The Goal

某機関投資家で働く会社員のブログです。経済、資産運用、IPO、株主優待、保険、クレジットカードなどについて発信

今は売ったら上がりがち!でも高値で買い戻すのを躊躇すべきではない

更新日: 資産運用の考え方

空を見上げる猫

株式を売ったらスルスルと株価が上がって買い戻せなかった・・・。

こんなことありませんか?
2012年~2015年のような上昇トレンドの時期はよく起こることです。

しかし、行動経済学で裏付けられている不合理な心理的抑圧を排せれば、パフォーマンスを向上させることができます。


私が2014年に犯した失敗の一つが、共立メンテナンスを売ってしまったことです。

ファンダメンタルの変化を確信したわけでも、株価が下降トレンドに入ったわけでもなく、「そろそろいいかな」という何となくの安値覚えで売ってしまいました。

普段は株価の上昇にはできる限りついて行き、「頭と尻尾はくれてやれ」の精神で株価が崩れ始めてから売ることを心がけています。

投資家必見の相場格言!頭と尻尾はくれてやれ

しかし2014年は3月の株主優待と配当の権利を取得した後、あまり株価が下がっていなかったので一度売ってしまいました。

一時的には下落して「しめしめ」と思っていましたが、少々の調整局面を経て、インバウンドの波に乗ってスルスルと再上昇を始めました。

私は自らの過ちを認めて10月に買い戻しました。

一度売った株を高値で買い戻すのは大きな抵抗があります。しかし、自分の判断ミスによって手放した場合は、高値で買い戻すのは躊躇すべきではありません。

このときに買い戻さなかったら、その後の力強い上昇を指をくわえてみるしかありませんでした。以下のチャートの赤丸は売ったところ、ピンク丸は買い戻したところです。

共立メンテナンスのチャート(2014年~2015年)
楽天証券マーケットスピードより)

「自分が安値で売った」というのは過去の一事実にすぎません。それと今後の株価の動向は完膚なきまでに無関係です。過去の売買に囚われることなく、未来を見据えた投資行動をとるのが重要です。

過去を振り返り教訓を見出すのは重要です。しかし、過去に囚われるのは賢明ではありません。大事なのは、今、そして未来です。

一度売った銘柄を高値で買い戻すのは躊躇しないように心がけています。この心がけを貫徹できれば、投資において極めて重要とされている損切りも実にスムーズに行えるようになり、リスク・マネジメントが格段に強靭化します。

投資効率を120%向上させる損切りの方法

過去の株価を意識して投資に影響させてしまうことを「アンカリング効果」と言います。行動経済学の研究で判明した認知バイアスの一種です。

「過去に3,000円で株を売ったから、3,700円で買い戻せない」というのは、過去の株価が意思決定に歪みを与えている典型です。このような心理は断固として脳から消し去ることを心がけています。

自己啓発でよく出てくる話の一つに「サーカスの象」があります。

サーカスの象は、杭にロープでつながれています。引っこ抜くだけの力は持っているのに、動きません。なぜ逃げないのか。

答えは「自分にはできる力がない」と思い込んでいるからという話です。

サーカスの象は子供のころ、鎖で杭につながれて毎日を過ごします。小さくて力が弱いので、どうあがいても逃げることはできません。やがて諦めます。

象は大きくなってからも、その思い込みに囚われ続けます。象は力がついて逃げ出せるのに、できないと思い込んでつながれたままの生活を送っています。


自分を磨く方法(※松井秀喜が恩師に贈られたと言われている本)

成功している投資家の特徴の一つに切り替えが早いことが挙げられます。投資においても、過去に囚われる「サーカスの象」にならないようにしたいです。

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