iDとQUICPayの違いを専門家が比較!どっちがいい?2019年最新版

更新日: 電子マネー キャッシュレス決済

おサイフケータイのiDとQUICPay

後払い方式(ポストペイ型)の電子マネーには、「iD」と「QUICPay」(クイックペイ)があります。どちらを使うのか迷う場合もありますよね。

iDとは、ドコモと三井住友カードが提携して運営している電子マネーです。QUICPayはJCBの電子マネーです。

iDとQUICPayとの違いについて、55枚のクレジットカードを保有して年会費113万円の専門家が徹底的に比較します。

机上の空論ではなく、数多くのカードを実生活においてフル活用した経験を活かして、2019年の最新の状況を分析しました。

使えるお店

セブンイレブン

iDとQUICPayの違いは、まずは使えるお店です。大手チェーンはどちらも使えるものの、一部に違いがあります。

どちらも主要コンビニ、イトーヨーカドー、イオングループ、マツモトキヨシ、ツルハドラッグ、セイジョー、マクドナルド・すかいらーくグループの主要店舗、すき家で使えます。

どちらも使える代表的なお店は下表のとおりです。

ジャンル 店名
コンビニ セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップ、ポプラ、生活彩家、ローソンストア100、ローソンマート
スーパー等 イトーヨーカドー、イオングループ、平和堂、アピタ、ピアゴ
ディスカウント ドン・キホーテ、ジャパン
ドラックストア マツモトキヨシ、スギ薬局、ツルハドラッグ、ウエルシア、ココカラファイン、セイジョー、ドラッグセガミ、ドラッグユタカ、くすりの福太郎
カフェ ドトール、コメダ珈琲店、タリーズコーヒー(いずれも一部対象外)
食事 マクドナルド、吉野家、ガスト・バーミヤン・ジョナサン、ロイヤルホスト、すき家、かっぱ寿司、サガミグループ
本・CD/DVD 紀伊國屋書店、八重洲ブックセンター
家電 ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ、エディオン、ソフマップ、ジョーシン
タクシー 東京無線タクシー、さくらタクシー、チェッカーキャブ
トラベル 富士急ハイランド、スパリゾートハワイアンズ、新千歳空港ターミナルビル

他方、どちらかしか使えないお店もあります。iDのみで利用できる店舗の代表例は下表のとおりです。

ジャンル 店名
ドラッグストア 薬王堂、クスリのアオキ
食事 モスバーガー
商業施設 ららぽーと
本・CD/DVD 丸善、ブックオフ(一部)、タワーレコード
家電 ドコモショップ
カーライフ オリックスレンタカー
カラオケ 歌広場、カラオケの鉄人、シダックス、BIG ECHO
アパレル 洋服の青山、紳士服のフタタ、Paris Miki、Levi’s
トラベル INTERCONTINENTAL TOKYO BAY、通天閣、東映太秦映画村、東京サマーランド、箱根小涌園ユネッサン、阪急阪神第一ホテルグループ、ROUTE INN、としまえん

洋服の青山は一部の県ではQUICPayも利用できるようです。iDは一部に限られますが、ネット通販のオンラインショップでも利用可能です。

QUICPayのみで利用できる店舗の代表例は下表のとおりです。

ジャンル 店名
食事 味の民芸
本・CD/DVD HMV、古本市場
ホテル アパホテル
アパレル ユニクロ、ライトオン、マックハウス、マックハウスプラザ、OUTLET-J、コナカ
その他 モッズ・ヘア

日常的によく使う店舗がどちらにあるのかが、選択肢の一つとなります。使える店舗はiDの方が多いですが、利用者が多い店舗はQUICPayも抑えています。

おサイフケータイ・カード・コインなどの種類

iDもQUICPayも、おサイフケータイや、クレジットカード一体型のカード、電子マネー専用カードで使えます。

QUICPayには多様な種類があり、iDよりも豊富なラインナップとなっています。

QUICPay限定のタイプには、コンパクトなコイン型の「QUICPayコイン」、キーホルダー型(飛行機の翼デザイン)の「ANA QUICPay+nanaco」があります。

