三井住友フィナンシャルグループが顔認証技術を使った決済システム「顔パス」の導入を推進していると報道されました。
顔をカメラでピピっと撮影して、資金決済ができる技術の実用化に向けた検討を進めているようです。
クレジットカード、デビットカードなしに、生体認証でお買い物ができるようになる可能性があります。三井住友FGの「顔パス」についてまとめます。
三井住友FGは日本最大の総合金融グループであり、傘下には消費者に馴染みが深い企業も多いです。
一例としては、三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友カード、セディナカード、SMBC日興証券、SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)などがあります。
SMBC信託銀行は旧シティバンクであり、現在は「PRESTIA」というブランドで主に富裕層向けのサービスを展開しています。
ちなみにシティグループ時代はシティバンクと、ダイナースクラブカードを提供していたシティカードジャパン(現・三井住友トラストクラブ)は同じグループで密接な関係がありました。
しかし、現在は別企業となっており、サービス等で距離が出始めています。SMBC信託銀行・三井住友トラストクラブ連携のお得なサービスは終焉に向かっています。
三井住友信託銀行と三井住友銀行は同じ住友グループ(旧・住友財閥)であり、両社ともに白水会(住友グループの主要会社の社長が参加する会)の構成企業です。
しかし、仲が今ひとつであることで有名であり、三菱UFJ銀行・信託銀行、みずほ銀行・みずほ信託銀行とは大きく異なった状況です。
今回、三井住友FGが実用化を目指しているのは、顔の特徴(目・鼻・口等のパーツの輪郭・位置・大きさ)をカメラで読み取ることで、事前に登録した画像データと照合して個人を特定する技術です。
クレジットカード、銀行口座の個人認証に活用し、代金の支払いができるように推進する方針です。
コンビニ、スーパー、百貨店、スポーツクラブ等での支払いにおいて、顔の提示(顔パス)で決済ができるようになります。事前に顔の画像を登録しておくことが必要です。
顔の特徴から個人を特定する顔認証技術を決済サービスに応用するのは、世界的にも珍しいようです。
2017年に小売店で実証実験を開始して、数年以内の実用化を目指しています。
三井住友カードはCLOでも、まず実証実験を行い、効果が見込めるような分析が固まってから大々的に導入していました。
顔認証技術を使った決済システム「顔パス」が実現したら、クレジットカード、デビットカード、電子マネーなしに買い物ができるようになります。
カードもおサイフケータイも不要になるため、強烈に便利になりそうです。
特にカードの枚数を増やしたくない方にとっては絶大な支持を集めそうです。
問題は誤認識があったり、なかなか認証せずに、読み取りエラーになってイライラするという事態がないかですね。ここら辺は技術の進歩が解決するのかもしれません。
NECも本社ビル内にある従業員向けの売店で、顔認証技術を使った決済システムの実験を開始しているようです。
カメラの設置位置や種類、照明の当て方を工夫することで精度がアップする可能性があります。
現在はメガバンク等では、生体認証のキャッシュカード・ATMが導入されています。そのようなイメージでしょう。
また、ポイントカードにも応用できるでしょう。ポイントカードでポイントを貯めたり、ポイントを使ったりするには、現在はカードかスマホ等のケータイが必要です。
しかし、顔認証で貯めたり使えるようになる可能性があります。「Tポイントカードありますか?」という質問が「顔を読み取っていいですか?」になるかもしれませんね^^
三井住友カードのライバルであるJCBも、生体認証システムを利用して、手のひらで決済できる技術の実用化を目指しています。
スキャナーで手のひらの画像を読み込み、登録してある手のひらと一致すれば、クレジットカードで決済できるようになる予定です。
顔か手の平かという違いはありますが、生体認証の方向性は同一です。ますますクレジットカード・電子マネーが便利になっていきそうです。今後の動向に注目していきます。
総合的なおすすめクレジットカードについては、以下で徹底解説しています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
年会費無料のおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。
いち早く生体認証の導入を検討している三井住友カードは、国際ブランドがVISA・Mastercardであり、世界中で利用できるのが大きなメリットです。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外での利用時は使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVISAかMastercardを持たざるを得ません。
三井住友カードなら、幾多の特典に加えて、地球上のあらゆる所で使える圧巻の決済力があります。一枚で世界中を飛び回れます。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが50%で1位、Mastercardが26%で2位です(NILSON REPORT 2018年4月)。この2つで約76%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:50%
- Mastercard:26%
- UnionPay(銀聯):20%
- Amex:3%
- JCB:1%
- DinersClub/DISCOVER:1%
各三井住友VISAカードのスペック、特徴については、以下で徹底解説しています。珠玉のカードが揃っています。
