2020年秋以降、ワイジェイカード株式会社が発行している「Yahoo! JAPANカード(愛称:ヤフーカード)」が、「PayPayカード」に変更されます。
今後ヤフーグループのサービスはPayPayとの連携を強化していき、わかりやすい名前とする方針で、クレジットカード名が「PayPayカード」となりました。
2020年秋よりPayPayカードのキャンペーンなど、ブランド統一にあわせ各種キャンペーンを実施する予定となっています(プレスリリース)。
カードスペックの変更は未発表となっていますが、リニューアルと同時に見直される可能性があります。
今からPayPayカードが気になる方もいらっしゃるでしょう。そこでPayPayカードに引き継がれるヤフーカードのメリット、デメリット、お得な使い方について、注意点を網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
PayPayカードのスペックが発表され次第、随時アップデートしますので、気になる方はぜひブックマークしてください。

国際ブランド |
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対応電子マネー・Pay |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- ショッピング保険
- プラチナ補償(有料オプション)
年会費 | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | 最短3営業日 |
還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.5% (ANA) | Tポイント |
- ヤフーショッピングでいつでもポイント3倍
- 年会費が無条件で無料
- ポイントの有効期限は年1回の利用で無期限
- PayPayのキャンペーンをフル活用可能
- TSUTAYAの会員証を搭載可能
年会費は無料
PayPayカードの年会費は本会員・家族会員のいずれも、無条件で無料です。
お得なクレカであれば年会費がかかっても止むを得ませんけれども、できれば無料の方が嬉しいですね!
コストというのは着実に自分の家計・資産に跳ね返ってくるので、費用0円はナイス。
ETCカードの年会費は1枚あたり500円(税抜)で、5枚まで発行可能です。ETCの年会費を無料にすることはできません。
PayPayカードのコスト | 費用 |
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入会金・発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 1枚500円+税 |
データ維持費・事務手数料など | 無料 |
更新手数料 | 無料 |
解約手数料・中途解約違約金 | 無料 |
PayPayカードのメリット8選
PayPayカードは年会費無料カードであるにもかかわらず、豊富なベネフィットが満載となっています。
その中で主要な長所としては8つ挙げられます。
- Yahoo!ショッピング・LOHACOではポイント3倍
- 5のつく日キャンペーンと重複適用
- ウエルシアでのTポイント利用で還元率が実質1.5%
- リアル店舗で還元率1.5%~2%にする方法あり
- 最高100万円のショッピング保険
- 2回払いも手数料無料
- ETCカードは5枚まで発行可能
- Tカード一体型(Tマネー・TSUTAYAレンタル機能も)
以下PayPayカードの主要特典についてブレイク・ダウンします。
Yahoo!ショッピング・LOHACOではポイント3倍
ネット通販のYahoo!ショッピング・
LOHACOで利用した時は、ショップポイントも合わせてポイントが毎日合計3倍たまります。
Yahoo!ショッピングやLOHACOで開催しているポイントアップや割引キャンペーンとも併用でき、二重にお得になります。
この特典はパソコン・スマートフォンを問わずに適用されます。ショップポイントも合わせてなんと3%還元となります。
ショップポイントの1%にクレジットカード利用分として2%が上乗せされる形です。
3%は強烈ですね。Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用する方にはかなりお得なクレジットカードです。
3%の内訳は、クレジットカード利用のポイント1%(税込)、Yahoo!ショッピング・LOHACOのストアポイント1%(税込・送料抜)、オリジナルの特典1%(税込・送料抜)です。
3%のうち2%は通常のTポイントでの付与となります。オリジナル特典の1%のみPayPayボーナスです(PayPayの詳細)。
独自の上乗せ特典である+1%は商品価格それぞれに対して付与されるので、小口の商品を大量に購入した場合は、切り捨てが出てきます。
5のつく日キャンペーンも適用!ポイント7倍
Yahoo!JAPANが発行しているクレジットカードで「5のつく日」にYahoo!ショッピングとLOHACOでお買い物すると、ポイント5倍となります。
毎月5日・15日・25日が対象。PayPayカードのポイント+2%特典は、5のつく日キャンペーンの日も適用されるので、なんと合計で7%です!
