マネーハッチというCFDを活用した積立投資のサービスがあります。シストレに強いインヴァスト証券が提供しています。
クレジットカードやキャンペーンで得たキャッシュバックを活用して、為替リスクがない海外ETFに連動する成果を目指します。
メリット・デメリットを徹底解説して、評判・口コミどおりなのかを分析します。
目次
マネーハッチとは
マネーハッチはインヴァスト証券が提供する積立投資のサービスです。
テレビ東京、関西テレビ、日本経済新聞、日経トレンディ、東洋経済ONLINE、Forbes、マネーポストWebなど有名メディアで多数紹介されており、高い注目を集めています。
インヴァスト証券は東証JASDAQスタンダード上場企業(8709)であり、金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本投資顧問業協会に加入しています。
問い合わせ先のフリーダイヤル(0120-729-365)も用意されています。受付時間は土曜・日曜・元日以外の午前8時~午後6時です。祝日も対応しています。
マネーハッチは「投資に使うマネーハッチ用の残高を貯める」→「貯めた残高で投資する」の2ステップでシンプルです。
マネーハッチで投資する元手は、銀行口座からの引き落とし(1万円以上)、トライオートETF口座からの振り替えで入金できます。
自分で入金するだけではなく、クレジットカード「インヴァストカード」でお買い物した際に発生する1%のポイントを利用できます。
インヴァストカードは年1回のカードショッピング利用で年会費が無料になるので、実質無料で利用できるクレカです。
還元率は1%と合格ラインです。JACCSモールの活用でネット通販は1.5%以上の還元率となります。
インヴァストカードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
また、シストレ24、トライオートFX、くりっく365、FX24のキャッシュバックキャンペーンも利用できます。
なお、当サイト限定のタイアップキャンペーンとしては、DMM FXはAmazonギフト券4,000円分です。5万円の入金と1lotの取引でOKなのでおすすめです。
トレイダーズ証券のみんなのFXでもタイアップキャンペーンが開始しました。こちらも3,000円上乗せです。
証券会社での投信積立、WealthNavi・THEO・マネラップ等のロボアドバイザーサービスは、銀行口座や証券口座からの引落しによる積立となります。
他方、マネーハッチはクレジットカード利用額に応じた還元やキャンペーンを充当できる点にエッジ・優位性があります。
為替リスクなし!世界の株価指数そのものへの投資が可能
マネーハッチの取引形態はCFDなので、円のまま・為替リスクなしで指数連動の成果を追求できます。世界の株価指数に為替リスクなしで投資できます。
外国株式や海外ETFを取引する場合には、現地通貨での取引となるため、為替リスクが発生します。
外国株価指数が上がっているのに、円高になっていることから、トータルでは損、あるいは株価上昇程には収益が出ないという陥穽に嵌る時があります。
しかし、マネーハッチの海外株価指数は、マーケットメイカーが為替リスクを負って円建てでレートを提示します。
したがって、現地通貨建ての外国株価指数そのものをロングしたり、ショートすることが可能です。円高・円安の影響は受けません。
例えば、S&P500ETFの場合、S&P500の値動きそのものに投資成果が原則として連動します。S&P500が+5%だが、-10%の円高で結局損したという事態はありません。
初めから円建てで価格が提示されているので、為替レートや為替リスクを気にせずに取引することができます。
例えば、マネーハッチでSPDR S&P 500 ETFをロングした場合、ニュースで出てくるS&P 500の株価に基本的には投資成果が連動します。この間のドル/円レートの値動きは無関係となります。
ここら辺は取引所CFDである「くりっく株365」と似た仕組みとなっています。
ちなみにくりっく株365の手数料が最安値なのは141円(税抜)のマネックス証券です。岡三オンライン、SBI証券よりも1円安いです。
岡三オンラインでは、当サイト限定で3,000円がプレゼントされるタイアップキャンペーンを開催しています。条件はたったの入金5万円だけと破格です。
SBI証券は日本株、米国株、投資信託など幅広い取扱商品があり、各商品間の資金移動がスムーズなのがメリットです。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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マネーハッチは為替レートや為替リスクを気にすることなく取引できます。
