
アメリカン・エキスプレスは2024年2月1日から、「エアポート送迎サービス」を改悪します。
HISアメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、プラチナ・コンシェルジュデスクなどを通じて、海外旅行を予約すると、出発や帰国時に指定場所と空港の間を提携タクシー会社の車を手配して定額料金で利用できます。
この度の改悪では、アメックスゴールド、マリオットアメックスプレミアム、ANAアメックスゴールド、デルタ アメックスゴールド、アメックスビジネスゴールドはサービスを終了。
アメックスプラチナ、アメックスビジネスプラチナ、ANAアメックスプレミアム、コーポレートプラチナでは、1回の利用金額が100万円未満はエアポート送迎特典の対象外となります。
2024年2月1日以降でも既に予約が完了している手配は利用可能です。
実はアメックスカードよりもっと高還元で、支払いに使うとお得なクレジットカードが存在。代わりの候補について解説します。
三井住友カード プラチナプリファードは年400万円以上だと屈指の高還元

三井住友カード プラチナプリファードは、一般加盟店で幾多のクレジットカードの中でも高還元です。
下表は特定の加盟店でのポイントUPは考慮しておらず、基本還元率・年間利用額などに応じたボーナスから、年会費をマイナスしたデータです。
| 利用額 | おすすめカード | 還元率 (年会費考慮) |
還元 |
|---|---|---|---|
| 何円でも 一律還元 |
P-one Wiz | 1.3%~1.4% | 1%キャッシュバック 0.3~0.4%のポイント ※0.4%はファミマ関連 |
| リクルートカード | 1.2% | リクルートポイント | |
| Vポイントカード Prime (日曜日限定) | 1.5% | Vポイント | |
| 年100万円 | 三井住友カード ゴールド(NL) | 1.5% | Vポイント |
| 三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | Vポイント | ||
| エポスゴールドカード | 1.5% | エポスポイント | |
| JQ CARD エポスゴールド | 1.5% | JRキューポ | |
| JQ CARD セゾンゴールド | 1.5% | 永久不滅ポイント | |
| 年150万円 | 日本盲導犬協会カード | 実質1.37% | Jデポ (利用額に充当) ※実質的に 現金還元 |
| 年200万円 | 日本盲導犬協会カード | 実質1.45% | |
| 年300万円 | 日本盲導犬協会カード | 実質1.52% | |
| 年400万円 | 三井住友カード プラチナプリファード | 実質1.475% (※) |
Vポイント |
| 年500万円 | 三井住友カード プラチナプリファード | 実質1.78% (※) | Vポイント |
※基本1%+年間ボーナス+投信積立のゴールドNLとの差(年120万円まで1%~2%相当)。その他、外貨建決済・ETC3%、他特約店で2%以上の高還元も上表では考慮なし
※SBI証券のクレカ積立では、最大ポイント付与の差
年100万円ぴったりの場合、年会費無料で維持できるゴールドカードの以下5枚が高還元です。
SBI証券での投信積立が最大3.0%Vポイント付与で、ソラシドエアマイルに交換すると6%マイル還元となります。

また、ETC利用分と外貨建て決済は3%となり、国内の特約店では2%以上の還元率です。
外貨事務処理手数料が必要ですが、Vポイントの還元率が3%(ソラシドエアマイルへの交換なら6%マイル還元)なので、コストを上回る価値を享受できます。
さらに年100万円利用ごとにボーナスポイントを獲得可能で、コンシェルジュはメール依頼可能で使い勝手がよいVPCCです。
年間ボーナスポイントの上限は年400万円利用なので、年400万円利用時が最高還元となります。
2024年11月以降は投信積立をフルに行ってかつ年500万円利用時は、年会費をマイナスしても実質1.78%と高還元です。
その他、外貨建決済・ETC3%、他特約店(プリファードストア)で2%以上の高還元となり、実は年400万円以上利用して、SBI証券での投信積立を行うなら、ミニマリストにもおすすすめのクレジットカードに昇華します。

お得な入会キャンペーンも魅力的です。

TOYOTA Walletはポイント3重取りが可能

TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)というキャッシュレス決済のスマホアプリがあります。iPhoneもしくはAndroidスマホがあれば誰でも使えます。
iD、Mastercardタッチ決済、オンラインでのMastercard加盟店でのカード決済、QRコード決済(銀行Pay)、TS CUBIC Payを利用可能です。
主なメリット
- 5つのキャッシュレス決済を利用可能
- 1.0%のキャッシュバック(iD、QUICPay、オンラインでのMastercard決済、Mastercardタッチ決済、JCBコンタクトレスが対象)
- ポイント二重取りが可能
- 人気が高い電子マネーチャージもポイント還元の対象
- 初回特典で1,000円プレゼントのキャンペーン
最大のメリットは、電子マネーiD、Mastercardタッチ決済、インターネットのMastercard加盟店での決済で、1.0%キャッシュバックのキャンペーンが期間限定で実施されている点です。
現時点では、モバイルSuica、Apple PayのSuica、モバイルPASMOチャージもキャッシュバックの対象となっています。
Visa、Mastercardのクレジットカードでチャージできるので、お得なポイント二重取りが可能です。


クレジットカード→Kyash→TOYOTA Walletならポイント三重取りとなり、2.2%以上の高還元を享受できます。
代表例
- リクルートカード:合計2.4%
- PayPayカード:合計2.2%
- Orico Card THE POINT:合計2.2%
- 三井住友カード ゴールド(NL):最大3.2%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)※リボ未使用なら2.7%
- 三井住友カード プラチナプリファード:最大3.7%(年100万円マイ・ペイすリボ利用時)※リボ未使用なら3.2%
- エポスゴールドカード:年100万利用時は合計2.7%
- ANA VISAカード、ANA Mastercard:マイル+1.2%
- JALカードDC、JALカード TOKYU POINT ClubQ:マイル+TOYOTA Walletの還元(Kyashチャージは還元対象外)
MAATルートだと4%

無料のPayサービスであるANA PayはApple Payだと高還元に昇華します。マイラーだけではなく、現金還元希望の方にとっても有意義です。
Mastercardの三井住友カード ゴールド(NL)(最大2%)→au PAY(0.5%)→ANA Pay(0.5%)→トヨタウォレット(1.0%)だと合計4%還元です。頭文字を取ると「MAATルート」となります。
トヨタウォレットは、インターネットのMastercard加盟店での決済、電子マネーiD、Apple PayのSuicaやApple PayのPASMOへのチャージが可能です。
- 三井住友カード ゴールド(NL)→au PAY(最大2%のVポイント)※年100万利用&マイ・ペイすリボの繰り上げ返済を活用
- au PAY プリペイドカード→ANA Pay(0.5%)
- ANA Pay→TOYOTA Wallet(0.5%)※ANA Payで1マイル=1円で利用可能
- TOYOTA WalletでiD・Mastercardのネット払い・Apple PayのSuicaチャージ等(1.0%)
- 合計:4.0%
三井住友カード ゴールド(NL)は年会費無料で維持できるゴールドカードです。年間100万円の利用で年会費5,500円(税込)が翌年以降永年無料となります。
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。

マイル・ホテルポイント高還元カード
トラベラーの場合、航空マイル、ホテルポイントは、1ポイント数円の価値に昇華するのが魅力的です。
ビジネスクラス・ファーストクラスだと1マイル3円以上になるケースは多々あるので、結果的にお得になります。




実際に私もマイルを活用したファーストクラスをエンジョイしています。
ホテル宿泊では、年200万円の利用でヒルトンダイヤモンドを維持できるヒルトンアメックスプレミアムもおすすめです。

