MastercardはBoingo Wi-Fiというサービスを提供しており、世界各地のWi-Fiに無料で接続できます。
一部の日本発行のクレジットカードでも利用でき、日本国内のWi-Fiも利用可能です。
特に便利なのが一部エアラインのインフライト(飛行機の中)、空港や観光地などでWi-Fiにアクセスできる点です。
実際に海外旅行の際に活用した経験に基づき、Boingo Wi-Fiの使い方、メリット、デメリットについて解説します。
Boingo Wi-Fiとは
Boingo Wi-Fiは、世界100カ国6大陸・100万ヶ所以上のホットスポットで、インターネットに接続できるサービスです。
世界各地にあるカフェ、レストラン、ショッピングモール、ホテル、空港、ガソリンスタンド、スポーツジム、オフィス、その他公共施設などで利用可能!
- 海外の空港:700ヵ所以上
- 飛行機の中(インフライト) ※一部航空会社・機材
- カフェやリテールロケーション:36万ヶ所以上
- オフィス・その他のロケーション:100万ヵ所以上
一例として香港国際空港近辺では、山のようにBoingo Wi-Fiのホットスポットが存在しています。
もちろん海外だけではなく、日本国内でも利用可能。Wi2、Wi2premium、docomoやauのWi-Fiスポット等にアクセス可能です。
Windows PC、Mac、iPhone、iPad、Androidなど、多様なデバイスでWi-Fiにアクセス可能でユーザーフレンドリーです。
東アジアの51%程度のアクセスポイントで使えて、インフライト(飛行機の中)にもアクセスポイントがあり、JALの機内でも利用可能でファンタスティックです!
一例としてJAL成田-バンクーバー線でBoingo Wi-Fiを利用できたようです。
JAL成田-バンクーバー線 #boingowifi で接続できました。 JL18 NRT-YVR #b767300 #mastercard #マイル人 pic.twitter.com/H754OvFPE9
— クレジットカードDB (@carddb) October 26, 2019
JAL以外では、アメリカン航空、ルフトハンザ航空、チャイナエアライン、ガルーダ・インドネシア航空、マリンド・エア等の一部飛行機で利用できます。
一部機材では使えない場合がありますが、Boingo Wi-Fiを使うと飛行機内でネットにつながるのはスペシャルですね(Boingo Wi-Fiのよくある質問)。
Boingo Wi-Fiは、世界で使われているWi-Fiサービスのネットワークであり、歴史と実績があるサービスなので、インフラとしての信頼性も高い状況となっています。
プライオリティパスと同様に通常入会は有料ですが、Mastercardの対象カードを保有していると無料で利用できます。
対象カードの代表例
- TRUST CLUB プラチナマスターカード:年会費3,000円(税抜)
- ミライノ デビットPLATINUM:年会費10,000円(税抜)
- TRUST CLUB ワールドカード:年会費12,000円(税抜)
- Orico Card THE PLATINUM:年会費18,519円(税抜)
- TRUST CLUB ワールドエリートカード:年会費130,000円(税抜)
Boingo Wi-Fiを使うための事前準備
MastercardのBoingo Wi-Fiを利用するためには、事前に登録手続きが必要です。
しかし、面倒ではなく、サクッと簡単で即座に終了するのでご安心ください。
1.アカウントの作成
まずMastercardのBoingo Wi-Fi専用サイトにアクセスして、対象のクレジットカード番号を入力して、「Verify Eligibility」というボタンを選択します。
カード認証の完了後は、ユーザー名とパスワードを設定し、Boingoアカウントを作成すれば、すぐに使えるようになります。「Welcome!」という画面が表示されたら準備完了!
2.専用アプリのダウンロード
続いてBoingo Wi-Fiの専用アプリ「Wi-Finder」を、スマホ・タブレット・PC等にダウンロードしてインストールします。
- iPhone・iPad等のiOS:App Store
- Android:Google Play
- Mac:Mac App
- Microsoft:Windowsソフト
専用アプリは1で作成したBoingoアカウントのユーザー名・パスワードを入力するとログインでき、Wi-Fiにアクセス可能になります。
登録は即座に完了
申請手続きから登録完了までの時間は即時となっています。したがって、翌日から海外旅行という場合でも無問題。
実際に私もそういえばBoingo Wi-Fiの手続きを行っていなかったと、海外旅行の前日にパッキングしている時に気づきました。
しかし、スピーディーに登録できたので一安心(*´ω`*)
Wi-Fiへの接続方法
対象のMastercardを認証したうえで、Boingoのアカウントを作成し、アプリ・ソフトをデバイスにインストールしておけば、後は無料でWi-Fiをつなぎ放題となります。
使い方については、分かりやすい日本語のガイド(PDF)が用意されています。
Mastercard会員向けBoingo Wi-Fi 公式ガイド
以下、実際に使ってみて公式ガイドには書かれていない点を補足します。
スマホ
Boingo Wi-Fiのアプリをインストールして、アプリに対して位置情報へのアクセス・通知を許可する設定を行うと、接続できるWi-Fiがある場合、画面上部にアナウンスしてくれます。
