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ふくおかフィナンシャルグループが個人向け社債発行!愛称はFFGリテール債

更新日: 個人向け社債

ふくおかフィナンシャルグループの福岡の空港

ふくおかフィナンシャルグループが個人向け社債を発行します。正式名称は「株式会社ふくおかフィナンシャルグループ第5回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)」です。愛称は「FFGリテール債」です。個人向け社債の発行は三度目となります。

期間は3年であり、仮条件の利率は年0.15~0.40%です(利率は年0.3%に決定)。募集期間は2014年9月1日(月)~9月12日(金)です。

社債間限定同順位特約とは、発行者が当該社債以外の社債に対して担保を設定する場合には、当該社債にも同等の担保を設定することです。これは付いていた方が安全な特約です。

ふくおかフィナンシャルグループは、福岡銀行、熊本銀行、親和銀行、ふくおか証券で構成されています。2014年3期の連結純利益は前期比13%増の362億円となり、2期連続で過去最高益を更新しており、九州地銀の雄として気を吐いています。今期の会社計画では最終減益を見込んでいます。

前期末時点では、連結総資産が横浜銀行を上回り地銀グループでトップとなりました。ただし、バーゼル3国内基準の連結自己資本比率は10.28%となっており、地銀上位と比べるとやや低い数字となっています。不良債権比率(部分直接償却後)は2.49%(-0.32%)と改善しています。


ふくおかフィナンシャルグループの社債分析

高金利定期預金との比較

現在の3年もの高金利定期預金は、東京スター銀行のスターワン円定期預金+が年0.5%です。大阪市近辺に在住または勤務している方ですと、大阪協栄信用組合で1000万円以上預け入れると年0.65%です。

今回のふくおかフィナンシャルグループの個人向け社債の利率は、ノーリスクの定期預金の金利を下回っています。

定期預金や個人向け国債との利回り格差を見て、デフォルトリスクを考慮すると利率は妥当かという観点で検討することになりますが、ノーリスクの定期預金を下回っています。

過去のデフォルトの確率

発行体格付は、R&IがA+、JCRがAです。格付の方向性はどちらも「安定的」です。JCRよりもR&Iの方が格付けが高いのは珍しいです。

R&IのA格社債(3年)の累積デフォルト率(1978~2013年)は0.27%でした。

JCRのA格社債(3年)の累積デフォルト率(2000~2013年)は0.26%でした。

同じ格付の社債、店頭売買参考利回りとの比較

日本証券業協会のデータでは、R&IのA格社債(3年)の複利利回り平均値は0.31%、JCRは0.487%です。

ふくおかフィナンシャルグループの社債の店頭売買参考統計値利回り平均(複利)はありませんでした。

福岡の夜景

投資スタンス

1000万円まではノーリスクの定期預金を下回っている金利ですので、基本的には妙味がありません。東京スター銀行、大阪協栄信用組合以外にも、3年もの定期預金には、SBJ銀行0.45%、尼崎信用金庫ウル虎支店(ネット支店)0.45%があります。

また、個人向け国債変動10年の金利は0.34%です。個人向け国債にはキャンペーンもあります。信用リスクが高い社債と信用リスクがない国債がほぼ同じ金利であれば、個人向け国債の方が望ましいです。

ふくおかフィナンシャルグループの個人向け社債は、野村證券、ふくおか証券、福岡銀行、熊本銀行、親和銀行で購入できます。

偉大なる野村證券様から営業があり、IPO・優良PO獲得に向けて「損して得取れ」の精神で引き受ける場合以外は、スルーでOKでしょう。ラップ口座や投資信託、仕組債・EB債はどうしても買う気が起きないので、私は債券購入・不人気POの引受・売買手数料の投下などをしています。

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