ダイナースクラブ ビジネスカードというクレジットカードがあります。ダイナースクラブのプロパー・ビジネスカードです。
法人だけではなく、個人事業主も申し込めます。通常のダイナースクラブカードにはない特典が付帯しています。ビジネス関連のサービスが充実しています。
ダイナースクラブ ビジネスカードのメリット、デメリット、価値、お得な使い方についてまとめます。
公式サイトダイナースクラブ ビジネスカード オフィシャルページ
目次
ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロンが使える!
日本を代表する経済・ビジネス出版社であるダイヤモンド社は、「ダイヤモンド経営者倶楽部」という会員制経営者倶楽部を運営しています。
日本経済の活性化に貢献する趣旨のもと、次世代産業の中核を担う中堅・ベンチャー企業経営者の多面的支援を目的として、1993年に設立されたクラブです。
入会資格は経営者・取締役以上の方に限定されており、かつ業種・年商など一定の入会基準を設けられています。
会員企業にはアパホテル、クラウドワークス、磯丸水産のSFPダイニング、きちり、ハーツユナイテッドグループ、ベクトル、ユーグレナ、夢真ホールディングス、リアルワールド、SHIFTなど有名企業・上場企業も名を連ねています。
メンバー相互の情報交換や交流を通じ、業種を超えた幅広いネットワークを活用したビジネスパートナーの創出や、異業種間コラボレーションによる新規ビジネスの立ち上げ、新たなビジネスモデルの構築などが生まれてきました。
そのダイヤモンド経営者倶楽部の活動拠点として、メンバーのみが利用できる「銀座サロン」という施設があります。
東京都中央区銀座4-9-8(銀座駅B2出口から徒歩3分・東銀座駅A2出口から徒歩1分)という極めて便利な立地です。わが国のど真ん中と言っても過言ではありません。
なんと、ダイナースクラブ ビジネスカード会員の方は、カードの提示でダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロンを利用することが可能です!
落ち着いた雰囲気のラウンジには、ドリンクも用意されています。商用のついでに寛ぐこともできますし、外出時の打ち合わせなどに利用できます。
嬉しいことに商談・待ち合わせの場所として利用してもOKです。ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ、大丸東京店のラウンジは商談の利用はNGです。
また、ダイヤモンド社の新刊書籍や雑誌も見ることができ、ブックカフェとしても利用できます。
ダイヤモンド社は幾多のベストセラー本を連発リリースしていますし、週刊ダイヤモンドも面白いですね。見放題は嬉しいです!
私もダイヤモンド社のマネー雑誌のダイヤモンド・ザイに何度か出たことがあります。

銀座サロンの営業時間は平日10:00~18:00です(※特別対応期間中は短縮)。土日祝日、夏季、冬季休業日、臨時休業日、サロン貸切時、経営者倶楽部行事使用時は利用できません。
「銀座サロン」は入室に「指紋認証システム」を導入しています。ダイナースクラブ ビジネスカード会員の場合は、入室の際にインターホンを押して、受付でカード提示・認証後に利用できます。
サンダル、スニーカー、短パン、Tシャツなどの軽装での入室はNGです。レディース&ジェントルメンである我々はこのルールは守れますね^^
また、ダイヤモンド経営者倶楽部のオープンセミナーに、ダイナースクラブ ビジネスカード会員専用の優待価格で参加することもできます。
ダイヤモンド経営者倶楽部メンバー限定のラウンジを利用できるのは、幾多のビジネスカードの中でもダイナースクラブ ビジネスカードならではの利点です。
銀座サロンの詳細

