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騰落レシオが過去10年で3度目の160超えピークアウト!過去の推移をチェック

投稿日: マーケット・経済の分析

ドヤ顔の女性

5月についに日本株が底打ちして堅調な展開が続いています。東証一部の騰落レシオ(25日)は過去10年間で3度しかない160超えを果たしました。

※騰落レシオとは、市場の値下がり銘柄数に対する値上がり銘柄数の比率から、 市場の過熱感(強気、弱気)を見る指標として用いられる。

「(25日間の値上がり銘柄数の合計)÷(25日間の値下がり銘柄数の合計)×100」の25日騰落レシオが、よく利用される。

騰落レシオはある一定の範囲内で動くことが多く、強気がピークとなったタイミングで売り、弱気がピークとなったタイミングで買いの様に利用する。

騰落レシオは6/24の164.09をピークに6/26には149.1まで下落しています。このインプリケーションからの今後について予想します。


過去の騰落レシオ160超え後の推移

騰落レシオの推移

前回、騰落レシオが160を超えたのは2012年12月19日です。日経平均は10,160円でした。この時は騰落レシオがピークアウト後も株価は大局的に上昇を続けました。

日経平均 騰落レシオ
2012年12月19日 10,160.40 164.52
2012年12月20日 10,039.33 163.78
2012年12月21日 9,940.06 151.03
2012年12月25日 10,080.12 147.38
2012年12月26日 10,230.36 144.33

前々回は 2010年12月9日であり、日経平均は10,285円でした。この時は騰落レシオがピークアウトの2ヶ月後の2011年2月21日に株価は10,857円でピークアウトして下落基調になり、3.11が発生しました。

日経平均 騰落レシオ
2010年12月9日 10,285.88 163.47
2010年12月10日 10,211.95 151.58
2010年12月13日 10,293.89 149.83
2010年12月14日 10,316.77 150.09
2010年12月15日 10,309.78 153.35

過去の騰落レシオピークアウト後の推移

2013年の騰落レシオのピークは、1月15日(157.71)であり、この際はその後も上昇を続けました。その次のピークは5月10日(152.16)であり、5月22日に株価はピークアウトしました。

2012年の12月以前の騰落レシオのピークは、3月9日(142.71)であり、3月27日に株価はピークアウトしました。

2011年の騰落レシオのピークは、7月11日(144.97)であり、この際は株価のピークもほぼ同じでした。その前は4月20日(110.74)であり、5月2日に株価はピークアウトしました。

アベノミクス相場を除くと、騰落レシオがピークアウトしてから、2週間後~2ヶ月後に株価はピークアウトすることが多いです。

日経平均・騰落レシオの推移(2005~2014年)

信用評価損益率

信用評価損益率は6/20基準で-7.48%まで回復しています。直近ではもう少し回復しているでしょう。

信用評価損益率とは、信用取引で株式を買建している投資家の評価損益を加重平均で表した数値。

一般的に評価損益率が-10%を下回ると「追証」が発生してくる水準と言われ、連続して追証が発生してくる急落局面につながると言われている。

また、-15%~-20%をになると相場は底入れして上昇に転じることが多く、-3%に近づくと天井圏で相場全体が頂点に達することが多いと言われている。

信用評価損益率

結論

以上のテクニカル指標から、もうしばらく上昇を続けて、2週間後~1ヶ月後に調整を開始し、9月頃に調整を終え、年末にかけて上昇というよくある展開が浮かびます。

ここから数ヶ月間上昇を続けるとなると、かなりのブル相場であることが必要です。アベノミクス相場のようなカタリストがほしいところです。

足元では、GPIF、国家公務員共済組合(KKR)、地方公務員共済組合、私立学校教職員共済、ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険などによる問答無用の押し上げと、それを見込んだロングが繰り広げていると言われています。

ボラティリティやVIXが2006~2007年の強気相場の絶頂以来の低水準に落ち着いており、将来の波乱が懸念されています。

もうしばらく上昇を続けて、2週間後~1ヶ月後に調整開始というシナリオを想像しています。

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