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国債保有の新規制(新バーゼル規制)は大きな悪影響

更新日: マーケット・経済の分析 個人向け社債

これまでの国際規制では、自国政府が発行する国債は、リスクゼロとして計算されていました。

具体的にはバーゼル規制では、AAA~AAの国債と、自国通貨建ての自国国債を保有する場合、リスクウェイトはゼロとなり、多額の国債を保有していても、資本を積む必要はありませんでした。

しかし、新たな国際規制の導入が検討されています。


新規制の内容は、保有する自国国債をリスク資産とする(自国の国債にリスク・ウエイトをかける)ものです。わが国においても定期的に報道されており、直近では5月に日本経済新聞でありました。

日本の金融機関は大量の日本国債を保有しるのでタイヘンというニュアンスでの報道が多いです。

確かに、国内金融機関でも自国の国債保有にリスクウエイトが要求されるような新規制は、その内容によっては、国内金融機関に大きなネガティブ・インパクトがあります。

保有している国債にリスクウエイトがかかると、追加資本が必要となります。少なくても追加資本コストと同等のリスク・プレミアムが国債金利に織り込まれて、金利が上昇する可能性が高いでしょう。

日本国債消化に大きな悪影響が出る可能性がある問題です。


Photo by Adam Baker

複数のECB幹部が前向きのようですが、日本以外の国の政府・市場関係者からも大きな反発が出る問題ですので、あまりハードな規制にはならないような気がします。

現時点では気にする必要はないですが、議論の行方には注意を払う必要があるでしょう。

日本国債は鉄板の資金循環構造を背景とした盤石の環境が続いており、空売り勢は業火に焼かれる歴史が続いています。いかつい外国ファンドが雨後の筍のように損失を出し続ける光景は壮観ですらあり、ウィドウ・メーカー(未亡人製造機)とも称されています。

その日本国債の最大のリスクです。

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