ラグジュアリーカードがついに中国にも進出しました。特徴的なのは国際ブランドがMastercardではなくUnionPay(銀聯カード)である点です。
日本・米国と同じく、当時はチタンカード、ブラックカード、ゴールドカードの3種類でした(以下、カード画像はluxurycard.com.cnから引用)。
チタンとブラックには「PLATINUM」、ゴールドカードには「DIAMOND」という刻印があるのが特徴です。
日本のゴールドカードにはダイヤモンドという文字はなく、上位カードとしてブラックダイヤモンドカードがあります。
日本のラグジュアリーカードと比較した上で、LUXURY CARDの今後の展開について考察します。
中国でのラグジュアリーカード
ラグジュアリーカードの運営元であるBlack Cardが、中国国務院傘下の中央企業(国有企業)である中国中信集団公司のグループ企業の一つの「中信銀行」と提携して発行しています。
ラグジュアリーカード・チャイナのうち、チタンカードとブラックカードは、「LUXURY CARD」という文字がカード右上にあり、左上には中信銀行とプラチナという文字が刻まれています。
銀聯カードのカードランクの中では、プラチナカードに属しています。
キャッチフレーズをGoogle翻訳にかけると、チタンカードは「軽い贅沢以上の工芸」、ブラックカードは「低価格の高級カード」でした。
ゴールドカードは「ダイヤモンド」と記載されています。キャッチフレーズは「華麗な眩しい有名な指導者」となっています。
もちろん日本と同様に24金コーティングであり、ダイヤモンド製ではありません。
銀聯カードのカードランクの中では、ダイヤモンドカードに属しています。
ゴールドカードというのは世間一般的にはプラチナカードの下となります。
中国ではUnionPayの中でダイヤモンドカードに属しており、ダイヤモンドという記載があります。ダイヤモンドカードという新ジャンルを切り拓いています。
日本でも24金製をベースとしつつ、ほんの少しだけダイヤモンドを使って「ダイヤモンドカード」とリブランディングすると、より一層高級感が増しますね。個人的に期待します。
ラグジュアリーカードの日本法人は小回りが効く会社なので、ユーザーの要望に積極的に取り組む姿勢とラグジュアリーソーシャルアワーの時に社員の方から伺いました。
会員の要望が大きくなってくると「ダイヤモンドカード」が具現化するかもしれません。コンシェルジュ利用時やSocial hourの際にはお伝えしようと思います。
ちなみに日本ではラグジュアリーカードの新カードが2021年11月17日にリリースされました。
常識を塗り替える、再び…
Rewriting the rules…again pic.twitter.com/1G98gmjb1R— ラグジュアリーカード日本【公式】 (@luxurycardjp) November 9, 2021
天然ダイヤモンドが入った「Mastercard Black Diamond」です。
年会費
日本のラグジュアリーカードの年会費はチタンカードは50,000円(税抜)、ブラックカードが100,000円(税抜)、ゴールドカードが200,000円(税抜)です。
米国発行のラグジュアリーカードの場合、年会費はMastercard Titanium Cardが195米ドル、Mastercard Black Cardが495ドル、Mastercard Gold Cardが995ドルとなっています。
中国のLUXURY CARDは、チタンカードが2,000元、ブラックカードが6,800元、ゴールドカードが2万元となっています。
2018年1月27日時点のUSD/JPY(108.70円)、CNY/JPY(約17.20)のレートで換算すると、米国発行のラグジュアリーカードが最もリーズナブルです。
日本と中国を比較すると、チタンカードは日本の方が19,601円高く、ブラックカードは16,957円安く、ゴールドカードは143,992円安くなっています。
カード名 | 年会費(円) | ||
---|---|---|---|
日本 | 中国 | 米国 | |
チタンカード | 50,000 | 15,601 | 21,197 |
ブラックカード | 100,000 | 116,957 | 53,807 |
ゴールドカード | 200,000 | 343,992 | 108,157 |
中国は日本よりも格段に激しい格差社会ですので、以下の構図が成り立ちます。
- マス層:中国より日本がお金持ち
- 富裕層:日本より中国がお金持ち
したがって、最も安いチタンカードは中国の方が相対的にリーズナブルで、最も高いゴールドカードが相対的に高価というのは、商売上はナイスな価格設定だと思います。
ちなみに日本での富裕層の割合については、以下で解説しています。