これが先物取引、為替ヘッジがついていない投資信託・ETFにはないマネーハッチの最大のエッジ・優位性です。
ETFで現地通貨建ての外国株価指数をロングしようとすると、ETFを買って同額をFXでショートして為替ヘッジする必要があります。
手間がかかりますし、株とFXでは税制が異なるので、どちらかで大きな利益が出て、どちらかで大きな損失が出て損益に偏りが生じた場合、不利になるケースもあります。
為替リスクがないことによって、マネーハッチの自動売買による資産推移は、投資信託と比較すると低リスクで緩やかな推移となります。
相対的に安定したパフォーマンスがマネーハッチの投資スタイルの最大の特徴です。以下は世界株500ETFレバ1.5倍自動売買と、投資信託による投資の比較です。
2008年3月から毎月1万円を積立投資した場合のシミュレーションです。
シミュレーションの前提条件は下表のとおりです。
区分 | シミュレーションの前提条件 |
---|---|
投信積立 | ・0.1口から購入可能と仮定 ・買い付け手数料なし、両替手数料なし、資産に対して年間報酬1%を日割りで計算 ・分配金は米国の課税分10%を除いたものを発生日のドル円レートで円転して再投資 ・円転レートは米ドル/円の日足終値にスプレッド1銭を加味した値 |
マネーハッチ | ・ETF価格は、日足の終値を採用し、スプレッドを加味(銘柄によって異なるが0.1%~0.3%)した価格 ・金利コストは、0.9%+Liborを毎営業日に円転して算出(Liborは過去の実績を反映) ・分配金は、米国の課税分30%を除いたものを発生日のドル円レートで円転 ・実現損益、評価損益、分配金および金利コストの円転レートは、米ドル/円の日足終値にスプレッド1銭を加味した値 |
マネーハッチの使い方・投資対象
マネーハッチの使い方は簡単です。インヴァスト証券の会員サイトにログインして右側の「マネーハッチ」を選択すれば、初期設定・管理画面に遷移します。
初期設定では「バランス重視」が選択されており、投資スタイルは「世界株ETF自動売買」となります。「リスク重視」「リターン重視」に変更することも可能です。
世界株ETF自動売買は全世界の約80%をカバーする株式を原資産としており、リスク・リターンのバランスが取れています。
組み入れ上位10銘柄はアップル、マイクロソフト、Amazon、Facebookなど世界的に有名な企業が入っています(2017年7月21日現在/最新情報はこちら)。
ティッカー | 銘柄名 | 業種 | 比率(%) |
---|---|---|---|
AAPL | APPLE INC | 情報技術 | 1.85 |
MSFT | MICROSOFT CORP | 情報技術 | 1.29 |
AMZN | AMAZON COM INC | 一般消費財・サービス | 0.95 |
FB | FACEBOOK CLASS A INC | 情報技術 | 0.87 |
JNJ | JOHNSON & JOHNSON | ヘルスケア | 0.86 |
JPM | JPMORGAN CHASE & CO | 金融 | 0.78 |
XOM | EXXON MOBIL CORP | エネルギー | 0.76 |
GOOG | ALPHABET INC CLASS C | 情報技術 | 0.67 |
GOOGL | ALPHABET INC CLASS A | 情報技術 | 0.67 |
NESN | NESTLE SA | 生活必需品 | 0.62 |
国別の構成比率は下表のとおりです(2017年7月21日現在/最新情報)。アメリカがおよそ半分で、残り半分が世界中に分散投資されています。
国名 | 保有比率(%) |
---|---|
米国 | 50.8 |
日本 | 7.72 |
イギリス | 5.23 |
中国 | 3.7 |
フランス | 3.29 |
カナダ | 3.17 |
スイス | 3.14 |
ドイツ | 3.12 |
オーストラリア | 2.41 |
韓国 | 1.81 |
オランダ | 1.71 |
台湾 | 1.36 |
スペイン | 1.07 |
その他 | 11.19 |
まずは積立原資を登録することになります。銀行口座からの振り替え、インヴァストカードによる積立、FXトレードのキャッシュバック等を選びます。
登録が終わると「S&P500ETF自動売買」と「日経225ETF自動売買」の投資スタイルを選べるようになります。
リスクが高い投資スタイル(リターン重視)を選ぶと、リスクが世界株ETFより高いS&P500、日経225での運用が可能となり、バランス型は世界株指数やコモディティ指数などが中心になっています。