また、nanaco一体型のQUICPay(nanaco)、10歳以上から利用可能で、利用金額が制限可能な「おこづかいQUICPay」というユニークな制度もあります。

種類 iD QUICPay 特徴
専用カード 電子マネー専用のカード
おサイフケータイ おサイフケータイで利用可能
(※iDはドコモ・SIMフリー端末のみ)
クレジットカード一体型 クレカと電子マネーが一体で便利。お財布が軽くなる
コイン型 × ランニング時にリストバンドに装着したり、コインケースに収納したりして持ち運びやすい
キーホルダー型 × タッチでANA国内線に搭乗できるスキップサービス、クイックペイ、nanacoの機能が三位一体
nanacoカード一体型 × nanacoカードでQUICPay機能を利用可能
おサイフケータイ(利用金額を制限) × 10歳以上から利用可能で、利用金額が制限可能
Apple Pay iPhone7 / 7 Plus、Apple Watch Series 2で利用可能
Google Pay おサイフケータイ搭載のAndroidで利用可能

おサイフケータイについては、iDはドコモ・SIMフリーの端末のみですが、QUICPayはau・ソフトバンク・ワイモバイルのおサイフケータイも利用可能です。

iDはドコモ以外のキャリアが販売しているSIMロックがかかった端末では使えません。

Apple Pay、Google PayでiDを使う場合、通信事業者の縛りはありません。IIJmio、楽天モバイルなどのMVNOでも使えます。

QUICPayとiDの種類の詳細、サービス内容・特徴については、それぞれ以下で徹底解説しています。

iD(アイディ)という電子マネーがあります。ドコモと三井住友カードが提携して運営している電子マネーです。後払い(ポストペイ)の...
QUICPay(クイックペイ)という事前のチャージが不要な後払い型の電子マネーがあります。ドコモのiDと似たJCBのサービスです。クイック...

使えるクレジットカード

iDもQUICPayもクレジットカードを登録して使うことになります。例外的にiDのdカードmini(おサイフケータイ)はクレカ未保有でも使えます。

クレジットカードのイメージ画像

iDとQUICPayは、登録できるクレジットカードが異なります。代表的なカードは下表のとおりです。

iDが使えるクレカ QUICPayが使えるクレカ
dカード JCB
三井住友カード オリコカード
イオンカード 三菱UFJニコス
クレディセゾン セブンカード
ユーシーカード クレディセゾン
オリコカード UCカード
ライフカード セディナ
セディナ トヨタファイナンス
ファミマTカード UCSカード
大和ハウスフィナンシャル アメリカン・エキスプレス
ペルソナSTACIAカード(iD) アプラス

iDはdカード三井住友VISAカードANA VISAカードANA Mastercardオリコカードイオンカードセゾンアメックス等のクレディセゾンライフカードファミマTカードなどで使えます。

QUICPayは、JCBオリコカード三菱UFJニコスセブンカードアメックスセディナカードなどで使えます。

一体型カード

iDとQUICPayの一体型クレジットカードは、以下のとおりです。

iDとQUICPayが両方カードに搭載されているクレジットカードは、オリコカードザポイントです。カード1枚でクレカ・iD・QUICPayが使えます。

Orico Card THE POINT(オリコカードザポイント)

クレディセゾン発行のセゾンカードセディナカードは、おサイフケータイの場合、iD、QUICPayのどちらにも登録できます。

なお、おサイフケータイ、カードタイプ、コイン・キーホルダー等で使えるクレジットカードと、Apple Payで使えるクレジットカードは異なります。

Apple Pay

7以降のiPhone、Series 2 以降のApple Watchでは、iD/QUICPay、Suicaを使える決済サービス「Apple Pay」を利用可能です。

Apple PayでiD、QUICPayを使えるカードについては、以下で徹底的に解説しています。

7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」(アップルペイ)を利用可能です。しか...

