マネックス証券が2019年3月23日(土)の夕方頃から、 信用取引サービスにおいて一般信用売建取引を開始します。
逆日歩リスクが無い点が大きなメリットの取引であり、注目の期間は無期限となります。
2020年2月からは返済期限が15営業日の「短期信用」(売建のみ)、返済期限が当日中の「ワンデイ信用」(買建・売建)、「スペシャル空売り」(売建のみ)を開始します。
auカブコム証券の一般信用取引、SBI証券の一般信用、楽天証券の短期信用、GMOクリック証券の一般信用売りに似たサービスです。
取引手数料が無料であり、貸株料は2.0%です。
マネックス証券の一般信用売りについて、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
マネックス証券の一般信用売りの内容
以前マネックス証券の一般信用取引(無期限)は買いのみで、信用売りは制度信用取引のみでした。
しかし、現在は一般信用取引に売りが追加されました。無期限、短期(14日)、返済期限が当日中の「ワンデイ信用」(買建・売建)、「スペシャル空売り」(売りのみ)の4種類です。
一般信用売りというと、どうしてもつなぎ売り・クロス取引に主眼があたりがちですけれども、実は色んな局面で活用できるサービスです。
5日や14日のサービスだと期間不足という局面は多々あるので、SMBC日興証券・auカブコム証券と同様に長期間のタイプがあるのが大きなメリットですね!!!
絶大な朗報であり、戦いを勝ち抜いて新たな地平を切り拓くことが可能になります。
雅趣に富むサービスであり、まさに圧巻の破天荒、窈窕淑女という様相を呈しています。
長期間の一般信用売りは隠れ需要が大きいにもかかわらず、auカブコム証券の一社独占となっているのが切ないところでした。
SBI証券、楽天証券は一般信用売り(無期限)がありますが、在庫が微妙な銘柄しかなく、事実上は使いようがありませんでした。
しかし、SMBC日興証券の一般信用売りに続いて、この度マネックス証券が新規参入しました。
英断を大歓迎します。ただし、SBIや楽天と同様に在庫が今ひとつの銘柄のみだと使い勝手が悪いので、品揃えに期待したいところです。
貸株市場などでの調達の他、顧客から借り入れた株式などを元手に一般信用売りの在庫が生まれることが期待できます。
銘柄数はSMBC日興証券の業界最多水準の約2,000銘柄と比較すると少ないですが、今後マネックス証券の底力を見せて拡充させてほしいですね!
一般信用売りは逆日歩が発生しない点、返済期日到来による建玉の強制決済などを気にしないで済む点に絶大なメリットがあります。
マネックス証券の信用取引手数料はネット証券らしくリーズナブルとなっています。
マネックス証券にも口座を開設して、一般信用売り可能銘柄の幅を広げるのは有効なストラテジーです!
なお、SMBC日興証券に関しては、信用取引手数料は一律無料で金利・貸株料しかコストはありません。
信用売りを行う機会があるのなら、SMBC日興証券を使わないのは損といっても過言ではありません。サクッと口座開設して得しちゃいましょう!