リスクが低い投資スタイルを選定すると、債券指数を中心とした運用になります。初期設定では高利回り社債ETFが選べます。
初期で選べるETFは以下のとおりで、一定の条件をクリアして経験を積むとロックが解除されて、多様なETFを選べるようになります。
投資スタイル | 投資先 | 年平均リターン |
---|---|---|
バランス重視 | 世界株ETF自動売買 | 5.60% |
世界株ETF自動売買1.5倍 | 9.19% | |
リターン重視 | 日経225ETF自動売買 | 7.80% |
S&P500ETF自動売買 | 4.86% | |
日経225ETF自動売買1.2倍 | 9.80% | |
S&P500ETF自動売買1.2倍 | 6.17% | |
リスク重視 | 高利回り社債ETF自動売買2倍 | 3.58% |
高利回り社債ETF自動売買 | 1.69% |
ここらへんの仕組みはセゾンカードの永久不滅ポイントを投信で運用する仕組みに似ています。
資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
トライオートETFの投資対象としては26個のETFが揃っています。注意点としては、CFDなのでETFそのものを買い付けるのではなく、成果が連動するのがETFに準じるという点です。
ジャンル | 銘柄名 | ティッカー | 取引所 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
日本株 | 日経225連動型上場投資信託(日経225ETF) | 1321 | 東証 | 日経225連動ETFで純資産最大規模のETFです。東証1部に上場する225銘柄で構成される日経平均株価指数に連動しており東証に上場しているため。通貨は日本円表記、日本時間で取引することができます。 |
TOPIX連動型上場投資信託 | 1306 | 東証 | 東証株価指数(TOPIX)とは、東証第一部上場株式銘柄を対象として、同取引所が1秒ごとに、算出・公表している株価指数です。日経平均株価と共に日本株のベンチマークとして普及しています。 | |
世界株 | iシェアーズ MSCI ACWI ETF(MSCIワールド) | ACWI | NASDAQ | 米国アップルを筆頭にネスレやサムスン、インドのタタモーターズまで、新興国を含む世界46カ国、2,464もの銘柄が採用され、グローバルの株式市場の85%をカバーする株価指数、MSCI ACWIに連動するETFです。この1本で全世界への分散投資が可能です。 |
米国株 | SPDR S&P 500 ETF(S&P500ETF) | SPY | NYSE | S&P500関連ETFの中でも歴史が長く、人気の高いスパイダーETF。米国株式に投資をするならこれ!といっても過言ではない銘柄です。世界的に有力な企業群で構成され、米国大型株ETFの中では取引高が最大であるため、流動性が高くスプレッドの幅が狭いのが魅力です。 |
生活必需品セレクト・セクター SPDR ファンド(生活必需品株) | XLP | NYSE | 米国株消費財セクターの中でも、ニーズが安定した消費財を扱う企業のETFです。P&Gやコカコーラ、コストコなどの、普段の生活に密着した商品を提供する企業で構成されています。生活必需品セクターはディフェンシブ銘柄の代表格であり、景気の波や為替の影響を受けにくいのが特徴です。 | |
パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1(ナスダック100) | QQQ | NASDAQ | ナスダック100指数に連動するETFです。この指数はナスダック指数に組み込まれている大型株100銘柄から構成される株価指数であり、一般にS&P500指数にくらべて値動きが大きいため、パッシブ運用の中でもより動きのある投資がしたい方にお勧めです。 | |
一般消費財セレクト・セクター SPDR ファンド(一般消費財株) | XLY | NYSE | 生活必需品セクターが日常に無くてはならないものを提供するのに対しこちらのセクターは人々の生活をより豊かにするためのサービスを提供します。ウォルトディズニー、スターバックスといった馴染みのある企業が組み入れられており、景気回復期待や可処分所得の変化に敏感です。 | |
資本財セレクト・セクター SPDR ファンド(資本財株) | XLI | NYSE | アメリカ資本財セクターの中で最大のETFです。資本財セクターには航空宇宙・防衛、建設関連製品、建設・土木、電気設備、航空貨物・物流サービス等のインフラ関連企業が含まれており、経済政策、オリンピックといったイベントタイミングには反発が期待されます。 | |