ダイナースクラブならではの突き抜けたベネフィットです。街中のラウンジの面では、ダイナースクラブは圧倒的に日本最強の国際ブランドです。
ダイナースクラブ ビジネスカードは銀座によく行く機会があり、ダイヤモンド社の書籍に関心があるエグゼクティブの方には、絶大なメリットが有るビジネスカードです。
その他、THE TOWER LOUNGE CASHIME、Business-Airportも利用できます。
ちなみに個人向けの銀座ダイナースクラブカード、ダイナースクラブ プレミアムカードですと、ダイナースクラブ銀座プレミアムラウンジ、大丸東京店のラウンジを利用できます。
どちらも商用利用はNGですが、サクララウンジやANAラウンジのような居心地がいい空間で、飲み物を飲んで休憩できます。お友達とカフェ代わりに使うのはOKです。
ダイナースクラブ銀座 プレミアムラウンジでは1人1個高級お菓子も食べられます。銀座すずらん通りに面した銀座七宝ビルの8階にあります。

大丸東京店のラウンジは東京駅直結の大丸東京の11階にあります。アポイント前の時間調整、お買い物の休憩に極めて便利です。

これらの秀逸なラウンジが年会費25,000円(税抜)で利用できる銀座ダイナースクラブカードは、コストパフォーマンスが高いハイ・クオリティ・カードです。

ブラックカードのダイナースクラブ プレミアムカードでも嬉しい特典の一つです。

ダイナースのブラックカードの入手方法については、体験に基づいて以下で精緻に分析しています。インビを待たずに獲得することも可能です。

Mastercardのビジネスコンパニオンカードとの2刀流
決済専用のビジネス コンパニオンカードを追加コスト無しで保有できます。
世界最大のネットワークを誇るMastercardを決済専用カードとして追加できるので、ダイナースクラブが使えない店舗でもMastercardのサブカードで支払えます。
ビジネス・コンサルティングサービスとダイナースクラブ ビジネス・オファー
ビジネス・コンサルティングサービスでは、自社に関するさまざまなお悩みに対するご相談窓口として、 三井住友信託銀行および三井住友トラスト・グループ各社を紹介してくれます。
事業承継、M&A、 IPO、 不動産売買などの相談も可能です。
ダイナースクラブ プライベートアドバイザーサービスは、特に中小企業経営者や個人事業主に非常に助かる特典です。
大企業であれば顧問弁護士や会計士・税理士、社会保険労務士を抱えているでしょうが、零細企業や個人事業主ですとなかなか難しいですよね。
何かトラブルや専門的事項でわからないことが生じた際に、無料で気軽に専門家に相談できるのは絶大なメリットがあります。
ダイナースクラブ ビジネス・オファーでは、個人向けダイナースクラブカードにはない特典として、ビジネスシーンで活用できる加盟店優待プログラムが用意されています。
主なメリット
- G-Searchデータベースサービスの月額基本料が6ヵ月間無料
- 健康診断の優待
- 海外おみやげ宅配サービス
- フィットネス優待
- 法律相談(法律顧問契約)の優待
- 税務相談の優待
- オフィスステーションの優待
- G-Callショッピングの優待
追加カードの発行が2枚まで無料!
ダイナースクラブ ビジネスカードで強烈なのは、追加カードの年会費が無料である点です。年会費は基本会員が25,000円(税抜)、追加会員は2名まで無料です。
追加カードをフルに発行すれば、充実したベネフィットと高いステータスを誇るダイナースのビジネスカードをリーズナブルに維持できます。
追加カードの利用分は、基本会員(本会員)のポイントと合算されます。従業員のカード利用分もオーナーに集約されます。 ポイント・ マイルが分散することなく効率的に貯めることができます。
何枚でも発行可能なので、規模が大きい企業でも決済にフル活用できます。ただし、利用限度額は本会員カードの枠内となります。
経費利用と私的利用との明確な区分けがなされて、「経費の見える化」が可能で経費の管理もしやすくなります。
ビジネスカードの裏のサイン欄は個人名を記入することになり、お店での利用時にサインが必要な場合は個人の氏名でOKです。
追加カードは基本カードと同様の機能を有しており、空港ラウンジ、グルメサービス、スポーツクラブ、ゴルフ、トラベルなどで、 本会員と同様のサービスを利用できます。
旅行傷害保険も死亡・後遺障害が最高1億円が5000万円になること以外は、基本会員と同一の内容です。
最も利用頻度が高くて重要な傷害・疾病治療費用も最高300万円と充実しています。出張の都度旅行傷害保険に加入する必要がなくなります。
ライバルのアメックス・ビジネス・ゴールドの追加カードは1人あたり12,000円(税込)もの年会費がかかります。ダイナース ビジネスカードだと無料です!
社員の仮払い申請や経費精算の煩わしさからも解放されるので、より本業のビジネスに専念できます。無駄なバックオフィス業務の作業・手間がなくなります。
追加会員分の利用代金明細書は基本会員分とまとめて発行されるので、社用経費・使用目的が明確になります。
追加カードを社員に持たせることは信頼の証とも言え、社員のモチベーション向上にもつながります。
ダイナースは年会費が高いので、プライベートでは持てない社員も多いです。ハイ・クオリティー・カードを保有できて、ラウンジ等の特典を使えるのはメリットです。
入会にあたって決算書等、登記簿、登記事項証明書の提出は不要で簡便です。申し込みに際しては、本人確認書類(運転免許証のコピー等)だけでOKです。
公式サイトダイナースクラブ ビジネスカードの詳細
経費支出で1%~2%のマイル獲得!ショッピング保険も付帯
ダイナースクラブ ビジネスカードは、通常のダイナースクラブカードと同様に100円ごとに1ポイントたまり、1,000ポイントから航空マイルに交換できます。
日々の経費支出で1%のマイルが貯まります。マイルの価値を1マイル1.5円と考えると還元率1.5%、1マイル2円と考えると還元率2%です。
ビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、 ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。還元率が2.5%~16%に昇華します。
ビジネスの経費支出でマイルがザクザクと貯まるのがダイナースクラブ ビジネスカードの大きなメリットです。ポイントをマイルに移行できる航空会社は下表のとおりです。
航空連盟 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA(全日本空輸) ユナイテッド航空 |
スカイチーム | デルタ航空 大韓航空 |
マイルへ移行するには「ダイナースグローバルマイレージ」への加入が必要です。年会費は6,000円(税抜)です。
ただし、マイルに移行する時だけ加入して移行後は退会すれば、6,000円(税抜)の費用を払う年を少なくすることができます。
一般加盟店では100円あたり1ポイントとなりますが、特約店である「ダイナースクラブポイントアップ加盟店」では100円あたり2ポイントが得られます。
全国のホテル、レストラン、バーバリー、シモンズ、青山花茂、サカイ引越センターなどが「ダイナースクラブポイントアップ加盟店」に名を連ねています。