三井住友VISAカードシリーズは三井住友カードが渾身の力を込めたクレジットカードであり、このカードがある生活は優美でエレガント。ふつふつと喜びが湧き上がってくる世界です。
虎に翼、弁慶に薙刀の威力があるお得なベネフィットで着実に得することが可能になり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
VisaとMastercardのデュアル発行が可能であり、世界中で幅広く使える圧巻の決済力があります。利用で貯まるワールドプレゼントポイントは便利に使えます。
お得なポイント還元が秀逸なハイ・クオリティー・カードであり、ボーナスポイントをザクザクと貯めることが可能です。
スタンダードカードの三井住友クラシックカード、三井住友アミティエカードは、年会費を無料で維持することが可能です。
三井住友カードの充実のサポート・セキュリティを無料で利用でき、世界中の幅広い店舗で安心して利用可能です。26歳以上の男性なら三井住友クラシックカードAがコスパ良好です。
若年層向けの三井住友VISAデビュープラスカードは、いつでもポイント2倍と高還元。しかも年会費が実質無料でバリューが高いクレジットカードです。
三井住友ゴールドカードは年会費を4,000円(税抜)、20代限定の三井住友プライムゴールドカードは1,500円(税抜)まで下げることができます。
リーズナブルな年会費でカードを維持できるにもかかわらず、24時間365日の健康・医療相談サービスのドクターコール24を活用できてファンタスティックです。
空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの一角であり、トラベル、エンターテイメント、ライフの各ジャンルで充実の特典が付帯しています。
ステータスが高いだけではなく、コストパフォーマンスも良好な稀有なゴールドカードです。
三井住友プラチナカードは家族会員が年会費無料なので、夫婦で保有すると一人当たりの年会費は2分の1になります。合計で1.8%という高還元にできるプラチナカードです。
VISAとMastercardの両方を発行することも可能です。2枚目の年会費はたったの5,000円(税抜)です。国際ブランドがVISA・Mastercardであり、世界中で利用できるのが大きなメリットです。
プラチナグルメクーポン、コンシェルジュ、メンバーズセレクション、VJAギフトカードのプレゼント、最高1億円の旅行傷害保険、宝塚・プロ野球等の優先予約、USJのエクスプレスパスのプレゼントなど多数の秀逸なベネフィットが付帯しています。
三井住友プラチナカードのコンシェルジュにロレックスの在庫確認を依頼したところ、依頼した事項(東京23区の店舗での在庫確認)以外についても調べてくれました。
ロレックス本社にも確認していただき、貴重な付加情報をもらうことができて、大満足の対応でした。
コース料理1名分無料サービスのプラチナグルメクーポンは、多種多様なジャンルの名店が集結しています。お得に美食を堪能して舌鼓を打つことができます。
ホテルニューオータニ、ハイアット・リージェンシー、ANAクラウンプラザホテルなど、便利なホテル内のレストランもあります。
その他のダイニング特典では、期間限定で六本木ヒルズクラブのレストランが利用できるキャンペーンが開催されることがあります。
年1回プレゼントがもらえるメンバーズセレクションは秀逸なアイテムが揃っており、ゴージャスです。ユーザーの声に応じて内容が拡充されており、サービス運営のスタンスも素晴らしいです。
東京駅直結の百貨店「大丸東京店」の11階にあるメンバーズサロン「D’s ラウンジトーキョー」を利用できます。
銀座や日本橋が一望できるラウンジで、フリードリンクなどのサービスを受けられます。休憩が捗ります。
SMBCパーク 栄のプライベートラウンジも利用でき、快適な空間でドリンクサービスを受けられて、新聞・雑誌の閲覧が可能です。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、エクスプレスパス(最大4名分)がもらえます。
2時間待ちの人気アトラクションに待たずに乗れるのは大きなメリットです。サクサクと効率的にUSJのアトラクションを満喫できます。
この他、三井住友カードPresents ユニバーサル・スタジオ・ジャパン プレミアムパーティに抽選で招待される特典もありました!
三井住友VISAプラチナカードは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに設置されている三井住友カード ラウンジを利用できます。
USJのアトラクション「ジョーズ」の施設内に設置されており、以下のサービスを利用できます。
- ソフトドリンク無料サービス
- アトラクション「JAWS」への優先搭乗
- 快適なラウンジ内での休憩
毎月1枚(最大で年12枚)もらうことができ、1回あたりカード会員+同伴者5名で合計6名が利用できてスペシャルです。
もちろん、ドクターコール24も利用可能です。いつでも医師・看護師・保健師などの専門家に電話で医療・健康に関する相談が可能です。
特典でプライオリティ・パス無料入会を選択した場合「家族会員も」、プライオリティ・パスがもらえます。プラチナカードでもプライオリティパスは本人のみというカードも多いです。
圧巻の決済力と還元率に加えて、コンシェルジュ、グルメ、トラベル、プレゼントの特典が充実しており、暮らしに寄り添うプラチナカードです。
保有して特典を活用していくと、お得なベネフィットで生活を豊かに彩ることができます。人生が眩い程に煌めきます。
その他、三井住友プラチナカードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
プロパーカードの三井住友VISAカード以外では、ANA VISAカード、ANA Mastercardも、マイペイすリボの活用で年会費を安くできてマイル付与率を上げられてコスパ良好のANAカードです。