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債券の代わりにディフェンシブ株式に投資ですか?

投稿日: 資産運用の考え方

考える女性

ここ最近、債券の代わりに業績が安定している傾向があるディフェンシブ株式を買うという話をよく見かけるようになりました。

しかし、私はこれには強い違和感があります。ここ最近は食品銘柄や医薬品銘柄が堅調ですが、債券の代わりに買うというのは妥当ではありません。


一般的には、株式投資においてディフェンシブとされている業種は、食品、医薬品、鉄道・バス、陸運、電力、ガス、タバコなどです。

しかし、市場全体が大きく調整する際には、これらの業種の銘柄も大きく下落することがほとんどです。

前回の株価の下落局面(2007年~2009年)を振り返ってみましょう。ディフェンシブ業種に属する銘柄の高値から安値までの下落率をまとめました。

コード 銘柄名 下落率
2503 キリン -56%
2702 マクドナルド -39%
2810 ハウス食品 -40%
2811 カゴメ -38%
2914 JT -69%
4502 武田薬品工業 -63%
4503 アステラス製薬 -50%
7550 ゼンショー -80%
9020 JR東日本 -53%
9021 JR西日本 -50%
9064 クロネコヤマト -59%
9501 東京電力 -54%
9511 沖縄電力 -48%
9432 NTT -50%
9433 KDDI -61%
9437 NTTドコモ -43%
9531 東京ガス -53%
9534 北海道ガス -35%
9861 吉野家 -71%

データを見れば一目瞭然ですが、株価下落局面ではディフェンシブも何もない状況であり、株価が大きく下落している銘柄が多いです。東京電力は2007~2009年時点では鉄板のディフェンシブ銘柄でした。

日経平均・TOPIX(ともに約-62%)に比べると下落率が低い銘柄が多いですが、中にはインデックスよりも叩き売られている銘柄もあります。

JR東日本は経常利益はたったの-2%と微減だったのにもかかわらず、株価は半額以下に暴落しました。

つまり、いくらディフェンシブな業種に属する銘柄でも市場全体が軟調な局面では連れて株価が下落する銘柄がほとんどです。

「インデックスよりも下落幅を抑えたい」という趣旨ならOKですが、「債券の代わり」というのは無理があります。

「債券の代わりにディフェンシブ株式」というのは、例えるなら「ジャニーズの代わりにまつのすけ」というようなものなんですねヽ(´ー`)ノ

両者は属性があまりに異なるのです( ;∀;)

「日経平均やTOPIXよりも下落幅を抑えたい」という趣旨ならもちろんOKです。特に食品系の株主優待株は、マクドナルド-39%(当時は業績OK)、ハウス食品-40%、カゴメ-38%と下落幅が小さい銘柄が多いです。

ただし、財務状況には注意が必要です。例えば、すき家のゼンショーは財務状態が悪く金融危機時は資金繰りの懸念が強かったため、人気の株主優待があったにもかかわらず、前回の不況時は-80%と恐ろしい程に株価が大暴落しました。

安全第一ならば自己資本比率、当座比率、有利子負債・現金等・営業CFのバランス、借入利率、インタレスト・カバレッジ・レシオなどの財務指標をチェックしましょう。

会社四季報、有価証券報告書、IR情報などで確認できます。

債券・定期預金があまりに低金利なので違う資産に投資したいという気持ちはわかります。しかし、それでディフェンシブ株式はあまりにリスクが上がります。

債券の代替投資としてはおすすめなのは、IPO、PO、立会外分売、クロス取引などです。

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