年間500万円のショッピング保険「ショッピング・リカバリー」も付帯します。年500万円あると多くの備品購入をカバーできます。
特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをダイナースで購入すると、しっかりと補償対象となります。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。ダイナースはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。

iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
基本会員は安定収入がある個人事業主、法人企業の代表者または役員の方が申し込めます。役員が申し込む場合は、代表者の承諾書が必要となります。
追加会員は、 基本会員が代表または役員を務める法人等、個人事業の役職員・従業員で18歳以上の方が申し込めます。追加会員は27歳未満でもOKです。若くしてダイナースカードを保有できます!
日本国内ではダイナースが使えないお店はごくたまにしかありません。ビジネスカードとしてガンガン利用可能です。

利用可能額は「原則として一律の制限なし」です。ただし、無制限にカードが利用できるわけではなく、会員の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
また、不正検知システムも常に動作しているので、突如として高額の決済が続いた場合などは、不正検知の観点で利用ストップがかかることもあります。
通常よりも高額の利用をする際には、事前に連絡しておけばスムーズに決済できます。
支払い方法は一回払い、ボーナス一括払い、リボルビング払いです。ビジネスカードですが、ボーナス一括払いも利用可能です。
2018年2月までは毎月の利用金額を合算した金額に対してポイントが貯まりました。
2018年3月5日の新システム移行後は利用1回ごとに毎回、端数が切り捨てられる方式となります。
しかし、意外にも影響はさほど大きくありません。2017年12月の1ヶ月間は、1回ごとに切り捨てのクレジットカードで485,885円使いました。
1ヶ月の合計額に付与する方式だと 4,858ポイントとなります。1回ごとの切り捨てでも4,844ポイントでした。この程度なら許容範囲でしょう。
ダイナースのシステム移行については、以下で丹念に分析しています。

