ミアヘルサ(7688)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年2月25日(火)~3月2日(月)、上場日は2020年3月11日(水)です。
新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は2,330円(1単元23.3万円)です。公募価格は2020年3月3日(火)に決定。
仮条件は2,030円~2,330円と下振れました。予想PERは8.4~9.7倍です。
初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。
2,350〜2,550円(想定価格比+0.9%~+9.4%)
ミアヘルサは、医薬事業、介護事業、保育事業、食品事業を展開しています。
監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都新宿区河田町3-10です。
ミアヘルサとは
ミアヘルサは、医療分野における医薬事業として調剤薬局を営んでいます。
「日生薬局」という屋号の下で、東京都を中心とした首都圏で41店舗を運営。
出店形態としては、大型総合病院前の門前型調剤薬局を中心としながら、医療モール等へも出店しており、地域に密着した調剤薬局を展開しています。
また、ミアヘルサは東京都・埼玉県・千葉県内において、介護保険法、老人福祉法、高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく各種介護サービスを提供しています。
さらに、東京都内において認可保育所を15園、認証保育所を1園、院内保育所(運営受託)を1園、神奈川県内において認可保育所を3園、千葉県内において認可保育所を3園運営しています。
保育所(保育園)とは、児童福祉法に基づく制度であり、開設は各自治体からの要請及び承認により進められます。
その他の事業である食品事業本部においては、足立区・葛飾区の公立小中学校約170校に対する給食用食材、及び同区内の保育園・介護施設、その他一般飲食店等に対する食材の卸売業をしています。
また、株式会社ライドオンエクスプレスの運営する宅配寿司チェーン「銀のさら」のフランチャイジーとして足立区内に3店舗展開しています。
従業員数は936名、平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は4.8年、平均年間給与は400.5万円です。
ミアヘルサのIPOの諸データ
ミアヘルサの業績推移
業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第31期 | 第32期 | 第33期 | 第34期 | 第35期 | |
---|---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | |
売上高 | (千円) | 13,463,808 | 15,324,013 | 15,629,399 | 16,406,634 | 16,134,543 |
経常利益 | (千円) | -382,017 | -25,371 | 43,633 | 373,708 | 221,619 |
当期純利益 | (千円) | -92,251 | 51,498 | 39,734 | 308,305 | 339,765 |
資本金 | (千円) | 97,000 | 97,000 | 97,000 | 97,000 | 97,000 |
発行済株式総数 | (株) | 1,940 | 194,000 | 194,000 | 194,000 | 194,000 |
純資産額 | (千円) | 632,172 | 682,792 | 722,597 | 1,030,919 | 1,370,676 |
総資産額 | (千円) | 8,432,960 | 8,960,010 | 7,658,769 | 8,175,600 | 8,256,536 |
BPS | (円) | 325,727 | 3,515.78 | 3,720.96 | 531.02 | 706.16 |
1株配当 | (円) | - | - | - | - | - |
EPS | (円) | -47,552.55 | 265.46 | 204.82 | 158.92 | 175.14 |
自己資本比率 | (%) | 7.5 | 7.6 | 9.4 | 12.6 | 16.6 |
自己資本利益率 | (%) | -13.5 | 7.8 | 5.7 | 35.2 | 28.3 |
株価収益率 | (倍) | - | - | - | - | - |
配当性向 | (%) | - | - | - | - | - |
営業CF | (千円) | - | - | - | 995,351 | -95,041 |
投資CF | (千円) | - | - | - | -178,701 | -206,503 |
財務CF | (千円) | - | - | - | -230,915 | 92,808 |
現金等 | (千円) | - | - | - | 1,395,984 | 1,187,247 |
従業員数 | (名) | 553 | 631 | 706 | 765 | 836 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
日経JASDAQは美しい右肩上がりとなっていましたが、足元ではコロナウイルスの影響で軟調となっています。
再び堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。
上場規模
ミアヘルサのIPOの規模は最大で約16.1億円であり、東証JASDAQスタンダードとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は300,000株、売出株式数は300,000株、オーバーアロットメント(OA)は90,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は50%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
青木勇 | 43.21% | ◯ |
(有)スリーユ | 36.23% | ◯ |
アルフレッサ(株) | 4.53% | ◯ |
グリーンホスピタルサプライ(株) | 4.53% | ◯ |
青木文恵 | 3.17% | ◯ |
門倉優里 | 2.26% | ◯ |
青木友紀 | 2.26% | ◯ |
従業員持株会 | 0.27% | |
足立正弘 | 0.23% | |
齊藤彰一 佐藤安紀子 高橋秀明 |
0.18% |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ミアヘルサの事業は医薬事業、介護事業、保育事業、食品事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。
リビングプラットフォーム、ドラフトとの3社同時上場となり、過密日程のIPOである点がマイナスポイント。
予想PERは8.4~9.7倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
約16.1億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしてはやや小型~中型です。上位株主にVCはなく、ロックアップのカバー率は高いです。
JASDAQスタンダードの10億~20億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
- 浜木綿:+39.2%
- 共栄セキュリティーサービス:+36.5%
- プリントネット:+45.8%
- イボキン:+19.7%
- ABホテル:+104.0%
- ヴィスコ・テクノロジーズ:+204.9%
- 幸和製作所:+126.7%
- 大阪油化工業:+66.7%
- 壽屋:+32.5%
- クロスフォー:+44.0%
- ネットマーケティング:+36.1%
- ズーム:+49.9%
- ほぼ日:+128.1%
- グッドコムアセット:+32.4%
- ウイルプラスホールディングス:-8.0%
- ヒロセ通商:±0%
- 平山:+29.5%
- ヨシックス:+29.4%
- 鳥貴族:+120.7%
- ホットマン:+67.5%
- イーグランド:+27.3%
- 日本コンセプト:-8.0%
- マックスバリュ九州:+4.0%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。
主幹事はみずほ証券 です。その他は、SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、マネックス証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
みずほ証券 | 558,000 | 93.00% |
SMBC日興証券 | 18,000 | 3.00% |
大和証券 | 12,000 | 2.00% |
SBI証券 | 6,000 | 1.00% |
マネックス証券 | 6,000 | 1.00% |
ミアヘルサのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
- 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)