7%のうち5%はPayPayボーナスとなり、Yahoo! JAPAN、LOHACO、GYAO!等に加えて、リアルのPayPayを使える店でも利用可能です。
以前は期間固定Tポイント還元でしたが、現在はPayPayでの還元となり、より一層便利に進化しました。
Yahoo!プレミアムにも入会していると、ポイントが更に+2%(毎日3倍=3%)となり、5日・15日・25日は合計で9%還元となります。
PayPayカードを活用すると、Yahoo!ショッピングとLOHACOでのお買い物で、ザクザクとTポイントが貯まります。
ソフトバンクの利用者はYahoo!プレミアムを無料で利用でき、更に独自の上乗せ特典も受けられます。
PayPayカードで決済すると+2%となり、Yahoo!ショッピング・LOHACOで最大限お得にショッピングできます。
ウエルシアでのTポイント利用で還元率が実質1.5%
Tポイントを使う場合、最もお得なのはウエルシア(welcia)での利用。ポイントの価値が1.5倍になる日があるのです。
毎月20日はウエルシアの「お客様感謝デー」であり、会計でTポイントを200ポイント以上利用すると、なんと1.5倍のお買物ができます。「ウェル活」と呼ばれている家計ハックですよ!
例えばTポイント200ポイントを使うと、300円分の買い物ができます。お会計が398円だった場合、200ポイントと98円で決済できます。
1,000ポイント利用したら1,500円分、3,000ポイント利用したら4,500円分となります。
私はTポイントは全てウエルシアで20日に使っています。ウエルシアは食品類、酒類も置いてあるので無双。
トイレットペーパー、ティッシュ、歯磨き・歯ブラシ、シャンプー・石鹸、食品類、酒類、薬類のまとめ買いが猛烈にはかどります。
リアル店舗で1.5%~2%還元にする方法あり
JCB
JCBブランドのPayPayカードの場合、一般のJCB加盟店での還元率をUPさせる方法があります。
PayPayカード(JCB)でチャージしたANA JCB プリペイドカードを利用すると、基本還元率である1%のTポイントと、0.5%~0.65%のマイルかキャッシュバックを獲得できます。
- PayPayカードでのチャージ時:1%のTポイント
- ANA JCBプリペイドカードでの支払い時:0.5%~0.65%のANAマイルかキャッシュバック
直近では2019年9月にANA JCB プリペイドカードにチャージしたところ、問題なくTポイント付与の対象でした。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
合計で1.5%還元、半年間のチャージ合計額が12万円以上だと0.15%のボーナスが付いて1.65%還元に昇華します。
ただし、チャージがポイント付与対象外となる改悪リスクがあります。ANA JCB プリペイドカードの詳細については、以下で精緻に分析しています。
Visa、Mastercard
Visa、Mastercardブランドの場合、Kyash Cardへのチャージが還元の対象なので、ポイント二重取りが可能で合計2%還元です。
- PayPayカードでのチャージ時:1%のTポイント
- Kyash Cardの利用時:1.0%のキャッシュバック
Kyash Cardは900円という発行手数料がかかるのが短所ですが、Kyashへのチャージはポイント還元が対象なのはメリットの一つです。
最高100万円のショッピング保険が付帯
PayPayカードは年会費が無料にもかかわらず、ショッピング保険が付帯しています。
PayPayカードで購入した商品が購入日(配送等による場合には商品の到着日)より90日以内に、破損、盗難、火災などの偶然の事故により損害を被った場合に補償があります。
PayPayカードのショッピング保険の内容
- 補償限度額:年100万円
- 補償対象商品:国内外で購入した価格が10,000円(税込)以上の品物
- 自己負担額:1事故につき3,000円
- 事前の手続き:不要(自動的に補償)
海外のみならず国内での購入も対象です。年会費無料のクレジットカードですと、ショッピング保険がついていても、対象は海外での購入のみ、もしくはリボ払い・分割払いのみというカードが多いです。
PayPayカードのショッピングガード保険は国内の1回払いでの購入も対象なので、使い勝手が別群で秀逸な内容です。
もちろん、Yahoo!ショッピング・Amazonなどのネット通販での購入も保障対象です。
新品だけではなく中古品も対象なので、ヤフオク!、メルカリで買った品物も保障されるので安心・安全です。
せっかく買ったカメラや高い物を落としたり盗まれたり、うっかりぶつかって時計が割れたり、大切なものが壊れたりしたらショックですよね。
しかし、PayPayカードで買っていたら90日間は保障されます!
