上場!ジオコード(7357)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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ジオコード

ジオコード(7357)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年11月9日(月)~11月13日(金)、上場日は2020年11月26日(木)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は1,250円(1単元12.5万円)です。公募価格は2020年11月16日(月)に決定。

仮条件は1,200円~1,250円と下振れました。予想PERは25.6倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

3,500〜5,500円(仮条件の上限比+180.0%~+340.0%)

ジオコードは顧客のWeb領域における課題を総合的に解決するWebマーケティング事業とクラウド型業務支援ツールをSaaS形態で提供するクラウド事業を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー 10Fです。

ジオコードとは

ジオコードはWebマーケティング事業において、主として中堅・中小企業に対して、Webマーケティング領域全般にわたる課題解決に対処するための各種サービスを提供しています。

インターネット上のマーケティング活動には欠かせない「SEO対策」、「Web広告」、「Webサイト制作」を「一社完結」で提供することにより、顧客に対しWebマーケティング活動全体を俯瞰した分析や提案を行っています。

また、クラウド事業では、昨今数多くの企業が取り組む働き方改革や生産性の向上に貢献するクラウド型業務支援ツールをSaaS形態で提供しています。

開発から販売、運用サポートまでの一連のプロセスを自社で対応するとともに、Webサイト制作で培ってきたノウハウを活用して見やすさと使いやすさを重視した、かつ必須機能を備えたツールを低価格で提供しています。

ジオコードでは、顧客の事業拡大に貢献するWebマーケティング事業と業務改善に貢献するクラウド事業を併せて展開し顧客を攻守両面から支援するサービスを実施しています。

なお、ジオコードは、安定した収益基盤を確立することが重要であると考えており、一度限りの取引ではなく、顧客と長期的な関係を構築することが可能な一定の契約期間を設けた継続取引を中心に事業を展開しています。

事業領域提供サービス
Webマーケティング事業SEO対策
Web広告
Webサイト制作
クラウド事業勤怠管理・交通費精算・経費精算ツール「ネクストICカード」
営業支援ツール「ネクストSFA」

従業員数は129名、平均年齢は31.2歳、平均勤続年数は3.0年、平均年間給与は509.4万円です。

ジオコードのIPOの諸データ

ジオコードの業績推移

業績面では売上高は減収、純利益・経常利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向です。

ジオコードの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第12期第13期第14期第15期第16期
決算年月2016年7月2017年7月2018年2月2019年2月2020年2月
売上高(千円)1,700,6312,172,1091,298,8342,415,1422,968,409
経常利益(千円)12,42037,49865,54255,926155,214
当期純利益(千円)△9,05535,70839,737904109,195
資本金(千円)50,00050,00072,50072,50072,500
発行済株式総数(株)10,00010,00010,45010,45010,450
純資産額(千円)120,027155,735217,972218,877298,072
総資産額(千円)672,016767,950779,331829,4571,151,880
BPS(円)12,00315,57420,859104.73145.4
1株配当(円)
EPS(円)△905.593,570.843,972.850.4352.25
自己資本比率(%)17.920.32826.425.9
自己資本利益率(%)25.921.30.442.2
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)28,290301,256
投資CF(千円)△19,561△48,464
財務CF(千円)91,042△14,564
現金等(千円)358,984597,211
従業員数(人)929997119125

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

JASDAQ指数は美しい右肩上がりとなっています。このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

ジャスダックインデックスのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

ジオコードのIPOの規模は最大で約9.6億円であり、JASDAQスタンダードとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は420,000株、売出株式数は250,000株、オーバーアロットメント(OA)は100,500株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約31%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は37%です。

株主名保有割合ロックアップ
(株)ディーグラウンド43.01%
原口大輔37.53%
吉田知史3.70%
(株)ビジョン3.58% 
坂従一也1.72%
識学1号投資事業有限責任組合1.43% 
(株)Orchestra Investment0.47% 
後藤隼人0.43%
小島伸介0.43% 
加藤康二
鈴木慎吾
0.34% 

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

ジオコードの事業は顧客のWeb領域における課題を総合的に解決するWebマーケティング事業とクラウド型業務支援ツールをSaaS形態で提供するクラウド事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

IPOにおいては大人気のクラウドというキラーワードも内包した事業を展開しています。

予想PERは25.6倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2159フルスピード18.061.840.60%
2459アウンコンサルティング赤字2.670.00%
6026GMOTECH151.693.980.32%

約9.6億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしても小型です。上位株主にVCが名を連ねており、ロックアップがかかっていない大株主もあります。

JASDAQスタンダードの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • アースインフィニティ:+428.4%
  • まぐまぐ:+319.8%
  • ゼネテック:-4.7%
  • アミファ:+37.9%
  • あさくま:+46.7%
  • エヌ・シー・エヌ:+51.8%
  • 田中建設工業:+7.1%
  • ツクイスタッフ:+53.2%
  • グッドライフカンパニー:+21.9%
  • アクセスグループ・ホールディングス:+161.2%
  • ディ・アイ・システム:+157.8%
  • ブロードバンドセキュリティ:+166.8%
  • マリオン:+59.7%
  • 香陵住販:+15.9%
  • SIG:+133.3%
  • エヌリンクス:+108.8%
  • アズ企画設計:+117.8%
  • トレードワークス:+518.2%
  • シー・エス・ランバー:+84.1%
  • ニーズウェル:+130.5%
  • SYSホールディングス:+116.0%
  • ディーエムソリューションズ:+184.0%
  • No.1:+120.4%
  • 安江工務店:+4.0%
  • 日本モーゲージサービス:+39.8%
  • ノムラシステムコーポレーション:+51.0%
  • デュアルタップ:+127.0%
  • 富士ソフトサービスビューロ:+13.5%
  • プロパティエージェント:+115.0%
  • ナガオカ:+40.6%
  • デジタル・インフォメーション・テクノロジー:+246.2%
  • スマートバリュー:+344.9%
  • 三機サービス:+37.1%
  • エムケイシステム:+332.0%
  • 今村証券:+27.4%
  • マークラインズ:+77.3%
  • 東武住販:+12.0%
  • 白鳩:+46.2%
  • サイバーリンクス:+172.9%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はいちよし証券です。その他は、SMBC日興証券、東洋証券、楽天証券、松井証券、SBI証券、マネックス証券、極東証券、岩井コスモ証券、岡三証券、丸三証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
いちよし証券502,50075.00%
SMBC日興証券40,2006.00%
東洋証券20,1003.00%
楽天証券13,4002.00%
松井証券13,4002.00%
SBI証券13,4002.00%
マネックス証券13,4002.00%
極東証券13,4002.00%
岩井コスモ証券13,4002.00%
岡三証券13,4002.00%
丸三証券13,4002.00%

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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