その中でも特にSuicaチャージでポイントが得られるか否かにフォーカスを絞った記事は以下の通りです。

iPhone、Apple Watchによるモバイル決済サービス「Apple Pay」では、Suicaも利用できます。iD、QUICPayでのお買い物の他、Suicaチャー...

Google Pay

Google Payで使えるクレジットカードは以下のとおりです。

ポイント二重取りができる局面

2つの牡蠣

iDとQUICPayはポイント二重取りができる場面が異なります。

iD

iDの場合は、おサイフケータイの「dカード mini」でiDを使うことができます。利用金額は後から毎月のケータイ料金とまとめての請求となります。

dカード miniでiDを使うと、ショッピングの利用200円ごとに1ポイントが貯まります。還元率0.5%です。貯まるポイントはdポイントです。

dポイントはドコモの利用料金だけではなく、ローソン・マツモトキヨシ・マクドナルド等の加盟店にて1ポイント1円で使えるので便利です。

NTTドコモの「dポイント」は、ドコモユーザーではなくてもお得に使える共通ポイントです。従来のドコモポイントから進化しました。も...

dカード miniだと、ドコモの携帯電話の利用料金をクレジットカード決済にしている場合、ポイント二重取りが可能です。

0.5%のdポイント+クレジットカードのポイント・マイル・割引

iDはポストペイ方式なのでポイント二重取りができないイメージがありますが、dカード miniの場合はポイント二重取りが可能です。

ただし、dカード miniの場合、利用限度額があり、1ヶ月当たり5,000円、1万円、3万円のいずれかが設定されています。

ドコモの新規契約から一定期間が経過してなくて利用履歴が少なかったり、利用料金の支払いの延滞があったりした場合などは5,000円となります。

QUICPay

QUICPayは、セブンイレブンでポイント二重取りが可能です。セブン&アイが発行している電子マネーのnanacoカードには、QUICPayも搭載されています。

QUICPayの登録をすると、QUICPayが使えるようになります。「QUICPay(nanaco)」と呼ばれています。

nanacoカードの裏面

セブン-イレブンにてnanacoカードに搭載されているQUICPayでお買い物すると、200円(税抜)ごとに1 nanacoポイントが貯まります。還元率0.5%です。

更にQUICPayに登録したクレジットカードのポイントも貯まります。ポイント二重取りとなります。

例えば、nanacoカードに搭載されているQUICPayに登録したクレカがリクルートカードプラスだと、合計2.5%(クレカの2%+支払い時の0.5%)のリクルートポイント(Pontaポイント)が貯まります。

QUICPay(nanaco)に登録できるクレジットカードは、JCBグループが発行するJCBカードのみです。基本的には会員サイトがMyJCBのカードが対象です。

QUICPayでポイント二重取りをする際におすすめのクレジットカードは以下になります。

JCB ORIGINAL SERIESは、一般カード、若年層向けカード、ゴールドカードから、プラチナカードないしブラックカードまで揃っています。

JCB ORIGINAL SERIES

カード名 年会費(税抜) 特徴
JCB一般カード 年50万円以上で無料 「JCB ORIGINAL SERIES」のスタンダードカード。パートナーの店舗では高還元
JCB CARD EXTAGE 無料 20代の若年層向けカードでポイント優遇
5年以内に解約すると2千円必要
JCB GOLD EXTAGE 3,000円 20代の若年層向けゴールドカードでポイント優遇
JCB CARD W / W plus L 無料 39歳以下の方が発行できて40歳以上も継続利用可能。基本還元率が1%。plus Lの方は女性向け特典が付帯
JCBゴールドカード 10,000円 空港ラウンジ、トラベルサービス、健康・介護・育児などに関する無料電話相談、充実した保険など特典充実
JCBゴールド ザ・プレミア 10,000円 ゴールドカードの特典に加えてプライオリティ・パス、京都ラウンジを利用可能
JCBプラチナ 25,000円 上質の24時間コンシェルジュ、USJラウンジ、海外ラグジュアリーホテルプランなど豊富な特典
JCB THE CLASS 50,000円 コンシェルジュやディズニーラウンジ、メンバーズセレクションなど至高の特典
JCB CARD R 無料 初回の支払いから手数料が発生するリボ払い専用カード。リボ手数料発生時はポイント4倍

