ラウンジ・キー(Lounge KEY)会員は、一部の国際線ANAラウンジを使える時期がありました。
しかし、残念ながら羽田空港は2023年1月には使えなくなりました。成田空港では利用できる時期もありますが、取り扱いは常に変動するリスクがあります。最新の営業情報はANAに確認しましょう。
以下、かつて存在していたラウンジキーによるANAラウンジ特典について解説します。
あらゆるANAラウンジではなく、国際線の羽田空港第3ターミナル、成田空港第1ターミナルサテライト5のANAラウンジが対象です。国内線のANAラウンジは使えません。
また、ファーストクラス利用者かダイヤモンドのANAプレミアムメンバーなど、ごく一部の方しか使えないANAスイートラウンジは対象外です。
これまでANA・スターアライアンスの一部クラス等の利用者、上級会員のみが使えたラウンジを、ラウンジキーを持つだけで使えるのは衝撃的です。
なお、ラウンジキーと同様に、プライオリティパスでも一部ANAラウンジを利用可能です。
プライオリティ・パスが使えるクレジットカードを持っている場合、わざわざANAラウンジを使うためにラウンジキーを追加する必要はありません。
ラウンジ・キーでANAラウンジを使う方法、対象のラウンジ、デメリット、継続性などについて解説します。
目次
対象のANAラウンジは3つ
ラウンジキーで使えるのは、国際線の成田空港第1ターミナルサテライト2・5のANAラウンジ、羽田空港第3ターミナルです。
上質な空間でフライトの待ち時間を過ごせますし、ビール・ワイン・日本酒・ウイスキー等のアルコール、豊富なソフトドリンク、野菜・タンパク質・炭水化物・スイーツまで豊富な食事を楽しめます。
成田空港第1ターミナルサテライト2・5のANAラウンジ
サテライト2は、国際線出発エリア2階のゲート25の近くにあります。
第5サテライトは3階の出国審査後、ゲート52付近から4階へ上がり、ラウンジの標識に従って進めば出てきます。
営業時間はサテライト5は毎日午前7時00分~ANA運航最終便、サテライト2は午後1時~午後6時55分です。
羽田空港第3ターミナルのANAラウンジ
羽田空港第3ターミナルのANAラウンジは、3階の出国審査後、ゲート110付近から4階へ上がれば辿り着けます。
営業時間は午前5時00分~ANA最終運航便が基本ですが、プライオリティパスで利用できる時間は、11時~18時になる日もありました。
ラウンジの設備・食事・ドリンクの詳細は、以下をご参照ください。

国際線出発時に利用可能!JAL利用時もOK
ラウンジキーで使えるANAラウンジは国際線の保安エリア内にあるので、国際線搭乗時のみ利用できます。出発時のみで到着時は使えません。また、国内線は対象外です。
利用する航空会社の制限はないので、ライバルのJALなどのワンワールド、デルタ航空などのスカイチームの加盟航空会社の搭乗時でもOK。もちろん航空連合非加盟の航空会社でも無問題です。
成田空港はターミナルが別なのでJAL便利用時は使えませんが、羽田空港第3ターミナルでは日本航空のフライト時もANAラウンジを使えました。
デメリット・注意点
ラウンジキーでANAラウンジを使う場合、ANAステータス会員や上位クラス搭乗者にはない注意点が存在しています。
ANA運航最終便で営業終了
ANAラウンジは本来的にはANA利用者向けの空港ラウンジなので、ANA運航最終便で営業終了となります。
それ以降のフライトでは利用できません。
混雑時は利用不可
ラウンジキーがあれば、対象のANAラウンジを必ず使えるわけではありません。
「ラウンジの混雑状況により、入室制限が行われる場合があり」となっています。
2019年まではハワイ行きの大型便などの際にはANAラウンジが混雑する傾向にありました。羽田空港の週末の夜も混みます。
ファーストクラス搭乗者なのに、ANAラウンジのさらに上級であるANAスイートラウンジで、Dining hが提供されている方が満室で入れなかったことすらある程です。

ANAラウンジが混雑している状況では、ラウンジキー会員は入室を断られることがあります。
継続提供はコミットなし
ANAラウンジはSoft Launchとして試験的に利用可能となっており、利用条件などは予告なく変更される可能性があります。
継続的にラウンジ・キー会員が使えることをコミットしている訳ではありません。
現状ではコロナ禍で国際線利用者が激減していることから、ANAラウンジは閉鎖しているラウンジも多く、遊休資産となっています。
そのようなことからラウンジキーに開放したのでしょう。保有施設を有効活用して、大赤字が続いている中でなんとか収入を拡大という趣旨があります。
コロナ禍が収まり、国際線利用者が2019年までの状況に戻ったら、ラウンジ・キーでは使えなくなる可能性があります(※実際に終了)。
利用前にラウンジキー公式スマホアプリ(iPhone・Android)で確認しておくのが無難です。
ラウンジキーを使えるクレジットカード
一部ANAラウンジを使える「ラウンジ・キー」を利用する方法は、クレジットカードの特典となります。


2つのANAラウンジでは、ラウンジキーのカード会員1名に加えて、同伴者1名が利用可能です。
同伴者はラウンジキー会員と同時にANAラウンジに入る必要があり、2歳未満の子供は同伴者料金無料です。
料金は基本1名1回あたり35米ドル(2025/1/1時点の1ドル157.72円換算で5,520円)となっています。
年会費10,000円(税抜)のJCBゴールドなら、ラウンジキーを都度料金で利用可能です。

JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナ、JCB THE CLASSは、プライオリティパスのプレステージ会員が無料となっており、コスト0円でANAラウンジを使えます。
