2017年3月31日に一部Famiポート商材のファミマTカードのクレジット支払い、Vポイント払いが終了すると公式発表されました。
一部のファミリーマート店頭に張り出された紙では終了が予告されており、一部界隈では騒然となっていましたが、公式に発表されてしまいました。
2017年4月以降も、LINE Pay カード&ファミマTカードの2枚持ちで、火曜・土曜にファミマ店頭でPOSAカードを購入してチャージする場合は、合計還元率が3%となりました。
しかし、LINE PayカードのPOSAカードは、2018年1月15日で店頭販売を終了します。店頭在庫の状況によっては前倒しで終了となります。
2017年がラスト・チャンスとなっていましたが、2017年10月20日でファミマでは販売停止となり、店頭に在庫があってもファミマTカードではレジを決済できない仕様にした店舗も出ています。
LINE Payカードの無条件での2%還元も2017年5月末で終了となり、改悪が相次いでいます。

ファミマTカードは、2019年6月~7月には会員特別価格、ポイント3倍のカードの日、ファミランク、レディースデー、若者応援ポイントなど主要特典が一気に終了します。
こちらについては以下で解説しています。

目次
ファミマTカード(クレジット)とLINE Pay カード
ファミマTカード(クレジット)は、LINE Pay カードと併用すると最大3%還元、マイル付与率では最大2.12%でした。
LINE Pay カードは事前にチャージした範囲で、国内外のJCB加盟店で原則として利用可能な国際ブランド搭載のプリペイドカードです。

LINE Pay カードはコンビニの店頭でチャージできます。ファミリーマートでも可能です。
ファミリーマートでのLINE Pay カードへのチャージは、「ファミリーマートでVポイントが貯まる商品・サービス」において、「公共料金、保険取次ぎ、Famiポート収納票によるお支払い等」に該当します。
2017年3月末までは、ファミマTカード(クレジット)のクレジットカード機能で支払うと、Vポイント付与の対象でした。
バイクの自賠責保険以外は「公共料金、保険取次ぎ、Famiポート収納票によるお支払い等」でVポイントが得られました。
200円ごとにVポイント1ポイントが貯まりました。還元率0.5%でした。LINE Pay カードの2%還元と合わせて合計還元率は2.5%となりました。
毎週火曜・土曜は「カードの日」で更にお得になりました。ファミリーマートでファミマTカードのクレジット決済を利用すると、200円ごとに2Vポイント(還元率1%)が貯まりました。
毎週火曜・土曜にファミマTカードでLINE Pay カードにチャージすると、還元率3%となりました。
Vポイントは500円以上でANAマイルに交換できます(500Vポイント→250ANAマイル)。したがって、マイル付与率は0.25%~0.5%となります。
LINE Pay カードとソラチカカードを組み合わせて、LINE Pay カードでためたLINEポイントをメトロポイントに交換して、そこからANAマイルに移行すると一般加盟店での利用でANAマイル1.62%を得られました。
チャージをファミマTカード(クレジット)で行うと、コンビニチャージ時の0.25%~0.5%を加えて、合計1.87%~2.12%のANAマイルが貯まりました。
しかし、以下の項目については、ファミマTカードのクレジットでの支払いが2017年4月からはできなくなりました。
- 代金支払い(各種代金お支払い・収納票発行・LINE Payを含むイーコンテクスト等の決済代行・Famiパス等)
- プリペイドサービス(各種オンラインマネー、オンラインゲーム等)
- 商品受取代引(Amazon・楽天・famima.com等)
ファミマTカードのLINE Pay カードへのチャージがポイント還元の対象外となったことで、二刀流による無制限での3%還元(マイル付与率2.12%)の技は、2017年3月末で終了しました。
ただし、2018年1月15日までは、POSAカードの購入はこれまでどおりファミマTカードでの支払いが可能です。
LINE Pay カードにチャージできるPOSAカードもあります。一度に大金をチャージできなくなって残念な改悪となりましたけれども、まだ得することができます。
もっとも、ファミマ店頭で購入したLINE Payカードでのチャージは1ヶ月あたり5枚が上限です。店頭で買えるのは1万円が上限なので、月間5万円チャージが上限となります。
チャージ金額は月5万円までとなり、POSAカード購入&チャージを1万円単位で行う必要が生じますが、まだ3%還元は維持可能です。
25歳以下の若年層の場合、ポイントが2倍になるので、火曜・土曜にPOSAを購入してチャージしてLINE Payカードを使えば、1.5%のVポイントと2%のLINEポイントを得られます。合計で3.5%還元となりました。
コンビニ店頭でのPOSAカード終了
しかし、LINE PayカードのPOSAカードは、2018年1月15日で店頭販売を終了します。
店頭在庫の状況によっては1月15日より早く終了する場合もあるとアナウンスされています。
既に流通された在庫がなくなり次第、追加せずに終了する方向となっています。
LINE PayカードとファミマTカードの2刀流で還元率3%を達成する方法は儚く終了します。僕達の夏は終わりました。
2017年10月20日でファミマでは販売停止となり、店頭に在庫があってもファミマTカードではレジを決済できない仕様にした店舗も出ています。
砂漠の蜃気楼、儚い夢物語になりました。切ないです。ずっと続く永遠というのは、なかなかありませんね。
「君の名は。」で大ブレイクした新海誠監督の作品「雲のむこう、約束の場所」の言葉を借りるならば、「あの頃は、あの場所、あの時間が、いつまでも続く気がした。」のような感情を覚えました(´;ω;`)
2018年1月15日までは3%還元をキープできます。それ以降もファミリーマートでのお買い物では、ファミマTカードは今後もお得なクレジットカードです。