PayPayカード利用控えか領収書に記載された商品の購入金額から自己負担を差し引いた金額がもらえます。
修理が可能な場合は、修理金額・購入金額の2つのうち低い金額となります。
一部、補償の対象とならない品物があります。手形・小切手、自動車、自転車、スキー・スノボー、携帯電話・ノート型パソコン、義歯、コンタクトレンズ、動物・植物、食料品、宝石、美術品などです。
対象外の品物があるのはどのクレジットカードでも同様であり、これらは大多数のショッピング保険の対象外となる品物です。
その他、PayPayカードのショッピング保険の詳細については、以下で徹底的に解説しています。
2回払いも手数料無料
支払い方法は、1回・2回払い、ボーナス払い、分割払い、リボ払い(これだけスキップリボ・自動リボ払いのまるごとフラットリボ)です。
2回払いも手数料無料です。支払い限度が圧迫されますが、支払いを先送りにできるのは大きなメリットです。
ただし、使い過ぎるのは止めましょう。資金繰りにこだわりがなければ、1回払いでいいと思います。
PayPayカードの毎月の支払いサイクルは、締切日は30日で、支払日は翌月27日払いです(締め日と支払日)。
ちなみにPayPayカードの利用限度額は10~100万円です。キャッシング・ショッピングリボもあります。
金利は年利18%です。金利を払うとクレジットカードのポイントが吹き飛びかねないので、できる限り利用は控えましょう。
ETCカードは5枚まで発行可能
ETCカードの年会費は1枚あたり500円(税抜)と有料ですが、5枚まで発行可能です。楽天カードは1人1枚なので、発行可能枚数が5倍!
デメリットは500円(税抜)の年会費ですけれども、年5,000円(税抜)以上の利用で年会費分をペイできます。
地方では1家に1台を通り越して1人1台、車が必須という地域が多いでしょう。カード1枚で複数枚のETCカードが必要な場合は便利です。
Tカードと一体!Tマネー・TSUTAYAレンタル機能も
PayPayカードはTポイントカードと一体型です。クレジットカードと共通ポイントカードが1枚で済むので、財布をコンパクトに薄く軽くできます。
他にもいくつか身分証明書・ポイントカード・定期券などのカードを持つことを考えると、カードの枚数はできるだけ少ない方がいいですよね。
PayPayカードはTカードと一体型で、TSUTAYAの会員証の機能も追加できます。TSUTAYA店舗で手続き(店舗が指定する本人確認書類の提示)が必要となります。
料金は以前は有料でしたが、2018年2月1日からは無料となりました。タダは嬉しいですね。
手続きをすれば、TSUTAYAの会員証を一枚別に作らなくても、PayPayカードだけでTSUTAYAでのレンタルもできるようになります。
PayPayカードは、JCB・MastercardブランドだとTマネーの機能もあります。VISAのみTマネーの機能が付いていません。
TマネーはTカードにチャージして利用できる電子マネーで、加盟店のレジでチャージできます。
加盟店は、ファミリーマート、TSUTAYA、ウエルシアグループ、東武ストア、ドラッグイレブン、ドラッグユタカ等です。
Tマネーの月間利用金額に対してTポイントが500円(税込)につき1ポイント貯まります。
PayPayカードのポイントの仕組み
基本還元率
PayPayカードは、還元率1%でTポイントが貯まり、Tポイント提携先ではTポイントと合わせてポイント二重取りが可能。Tポイントを貯めるには非常に使いやすいクレジットカードです。
税込100円ごとにTポイントが1ポイント付与されます。税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。
商品の価格では980円や1,980円など端数がある場合が多いです。税抜だとポイントが微妙に貯まらないケースが増えますが、税込だとそのような心配はなく効率的にポイントを貯められます。
一例として11,059円利用した月があり、この月は110ポイントを得られました。100円単位で無駄なくTポイントを獲得できます。
月間合計額ではなく、1利用ごとにポイントは付与されます。例えば、172円、5,000円、435円の3回使った月がありました。
この月は1ポイント、50ポイント、4ポイントで合計55ポイントを獲得。合計5,607円に対して55ポイントでした。
1利用ごとに100円未満の端数が切り捨てられますが、その悪影響はごく僅かです。