ゴルファー保険
ダイナースクラブ ビジネスカードにはゴルファー保険が附帯します。通常のダイナースクラブカードにはないベネフィットです。
しかも嬉しい自動付帯です。具体的な内容は下表のとおりです。
保障内容 | 最高保険金額 | 補償されるシーン |
---|---|---|
賠償責任 | 1事故1億円 | ゴルフ中に他人にケガをさせたり他人の財物を壊してしまった場合 |
ゴルフ用品損害 | 年5万円 | ゴルフ中にゴルフ用品の盗難やゴルフクラブに破損が生じた場合 |
ホールインワン・アルバトロス費用 | 1回10万円 | ホールインワンを達成して祝賀会を開いた場合 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高300万円 | ゴルフ中のケガが原因で亡くなった場合や体に障害が残った場合 |
傷害入院 | 日額4,500円(最高180日間) | ゴルフ中に怪我をして入院した場合 |
傷害通院 | 日額3,000円(180日以内の通院で90日) | ゴルフ中に怪我をして通院した場合 |
最高1億円の賠償責任保険が付帯するので、盤石のディフェンス体制を構築できます。うっかり損害を及ぼしてしまった場合でも保険でカバーできます。
ホールインワン・アルバトロス費用、ゴルフ用品損害も無難な金額が補償されるんで、多くの方はこれでOKとなるでしょう。
JALオンライン(JAL国内線出張手配サイト)が利用可能
ダイナースクラブ ビジネスカードを持っていると、JALオンライン(JAL国内線出張手配サイト)を利用できるのもメリットです。
JALオンラインは、契約した法人の経営者・従業員が、24時間365日いつでもどこでも国内線の予約、発券が可能な法人向けのインターネット予約サービスです。
導入費・使用料・年会費などは一切かかりません。完全無料なのでメリットしかない制度です。
私は勤めている会社でJALオンラインを利用しています。立替払い&精算の手間がないので、経理処理が非常にスムーズです。
予約後はJMBカード・JALカードあるいは「eチケットお客さま控」の2次元バーコードを持って空港直行でOKです。
経理の手間が軽減して間接業務ないしバックオフィス・コストが削減できます。利用代金は法人クレジットカードで精算できるので、ポイントも貯まります。
出張精算の効率化ができ、JALオンライン限定運賃もあります。「eビジネス6」という同一路線に6回搭乗できる回数券があります。無記名式なので、複数の社員で分けあうことができて便利です。
JALオンラインでクラスJを予約して新規に発券すると、クラスJ料金(1,000円)が無料となるキャンペーンを定期的に開催。サクララウンジが利用できるキャンペーンも開催事例があります。
しかも個人でJALを普通に予約するのと同様に、先得割引・特便割引も利用できます。
出張者にとって非常に重要なのはJALマイル・FLY ON ポイントが自分に付与されるか否かですが、ご安心ください!
JMBお得意様番号の入力欄があり、自分の番号を入れればJALマイルやFLY ON ポイントが積算されます。マイラーには助かる仕組みです。
JALオンラインの詳細、使い方については、以下で徹底的に解説しています。

