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ユーロドルはどこまで下落するか?ユーロ安の行方

投稿日: マーケット・経済の分析

100ユーロと500ユーロ紙幣

ユーロドルが急速に下落していました。ここに来て一旦は下げ止まりました。今後のユーロドルはどうなるか。


ドル円は三角保ち合いを上放れて以降、急速に円安になり、ここに来て少し円高になりました。ユーロドルも急速なユーロ安がすすみ、ここに来てストップしました。

私は6月16日にユーロドルをショートしましたが、しばらく続いた揉みあいに我慢できなくなってクローズしてしまいました・・・。放置しておけば鱈レバでした。

ユーロドルのチャート(2013年10月25日~2014年10月17日)

ユーロが下落してきた要因は、米国の利上げが意識されたこと、ECBの金融緩和によるマイナス金利、金融政策格差を背景としたユーロ売りなどでしょう。シカゴIMM通貨先物ポジションのユーロドルは大幅なユーロ売り超過が続いています。

最大の要因は米国の金融政策正常化の流れと、大規模QEが開始する可能性がある欧州の金融政策格差でしょう。

ECB にとっての次の一手はQEでしょう。マイナスの預金金利は、民間銀行にとってみれば手数料であり、その幅が大きくなれば、民間銀行は自身の預金に手数料を課したり、貸出金利に上乗せして、その負担を家計や企業に転嫁する可能性があります。

マイナス金利には限界があると考えるのが自然であり、これ以上の利下げは考え難いです。ファイナル・ウェポンは量的緩和(QE)でしょう。

独ZEW幹部からは、「インフレ期待の低下続けば、量的緩和の実施が正当化できる」というコメントが出る程の状況です。欧州では毎月数百億円規模のユーロ資産購入プログラムを実施した場合のインフレ率押し上げ効果が試算されているようです。

ただし、ユーロドルの下落は急速であり、ここでしばらく足踏みや自律反発があってもおかしくありません。ロシア・ウクライナ問題の緊張緩和や米国の利上げ期待後退などがあったら、ユーロドルの買戻し局面が訪れる可能性があります。

公益財団法人国際通貨研究所から引用したユーロドルの購買力平価(1999年基準)では、現在のユーロドル・レートは輸出物価・企業物価を割っており、いいところまでユーロが下落しています。

ユーロドルの購買力平価

しかし、見事なまでに華麗にアメリカの景気が逆噴射し、利上げどころかQE4という事態にならない限りは、大局的なユーロ安が続くような気がします。

FRBの利上げスピートは遅々としたものになりそうですが、ドルの短期調達コストは着実に上昇する一方で、ECBによって政策金利が若干のマイナスからゼロ近辺になっているユーロとの条件格差は華やかなものとなります。

FXをやったことがある方は意識しやすいと思いますが、スワップポイントがマイナスのポジションを長期に渡って大規模に維持するのは、かなりの握力を要します。それはヘッジファンドなども同じです。

ユーロドルは長期的にはボックス推移が続いています。

ユーロドルのチャート(2004年10月~2014年10月)

ユーロドルの史上最安値は0.8230ドルであり、史上最高値は1.6038ドルです。その中間は1.2134ドルで、ここまでは下落しそうです。

そこから下の目処としては、購買力平価(企業物価)から10%下の1.145ドル、20%下は1.0184ドルです。

ユーロドルが1.3~1.325ドル近辺まで調整し、再度ユーロ安方向に進み始める動きを見せるパターンになるとエントリーしやすいです。場合によっては、再びショートしてみようかなと思います。

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