Yahoo!公金支払いでは、ふるさと納税、自動車税・軽自動車税・固定資産税・住民税、水道料金などもPayPayカードで支払えて1%のポイントが得られます。
その他、電気・ガス・水道料金、携帯電話料金、インターネット料金、固定電話料金、NHK受信料などもクレジットカード払いが可能です。
毎月の固定費をPayPayカード払いにすると、ザクザクとTポイントが貯まってお得です。
例えば141,500円利用した場合は1,415ポイントを獲得できます!
ポイントは多様な店舗で現金同様に利用可能
PayPayカードで貯まるTポイントは多種多様な店舗で利用できるため、利便性が高く現金同様の価値があります。
一例としては、ファミリーマート、マルエツ、ウエルシア、すかいらーくグループ、吉野家、ロッテリア、ENEOS、オートバックス、ヤマト運輸、TSUTAYA、エディオンなどで利用可能です。
ガストの日替わりランチは出てくるのが早くて、時間のない時は助かります。
ウエルシアでは毎月20日にTポイントを200ポイント以上使うと、1.5倍の金額でお買い物できます(詳細)。
インターネットでは、Yahoo!ショッピング、LOHACO、Yahoo!トラベル、TSUTAYA関連のサイトなどで使えます。
Tポイントを現金化する方法については、以下にまとめています。
また、Tポイントカードを提示すると多様なリアルの店舗で使えます。
2018年4月からはヤマト運輸の宅急便の発送時、梱包資材の購入時などに、Tポイントが貯めて使えるようになりました。
Tポイントは吉野家でも導入されました。吉野家では200円(税込)あたりTポイント1ポイントが得られます。還元率0.5%です。
面白いところでは、「Yahoo!公金支払い」というサイトでふるさと納税をする際に、支払いにTポイントが利用できます。ふるさと納税は僅かな負担で多数の特産品を得られる制度です。詳しくは以下にまとめています。
ふるさと納税は一旦お金を出す必要がありますが、Tポイントで決済するとお金を出さずして特産品を頂けます。
Tポイントを現金化することはできませんが、ふるさと納税を使うと、間接的に住民税をTポイントで支払っている結果となり、更に多種多様な特産品がプレゼントされます。
1ポイントからふるさと納税に使えて、差額はクレジットカードで決済できます。
例えば、1万円ふるさと納税する場合で、Tポイントを700ポイント使う場合は、9,300円の支払いと700ポイントで決済できます。
ちなみに「楽天ふるさと納税」では、Tポイントと同様に楽天ポイントをふるさと納税に使えます。
Yahoo!公金支払い経由なら、NHK受信料をTポイントで払うこともできます。また、SBIネオモバイル証券ではTポイント投資が可能です。
ANAマイルとの交換もお得
TポイントはANAマイルにも交換できます。500Tポイントを250マイルと交換できます。交換レートは2対1です。
Yahoo!ショッピングやLOHACOの場合は3%のTポイント付与されます。それをANAのマイルに2対1で交換できるので、マイル付与率は1.5%となります。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国際線のビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、 ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
手間を許容できる場合は、Tポイント→JRキューポ→Gポイント→永久不滅ポイント(JQ CARD セゾンが必要)→ANAマイルと交換すると、70%の高レートでTポイントをANAマイルに移行できます。
Tポイントは有効期限が実質無期限
PayPayカードで貯まるTポイントの有効期限は、ポイント数の変動があった日から1年間です。
ポイントが付与されたり使った日から1年間になります。特筆すべきなのは、新しいポイントだけではなく、既存の全てのポイントの有効期限が1年間延長することです。
PayPayカードを年1回使えば、保有している全Tポイントの有効期限が延びるので、有効期限が実質的に無期限となります。
楽天ポイント、Pontaポイント、マリオットボンヴォイのポイント等と同じシステムです。有効期間を気にすることなく使っていけるのが大きなメリットです。
動物で例えると、長寿のシンボルである鶴や亀のようなポイントです。末永く貯めて使って活用していくことが可能です。
