エポスカードの「エポスポイント」でポイント投資が可能になりました。
ポイント投資には、現物株式の購入、投資信託の購入、疑似運用などの種類があり、エポスポイントは投資信託の購入、疑似運用の2種類の方式です。
投資信託の購入は100ポイントから利用でき、エポスカード会員でtsumiki証券に口座があれば誰でも使えます。
株式・投信そのものに投資するのではなく、成果が投資信託に連動する疑似運用方式の方は、ゴールドカード以上が対象です。
エポスゴールドカード、JQ CARD エポスゴールド、エポスプラチナカード会員で、会員サイト「エポスNet」に登録している方が利用できます。
エポスポイント投資について、楽天ポイント・Vポイント・エポスポイント、松井証券・インヴァスト証券など多様なポイント投資を実践した経験にもとづいて解説します。
※エポスカードの横向きのカードフェイスは旧券面であり、リニューアル後の券面デザインは縦型になっています。
目次
tsumiki証券に口座があれば100ポイントから投信を購入可能
2020年12月から丸井グループのtsumiki証券において、エポスポイントで投資信託を買えるようになります。
運用会社 | 対象の投資信託 |
---|---|
ひふみ投信 | ひふみプラス |
セゾン投信 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド |
セゾン資産形成の達人ファンド | |
コモンズ投信 | コモンズ30 |
100エポスポイントから投資でき、ポイント数に上限はありません。任意のタイミングで購入できるので、月に1回獲得したエポスポイントで投信を買ったり、毎日100ポイントずつ購入することも可能です。
JQ CARDエポス、JQ CARDエポスゴールドの場合、JRキューポをエポスポイントに交換したら、ポイント投資が可能になります。
エポスポイントで投信を買う場合、少額非課税制度であるつみたてNISAは使えません。
なお、tsumiki証券はエポスカード決済で投資信託を月5万円まで購入でき、カードショッピングよりは少ないですが、エポスポイントを得られます。
エポスポイントでの投信購入と、エポスカードでの投信積立の比較は下表のとおりです。
名前 | tsumi証券での投信購入方法 | |
---|---|---|
ポイント投資 | カードでつみたて投資 | |
手段 | エポスポイント | エポスカード |
単位 | 100ポイント~無制限 | 月3,000円~50,000円 |
投資タイミング | 好きな日(約定は1日1回) | 毎月決まった1回(選択不可) |
つみたてNISA | × | ◯ |
売却時の取り扱い | 現金で戻ってくる | 現金で戻ってくる |
エポスポイントで投信を購入してすぐに売れば、エポスポイントを現金化することが可能です。ただし、値動きによっては損するリスクがあります。
疑似運用のエポスポイント投資体験とは
エポスポイント投資体験とは、エポスカードの利用などで貯まるエポスポイントで、疑似的に投資できてポイントの増加を目指せるサービスです。
クレディセゾンの特許第6357521号「ポイント管理システムおよびポイント管理方法」を使用しているというスキームです。
ポイント運用サービスを利用中のエポスポイント残高は、丸井グループの証券会社であるtsumiki証券が提供している投資信託の基準価格に連動して増減します。
名前 | ポイント投資 (投信購入) | ポイント投資体験 (値動きに連動した疑似投資) |
---|---|---|
利用可能カード | エポスカード会員 (エポスカードの種類) | エポスゴールドカード JQ CARD エポスゴールド エポスプラチナカード |
手段 | エポスポイント | エポスポイント |
単位 | 100ポイント~無制限 | 100ポイント~3万ポイント |
tsumiki証券の口座 | 必要 | 不要 |
売却時の取り扱い | 現金で戻ってくる | ポイントで戻ってくる |
エポスポイント投資体験では4種類のコースが用意されており、それぞれ以下の投信の基準価格と連動します。
コース名 | 連動投信 | エポスカード提唱のキャッチフレーズ |
---|---|---|
はじめてコース | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | はじめての方は、まずはここから。 株式・債券が半分ずつのバランス型、安心感があります。 |
よくばりコース | セゾン資産形成の達人ファンド | あれもこれも欲しい方におすすめ。 世界の成長が取り込めます。 |
わくわくコース | ひふみプラス | みんなと同じはいや、そんな方におすすめ。 これから成長する「原石のような会社」の詰め合わせです。 |
げんせんコース | コモンズ30ファンド | 旅行に行くなら、国内!そんな方におすすめ。 持続的に成長する日本の「いい会社」が入っています。 |