もちろん、各国の経済環境(金利・使われ方)、クレジットカード会社をめぐる収益状況(金融規制)、クレジットカードの特典は日米中で全く異なります。
したがって、どこの国でも性能が原則として同一であるスマホ等とは異なり、年会費を単純に比較することにはさほど意味はありません。
特典
中国でのラグジュアリーカードでも、ベネフィットとしては、やはり24時間対応のコンシェルジュ・サービスが第一に挙げられています。
24/7という記載となっており、24時間1週間が強調されています。日本では24時間365日というPRが一般的ですね。
後は「プライベート」という文言が強調されています。中国では訴求力が高い言葉なのかもしれません。
その他、誕生日月は4倍のポイント、グローバルエアポートラウンジ、高級ホテルでの優待特典、VIPハンドブック、ラグジュアリーカードベストセレクションがあります。
ブラックカードはフィットネス特典を月8回無料で利用できます。ホテルや有名フィットネスクラブを利用できるんでしょうね。
ゴールドカードはフィットネス特典が無制限で無料となります。
日本のクレジットカードではフィットネス関連はおまけで割引がついている程度のカードが多いので、中国でのラグジュアリーカードの特色です。
ゴールドカードはメルセデスベンツ高級車の空港送迎サービスが、1年に10回無料で利用できます。
これはゴージャスなので日本でも導入してほしいです。1年に10回までは不要で、1年に1~2回でもOKです。
他方、日本のラグジュアリーカードの方が優れているのは、ダイニング関連のベネフィットです。
圧倒的に満足度が高いレストランから自宅へのリムジン送迎サービス「ラグジュアリーリムジン」は、中国でのサービスにはありません。
まとめ
アメリカで産声を上げて、センセーションを巻き起こして、アメックスと並ぶステータスカードの代名詞に一気に登り詰めたラグジュアリーカードが、米国、日本に続いて中国にも光臨しました。
ラグジュアリーカードの海外展開の最初の国は我らが日本でした。
Luxury Cardの具体的な会員数、収支等に関する公開情報は出ていませんけれども、日本で不調だったら中国進出もなかったかもしれません。
アメリカだけではなく日本でも順調に会員数が増加して、うまくビジネスが進んでいると感じました。
今後はイギリス、ユーロ圏、オーストラリア等でも発行を開始して、本格的なグローバル展開があるかもしれません。
ちなみに日本ではラグジュアリーカードの新カードが2021年11月17日にリリースされました。
常識を塗り替える、再び…
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皮膚感覚でも、日本においてはブラックカード以上のラグジュアリーカードは、エッジが効いているダイニング特典が卓越しています(ラグジュアリーカードの種類)。
東京・名古屋・大阪・京都近辺に在住している方ですと、満足度が極めて高いサービスが満載です。
今後は札幌・仙台・愛知・福岡など他の主要都市にも進出していく可能性があります。更なる発展に期待します。
チタンカードは都市部で最大限に享受できるダイニング特典がない代わりに年会費がリーズナブルなので、現時点でも関西・関東以外の方にはおすすめのクレジットカードです。
ラグジュアリーカードはMastercard最上級の「ワールドエリート」のステータスを誇っており、幾多のカードの中でもおすすめのマスターカードの筆頭に位置付けられるステータスカードです。
LUXURY CARDはライバルのクレカに一歩差をつける流麗な制度が満載であり、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです。一度使ったらもう手放せません。
「LUXURY」の名を見せつけるような華麗な特典が豊富であり、キラリと光るエクセレントな魅力が燦然たる輝きを放っています。
特典・カードの材質に徹底的にこだわっており、魅力的なクレカになっています。「神は細部に宿る」を体現するクレジットカードで、おすすめのステータスカードの一角。
ラグジュアリー・リムジン、ラグジュアリー・アップグレードといったゴージャスなダイニング特典が付帯しています。
レフェルヴェソンス・銀座小十・茶禅華などの高級店でリムジン送迎サービスを使えて、卓越したホスピタリティで快適に帰宅できます。VILLA FOCH銀座、VILLA FOCH 西麻布の優待も秀逸。
ラグジュアリーソーシャルアワーではリーズナブルな料金でワイン等を堪能でき、ストリーマーコーヒーの優待(1杯無料)、コース料理1名分無料サービスのLuxury Diningもあります。
以前にはレーシングドライバーのレジェンド、佐藤琢磨さんにラグジュアリーカードの魅力について聞きました!