PayPayカードは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
複数のTカードのポイントを集約可能
かつてのTカードは、Pontaや楽天ポイントカードとは異なり、1人1枚が原則となっており、複数のTカードのポイントを統合して使うことができませんでした。
しかし、現在はTカードを2枚以上持っている場合、どちらかのTカードにポイントを移行できます。
例えば、ファミリーマートでは「ファミマTカード」を使い、Yahoo!ショッピングやLOHACOでは「PayPayカード」を使うことができます。
それぞれのカードに貯まったポイントを、いつでも「Tカードポイント移動手続きページ」から、一つのTカードに集約してまとめて使うことができます。
電子マネー・Pay対応
プリペイド型電子マネーへのチャージ
PayPayカードは、モバイルSuica、モバイルPASMO、SMART ICOCAへのチャージでポイントを得られます。
nanaco、楽天Edy、WAON、カード型のPASMOへのチャージで得することはできません。ポイント付与対象のクレジットカードでチャージしましょう。
Mastercardブランドは、au PAY プリペイドカードへのクレジットカードのチャージが可能です。
なお、モバイルSuicaへのチャージは、いつでも1.5%還元のビューカードもおすすめです。
- ビックカメラSuicaカード(年1回利用で年会費無料で還元率1.0~1.5%)
- 「ビュー・スイカ」カード(定期券一体型で還元率0.5~1.5%)
- ルミネカード(ルミネでの利用で5~10%割引)
- JRE CARD(アトレ・テルミナ・グランデュオ・エスパル・フェザン等の利用で3.5%還元)
- JALカード Suica(Suicaチャージで貯めたポイントをJALマイルに移行可能)
- ビューゴールドプラスカード(東京駅のラウンジ、年1回のプレゼントなど充実の特典)
ビューカードの中でおすすめなのは、年会費が年1回の利用で無料、基本還元率1%、Suicaチャージ・JR東日本の定期券やきっぷ等の購入は1.5%還元のビックカメラSuicaカードです。
おサイフケータイ、Apple Pay対応端末をお持ちの方なら、東日本に住んでいなくてもおすすめです。
ビックカメラSuicaカードは、Suicaチャージが1.5%還元と日本最高峰で、一般加盟店でも1%還元となり、かつ年会費無料で維持できます。
ビックカメラはほとんど使わない方でもお得なクレジットカードです。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。

クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
活用すると家計改善に大活躍してくれるクレジットカードであり、大量のポイントが得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
PayPayカードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物でき、ポイントも貯まります。
QUICPayの利用分はもちろん、Apple PayのSuicaへのチャージ、Suicaグリーン券・定期券などSuica利用分もポイント付与の対象です。
2017年11月30日からは、Yahoo!ショッピングのiOSアプリでApple Pay払いが可能になり、一気に利便性がアップしました。JCBとMastercardが対応しています。
PayPayチャージはポイント付与の対象外
PayPayカードは便利なモバイル決済サービスである「PayPay」にチャージすることが可能です。
他のクレジットカードはVisaかMastercardのみですが、PayPayカードの場合はJCBでもOKで便利です。
PayPayは家電量販店、コンビニ、飲食店、旅行代理店、ホテル、服屋さん、タクシー、ドラッグストア、メガネ・コンタクトレンズ店などで幅広く利用可能です。
お得なキャンペーンが最大のメリットとなっているPayサービスです。
PayPayカードは「PayPay」へのチャージや、PayPayでのクレジットカード決済はポイント付与の対象外です。
したがって、訴求力の高いポイント二重取りは不可能になります。
ただし、PayPayのキャンペーンの条件は残高払いもしくはPayPayカード決済というケースが多いので、この場合はPayPayカード保有の意義が生じます。
