The Goal

某機関投資家で働く会社員のブログです。経済、資産運用、IPO、株主優待、保険、クレジットカードなどについて発信

日経平均はどこまで上昇するか?

更新日: 資産運用の考え方 マーケット・経済の分析

海岸を歩く人

日経平均は16,413.76円まで上昇しました。PBR1.34倍、予想PER15.78倍、予想配当利回り1.42%とまだ標準的です。

どこまで上昇し得るか、あるいはどこまで下落し得るかの目安についてまとめます。


予想PER平均

日経平均の予想PERは概ね13倍~17倍に収まっている期間が多いです。2010年度~2013年末までの平均は、約15.4倍です。2004~2013年の標準偏差+1σは17.1倍、+2σは18.9倍です。

PERの高値の節目として意識されやすいのは20倍です。リーマン・ショック前のピークは2006年4月の23.8倍です。リーマン・ショック後の経済回復期のピークは、異次元緩和発動後の2013年4月の23.4倍です。

以上のPERの目安から導き出される日経平均の目処は下表のとおりです。

PER 予想EPS-10% 15年3月期予想EPS 予想EPS+10%
リーマン前ピーク 23.8 22,271 24,745 27,220
2013年4月 23.4 21,906 24,340 26,774
節目 20.0 18,723 20,803 22,884
標準偏差+2 18.9 17,674 19,638 21,602
標準偏差+1 17.1 16,046 17,828 19,611
10-13年PER平均 15.4 14,417 16,018 17,620
標準偏差-1 13.7 12,788 14,209 15,629
標準偏差-2 11.9 11,159 12,399 13,639
2008年10月 9.5 8,921 9,913 10,904

来年4月までのスパンでは、 17,800円~2万円程度は十分に可能性があります。

騰落率平均

戦後の株価変動の平均は、最大騰落率が+22.7%、最大下落率が-10.4%でした。バブル崩壊後の平均では、最大騰落率が+15.6%、最大下落率が-17.2%です。

2013年末の日経平均株価は16,291円でしたので、過去の騰落率平均から導き出される、2014年の日経平均の高値・安値の目処は下表のとおりです。

株価変動の平均 日経平均株価目安
戦後 最大騰落率 22.7% 19,989
最大下落率 -10.4% 14,597
バブル崩壊後 最大騰落率 15.6% 18,833
最大下落率 -17.2% 13,489

10月の安値は14,529円であり、ほぼ戦後平均の最大下落率と同じ水準で下げ止まりました。4月の安値は13,885円であり、バブル崩壊後最大下落率より若干高いところでした。

相場のリズムとしては底打った感があり、これから上昇が続くとなると、過去平均では18,800円~2万円程度までは可能性がありそうです。

結論

以上を総合考慮すると、年末~来年4月にかけて日経平均2万円近くまで上昇したら要警戒水準だと考えます。

2万円を突破してグイグイ上昇したとしても、2008年の金融危機前のピーク、異次元緩和発動直後の期待絶頂期でもPER24倍の壁があった点は認識しておきたいところです。

予想PERが23倍を超えてきたら、「大いなる警戒」が必要と考えます。現在の企業業績からは、日経平均2万円が近づいてきたら一部を利益確定、24,000円が近づいてきたらかなり利益確定した方が無難です。

PERのピークを付けたのはいずれも4月という点が興味深いです。今年は4月がボトムでしたが、例年ですと株価は4月がピークとなることが多いです。

来年4月まで株価上昇、その後は反落という展開は想定しやすいです。その前に急速に上昇したら要警戒ですね。

もちろん経済の低迷が深刻化して、株価が上昇するどころか下落する可能性もあります。株価の下値目処としては、13,500~14,500円程度が想定できます。

Adsense

Adsense

  • follow us in feedly

-資産運用の考え方, マーケット・経済の分析

Copyright© The Goal , 2017 All Rights Reserved.