日本の大手ネット証券の一角がマネックス証券です。1999年創業以来、次々と先進的なサービスを提供してきており、日本初のサービスをリリースすることも多く人気を集めています。
2016年9月には、マネラップ(ON COMPASS)という低コストのラップ口座サービスが開始しました。最新の金融テクノロジーを活用した、マネックス証券らしい先進的なサービスです。
この度、マネックス証券に取材に伺って、マネラップについて徹底的にインタビューしてきました!
この度はマネックス証券株式会社 営業本部の岩井さん、岩井さんにインタビューさせていただきました。
マネックス証券のインタビューで、日本株、米国株、その他サービスに関する記事については、それぞれ以下に集約しています。



このページでは、少額・低コスト型ラップサービス「マネラップ」(ON COMPASS)に関するインタビューについてまとめています。
マネラップは、最先端のロボットアドバイザーのテクノロジーを活用しており、2016年9月にスタートしたばかりのマネックス証券の先進的なサービスです。
まつのすけ:マネックス証券の少額・低コスト型ラップサービス「ON COMPASS」が開始しました。初心者の方ですと、「ラップ口座」「投資一任契約」と聞くだけで身構える人もいると思います。投資一任契約についてご解説ください。
岩井さん:仰る通り、聞きなれない言葉で身構えてしまいますね。
「投資一任」は、一般的には「ラップ」という名前で呼ばれていて、投資をしたいけどよくわからないというお客様が、プロにお金を預けて運用を任せることができるサービスです。
アドバイスツールと異なり、実際に金融商品の買付・売却まで行うサービスになります。
「ラップサービス」の中で、当社の「マネラップ」には3つの特徴があります。
1つ目の特徴は、運用方針を「ためる」「そなえる」「たのしむ」の3つのプランの中から選んでいただくことです。
お客様の状況はそれぞれ異なりますので、「これから資産を形成していきたいのか、運用しながら資金を取り崩していきたいのか、それを合算して備えるのか」という目的を確認させていただくことで、より適切な資産運用の計画をご提案させていただくことができます。
2つ目の特徴は、「目標達成確率」という指標をご用意していることです。
目標金額や、運用金額をご入力いただいて、資産運用の計画を作成いただきますが、マネラップではその計画が達成できるかどうかをウェブ上でシミュレーションし、達成できる確率を算出いたします。
これによって、より現実的な資産運用をご提案することができます。
投資経験がない方ですと、毎月いくらずつ、どの商品を買っていくと、資産がどのように推移するのかのイメージがつきづらいかもしれませんが、マネラップでは、シミュレーションの中で運用金額を1万円から1000円単位で調整でき、何度でも再計算できるので、具体的なイメージを持っていただけると思います。
3つ目の特徴は、1つの口座の中で3つの計画を同時に運用できることです。通常のラップ口座では、1つの口座で1つの資産運用しかできません。
しかし、マネラップでは1つの口座の中で、最大3つの資産運用が可能です。
これによって、例えば、2人のお子様がいらっしゃる場合、お子様それぞれの資金と、ご自身の老後資金、合計3つを分けて運用することができます。
まつのすけ:マネラップ(ON COMPASS)の利用で発生するコストの内訳について教えてください。
岩井さん:一般にラップサービスでは様々な種類のコストがかかりますが、マネラップでは、全てのコストの合計(トータルコスト)で、お預りしている資産金額の1%未満(税込)という業界最安値水準のコストを目指しています。
変動する経費があるためこのような表現になっておりますが、基本は税込で1%未満です。具体的な費用の中身は、「信託報酬」です。
マネラップでは、「MSV内外ETF資産配分ファンド」という専用の8つのファンドの中から、コンサルティング結果に応じて、お客様に最適な1つをご提案し、運用します。そのファンドの残高に対して信託報酬が発生します。
その他、口座の開設や投資一任契約の締結は無料です。また、ポートフォリオのリバランスもファンドの中で行うため、お客様にご負担いただく費用はありません。
このようにコストを安く抑えているため、1万円から少しずつ始められて、中長期の資産形成に相応しいサービスになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=DlaKitpi-i4
まつのすけ:トータルコストが1%未満のラップ口座は稀有です。どのようにしてこの低コストを実現しているのでしょうか。
岩井さん:対面型の証券会社のラップサービスですと、お客様のご意向を伺う「コンサルティング」を営業の担当者が行っていることが多いですが、マネラップではコンサルティングをロボットが行っているので、費用を下げることができます。
また、マネラップでは信託報酬の低いETFのみでの運用を実現しているため、さらにお客様にご負担いただく費用を下げることができました。
まつのすけ:最新のテクノロジーを駆使したロボット・アドバイザーによるコンサルティングを受けられるという点が魅力的です。他社のロボアドバイザーと比較した場合、どこが優れているのでしょうか。
岩井さん:1つ目の特徴に挙げた、「ためる」「そなえる」「たのしむ」という3つの計画タイプをご提案できる点です。
特に「たのしむ」という、取り崩していくことを想定した運用をご提案できる点は珍しいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=jEIQkg2A_Jk
まつのすけ:ポートフォリオの提供だけではなく、アフターフォローまでサポートするという点がユニークです。具体的に教えてもらえますか。