その他ダイナースクラブの特典
ダイナースクラブ ビジネスカード会員は、ダイナースクラブカードと基本的には同じベネフィットを享受できます。ダイナースの卓越したダイニング・トラベル特典を利用できます。
ジャンル | 利用シーン | 優待サービス内容 |
---|---|---|
グルメ | 会食や接待に | 所定のコース料理を2名以上利用で1名無料(エグゼクティブ ダイニング) 草喰なかひがし等の名店を予約できる「ダイナースクラブ ごひいき予約」 お子様メニューが家族との食事で1名無料「Family Table」 料亭の予約代行(料亭プラン) おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ アラン・デュカスのレストラン優待、ひらまつ優待 |
トラベル | 出張や休暇の旅行に | 世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジ(国内・海外) 年2個の手荷物無料宅配 (帰国時) 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 最高1億円の旅行保険 海外旅行保険プラス ダイナースクラブ共通の優待特典 |
エンタテイメント ・ライフ | より充実した毎日を | コナミスポーツクラブや人間ドック優待 ヘリコプター優待、乗馬優待 ダイナースクラブのイベント ダイナースクラブ チケットサービス ダイナースクラブ ポイントモール |
ゴルフ | グリーンをより身近に | プライベートレッスン優待 名門ゴルフ場の優待予約 ダイナースクラブカップ |
空港ラウンジは、日本国内では他の大多数のゴールドカード・プラチナカードで利用できないKAL Business Class Loungeを使えます。
成田空港のKALラウンジは第1ターミナルにあります。関空のKALラウンジは閉鎖されましたが、ぼてぢゅうを利用可能。手荷物検査後の羽田空港パワーラウンジは手荷物検査後にあって便利です。
コース料理1名分無料サービスの利用可能店舗数は競合サービスと比較すると多く、ダイニングに強みがあるダイナースらしくなっています。
- ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
- ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
- 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約250店舗
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン:約200店舗
- JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
- 三井住友カード プラチナのプラチナグルメクーポン:約100店舗
ポイントの制度・還元率はダイナースクラブカードと同一であり、「ダイナースクラブ リワードプログラム」が適用されます。
サポートのコールセンターに電話すれば、万が一のトラブルの際にも、保険会社が入って海外旅行傷害保険の範囲内で治療を受けられます。
費用負担がなくて安心・安全です。外国人だと法外な値段をふっかけられるような国・地域が一部にありますけれども、ダイナースの海外サポートが間に入ってくれるのでそのような心配とも無縁です。
その他、ダイナースクラブカードと共通のベネフィットの詳細は以下で徹底解説しています。

以前にダイナースの五十嵐 幸司 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、高いステータスの秘訣、クラブメンバーシップ・哲学など多様な角度で聞き倒しています!

ダイナースは流麗な制度が満載であり、人生がもっと楽しくなるクレジットカードです。一度使ったらもう手放せません。
豊富なベネフィットに鑑みると、年会費を超える価値があると評価できます。
私はダイナース入会前と入会後では、生活の豊かさが圧倒的に変わりました。サービスを利用したり、イベントに参加することで、それまでになかった体験が可能になっています。