ラグジュアリーカードは金属製デザインと構造で特許を取得した技術が用いられている金属製のクレジットカードです。
「ブラックカード」の商標も保有しており、金属プレートの加工はNASAに技術を提供している会社が行なっています。
ゴールドカードはアカデミー賞のオスカー像を作っている金属会社が作成しており、傑出したクオリティです。美しいゴールドを作れる会社として定評がある企業がハイ・クオリティーのカードを生産しています。
純金コーティングの素材力を遺憾なく発揮しており、光に反射してキラキラと輝いてゴージャス。24金クレジットカードらしく、光の当たり具合で表情が変化してラグジュアリーです。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、メールでの依頼が可能である点にエッジ・優位性があります。
実際に多様な案件を依頼したところ、ラグジュアリーカードのコンシェルジュには大満足でした。他のプラチナカード・ブラックカードと比較して秀逸です。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュのメール対応については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、Mastercard Titanium cardを「尊敬の念を感じる」と言わせるカードと高く評価しています。
なんと最新クレジットカード&電子マネー&ポイント攻略ガイドで、「今持つべき最旬カード」第1位に選定されています。
プライオリティパス、VIP HOTEL & TRAVEL、The Ryokan Collection、往復3個の手荷物無料宅配、海外への手荷物配送、Hotels.com 9%OFFなどトラベル特典も充実しています。
ブラックカード以上の会員はハワイアン航空の上級会員資格も取得でき、ハワイ旅行で役立ちます。
TOHOシネマズの映画館無料特典をフル活用する場合は、年会費を上回るお得さがある稀有な高級カードです。使わなくてもお得なクレジットカード、年会費を取り戻せるプラチナカードの筆頭です。
Luxury CardのTOHOシネマズの無料特典に関しては、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも絶賛しています。
ラグジュアリーカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
2017年11月からは法人代表者・個人事業主向けのビジネスカードも登場しました。
その他、SBI新生銀行のプラチナ会員、国立美術館、LUXURY MAGAZINE、カフェ・ワインバー優待、ホームソーシャルアワー、プライベートジム優待、EARTH、家事代行、フラワーギフトなど充実の特典があります。
ポイントをワイン購入に使う場合、ポイント還元率はチタンカード2.2%、ブラックカード2.75%、ゴールドカード3.3%となります。
ブラックカード以上だとハワイアン航空の上級会員資格、名医紹介サービス、ウェルカムギフトも利用できます。
その他、ラグジュアリーカードの特徴、3種類のカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
ラグジュアリーカードを実際に使ってみた感想については、以下にまとめています。総合的に大満足のステータスカードでした。
以前にラグジュアリーカード日本支社の林 ハミルトン 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、イベントなど、Luxury Cardについて色々と聞き倒しています!
実際に使ってみて年会費を上回る価値があると確信しています。ラグジュアリーカードがある生活は優美でエレガントです。
ブラックカードは、マットな質実剛健さがスラムダンクのように力強く、蝶のように舞い蜂のように刺す「黒のカリスマ」です。
まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高のバリューの結晶」と評価できるハイ・クオリティー・カードです。特にユニークなダイニングサービスに強みがあります。
MastercardのWorld Eliteのステータス、豊富な各種特典、上質の素材に魅力を感じる方にとって、ラグジュアリーカードは有力候補となります。金属製のクレジットカードは稀有でエッジ・優位性があります。
最上位カードのブラックダイヤモンドカードはインビテーション制となっています。その他は自分から申し込めます。
ビジネスカードでも、24金のゴールドカードに申し込めます。
レストランでの食事後に送迎車で帰宅できる独自特典を利用したい場合、交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)、美術館の企画展・常設展、24金仕上げの素材などを重視する場合などは、ゴールドカードが候補となります。