なお、ファミリーマートでは楽天ポイントカードとdポイントが導入されます。
ファミリーマートをよく使う方にとっては、ファミマTカードは身震いする程にお得なカードです。Vポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「コンビニでお得なカード」としてファミマTカードを挙げられていました。

2017年3月にはApple Payも利用可能になりました。

2018年1月15日以降に高還元率をキープする方法
2018年1月15日以降、ファミマTカード&LINE Payカードの難民になった場合、代替カードをどうするかの検討が必要ですね。
1%分の上乗せは諦めて、これまで通りLINE Pay カードを使い続けるというのも一つです。還元率は2%(マイル付与率は1.62%)に低下します。
高還元クレジットカード
単一のクレジットカードですと、年会費無料で1.5%還元のクレジットカードがあります。紛失・盗難補償を考慮するとクレジットカードが無難です。

ANA VISAカード / ANA Mastercard
ファミマTカードとLINE PayカードでANAマイルを貯めていた場合は、ANA VISAカード、ANA Mastercardも候補です。
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボを活用して繰り上げ返済の手間をかけると、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となります。

ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
ANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。

ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。

ANAアメックスは、年会費を超える還元を受けることも可能なアメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
年会費が上がってゴールドカードでもOKで、コンビニATMでの繰り上げ返済に抵抗がある場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。
会員サイトで手続きできる特定の支払い方法の活用で、年会費は10,500円(税抜)となり、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。

よりANAに搭乗する機会が多い場合は、ANAプラチナ・プレミアムカードも候補となります。
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。

ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。

以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。

ダイナースのブラックカード
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。

利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。

レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。

JQ CARD エポスゴールド
JQ CARD エポスにはゴールドカード「JQ CARD エポスゴールド」があります。
エポスゴールドカードとJQカードの魅力を融合させたクレジットカードです。年会費無料で利用できます。
カード利用で貯まるポイントはJRキューポである点がエポスゴールドカードと大きく異なります。
基本的にはJR九州エリアに在住していないとメリットに乏しいクレジットカードですが、マイラーですと利用価値があります。
年100万円ちょうど利用した際には、ボーナスポイントと合わせて1.5%還元となります。
JRキューポはGポイントに交換できるので、JQセゾンみずほルートでGポイント→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、1対0.7のレートでANAマイルに移行できます。
つまり年100万円ぴったり利用した際のマイル付与率が1.05%となります。100万円超の利用分は0.35%です。
また、ポイント3倍のショップによく使うお店を登録すると、ポイントが最大3倍になります。
「JR西日本」を選択すると、SMART ICOCAもポイント3倍にすることが可能です(※モバイルICOCA・Apple PayのICOCAは対象外)。