はじめてコースは国内外の株式・債券に分散投資するのが特徴です。値動きがマイルドな債券が含まれているので、価格変動率が低く初心者向けです(ローリスク・ローリターン)。
ただし、世界的に金利が低下(債券価格が上昇)している状況下では、債券部分については高値掴みの恐れがあるのがデメリットです。
残り3つは最終的には主に株式へと投資するコースとなり、ハイリスク・ハイリターンです。アクティブ投信なので信託報酬(保有コスト)は高めとなっています。
エポスポイント投資の類似サービスで、特許権を持つ「セゾンカードの永久不滅ポイント運用」での実績をご参考までに紹介します。
はじめてコース以外の3つと類似しているパフォーマンスなので、価格変動のイメージをつかめます。
私は永久不滅ポイント運用では株式主体の疑似投資を行っており、約4年のトラックレコードがあります。
2016年12月に100ポイントを運用したところ、約11ヶ月間で108.54ポイントに増えました。+8.54%と着実なリターンを獲得できました。
ただし、その後の約4ヶ月間では108.54→104.26と4.28ポイント減少しました。
その後はVOO(アメリカ株の疑似運用)にも投資して、2019年11月8日時点では+11.56%となりました。
コロナウイルスの影響で株式市場が大きく下落して、反発して変動率が低下した2020年5月20日時点では+3.16%となっています。
株式市場が反発した2020年11月20日時点では、+24.79%まで大きく上昇しました。
このように増えたり減ったりするリスクがありますが、長期投資すれば世界経済の成長とともに、ポイント数は増えることが期待できます。
エポスポイント投資の単位・手数料・上限・約定スケジュール
100ポイント以上100ポイント単位で投資でき、手数料は無料です。投資信託の購入手数料はないので安心です。
投資中のポイント1pt=エポスポイント1ptなので、わかりやすくてユーザーフレンドリー。
投資できるエポスポイントの上限は30,000ポイントとなっており、スマホアプリ「セゾンポイントモール」に登録している方なら、誰でも利用可能です。
14:00までの注文が当日受付となり、当日の基準価額をもとに投資が開始して、翌営業日の7:00頃に±0という形で反映されます。
したがって、投資したポイントは翌日の運用実績に基づき、翌々日の7時にファースト・インパクトが生じます。
エポスポイントは限りなく現金同様の使い道がありますが、換金そのものは不可能です。
したがって、資金決済法・金融商品取引法などの規制を受けないことから、ポイント投資が可能になっています。
投資したポイントは必要になったらエポスポイントに戻すことが可能です。
メリット
エポスカードのポイント投資の利点は、現金を支払うことなく、投資信託に連動した運用の果実を享受でき、プラスリターンを目指せる点です。
ゴールドカード以上のエポスポイント投資のメリットは、現金を支出したり、証券会社に口座を開くことなく、簡単に投資を試せる点にあります。
現金での投資となると、ハードルが高いという方が多いでしょう。株価・投信の基準価格は10%・20%変動するのが当たり前であり、油断するとあっという間に損失が膨らむリスクもあります。
しかし、使う予定のないポイントでポイント投資した場合は、不況で乱高下したり負けたとしても、それ程メンタルへの打撃・ダメージが小さいのが大きなメリットです。
私はポイント投資の一番のメリットはそこで、冷静に売買できるので、底値圏で投げ売りして大きな損失が生じないことがメリットだと思います。
一般カードも対象のポイントでの投信への投資を行う場合、tsumiki証券の口座開設手続きが必要です。
ゴールドカード以上のエポスポイント投資を始めるには、まずエポスカードのスマホアプリをダウンロードしてログインしましょう。
そして、メニュー下部の「ポイント投資」を選択し、ガイダンスを見た後に投資先を選択するだけです。
「ポイントで投資する」ボタンをタップすると投資できるポイント数が確認でき、最終画面では投資後のエポスポイント残高も表示されます。
ポイントの投資/引き出し履歴は、エポスポイント投資トップ画面の右上のメニュー内にある「履歴」から確認できます。
エポスポイント投資を止める際には、エポスポイント投資のホーム画面の下部にある「ポイントを引き出す」をタップし、投資中のポイントをすべてエポスポイントに戻せばOKです。
いつでもサクッと投資をやめて、翌々営業日には戻ったポイントを使うことが可能です。
実際に数日間エポスポイント投資を行ったところ、+2ポイント(+0.5%)という着実な成果を出せました。
デメリット
エポスポイント投資には長所がある反面、短所も存在しています。
損するリスクあり・低コストインデックス投信がない
定期預金や個人向け国債のような確定利回り商品ではないので、損するリスクがあります。
コース名 | 連動投信 | 年間最大下落率(設定来) |
---|---|---|
はじめてコース | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | -35.23% (2008年) |
