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下手な難平(ナンピン)大怪我のもと

投稿日: 資産運用の考え方

難平とナンピンという文字を掲げる女性

ナンピン(難平)という投資戦略があります。購入した株式・REIT・ETF・投資信託などが値下がりしたら、買い増しして平均単価を下げる投資手法です。

「下手な難平(ナンピン)大怪我のもと」という相場格言があります。ナンピンを戒める言葉です。

ナンピン(難平)には一長一短があります。 勝率は上がるもののやられる時はでかいという欠点があります。ナンピンのメリット・デメリット、ナンピンするべきか否かについてまとめます。


ナンピンは漢字で「難平」と書きます。難平の「難」は難儀のことです。ナンピンをする局面というのは購入した株式・投資信託などが値下がりしている局面です。

ナンピンをすると購入単価が下がります。例えば、20万円で買った株が10万円に下がったところで、同じ株数を買い増すと、平均買い単価は15万円になります。

相場が右肩上がりの状況では、一時的に株価が下落してもやがて戻ることが多いため、ナンピンが成功する可能性が高いのがメリットです。

しかし、株価や基準価格が右下がりがしばらく続いてしまう状況だと、ナンピンしたらトータルの購入金額が膨らむため損失が大きくなります。

ナンピンをする際には、短期筋の投げ売りや大口のファンドの解約などによる一時的調整なのか、それとも本格的にファンダメンタルが変容したことによる「終わりの始まり」なのかを判断するのが極めて重要です。

幅広く分散されたインデックス投信・ETFであれば、無限ナンピンでいつかは報われる可能性があるという期待が抱けます。

しかし、個別株式だとレジーム・チェンジが発生した場合は時として戦慄的な大暴落がありますので、ナンピンが極めてハイリスクとなる場合があります。

株式投資で大ヤラレするのは膨らむ評価損をそのままにし、むしろ難平して傷口を広げるパターンです。「ナンピンは一切しない」というルールを設けてそれを忠実に守ると、大ヤラレするリスクは減少します。

もちろん一時的な需給で下落している場合は追加投資のチャンスです。一例としては、2014年下旬のVTホールディングスがあります。

特に悪材料がなく、ファンダに変化がないにもかかわらず、不可思議なほどに軟調な展開が一時的に続いていました。

VT HTをかなり組み入れいていた大口のファンドが解約されたなどの事情による売りが断続的に出ていたのかもしれません。こういう局面はナンピンが報われる場面です。

ナンピンしたくなったら、需給による一時的な下落であるか否かを丹念に検討し、一時的な下落と確信できない場合はナンピンは避けるのが無難です。

大ヤラレしないのが生き残るコツです。どんなに魅力的な銘柄でも、大抵は他に期待値が高い銘柄はあります。とある銘柄の評価損がふくらんだ時、その銘柄に拘泥するのではなく、他に期待値が高いと推測される銘柄がないのかも検討しましょう。

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