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某機関投資家で働く会社員のブログです。経済、資産運用、IPO、株主優待、保険、クレジットカードなどについて発信

投資に好き嫌いは反映させるべき?

投稿日: 資産運用の考え方

手で作ったハートマーク

「応援する企業に長期投資しよう」、「好きだから株を買う」、「嫌いだから投資しない」といった意見を見ることがあります。

著名な投信運用者でこれを度々力説している方もいます。


投資の観点で最も重要なのは儲かるか否か

個人的にはそれに違和感があります。投資・資産運用は何のために行うかというと、一言でいえば儲けるためです。もう少し上品な表現だと、リターンを上げるためです。

したがって、投資の観点で何より重視すべきなのは、その企業の株式や債券を購入したらリターンが上がるか否かです。その企業が自分の目線から見て好きか否か、応援したいか否かは重要な問題ではありません。

NTTドコモ VS ソフトバンク

例えば、いくらNTTドコモが好きでソフトバンクが嫌いだとしても、それを株式投資や債券投資に反映させるべきではないと考えます。

NTTドコモが好きだから応援したいのでNTTドコモ株を買い、ソフトバンクが嫌いだからソフトバンク株を全く買わなかったとしたら、過去5年では大きなリターンの差が生じてしまいました。

ソフトバンクとNTTドコモの株価推移

(青がソフトバンク・赤がNTTドコモ、Yahoo!ファイナンスより)

中国 VS 米国

強烈に中国が好きで米国が嫌いだとしても、それを株式投資や債券投資に反映させるべきではありません。

中国ばかりを買い、米国を全く買っていなかったら、過去5年では大きなリターンの差が生じてしまいました。

NYダウと香港ハンセン指数

(青がNYダウ・赤が香港ハンセン指数)

ソニー VS 日立

どれ程にソニーが好きで日立が嫌いだとしても、以下同文です。

ソニーと日立の株価推移

(青が日立・赤がソニー)

心掛け

もちろん投資や資産運用の方法は千差万別であり、本人が納得していれば何でもありです。

投資や資産運用は自己責任で行うものであり、本人がよければ他者が口を挟む問題ではありません。好き嫌いで投資するという方法もありです。

しかしながら、投資の目的はリターンを上げることである以上は、好き嫌いを挟むべきではないというのが個人的見解です。

応援する、好きという感情はその企業のサービス利用や商品購入、リアルやブログやSNSでの高評価の口コミ発信で充足するのが望ましく、株式投資には反映させるべきではないと思います。

むしろ好きで応援したい企業をショートして、嫌いで潰れろという企業をロングするくらいがプロフェッショナルでしょう。

人間なのでどうしても好き嫌いを資産運用にも反映させたくなるのが人情ですけれども、それは厳かに慎むことを心掛けています。

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