よくばりコース | セゾン資産形成の達人ファンド | -45.22% (2008年) |
わくわくコース | ひふみプラス | -21.23% (2018年) |
げんせんコース | コモンズ30ファンド | -18.50% (2015年7月 ~2016年6月) |
「わくわく」と「げんせん」は最大下落率が低めですが、それはリーマンショックの時期はまだ投信が設定されていなかったからです。リスク自体はよくばりとほぼ同様です。
リーマンショックのような最悪のケースでは、はじめてコースは35%程度、その他のコースは45%程度マイナスとなるリスクがあります。
また、信託報酬が0.1%~0.3%程度の投資信託が増えている中で、コストが高い投信ばかりとなっています。
信託報酬は基準価額に影響するので、エポスポイント投資にも影響してきます。株式のみにインデックス投資したい方にとっては辛い選択肢となっています。
ポイント疑似運用は一般カードのエポスカードでは利用不可能
証券会社の口座開設手続きが不要なポイント疑似運用は、ゴールドカード以上に限定されており、一般カードのエポスカードでは利用できないのがデメリットです。
小数点以下が切り捨て
ポイントの増減によって発生した小数点以下のポイントは切り捨てとなります。
例えば300.99で投資を止めた場合、0.99の分は無駄になってしまいます。
エポスカードを退会した場合はパーなので忘れないようにする必要
エポスカードを退会すると運用中のポイントに限らず、残っているエポスポイントは失効します。
したがって、退会する前に運用中のポイントを引き出して使うのがベターです。
しかし、エポスポイント投資を行っていることを忘れてしまった場合、気づかずに解約してしまうリスクもあります。
もしポイント投資を行う場合は、存在を忘れてしまわないようにしましょう。
投資したポイントはキャンセル不可
投資信託は申し込んでも所定の時間まではキャンセルできる証券会社が大多数ですが、エポスポイント投資の場合はキャンセルができません。
翌日以降に運用中のポイントから引き出しを行う必要が生じて、損するリスクがあります。
ただし、運用口座へのポイント振り替えが必要で、クレジットカードで貯めたポイントを自動で投資にまわす仕組みはありません。
こうした投資の手間を省いて自動で投資をしたい方は、1%還元の「PayPayカード」がおすすめです。年会費は無条件で無料なのでサブカードとして使いやすくなっています。
PayPayカードで貯まるPayPayポイントは、自動投資が可能になっています。一度に100ポイント以上が運用に回る場合に1%の手数料が発生しますが、0.99%で投資できるので許容範囲だと考えます。
毎月の手間が全く不要で、自動的にS&P500もしくはNASDAQ-100のETFに連動するコースに投資できる点にエッジ・優位性があります。
また、全米株式・高配当株式・世界株式・新興国株式・ゴールドなどもあり、ニーズに応じて投資可能です。
さらに、投信購入にも利用可能。投資信託を買う場合は、購入手数料はありません。
PayPayカードの入会キャンペーンはお得で、大量のポイントを獲得可能です。
公式サイトPayPayカード 入会&利用特典
まとめ
エポスポイント投資には投資信託の購入、疑似運用(投資成果は投信の基準価格に連動)の2種類があります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
投資信託の購入 | 一般カード会員も利用可能 | tsumiki証券の口座開設手続きが必要 |
ポイント疑似運用 | エポスNetだけで開始可能 (証券会社の口座は不要) | ゴールドカード以上が対象 |
エポスカードのポイント運用サービスは、1つのインデックス投信、3つのアクティブ投信にお手軽に分散投資することが可能です。
中長期的には日本や世界経済の成長の果実を享受できることが期待できます。
特に投資初心者で、リスクが有る資産運用に興味はあるけれども、なかなか現金で行うのは抵抗がある場合は、ポイントで運用を体験できるメリットがあります。
他方、ポイント投資ゆえの注意点も存在しています。
主なデメリット
- 損するリスクあり
- コストが高い投信のみ
- 一般カードのエポスカードでは利用不可能
- 小数点以下が切り捨て
- エポスカードを退会した場合は無効
日本の投資教育は欧米に比べ不充分と言われており、資産形成・資産運用をどうしたらよいか困っている方が多いという評判・口コミもあります。
エポスポイントを使い気軽に長期投資を体験できるのは、ユニークで面白いサービスであり、エッジ・優位性があります。
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国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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