テクノロジー・セレクト・セクター SPDR ファンド(テクノロジー株) | XLK | NYSE | 米国テクノロジー関連で人気No1のETFです。保有銘柄上位に3社にアップル社、IBM,マイクロソフト社が順に名を連ねており、この3社だけでファンド全体の約30%を占めています。馴染みのあるIT企業に投資ができる銘柄です。 | |
公益事業セレクト・セクターSPDR ファンド(公共事業株) | XLU | NYSE | 米国公益事業関連の大型株で構成されるETFで、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業等を行う企業で構成されています。生活必需品同様ディフェンシブセクターとして知られており不況下や景気回復局面に強いセクターです。 | |
iシェアーズ ラッセル 2000 ETF(小型株) | IWM | NYSE | 上場している全投資信託の中でもトップサイズのETFです。長期的に見ると小型株のパフォーマンスは中・大型株のパフォーマンスを上回ることが様々な調査から明らかとなっており、人気を集めています。米国小型株約2000銘柄で構成されるラッセル2000指数に連動します。 | |
iシェアーズ ラッセル1000バリューETF(大型バリュー株) | IWD | NYSE | 米国の大型株で構成された指数であるラッセル1000指数に組み込まれている銘柄の中でもバリュー銘柄(割安)に焦点を当てた指数に連動するETFです。約700の銘柄で構成されており、ジョンソンエンドジョンソン、シェブロン等、厳選された大型バリュー株に投資することができます。 | |
金融セレクト・セクター SPDR ファンド(金融株) | XLF | NYSE | アメリカの金融セクターETFで最大規模です。商業銀行、資本市場、各種金融サービス、保険、不動産等の企業が含まれ、リーマンショックなど金融不安の最には大きく価格に影響がでやすいETFです。ゴールドマンサックスやシティ銀行といった世界的な投資銀行も数多く含まれ、連日出来高上位ランキングに登場しています。 | |
エネルギー・セレクト・セクター SPDR ファンド(エネルギー株) | XLE | NYSE | アメリカのエネルギー関連企業ETFで最大規模のETFです。エクソンモービル、シェブロン等のを始めとした石油関連銘柄企業で構成され、近年資源や原油価格の動向に注目が集まっている中、アメリカのセクター別ETFの中でも、変動率、出来高ともに注目を集めています。 | |
欧州株 | ウィズダムツリー・欧州・ヘッジド・エクイティ・ファンド(EU大型株ヘッジ) | HEDJ | NYSE | ヨーロッパには数多くの優良企業が存在しますが、その多くが世界中にモノを供給する輸出業者であり、為替の変動に影響されやすいという特徴があります。このETFはヨーロッパ主要銘柄へ投資すると同時に、変動しやすいユーロの変動リスクをヘッジできるように設計されています。 |
新興国株 | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(バンガード新興国株) | VWO | NYSE | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)は中国、台湾、インド、南アフリカ、ブラジル、メキシコ等新興国22ヵ国の株式3,277銘柄で構成されています (2015年12月末現在)。2015年11月3日から小型株と中国A株の組み入れを開始し、個人では投資しづらい小型株や中国A株を含む新興国全体に1本で投資が可能です。 |
iシェアーズ 中国大型株 ETF(中国代表株50) | FXI | NYSE | 中国株を対象としたETFの中で最大規模で、香港証券取引所で取引されている株式の中から大型および中型株式50銘柄を選定して構成される指数と同等の投資成果を目指します。チャイナモバイル、中国建設銀行といった、中国を代表する銘柄に投資できます。 | |
社債 | iシェアーズ iBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(投資適格社債) | LQD | NYSE | 米国社債関連のETFの中で最大規模のETFです。投資適格とされるBBB以上の格付け得た米ドル建ての社債で構成される指数と同等水準の投資成果を目指すよう設計されており、値動きが年間で5%~10%と他のETFと比較すると小さいので安全資産として利用されます。 |