1約定ごとプランだとDMM 株、SBIネオトレード証券も安いですが、一般信用売りはありません。
制度信用クロスに使う場合はSBIネオトレード証券もおすすめです。手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
1日の約定代金合計額で手数料が決まる体系での比較は下表のとおりです。信用取引の手数料(税抜)の比較です。
証券会社名 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 | 500万 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SBIネオトレード証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
立花証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
楽天証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 858 | 3,000 | 5,000 |
松井証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,000 | 3,000 | 5,000 |
SBI証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 477 | 1,277 | 2,077 |
岡三オンライン | 0 | 0 | 0 | 0 | 700 | 1,300 | 1,900 |
GMOクリック証券 | 0 | 200 | 200 | 200 | 400 | 1,200 | 2,000 |
岩井コスモ証券 | 80 | 159 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
丸三証券 | 240 | 240 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
むさし証券 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 2,400 |
マネックス証券 | 500 | 500 | 500 | 500 | 500 | 2,500 | 5,000 |
一日定額制においては、SBIネオトレード証券と立花証券が最安値です。
ちなみに松井証券は約定代金が1日50万円までなら日本株の売買手数料が無料なので、1日50万円までは松井証券で取引するとオトクです。
一般信用売りはできませんが、岡三オンラインは1日定額制の場合は現物取引、信用取引がそれぞれ手数料無料となり、合計で1日40万円まで無料で売買可能です。
岡三オンラインは1日定額プランだと、現物取引20万円、信用取引20万円までは手数料がいずれも無料です(1日最大40万円)。
岡三RSSなどの取引ツール、事前入金不要のIPOが魅力的なネット証券です。
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一般信用売りに限定したい場合は、SBI証券がおすすめです。
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口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
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その他の証券会社も含めた手数料比較については、以下で徹底的に解説しています。
松井証券は当サイト限定でタイアップキャンペーンを開催しています。
取引画面
翌日向けのマネックス証券の注文可能数量の更新は、「毎営業日20:00頃まで」に行うと発表されています。
マネックス証券が注文可能数量を設定した後は、顧客の注文状況や建玉の返済状況等がリアルタイムで反映されるので、在庫状況もリアルタイムで更新されます。
マネックス証券の会員サイトにログインして、「信用取引」メニュー内の「取扱可能銘柄一覧」より対象銘柄を確認できます。
銘柄名・コードでの検索や業種での絞り込みも可能であり、在庫状況は「多・少・無」の三段階で表示されます。
- 在庫「多」:3,000万円相当株数以上
- 在庫「少」:1株以上 ~ 3,000万円相当株数未満
- 在庫「無」:0株
「信用新規」ボタンより対象銘柄情報を確認して、「新規売(無期)」にチェックを入れることで、注文が可能となります。
マネックストレーダー(PC版、スマートフォン版)から発注することも可能です。
注意点
マネックス証券の一般信用売りにおいては、いくつか注意点が存在しています。
翌日以降に繰り越す注文については、当日取引終了後の在庫更新処理の結果、注文数量が在庫数量を超える注文となった場合、注文が失効する場合があります。
失効した際はメール等にて知らせてくれるのでユーザーフレンドリーです。
ただし、他のネット証券は一般信用売りは「当日中」の注文しか出せず、場が引けたら強制的に失効するので、これはマネックス証券に特有の欠点ではありません。
一般信用取引の売建玉については、在庫不足や株券等の調達が困難になった場合等は、翌営業日以降強制決済を行う場合があります。
通常のケースであれば5営業日程度前までにアナウンスがありますが、状況によっては翌営業日等に無常の強制決済が発動される場合もあります。
しかし、これもマネックス証券だけではなく、他のネット証券にもあることなので、大きなデメリットではありません。一般信用売りの商品特性上、やむを得ないのは確かです。
ただし、これを乱発するネット証券も存在しており、このタイミングで強制決済を発動するなら、そもそも論として在庫として出すのは不誠実という評判・口コミが多い競合他社もあります。
ここは実際にサービスが開始してからウォッチするしかありませんが、一つの注目ポイントですね。
まとめ
マネックス証券が3月23日(土)の夕方頃から、 信用取引サービスにおいて一般信用売建取引を導入します。
逆日歩リスクが無い点が大きなメリットの取引であり、注目の期間は無期限となります。取扱銘柄数は約280銘柄が予定されています。
SMBC日興証券、auカブコム証券、SBI証券、楽天証券、松井証券、岩井コスモ証券、GMOクリック証券に続いて、マネックス証券も参入で「八人目の英雄」となりました!