岩井さん:2つ目の特徴に挙げた「目標達成確率」は契約後も日々計算します。この指標を用いて運用状況を分かりやすくお伝えします。
さらに、市況の変化によって目標達成確率が一定水準を下回った場合は、「計画を見直しませんか」という提案をウェブ画面上で行なうことがあります。
これによって、「一度契約したらそのまま放置」とならず、市況の変動に即した運用を実施できます。
まつのすけ:サービス愛称「マネラップ」とPRキャラクター「まねらっぷ」は、覚えやすくて響きもいい名前と、可愛い犬型ロボットが印象的です。これは社内でご検討なさったんですか。
岩井さん:ありがとうございます。マネラップという愛称はマネックス証券で行っているラップサービスというのが端的にわかる名前にしております。
サービスロゴには、初心者の方でも投資経験者にも幅広くお使いいただきたいという想いを込めて、デザインしていただきました。
PRキャラクターについては、親しみやすく、忠犬のように「よりそう・みまもる」イメージと、ロボ・アドバイザーという要素も取り入れた、犬型のロボットにしようと思いました。
デザイナーの方に、サービスのコンセプトをご説明して、作成していただきました。
まつのすけ:最低利用金額はいくらですか?
岩井さん:1万円からご利用いただけます。他社の同様のサービスと比べてかなり少額から始められるのではないかと思います。
まつのすけ:入出金は完全無料でしょうか。
岩井さん:当社でご用意している「即時入金サービス」の対応金融機関からのご入金でしたら、完全に0円です。
まつのすけ:中にはお子さんの教育資産を子供名義で積み立てたいという方もいらっしゃると思います。子供の名義での契約は可能ですか。
岩井さん:マネックス証券ではお子様名義の口座を未成年口座という形で開設いただけるので、お子様の名義でもマネラップをご利用いただけます。
また、マネラップの3つ目の特徴として挙げさせていただいた、1つの口座の中で運用できる3つの計画は、計画毎に名前をつけることができます。
例えば「太郎の教育資金」といったプラン名を付けることで、分かりやすく管理していただけると思います。
まつのすけ:契約解除はいつでも可能ですか。また、解約時のペナルティないし、投資信託における信託財産留保額のような制度はありますか。
岩井さん:契約を結んだ日を起点して2ヶ月目(翌々月)の1日以降は、契約の変更や解除が可能になります。その際も費用は一切かかりません。
まつのすけ:毎月の積立を設定している場合、残高不足で引き落としができなかった場合はどうなりますか。
岩井さん:残高が0円の場合は、その月の積立は行われずスキップとなり、翌月にもう一度、契約に基づいた積立を行います。
残高が少しある場合は、投資一任契約の内容に沿って、その金額の分だけ積立を行うことになります。複数の計画がある場合にどれを優先するかについては、最初の契約時に決めていただきます。
まつのすけ:その他、質問した内容以外で、マネラップの注目情報や、ユーザーへのメッセージをお願いします。
岩井さん:2017年3月中旬まで「マネラップサービス開始記念キャンペーン」を開催しており、最大で50,200円をプレゼントいたします。ぜひお申込みいただければと思います。
ダイヤモンド・ザイ1月号では、マネラップの特集の新聞型の記事が出ております。3つのプランの具体例が載っているのでぜひご参考いただければと思います。
話が尽きずマネラップ以外にも数多くのお話を聞けました。長くなるので、一旦ここで区切ります。To be continued......!
お話を伺って強く感じたのは、マネラップは、人生における投資の長期的スパンでの期待リターン・リスクが見渡せて、全く手間をかけずに投資できるのがメリットである点です。
マネラップと契約したら後は資産運用計画に沿って、マネックス・アセットマネジメントが運用を行います。後は状況の変化が生じたときや、アラートが出た時に運用計画の見直しをするだけです。
トータル1%未満という低コストで運用を任せられるのがメリットです。投資対象はバンガードのETFを中心とした分散投資なので、インフレに負けない着実な成果達成が期待できます。
自分で投資信託・ETFを選んでポートフォリオを組み立てて売買する手間がなくなり、資産運用の計画・管理・アフターフォローまでを委託できます。
計画の策定からサポートがある点が卓越しており、高品質・低コストのETFを活用して最適なポートフォリオの提案を受けられます。
運用開始後も継続的にフォローアップが受けられて、必要に応じて計画の見直し&戦略の変更の提案まで、充実したサービスを受けられます。
積立・退職金一括投資・取り崩しなどのシミュレーションをいつでも簡単にチェックできて、運用開始後もアフターフォローがあります。

マネラップには、このような充実したサービスが付帯しており、ラップ口座であるにもかかわらず、突出した低コストで運用を任せられる点にエッジ・優位性があります。
計画の策定、最適なポートフォリオの提案、継続的なフォローアップ、計画の見直し&戦略の変更の提案までのサポートがあり、分かりやすいグラフでいつでも運用状況を把握できます。
マネラップと契約していれば、経済・金融環境・社会構造の変化に対応して、PDCAサイクルを絶えず展開しながら長期投資することが可能となります。
マネックス証券はiDeCoも魅力的です。金融機関に支払う口座管理手数料が完全無料です。残高などの条件は一切ありません。
また、取扱商品も低コストインデックス投信が揃っていて、数多くのネット証券の中でも一際エッジ・優位性があります。

iDeCo、マネックスFXについても取材しました。運営管理手数料無料、低い投信の信託報酬、ロボ・アドバイザー・サービスに秀でています。

FXは業界最狭水準のスプレッドが魅力的で、特に米ドル/円に関してはエッジ・優位性があります。