iシェアーズ iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ETF(高利回り社債) | HYG | NYSE | 米ドル建てで発行された各国の高利回り社債(ハイイールド債)を選定して作られた指数に連動し、毎月配当が行われます。世界の約1000銘柄のハイイールド債に分散投資がされており、デフォルトや元本割れリスクを軽減しながら高い利回りを目指すETFです。 | |
商品 | WTI原油連動ETF(原油ETF) | USO | NYSE | 原油関連ETFで最大規模のETFです。WTI原油先物価格の動きに連動するよう設計されており、先物取引をしなくてもこのETFを売買することで同様の投資をすることが可能です。原油関連先物を主な原資としているため配当はありません。 |
SPDR ゴールド・シェア(SPDRゴールド) | GLD | NYSE | 金地金の価格の動向を反映させることを目標とした、金関連で最大規模のETFです。安定資産として知られている金ですが、現物は保管や管理が大変なため、気軽に投資できるETFが誕生しました。このETFは実際の金を100%を保有しているため、原油同様配当はありません。 | |
レバ/インバ | (NEXT FUNDS)日経平均レバレッジ上場投信(日経レバ) | 1570 | 東証 | 日経平均株価変動率に対して2倍の値動きになるように設計されたETFです。前営業日と比較するとその変動率は日経平均の2倍となりますが、2営業日以上離れた日との比較においては、複利効果により原資産の変動率の2倍超又は未満となる場合があります。 |
(NEXT FUNDS)日経ダブルインバース上場投信(日経Wインバ) | 1357 | 東証 | 日経平均株価変動率に対して-2倍の値動きになるように設計されたETFです。前営業日と比較するとその変動率は日経平均の-2倍となりますが、2営業日以上離れた日との比較においては、複利効果により原資産の変動率の-2倍超又は未満となる場合があります。 | |
プロシェアーズ ウルトラS&P500(S&P500ダブル) | SSO | NYSE | 米国株式市場時価総額の約80%をカバーし、米国大型株の動向をいち早く反映するといわれるS&P500指数の変動率の2倍の値動きになるように設計されたETFです。S&P500指数が1%上昇すると2%上昇し、S&P500指数が1%下落すると2%下落する仕組みです。 | |
プロシェアーズ ウルトラプロQQQ(ナスダック100トリプル) | TQQQ | NASDAQ | プロシェアーズが提供するETFの中でも、特にプロ向けなものに対してのみつけられる「ウルトラプロ」の称号を持つこの銘柄は、ナスダック100指数の変動率の3倍の値動きになるよう設計されています。 | |
Direxion デイリー米国金融株ブル3倍 ETF(金融株トリプル) | FAS | NYSE | 米国大型株指数であるラッセル1000に組み込まれている銘柄のうち、金融関連セクターに分類される大型株を厳選したものです。米国大型金融株に投資ができるだけでなく、指数変動率の3倍の値動きをするエキサイティングな銘柄です。かなりのボラティリティが予想されます。 |
積立原資にインヴァストカードを選んだ場合、貯めたポイントが毎月現金化されてトライオートETF口座に入金されます。その後、トライオートETF口座でETFの買い付けを実行します。
ポイント積立ての少額投資のためにトライオートETFは0.1口単位での取引に対応します。
トライオートETFでの取引は、マニュアルでの売買と自動売買の取引があります。
自動売買は相場の上げ下げに応じて自動的に買い注文と売り注文が発注される仕組みで、FXではメジャーなシステムです。レンジ相場では効果がある場合があります。
トライオートETFは店頭CFDであり、売買手数料、為替手数料がありません。コストはスプレッド、金利相当額などです。
マネーハッチのデメリット
金利とスプレッド
マネーハッチで自動的に投資するCFDは、スプレッドと保有しているETFに対する金利 約0.9%+Liborという取引コストが発生するのがデメリットです。
積立投資を行うトライオートETFは店頭CFDであり、「売れる価格」と「買える価格」の2つの価格を、インヴァスト証券が提示しています。
売値と買値には差があり、この2つの価格の差が「スプレッド」と呼ばれており、実質的なコストとなります。
ETF価格のスプレッドは需給の状況によって変動しますが、変動幅は概ね0.1%~0.35%程度です。
また、CFDは買いポジションを維持する場合、株式投資と同様に配当相当額を受け取ることができますが、金利相当額の支払いが発生します。
