2024年4月頃、au PAY プリペイドカードの券面デザインが刷新されます。カード情報が裏面に印字されて、機能面では改善されますが、コスト面では改悪です(詳細)。
ICチップを搭載してMastercardのタッチ決済にも対応しますが、プラスチック製の物理型au PAYプリペイドカードを発行する場合、600円(税込)の発行手数料が必要になります。
なお、バーチャルカードをau PAY アプリ内で無料で発行できるようになり、インターネットショッピング、Apple Payでの決済に利用可能です。
有効期限到来時の自動カード更新は、2024年6月有効期限分で終了。新規発行・再発行の両方でコストが発生します。
ただし、au PAYプリペイドカードを一定期間内に利用している場合、発行手数料相当がau PAY残高で還元されるキャンペーンが開催予定です。
バーチャルカードを使えるようになるので、ANA PayやApple PayのWAONチャージ、ネット決済、Apple Pay払いでは、これまで通りコスト0円で利用できます。
ただし、プラスチック製のリアルカードを実店舗で使っていた場合は改悪です。
今後も年会費・発行手数料のどちらも0円で利用できる代替候補について解説します。
国内利用の代わりはB/43やIDARE等のプリペイドカードが有力候補
国内利用では、より多種多様なプリペイドカードが選択肢となります。
au PAY プリペイドカードと同じイメージで使えるのは、最大で年率2%のボーナスのIDAREです。IDAREはハピタス等のポイントサイト経由での発行がお得です。
愛用ポイントサイトまとめ!
✅Rebates (交換が面倒なら最有力)https://t.co/TbCBrcVikO
✅Gポイントhttps://t.co/kG3b8dlfrc
✅ちょびリッチhttps://t.co/DQlbDtP3vZ
✅ポイントインカムhttps://t.co/ml8wEoLVne pic.twitter.com/68VpJVJEO6
— まつのすけ (@matsunosuke_jp) December 11, 2021
また、VisaブランドのプリペイドカードであるB/43も選択肢です。ただし、ポイント還元はありません。
B/43は、Mastercard・アメックスを含むクレジットカード→au PAY→B/43ルートがお得です。
B/43はd払い・楽天ペイに登録できるので、間接的に還元を受けられます(初めて1,000円以上チャージで300円プレゼントの招待コード:O2S70U)。
例えば三井住友カード ゴールド(NL)の最大2%+au PAY 0.5%=合計2.5%還元に昇華します(マイ・ペイすリボ非利用なら最大1.5%+0.5%=2%)。
また、追加の還元はありませんが、au PAYやクレジットカードは使えないけど、d払い・楽天ペイ・PayPayはOKという店舗では、クレジットカード→au PAY→B/43→各Payルートが効果的です。
クレジットカード→au PAY→B/43→モバイルSuicaも可能となっています。
主な種類
- B/43:プラスチック製リアルカードがあり、Mastercardやアメックスでチャージ可能(初めて1,000円以上チャージで300円プレゼントの招待コード:O2S70U)
- Apple Pay 楽天キャッシュルート:最大4%
- トヨタウォレット:簡単に2%以上
- 楽天Edy:リクルートカードでのチャージで1.7%還元
- 楽天ペイ:楽天カードで1.5%還元
- au PAY プリペイドカード:チャージがポイント対象のクレジットカードで1.5%以上の還元
- ソフトバンクカード:ソフトバンクまとめて支払いなら、多くのクレジットカードでポイント二重取りが可能
- ANA JCBプリペイドカード:楽天カード・PayPayカード等のチャージで1.5%以上の還元
- JAL Global Wallet:JALマイル還元
- IDARE:最大で年率2%のボーナス
キャッシュレス決済を活用すると、着実な還元を享受でき、お得なライフハックが具現化します。
ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET
プリペイドカードではなく、おすすめのデビットカードも選択肢です。
ANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLETは、ソニー銀行のデビットカードです。
入会金・年会費は無料ですので、コスト0円で維持できます。
Revolut同様に主要通貨の海外ショッピング手数料が0円で、為替手数料もクレジットカードと比較するとリーズナブルな傾向となっています(ソニー銀行の外貨預金)。
そして「円からアシスト」という機能があり、外貨の普通預金に残高がない場合、円普通預金を自動的に不足分の外貨に換えてくれて便利です。
しかも国内利用額に応じて0.5%ANAマイル還元を享受でき、外貨建決済は大多数のクレジットカードよりお得です。
三井住友 プラチナプリファード、アメックスプラチナなど、外貨建決済3%の特典がある年会費高額カードを除き、大多数のクレジットカードより低コストで、海外旅行や外国のオンラインサイトでの支払いが可能となります。
公式サイトANAマイレージクラブ / Sony Bank WALLET 公式キャンペーン
ATMからの現地通貨引出しの代替候補
ANA マイレージクラブ / Sony Bankのデメリットは、海外ショッピングはお得な反面、海外ATMでの現地通貨引出しは現地ATM手数料が発生する点が挙げられます。
海外キャッシング(海外ATMでの現地通貨引出し)が最も低コストなのは、アコムACマスターカードです。
デビットカードとは異なり、クレジットカードは法令の関係で、海外の現地ATM設置機関利用手数料は、原則として請求されません。
ただし、法外な手数料は対象外なので、「INCLUDES 10% MARK UP(手数料10%)」といった表示が出たら別のATMを使いましょう。
現地ATMで外貨を引き出すと即座に会員サイトに情報が反映されて、すぐに会員サイトで繰り上げ返済できるので、当日中に返済したら金利手数料が発生しないのがメリットです。
僅かな為替コストのみで現地通貨を引き出せるので、卓越した利点があります。即日発行も可能となっており、すぐに入手できるクレジットカードです。
海外旅行でおすすめのクレジットカードであり、Sony Bank Walletと合わせて、おすすめの持ち物です。