なお、Yahoo!ショッピングでもPayPayを使えますが、還元率は1%なので、PayPayカード決済の場合とお得度は同一です。
わざわざチャージしてから使っても得しない点に注意が必要です。
その他Payサービス
Mastercard/Visaブランドの場合、PayPay以外のPayサービスも幅広く利用可能です。
Kyash、d払い、楽天ペイなどのスマホ決済に対応しています。JCBの場合はd払いのみです。
その他カード基本情報
利用明細が便利
2019年には利用明細をCSV形式でダウンロードできるようになり、家計管理の利便性が向上しました。
PayPayカードの利用明細を家計簿ソフト等に取り込んだり、ExcelやNumbers等の表計算ソフトでの加工が便利になります。手順は以下の3ステップで簡便です。
- カード会員サイトにログイン
- カード会員サービスメニュー「ご利用明細」を選択
- 「ご請求金額の明細」の「CSVダウンロード」を選択
会員サイトのトップページ右側の中央下から進むことで、ダウンロードできます。
また、利用明細の閲覧可能期間が12ヶ月から15カ月に延長されて、確定申告の時期に役立つようになりました。
紙の利用明細書を取り寄せたり、長期間保管したりすることなく十分な期間、利用明細書を照会できます。
プラチナ補償(有料オプション)
「プラチナ補償」というオプションの保険があります。料金は月490円(税抜)で、初回の申し込みの場合は初月無料となります。
様々な事故・キャンセル・トラブルにおいて、補償が出ます。オプションなので不要ならば申し込まなくてもちろんOKです。
インターネットで申し込んだ日からすぐに補償が始まり、補償金額は全て合計して年間10万円が上限です。
マットな質感でカードの縁もおしゃれ
PayPayカードの黒色はマットブラックで上質感・落ち着きがあります。
カードの側面もブラックとおしゃれ。一般のカードは側面がホワイトで、カードの縁が黒いのは一部のプラチナカード、ブラックカードのみなのでゴージャスです。
PayPayカードのデメリット
PayPayカードは利点が多い反面、欠点も存在しています。
相対的なポイント還元の弱み
PayPayカードのデメリットとしては、ウエルシア(関東甲信越・北陸・東北地方)でTポイントを使わない場合は、還元率が1%になってしまうことです。
リクルートカードの1.2%(ポン活のLoppiお試し引換券だと1.8~3.6%)に比べると見劣りします。
また、Booking.comカード、P-oneカードは還元率1%でPayPayカードと同じですが、現金での還元(請求額が1%割引)となります。
自動キャッシュバックカードであり、Tポイントよりは利便性が高いのがメリットです。
手動でのポイント交換がOKなら、お得なキャッシュバックのクレジットカードも多数あります。
auユーザーであれば、au PAYチャージがポイント付与対象のクレジットカードで、au PAY(旧WALLET)にチャージすると、還元率が高いです。
楽天市場やAmazonは他のクレジットカードがお得
PayPayカードはYahoo!ショッピングに強みがありますが、楽天市場は楽天カード、AmazonはJCB CARD Wの方がよりお得です。
幅広いネット通販でお得になるのはオリコカード・ザ・ポイントです。
ETCカードは年会費が有料
PayPayカードはETCカードに500円(税抜)という年会費がかかります。
サブカードとして年会費・ETC年会費がいずれも無料のクレジットカードを使うのも選択肢です。
- Orico Card THE POINT(Amazon等のネット通販で原則還元率2%以上)
- イオンカードセレクト(イオンで月2回5%OFF/WAONチャージでポイント)
- エポスカード(丸井で10%off/全国10,000店以上で優待割引)
- リクルートカード(JCB)(還元率1.2%)
- ウォルマートカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード(西友がいつでも3%FF)
旅行傷害保険・ショッピング保険が未付帯
年会費無料のカードだと海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険などの付帯保険がないのもデメリットです。
海外では医療費が高く、数日間の入院でも300~400万円といった費用がかかる地域も数多くあります(ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データ)。