取引所CFDのくりっく株365の場合、金利相当額の算出方法は「清算価格×100×日銀政策金利(※)×日数÷365」であり、マイナス金利の現状ではほとんど0%に張り付いています。
しかし、マネーハッチの場合は、金利が約0.9%+Liborと高めなのがデメリットです。Libor(ライボー)とは各国通貨調達にかかる変動する金利のことです。
金利の具体的な計算方法は、「保有しているETFの前週木曜日の終値×保有口数×(Libor + 0.9%)×付与日数/365」です。計算式の最後の365は、米国銘柄は360です。
休日等に関わらず、月曜日から木曜日の付与日数は1日。金曜は3日となります。
例えば合計で1.500%の金利の場合には、1万円分のトライオートETF残高に対して、年間で約150円の金利を支払うことになります。
インヴァスト証券の信用リスク
取引所CFDは投資者保護基金の対象であり、一般顧客一人につき1000万円を上限に補償されます。万が一の業者破綻時にも保護があります。
他方、マネーハッチは店頭CFDであり、投資者保護基金の対象外です。インヴァスト証券の信用リスクを負うことになります。
インヴァスト証券はトライオートETFの残高を100%信託保全していますけれども、預金や株式・投資信託・通常のETFのように1000万円まで公的な保護がある訳ではありません。
マネーハッチ以外で投資が可能なポイントについては、以下で解説しています。
投資に使えるクレジットカードについては、以下で精緻に分析しています。
カバー取引・提示レート乖離リスク
マネーハッチの自動積立は、すべてカバー先金融機関でカバー取引をしています。そのため、カバー先金融機関の信用状況により損失を被るリスクがあります。
また、マネーハッチはインヴァスト証券との相対取引となっています。東京証券取引所および米電子取引所BATSの価格をもとに、インヴァスト証券が生成した独自の価格で約定します。
そのため、インヴァスト証券が提示する価格が、他の金融機関や市場価格と必ずしも一致するものでなく、乖離する可能性もあります。
確定申告が必要な場合があり
マネーハッチで投資するトライオートETFは、雑所得の申告分離課税(20.315%)となります。店頭CFDと同じ税制です。
積立てによる配当利益・売買利益が年間で20万円以上の場合には、確定申告を行う義務があります。一般的なサラリーマンの方であれば、原則20万円未満の場合には確定申告は不要です。
マネーハッチの投資結果の損益通算は、FX・先物取引・店頭CFD等と行うことができます。
現物外国ETFの配当金は確定申告にて外国税額控除の制度を利用することで外国で課された税額を差し引くことができますが、マネーハッチは制度を利用することはできません。
その他、通常のETF、先物取引、CFDの商品特性の違いについては、以下で徹底解説しています。
まとめ
マネーハッチによる積立投資は銀行口座からの引き落としだけではなく、クレカのインヴァストカード、各種キャンペーン、FXトレードのキャッシュバック、トライオートETFからの振り替えを使うことができます。
インヴァストカードは、年会費実質無料で還元率は0.5%のクレジットカードです。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピング・LOHACOなどのネット通販では1.0%以上の還元率となります。
カード利用の0.5%のポイントが、自動的に毎月現金化されてトライオートETF口座に入金されて、自動で買い付けられるのがユニークな仕組みです。
いくつかの投資スタイルの中から選ぶだけで、期待するリターンやリスク許容度に応じたインデックスに対して自動で投資を行えます。
指数の額そのものに原則として投資成果が連動して、為替リスクがないのがメリットです。為替ヘッジ付きで外国株価指数に連動する投資をお手軽に行えます。
デメリットとしては、0.1%~0.35%程度のスプレッド、約0.9%+Liborという金利です。また、投資者保護基金の対象外である点に留意が必要です。
為替ヘッジ付きで外国株式指数にお手軽に投資したい場合、インヴァスト証券の自動売買を活用したい場合は、マネーハッチは便利です。
インヴァストカードには、ポイント・自動投資以外にもメリットがあります。
国内旅行傷害保険、ネットあんしんサービス、カード盗難保険が付帯しています。ジャックスのクレジットカードなので、J’sコンシェルも利用できると思われます。
ただし、投資先が店頭CFDで投資家保護基金の補償がないのがデメリットです。インヴァスト証券が破綻した場合は信用リスクがあります。
そうした観点では、1000万円まで投資家保護基金による補償がある松井証券のクレジットカードの方がおすすめです。