日本料理 未在、銀座 小十、Fujiya 1935、日本料理 龍吟、青空など至高の予約困難店でキャンセルが出た席を予約できるダイニングサービスもあります。

SAKE COMPETITIONの上位入賞酒が飲み放題、秀逸な料理の食べ放題のパーティーにポイントで参加することも可能です。

ダイナースクラブ ビジネスカードの審査基準はダイナースクラブカードと同一です。審査基準については、以下で徹底的に検証しています。

ダイナースクラブカードにはフランス大使館やイタリア大使館のディナー・イベントもあります。
ゴージャスなライフスタイルを送ることが可能でビジネスでの接待や打ち上げ等にも八面六臂の活躍を見せてくれます。
公式サイトダイナースクラブ ビジネスカードの詳細
ダイナースクラブ ビジネスカードと、通常のダイナースの違い
通常のダイナースクラブカードにはビジネス・アカウントカードという法人カード・ビジネスカードを追加で付帯できます。ダイナースプレミアム、ANAダイナースプレミアムも同様です。
引き落とし口座を本カードと別々にすることが可能で、法人口座も指定できます。ビジネスカードとしても活用できます。
ダイナースクラブ ビジネスカードと、通常のダイナースクラブカード&ビジネス・アカウントカードにどちらに申し込むのかは迷うところですね。違いを比較します。
年会費
まず年会費が異なります。ダイナースクラブ ビジネスカードの年会費は、本会員が27,000円(税抜)、家族会員が無料です。
通常のダイナースクラブカードは、年会費が本人22,000円(税抜)、ビジネス・アカウントカードが2,000円(税抜)、家族会員 5,000円(税抜)です。
本人会員のみだとダイナースクラブ ビジネスカードの方が3,000円高いですけれども、追加会員1名を含めると2,000円安くなります。
本人会員 | 追加会員 | 合計 | |
---|---|---|---|
ダイナースクラブ ビジネスカード | 27,000円 | 0 | 27,000円 |
ダイナースクラブカード | 24,000円 | 5,000円 | 29,000円 |
差額 | -3,000円 | 5,000円 | 2,000円 |
また、ダイナースクラブ ビジネスカードの場合、何枚発行しても追加カードは年会費が無料です。
1人しか使わないのであれば、ダイナースクラブカード&ビジネス・アカウントカードも検討しえます。
他方、複数枚を発行するならば、やはりコーポレートカードとしても使えるダイナースクラブ ビジネスカードの方にエッジ・優位性があります。
特典
ダイナースクラブ ビジネスカードには、銀座のダイヤモンド経営者倶楽部のラウンジ、プライベートアドバイザーサービスでの専門家に無料相談、ビジネス関連の特典が附帯しています。
ダイナースクラブカードだけにある特典はありません。ダイナースクラブカードにある特典・機能はすべてダイナースクラブ ビジネスカードにもあります。
ただし、入会キャンペーンはダイナースクラブカードの入会キャンペーンの方が充実しています。
以上を総合考慮すると、本人会員のみの場合は、年3,000円(税抜)のコストダイナースクラブ ビジネスカードのオリジナルの特典を受けるか否かという選択肢となります。
追加カードを発行する場合は、ダイナースクラブ ビジネスカードの方が特典は充実していますし、追加カードの年会費は無料なので、ダイナースクラブ ビジネスカードが有力です。
ダイナースクラブカードは長らくICチップが搭載されていませんでしたが、新規入会、紛失・盗難などでのカード再発行は、2016年4月18日カード発行分からICカードに切り替わりました。ビジネスカードも同様です。
キャッシングも利用可能
法人カード・ビジネスカードはキャッシングがないカードが多いです。しかし、ダイナースクラブ ビジネスカードはキャッシングも利用可能です。
入会時に選べる希望枠の上限は、キャッシング、カードローンあわせて50万円までとなります。
50万円超を希望する方は、入会後にダイナースから送られてくるカードに同封されている資料で申し込めます。その際には、申し込む本人の年収証明書類コピーが必要となります。
選択した希望枠は、希望の範囲内でダイナースの審査によって設定されます。
入会時にキャッシング・ローン利用可能枠の設定を希望する場合、カード発行前に設定内容の確認を依頼されます。
設定を希望しない場合と比較すると、カード発行までに別途1週間程度の時間がかかります。入会後でもキャッシング・ローン利用可能枠の設定を申し込めます。
キャッシングサービスとカードローンの利用金額は同一の枠で管理され、利用可能枠内は双方の合算となります。
ダイナースのカードを複数枚持っている場合は、キャッシングの利用金額は三井住友トラストクラブが発行した全てのカードの利用分で合算され、利用可能枠の範囲内で使えます。
ただし、ダイナースクラブ コーポレートカード等の一部カードは合算されずに別枠となります。
デメリット
ダイナースクラブ ビジネスカードは、年会費が高いのがデメリットです。もう少し年会費が安いハイ・クオリティー・カードがいい場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが候補に上がってきます。
JALマイルが最大1.125%であり、コンシェルジュサービス、プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料というベネフィットがあります。

利用限度額を気にせずに使いたい場合は、事前入金すれば1回あたり9999万円まで使えるラグジュアリーカードがおすすめとなります。
その他、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードもハイ・クオリティです。
将来的にアメックス・ビジネス・プラチナを目指している場合や、より充実した特典がほしい場合は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードが選択肢となります。