JCBゴールドは、2年連続100万円以上使うと、プライオリティ・パスが無料で使える「JCBゴールド ザ・プレミア」が使えるようになります。

JCBゴールドカード

JCBゴールド ザ・プレミアは、プライオリティパス無料、レストラン30%OFF(ダイニング30)等のプレミアムな優待サービスがあります。

また、ディズニーランドのVIP専用レストランで無料で食事を楽しめる特典がある「JCB THE CLASS」への道が開けるのが魅力的です。

JCB THE CLASSの詳細については、以下で徹底解説しています。

わが国が誇る国際ブランドJCBの最上位カードは「JCB THE CLASS」(JCBザ・クラス)です。日本が誇る至高のカードであり、カードフェイス...

メンセレ、東京ディズニーリゾートやUSJのラウンジ、会員限定イベント、プライオリティパスなどの特典があるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。

JCB THE CLASS

まとめると、iDは加盟店すべてでポイント二重取りが可能ですが、おサイフケータイが必要で月1万円という制限があります。QUICPayは、セブンイレブンでポイント二重取りが可能です。

海外での利用はどちらも不可

ハワイの虹

以前は海外で使えるのはiDのみでしたが、2018年5月25日に海外での利用サービス「iD/NFC」が終了しました。現在はiD、QUICPayのどちらも日本国内限定です。

以前もiDを海外で使うにはおサイフケータイが必要で、また諸々の設定が必要で、海外旅行前にいちいち確認するのは煩わしい側面がありました。

店員さんがわからずに面倒な説明が生じたり、レジで立ち往生するリスクもありました。

こうした手間やリスクを考えると、海外で電子マネーはあまり使わないかなと個人的には思います。

海外ではクレジットカードを使うか、Sony Bank WALLETなどのデビットカードマネパカードJAL Global Wallet等の国際ブランド搭載プリペイドカードでの支払いが無難です。

したがって、iDが海外で使えるのは大きなメリットではなく、iDかQUICPayかの選択肢のキモではありませんでした。現在はどちらも使えません。

QUICPayとiDの比較まとめ

男の子と女の子

電子マネーには事前チャージした範囲内でのみ使えるプリペイド型と、ポストペイ型(後払い方式)の2種類があります。

iDとクイックぺイはどちらも後払い型(ポストペイ方式)であり、残高を気にして足りなくなったらチャージという面倒な手間から開放されるのが大きなメリットです。

iDとQUICPayのどちらを使うかは、以下のような観点で比較検討することになります。

  • 普段よく利用するお店で使えるか
  • 保有しているクレジットカードが対応しているか
  • ポイント二重取りはどちらが魅力的か
  • 海外で利用するか否か

利用しているメインのクレジットカードはどれか、おサイフケータイがあるか否かによっても、iDかQUICPayかの選択肢は変わってくるでしょう。

どっちがいいか明白なのはコンビニです。

QUICPayとiDのどっちがおすすめか

  • セブン-イレブン:ポイント二重取りがお得なQUICPay(nanaco)
  • ローソン:約5%還元のdカードでのiD払い

特にローソンは約5%と強力な還元率なので、ドコモのクレジットカードdカードdカードGOLD)がおすすめです。

iDとQUICPayのどちらも使いたい場合は、オリコカードザポイントが便利です。なんとカード本体にiDとQUICPayの機能がダブルで搭載されています。

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オリコカードザポイントは入会キャンペーンもお得であり、活用すると家計が頑健化します。

iDとQUICPayの二刀流で幅広い店舗で利用可能になり、スマートにキャッシュレス決済が可能となり、コンビニ等での小口決済でもポイントを無駄なく貯められるようになります。

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