、例えば1000株の注文の内100株がダークプール、900株が取引所で約定した場合は、1000株全てに対して割引となります。

しかし、1000株の注文の全てがマッチングの結果、SBBO-Xで約定せずに、通常の取引所で約定した場合は、通常の売買手数料が適用されます。

貸借銘柄ですと結果的に信用取引で発注したほうが手数料が安かったというケースもあります。

アクティブプランは手数料割引の対象外

SBBO-X取引の手数料割引は1約定ごとのスタンダードプランのみです。

10万円以下手数料無料のアクティブプランは対象外となります。

結果的に取引所よりも不利になる可能性

システムエンジニア

ダークプールは証券会社内のシステムで投資家の売買注文をマッチングさせるものなので、東証のような透明性の高い取引所(リットプール)と異なり、価格や注文量などに不透明性があります。

価格の刻みが取引所よりも細かいため、特に新興市場で流動性が低い銘柄は、ダークプール活用で改善効果が生じる場合があると言われています。

日本では外資系証券が2007年に機関投資家に提供を開始して、2010年の東証の新システム稼働後から本格的に活用が進んでいます。

ダークプールでは外部から気配情報が見えないため、取引意図を秘匿したまま大口の取引が可能になります。

現在は国内株式の全取引のうち、5~6%がダークプール経由だと推定されています。

ダークプールと取引所との間にはタイムラグが生じるため、取引所の板情報が切り替わる瞬間にダークプールで取引が成立すると、結果的に取引所よりも不利な価格で約定する可能性もあります。

システム処理にかかる時間(いわゆるレイテンシー)、発注情報が機関投資家による高速売買に利用されること等で、不利になるリスクがあるのがSBBO-X取引のデメリットです。

1000万円以上の預かり資産が必要

SBBO-Xを利用できるのは、月末時点の預り資産(現物株式、投資信託、現金・ハイブリッド預金)が1,000万円以上の方のみです。円貨のみで貸株残高は対象外です。

保有株式の全てを貸株に出している場合や、ほぼ全てが外国株のような方は達成が難しくなります。

執行条件付注文、逆指値注文は利用不可

SOR注文(成行/指値)で発注した場合にSBBO-Xが適用されるので、執行条件付注文、逆指値注文は利用できません。

寄り、引け、不成、IOC、逆指値での発注ができないのはデメリットです。特に機械的に引け、不成で売買したい場合は不便です。

SBBO-Xで約定した履歴

実際にSBBO-Xを使ってみました。1,803円で売却注文を出したところ、PTS(X)で約定したことがあります。

SBI証券のSBBO-Xの約定履歴

結果的に手数料の割引だけを享受した結果に終わりました。

PTSでは約定せずに東証で約定するケースもあります。

SBI証券のSBBO-X注文で東証で約定した結果

まとめ

Xという形の飛行機雲

SBI証券がSBBO-X(SBI Best Bid Offer -Cross)というサービスを開始しました。呼び名の愛称は「エスビービーオークロス」です。

国内株式の現物取引で「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」で発注した注文と、機関投資家の注文をマッチングして、取引所の立会外市場(ToSTNeT)で約定させる取引(ダークプール)です。

預かり残高1000万円以上のユーザーが利用でき、取引所よりも有利な価格で取引できるチャンスを得られて、現物取引手数料が安くなるのがメリットです。

他方、結果的に取引所での取引よりも不利になる可能性もある点がデメリットです。

SBI証券のオフィスがある泉ガーデンタワー (3)

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  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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