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テクニカル指標から見た異次元緩和1と2

投稿日: マーケット・経済の分析

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2012年の時の解散~総選挙~4・5月の異次元緩和の時のテクニカル指標と今回との比較についてご質問をいただきました。

各種テクニカル指標は割高・買われすぎを示すものが多くなってきており、株価のピークが近いという意見もあるようです。確かにこれは気になるところです。


上昇トレンドにおいては、テクニカル指標が割高・買われすぎに張り付いたまま、上昇を続けることがよくあります。逆に下降トレンドにおいては、テクニカル指標が割安・売られすぎに張り付いたまま、上昇を続けることがよくあります。

例えば、2012年の解散~異次元緩和1~13年5月までは、多くのテクニカル指標は割高ゾーンに張り付きながら株価上昇が続きました。

その時と現在を比較すると、同じようなものもあれば違う指標もあります。以下のチャートは楽天証券のマーケットスピードであり、日経平均の週足です。

株価移動平均乖離はまだ異次元緩和1期までは遠い状況です。一目均衡表は雲の上で反発しました。
日経平均の週足移動平均乖離線と一目均衡表(2012年11月~2014年11月)

RCIは異次元緩和1期は上限に張り付いたまま株価上昇が続きました。足下でも上限に近づきつつあります。下はMACDです。
日経平均のRCIとMACD(2012年11月~2014年11月)

ストキャスティクス(ノーマルとスロー)も、異次元緩和1も2も上限張り付きです。
日経平均のストキャスティクス(2012年11月~2014年11月)

ボリンジャーバンドは上昇トレンドでは+1σ~2σ強の過熱圏のところをバンドウォークします。下は強弱レシオです。
日経平均のボリンジャーバンド・強弱レシオ(2012年11月~2014年11月)

RSIです。
日経平均の週足RSI(2012年11月~2014年11月)

テクニカル指標が有効に機能することが多いのは、ボックス相場での上限・下限、上昇トレンドにおける押し目、下降トレンドにおける戻りです。

つまり、ボックス相場でテクニカル指標が買われすぎを示していたり、売られすぎを示していると、そこが天井・底になりがちです。

また、上昇トレンドにおいて売られすぎを示していると底になりやすく、下降トレンドにおいて買われすぎを示していると天井になりやすいです。

テクニカル指標を見れば株価の先行きを正確に予測できるわけではありません。大局的な株価の行方はテクニカル指標を見るだけで当てることは難しく、定性的な判断が必要になります。

トレンド転換を当てるのは難しいので、基本的には順張りで相場が動く方についていき反転し始めたらクローズが楽だと思います。大儲けできるのは逆張りですね。

リーマン・ショックや欧州危機のようなこの世の終わりのような情勢では、一時的な含み損を許容できるのであれば、株式・REIT・ハイイールド債等のロングが報われがちです。

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