旅行保険を確保したい場合は、持っているだけで死亡・高度障害以外は補償が上乗せされる自動付帯のカードをサブカードとして保有すればOKです。
エポスカード、Booking.comカード、横浜インビテーションカードが年会費無料の自動付帯カードで、使わなくてもお得なクレジットカードです。
これら3枚のカードを保有していたら、合計で570万円の疾病治療・500万円の傷害治療の補償を確保できます。
PayPayカードの口コミまとめ
2020年秋以降、ワイジェイカード株式会社が発行している「Yahoo! JAPANカード(愛称:ヤフーカード)」が、「PayPayカード」に変更されます。
PayPayカードに名前が変わるヤフーカードは、年会費無料カードなのに特典が充実しているハイ・クオリティー・カードです。
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | |
年会費 (税抜) | 本会員 | 無料 |
家族会員 | 無料 | |
ETCカード | 500円 | |
還元率 | 基本:1.0% マイル:0.5%(ANA) Yahoo!ショッピング・LOHACO:ポイント3倍 | |
ポイント名 | Tポイント Yahoo!ショッピング・LOHACOでのボーナスはPayPayボーナス | |
主な特典 | Tマネー(JCB・Mastercardの場合) プラチナ補償(有料オプション) | |
発行スピード | 1週間~10日程度 | |
主な付帯保険 | ショッピング保険:年100万円 | |
対応電子マネー | モバイルSuica、SMART ICOCA |
おすすめの年会費無料のクレジットカードの一角であり、活用すると家計が頑健化します。
還元率1%(税抜)でTポイントが貯まり、Tポイント提携先ではTポイントと合わせてポイント二重取りが可能です。
将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
Tポイントは1ポイント1円相当で加盟店のリアル店舗・ネット通販で使えるので便利です。
ネット通販のYahoo!ショッピングとLOHACOで利用した時は、ショップポイントも合わせてTポイントが毎日合計3倍(3%)貯まります。
Yahoo!ショッピングやLOHACOで開催しているキャンペーンとも併用でき、二重にお得になります。
ヤフーカードは、Yahoo!ショッピング・LOHACOを使っている場合はお得なクレジットカードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「ネット通販でお得なカード」としてヤフーカードを挙げられていました。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのネット通販で得するクレジットカードとして挙げていらっしゃいました。
Yahoo! JAPANカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
JCBブランドのヤフーカードだとnanacoチャージができ、0.5%のTポイントも付与されます。
Mastercardブランドのヤフーカードは、au WALLETへチャージできます。TポイントとWALLETポイントが二重取りできます。
貯めたTポイントは2対1の交換レートでANAマイルに移行することも可能です。国際線のビジネスクラス・ファーストクラスで利用したら圧巻の高還元となります。
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のTポイントを得られたのが嬉しかったです。Tポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
ヤフーカードには90日間・100万円までのショッピング保険があります。海外のみならず国内での購入も対象です。
Yahoo! JAPANカードは、ウエルシアが近くにある方、カードショッピングでTポイントを貯めたい方におすすめのクレジットカードです。
また、Yahoo!ショッピングやロLOHACOでは還元率3%と驚異的にお得になるので、利用する機会がある方にはかなりお得なカードです。
年会費は永年無料なので、サブカードとしての活用もおすすめです。
公式サイトヤフーカード オフィシャルページ