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ルーブル大暴落!その時ロシア人がとった驚愕の行動は?

投稿日: 資産運用の考え方

暗闇の中でうつむく男性

2014年12月には原油価格の戦慄的落下に伴い、欧米の経済制裁がボディーブローのように効いている産油国・ロシアの通貨ルーブルが大暴落しました。

ルーブルの暴落にともなってロシア人がどのような対策を講じてどう行動したかについては、我々も記憶にとどめておく価値があります。


ルーブルの暴落を受けて、ロシア人の多くが、価値が目減りするルーブルを手放して、iPhoneなど価値が下がりにくい製品の買い占めに走りました。

ルーブルが大暴落するとともに、ロシア国内のアップルストアにロシア国民が殺到しました。イケアも混雑したようです。アップルはルーブルの変動が激しくて適正価格がつけられないことから、アップル製品の販売を一時停止しました。

ロシア人の狙いは、自国通貨であるルーブルの価値が激減してインフレが深刻化する前に、換金性の高い物をルーブルと交換しておくことです。実際に毎日のように商品の値段を付け替えているロシアの商店オーナーもいるそうです。

もちろん、外貨やデジタル通貨のビットコインに狙いを定めた人もいます。ルーブルからビットコインへの換金は、12月に最高額のピークを記録しました。

有事には外貨、仮想通貨、換金性の高いモノが重要です。通貨の価値は購買力であり、モノが買えなかったら何の価値もありません。わが国においては当面はまず問題ないでしょうが、2020年代後半、2030年代半ばとなると不透明です。

遠い将来において、万が一、円が不穏な気配で下落を始めるようなことがあれば、初動で外貨や実物資産に爆速でシフトすることが重要ですね。うかうかしていると外貨との交換が規制される可能性があります。

通貨危機時には、居住者が海外に運べる通貨の量に上限を設定することはよくあります。2014年-2015年のロシアでも、国営銀行は居住者に売却できるドルとユーロの金額に上限を設定しているようです。

緊急時は外貨の実物や、モノの実物が生命線ですね。

もちろん、そうならない可能性もあるでしょう。これだけ大規模な金融緩和をしても、物価が1%強までしか上昇しなかったのは特筆に値します。ここに来て原油急落の影響でインフレ率は0%割れの可能性も出てきました。

物価が上がらないとダメという通念が強いですけれども、物価が上がらなかったら増加する社会保障費は全て日銀の国債買い入れ、事実上の財政ファイナンスで賄えてしまいます。

ギリシャ人の叫喚を見ればわかるように、緊縮財政は地獄の苦しみです。それをすることなく、超高齢化をギリギリ乗り切ってしまえる可能性すら浮上します。インフレ率さえ上がらなければ。

2%に行かなくても1~2%程度のラインで落ち着いていればよいという意見が市場関係者・エコノミスト・アナリストの間でも多いです。「2%行かないからアベノミクスは失敗」などという言論は適切ではないと考えます。

原油安だろうがなんだろうが、何が何でも2%にするために手段を選ばないよりかは、一時的なものと割りきって漸進していくのが普通です。FRBはエネルギー価格は考慮しないインフレ率をターゲットとしており、日本でもコアCPIではなく、コアコアCPIを重視するのも手でしょう。

逆に原油が爆騰してインフレ率が2%に達しても、世界有数のエネルギー輸入国であるわが国にとっては、完全なるコストプッシュインフレで良いことはありませんよね。

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