ただし、ダイナースもダイナースプレミアムの場合は、事前に振り込めば数千万円までの決済が可能でした。ダイナースクラブ ビジネスカードも同様の可能性があります。

ダイナースの利用限度額については、平カード、プレミアムカードの双方を保有した経験に基づき、以下で丹念に分析しています。

コスパが良い法人カードがいい場合は、Orico EX Gold for Bizが候補となります。ポイント還元率が最大1.1%で、レストランのコース料理1名分無料サービスが附帯しています。
年会費無料のビジネスカードがいい場合は、NTTファイナンス Bizカード レギュラーが候補となります。年会費無料で1%還元とコストパフォーマンスが良好です。

JCB法人カードならJCBプラチナ法人カードも候補となります。JCBの最上級カードであるJCB THE CLASSと同一のサービスも一部利用可能です。

Visa・Mastercardと比較すると海外で使える店舗が少ないのもデメリットです。
ただし、ダイナースクラブもアメックス同様にJCBと提携しており、9割近くのJCB加盟店でもダイナースクラブカードで決済が可能です。
また、世界のディスカバー加盟店でもダイナースクラブカードを原則として利用できます。日本および中国の一部のDiscover加盟店では使えません。
ハワイ、米国本土、カナダなどの北米では幅広くダイナースクラブカードが使えます。ハワイではほとんどの店舗がダイナースクラブカードでOKです。
このデメリットを緩和するためには、住信SBIネット銀行のデビットカードなど、年会費無料のVisa・Mastercardをサブカードで保有すればOKです。
Visa、Mastercard®の法人カードで銀行系カードの安心・安全のサポートを重視なら、三井住友ビジネスカードが有力候補です。プラチナカードは特典が充実しています。

個人事業主、法人代表者が発行できる「三井住友ビジネスカード for Owners」は、特定の支払い方法の活用で年会費を抑えることができるのが魅力的です。

その他のビジネスカードと比較検討したいという場合は、法人カードのランキングをご参照ください。その中でも特におすすめカードは以下で徹底的に解説しています。

年会費無料のおすすめ法人カード、ポイント還元率が高い法人カード、マイルが貯まる法人カード、空港ラウンジが使える法人カードなど多様なタイプがあります。
ETCカードがお得なビジネスカードについては、以下で精緻に分析しています。

ダイナースクラブ ビジネスカードは法人カードということもあり、プリペイド式電子マネーのチャージでポイントが貯まらないのがデメリットです。
電子マネーにチャージしたい場合は、サブカードとして対応の個人用クレジットカードを使いましょう。おすすめのクレジットカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
まとめ
ダイナースクラブ ビジネスカードは年会費が高いものの、お得なメリットが満載のクレジットカードです。
主なメリット
- 追加カードの発行が無料
- ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロン
- ダイナースクラブ ビジネス・オファー
- ビジネス・コンサルティングサービス
- 1%のANAマイル付与率
- 高級レストランにて2名以上のコース料理利用で1名分無料
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
- 年10回まで世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジが利用可能(日本国内では成田のKALラウンジもOK)
- 充実の付帯保険(旅行傷害保険・ショッピング保険・ゴルファー保険)
- 豊富なダイニング・サービス(おもてなしプラン、料亭プラン、ダイナースクラブのお取り寄せ等)
- 手荷物無料宅配サービス
- JALオンラインを利用可能(クラスJ無料)
- デュカス優待、ハワイでの優待、便利なダイナースクラブ スマホアプリ、ダイナースクラブ チケットサービス
- 海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)
- 予約困難店を予約できる「ダイナースクラブ ごひいき予約」、Wishダイニング、ごほうび予約
- 痒いところに手の届く充実の会員サポート「ダイナースクラブコールセンター」、ゴルフ優待、コナミスポーツクラブ優待
- ダイナースクラブ限定イベント(ダイニング、馬主体験、醍醐寺の観桜会、若手女子プロとのダイナースクラブ カップなど)
豊富なベネフィットに鑑みると、年会費を超える価値があると評価できます。