年100万円ぴったりポイント3倍のお店(3つまで選択可能)だけで使った場合、なんと1.75%ANAマイル還元です。
なお、JALマイルの場合でも最大1.5%還元となり、JALマイルがお得に貯まるクレジットカードの1枚です。
更にANAマイレージクラブ モバイルプラスに加入した場合、月300円(税抜)のコストで、おサイフケータイ、Edy機能付きのANAカードでのEdy払いが1.5%マイル還元となります。
年間維持コストは3,600円(税抜)です。モバイルプラスはドコモ、au、ソフトバンクの回線契約が必要で、MVNOだとNGなのがデメリットです。
つまり、年100万円ぴったりJQカード エポスゴールドをEdyチャージに利用し、かつモバイルプラスに加入してEdy払いに使ったら2.55%ANAマイル還元となります。
年間ボーナスを含めない場合は、Edyチャージ時の0.35%+モバイルプラスの1.5%で合計1.85%となります。
その他、JQ CARD エポスゴールドの詳細については、以下で精緻に分析しています。

デメリットは改悪リスクがある点です。Edy一体型AMCの発行を終了しており、ANAのEdyに対するコミットの温度感は低下しています。
ANAモバイルプラスのEdy1.5%マイル還元、JRキューポの交換システム、エポスゴールドの年間ボーナスに改悪リスクがあります。
JQ CARD エポスゴールドは、JQ CARDエポスを作成して年50万円以上利用したら、インビテーションが届く可能性があります。
なお、通常のエポスカードを持っている方は、JQ CARDエポスに切り替えることが可能です。
JQ CARDエポスの入会キャンペーンはたったの2,000円相当ですが、通常のエポスカードは紹介制度で2,500円以上となります。
したがって、まずはエポスカードを作成して、そこからJQ CARDエポスに切り替えることをおすすめします。
エポスポイントとJRキューポは相互交換できるので、エポスカードのポイントはJQ CARDエポスに引き継がせることが可能です。
エポスカードはネット限定でお得な入会キャンペーンを開催しています。「おしごと」の下にある「ご紹介番号」に「24100536160」をご入力いただくと、更に紹介特典で500ポイントが上乗せされます。
公式サイトエポスカード 公式キャンペーン
以前には株式会社エポスカードに取材に行き、利用促進部 利用促進課の田中さんにインタビューしました。
エポスカードの特徴・歴史から、お得な優待・特典・イベント、プリペイドカード・電子マネーなど、エポスカードについて色々と聞き倒しています!

続いて、以下では海外トラベルサービス、最短即日発行の仕組み、エポスカード公式アプリ、セキュリティに対する取り組み、キャッシング、エポスゴールドカード、エポスプラチナカードについて伺っています。

ライフカード&ポレットカード
以前は誕生月にライフカードでポレットカードにチャージして、利用するのも高還元でした。ただし、ライフカードの改悪で妙味は低下しました。
2017年4月以降は一時的ですが、誕生月に995,000円、ライフカードからポレットカードにチャージして、それを1年かけて使っていくという方法がありました。
ポレットカードは、ハピタスポイント、Visa・Mastercardでチャージして、Visa加盟店で利用できるプリペイドカードです。
チャージで0.5%お得になるのがメリットです。また、一度に手数料300円で50万円ものチャージが可能なのが最大のメリットです。
クレジットカードでポレットカードにチャージした際にポイントが得られる場合は、クレカのポイント・マイルと0.5%を二重取りできます。
誕生月にライフカードで50万円チャージすると、ボーナスも合わせて合計で3.3%還元です。手数料の0.06%を差し引いて3.24%還元となります。
ただし、2017年から2018年に改悪されて、誕生月ポイントは3倍(1.5%還元)に低下します。普通にLINE Payカードを使った場合と同じ還元率に低下してしまうので、この技は使えなくなります。

また、利用者が増えてライフカードの収益に悪影響が及んできた場合はシステム改定されて改悪されるリスクが伴います。
誕生月ポイントの対象外となるリスクは常にあるので、チャージの直前に必ずライフカードに確認しましょう。
ポレットカードのデメリットは、クレジットカードとは異なり、盗難・紛失の補償がないことです。セキュリティ面ではデメリットとなります。
また、カードの質感がクレジットカードと比較するとペラペラで安っぽい側面があり、多額をチャージするのは不安感があります。
その他、ポレットカード、ライフカードの詳細については、以下で徹底解説しています。

審査が甘いおすすめクレジットカードの筆頭であり、多くの方が発行できます。