マネックス証券は各種ツール、投資情報・セミナーが充実しているのが特徴です。特に資産管理ツールは他社の追随を許さない充実度を誇っています。
投資情報サービス「マネックス銘柄スカウター」は、無料で利用できるサービスとしては際立って秀逸な内容となっています。
- 過去10年間の企業業績をデータ・グラフを閲覧可能
- 主要な株価指標の長期的推移をデータ・グラフを閲覧可能
- 3ヶ月毎に区切った業績を確認可能
- 銘柄比較機能
そうした点に鑑みると、メイン証券をマネックス証券で取引していくというのも有力な選択肢です。
その他、手数料が極めて安い外国株取引、ゼロETF、完全抽選のIPOや立会外分売、手数料最安値のワン株(単元未満株)、ゼロ投信つみたて、マネックス債、マネックスポイント、マネラップなどメリットが大きいネット証券です。
米国株取引の売買手数料(税抜)は約定代金の0.45%(最低手数料は0米ドル、上限は20米ドル)と屈指の低水準です。対面証券と比較すると天と地でリーズナブルです。
取扱銘柄数は3,400以上と圧巻の数であり、SBI証券、楽天証券など競合他社を大きく上回る圧倒的No.1です。
他社では取り扱いがない中小型株も充実しており、中小型株効果を発揮しての超過リターン獲得を狙えます。
成行注文、指値注文、逆指値注文、OCO注文(ツイン指値)、OCO注文(OCOs)、連続注文といった高度な注文が可能です。特定口座にも日本で初めて対応しました。
米国株・ETF取引アプリのスマホアプリ「トレードステーション米国株 スマートフォン」も利用できるようになりました。スマホアプリは日本の主要ネット証券初です。
米国ETFの株式売買委託手数料を実質無料とする「ゼロETF」(米国ETF売買手数料実質無料プログラム)もあります。
また、投資信託の積立買付で発生する申込手数料が消費税も含めて全額キャッシュバックされる「ゼロ投信つみたて」を提供しています。
日本株のNISA口座、ジュニアNISA口座での国内株式の売買手数料は、恒久的に0円(単元未満株を除く)となります。購入時だけではなく、売却時も0円でお得です。
また、NISA口座での米国株・中国株の買付時の国内取引手数料は、恒久的に実質0円(全額キャッシュバック)です。
マネックス証券のNISA口座には取引コストを抑えた資産運用が実現できるという大きなメリットがあります。
マネックス証券はマネックスポイントというオトクなプログラムもあり、投資信託の購入・保有、株式の日計り取引などでマネックスポイントが貯まります。
ポイントは株式売買手数料に充当することもできますし、JALマイル・ANAマイルなどにも交換できます。
便利な共通ポイントであるVポイント・nanacoポイント・Suicaポイント・WAONポイントにも交換できます。すべてのポイントについて、交換手数料はありません。
マネックスポイント→永久不滅ポイント→運用で複利効果を発揮させることが可能です。
資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
マネックス証券のオリジナルレポート、J.P.モルガンの機関投資家向けアナリストレポート、日本証券新聞第一面、バロンズ拾い読み(日本語)、フィスコのレポート等を閲覧することもできます。
レポート、セミナーが極めて充実しており、有益な情報や知識の提供に八面六臂の活躍をしてくれるネット証券です。
マネックス証券では「マネックス債」という同社の社債を購入できます。日本ではなかなかクレジット・スプレッドが乗った社債が充実していないため、利率が高めの債券としては、貴重な社債となります。
「ON COMPASS」(マネラップ)というフィンテック・AI(エーアイ)の技術を取り入れた低コストラップ口座サービスもあります。
独自性が高い資産管理の分析ツールも充実しています。他のネット証券には用意されていないタイプのツールも豊富です。その他、マネックス証券の詳細については、以下で徹底解説しています。
口座開設・維持は無料で、口座を持つのに一切費用はかかりません。ネットバンキングでの入金、銀行への出金も無料です。100万の資産運用でも大活躍します。
マネックス証券はお得な新規口座開設キャンペーンを行なっています。
条件は口座開設だけなのでおすすめです。まだマネックス証券に口座をお持ちでない方は、この機会にぜひ口座開設してはいかがでしょうか。
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厳選された商品構成となっており、「商品数が多すぎて選べない」という初心者の声に配慮しつつ、特徴ある新興国の株式ファンド等もあり、投資経験者のニーズにも応えられています。
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