ダイヤモンド経営者倶楽部の銀座サロンを使えるのは絶大なメリットです。アメックス・ビジネス・プラチナ、JCBプラチナ法人カード、三井住友ビジネスカード(プラチナ)にはこのような街中のラウンジがありません。
プライベートアドバイザーサービスで、公認会計士・税理士、弁護士、社会保険労務士、証券アナリスト・資本政策コンサルタント等の専門家に無料相談できます。
追加カードの発行が何枚でも無料なので、複数枚のカードを利用する場合は、1枚あたりの年会費を一般カード並みに引き下げることもできます。お得に維持できます。
ダイナースクラブの充実したベネフィットも魅力的です。優待があるレストラン数は日本のクレジットカードの中で屈指の数を誇っています。
高級レストランのコース料理が1名分無料になるので、これを年間に2~3回つかうだけで、高い年会費の元は取れてしまいます。
高級レストランをたまに使う方なら、ダイナースクラブ ビジネスカードは割高どころか最高にお得なカードになります。
世界1,000ヵ所以上の空港ラウンジというとんでもない数の空港ラウンジ、海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)も便利で海外旅行がはかどります。
軽食ブッフェ、アルコール飲み放題、質の良い椅子、シャワーなど充実したVIPラウンジにも入れるのがダイナースクラブ ビジネスカードのメリットです。
ポイントの有効期限がないので、マイルを無期限で貯められるのも大きなメリットです。
ファーストクラスに向けてコツコツと貯めることが可能となります。お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ダイナースクラブ ビジネスカードを使っていくと、出張やプライベートの旅行でビジネスクラス・ファーストクラスを使うことも現実化します!
ダイナースクラブ ビジネスカードはステータスが抜群に高いカードであり、ゴールドカードよりも一段階上のプレミアム・カードです。
価格.comの「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは、1位アメリカン・エキスプレス、2位ダイナースクラブ、3位VISAでした。
ダイナースクラブは31.5%の2位で1位のアメックス(35.7%)に肉薄しており、ほとんど拮抗しています。ダイナースクラブのステータスは客観的に高く評価されています。
サービスの面でも、他のゴールドカード以上の充実した内容となっており、他社のプラチナカードにもないベネフィットが付帯しており、コストパフォーマンスが高いハイ・クオリティー・カードです。
全国の有名レストランでの食事がお得に楽しめるダイナースクラブ レストランウィークでは先行予約が可能です。
ダイナースクラブ会員はいち早く満席となる大人気店を予約可能になります。先行予約期間中に全日程が満席となる店舗もあります。
毎年秋には最大の美食イベント・フランスレストランウィークが開催されます。ダイナースクラブ フランスレストランウィーク 2016~2019年のレセプションに参加しました。

実際にガラディナーに参加したところ、大満足のクオリティで幸せに包まれました。

イタリアン・レストランウィーク、銀座レストランウィークというイベントも開催されており、お得な料金や優待で美食を堪能できます。「VIPremio Dining」というダイナース会員限定のプランもあります。


フランス大使公邸、イタリア大使館、オーストリア大使公邸という通常は立ち入ることのできない特別な空間でのディナーなど、ダイナースクラブ会員限定のスペシャルイベントに参加できます。
ダイナースクラブカードは会員限定のダイニングやコンサート等のイベントも充実しています。
あのフィギュアスケートでオリンピック金メダリストの荒川静香さんによるスケートレッスンのイベントもありました。
東京競馬場の来賓用特別室「ダービールーム」での食事、パドック・地下馬道など、一般人は不可能な馬主体験が可能なイベントも開催されます。

ダイナースクラブはまさに「人生を彩るクラブ」であり、ダイナースクラブカードは保有するだけで幸せを感じられて、しかもお得な特典で生活を豊かにすることができます。