日本国内などで通知が不要な場合はいちいち出てくるのは煩わしいですが、海外旅行中などで通知してくれる設定も可能。もちろんOFFにすると出てきません。
必要な時にWi-Fi設定にアクセスして、「Boingo Wi-Fiを探す」という文字があるネットワークに接続するのも手です。
接続可能なホットスポットがない場合は「見つかりませんでした」という表示が出ます。
専用アプリで「今すぐ接続」のボタンを押すと、ホットスポットに接続されて、Wi-Fiにアクセスできます。
iOSには即時接続の機能があり
iPhone等のiOSには「Passpoint」という機能があり、ホットスポットでは自動的にWi-Fiに接続されて作業が不要な仕組みもあります。
ID・パスワード等を入力する作業を行う予定がない場合は便利な機能です。
専用サイトにログインして、Passpoint Secure プロファイルをダウンロードしてインストールしておけばOKです。
パソコン
最近はスマホだけという方が多いですが、ビジネスマン/YouTuber/ブロガー等の場合、旅行中もパソコンでインターネットにアクセスしたい方もいらっしゃるでしょう。
パソコンにBoingo Wi-Fiのアプリを入れて起動しておくと、接続可能なWi-Fiが出た場合、画面右下で通知が出ます。
「Get Online Now!」を選択したらそのままアクセス可能で便利。
もちろんOFFにして、Wi-Fi設定から都度アクセスすることも可能です。
オンにしていると右下に出る通知がなかなか消せずに煩わしい側面があります。「×」ボタンがないので、手動でポップアップウインドウを消せません。
アップデートで解消されることを期待したいです。
デメリット
Boingo Wi-Fiにはメリットが多い反面、欠点も存在しています。
アクセス可能な台数の上限は4台
Mastercardの対象クレジットカードを保有している場合、Boingo Wi-Fiは無料で利用できます。
ただし、無制限に使えるわけではなく、接続可能な上限が設定されています。
とはいえデバイスの最大数は4台となっており、家族4人でも1台ずつアクセス可能です。
ただ、5名以上でつなぎたい場合は不可能なのがデメリットです。
ホットスポットマップは重くてWi-Fiが出るまで時間がかかる
アプリ上の地図機能から近くのホットスポットを検索することもできますが、重くて接続可能Wi-Fiが出るまで時間がかかります。
海外旅行というのは高いお金を払ってその場にいるので、1分1秒が貴重。Wi-Fiが出るまで待つ必要があるのが欠点です。
また、ホットスポット検索にはインターネットでの接続が必要なので、他にネット接続の手段を確保する必要があります。
飛行機の中ではID・パスワードの再設定が不可
インフライトで利用する場合は、機内ではIDやパスワードの設定、パスワードを忘れた場合の再設定ができないとされています。
飛行機に搭乗する前に準備して利用しましょう。
Boingo Wi-Fiを使えるクレジットカード
MastercardのBoingo Wi-Fiは、世界中の膨大な数のホットスポットでWi-Fiに無料で接続できます。
海外旅行・出張中はもちろん、日本国内でも便利に使うことが可能です。
日本のカード会社が発行しているクレジットカードの中で、Boingo Wi-Fiを使えるのはTRUST CLUBカードのMastercard、オリコカードのプラチナカードです。
とりわけおすすめなのは、年会費3,000円のプラチナマスターカード、年会費12,000円でTaste of Premiumの特典が17つも付帯するワールドカードです。
「TRUST CLUB プラチナ マスターカード」は、年会費がたったの3,000円(税抜)の格安プラチナカードです。
リーズナブルなコストで充実の特典を享受できます。
特に大きなメリット
- コース料理1名分無料サービス
- 日本全国の主要32空港47ヶ所という格安カードでは最大級の空港ラウンジ
- 最高150万円の傷害・疾病治療費用保険(海外旅行傷害保険)
- ポイントの有効期間が無期限(年会費充当時は0.825%還元)
- 宿泊予約サイト Reluxが3,000円OFF
- Mastercard Taste of Premium
- Boingo Wi-Fi
- 手荷物宅配の優待サービス
- ショッピング保険
なんといっても最大の魅力はコース料理1名分無料サービスです。年1回でもこれを利用すれば、年会費を圧倒的に上回る金額がお得になります。
一例としてはトスカーナ料理のジャッジョーロ銀座、中華料理の重慶飯店 麻布賓館が対象です。
キラリと光るエクセレントな魅力が燦然たる輝きを放っており、類まれなるゴージャス感、驚異のスケール感を備えたプラチナMastercardです。
日本全国の主要32空港47ヶ所という格安カードでは最大級の空港ラウンジを利用でき、旅行傷害保険・ショッピング保険も充実しています。
ポイントの有効期間が無期限なので、有効期限を気にする必要がない点も大きなメリットです。
コース料理1名分無料サービス、空港ラウンジを利用する機会がある方にとって大いなる魅力があるハイ・クオリティー・カードです。
公式サイトTRUST CLUB プラチナマスターカードの詳細
海外旅行・出張によく行く機会がある場合は、TRUST CLUB ワールドカードがおすすめです。
コンシェルジュ・サービスはないものの、それ以外の側面ではキラリと光るエクセレントな魅力が輝きを誇っています。
- 年間ボーナスポイントを含めると最大1.48%のポイント還元率
- コース料理1名分無料サービス
- 往復2個の手荷物無料宅配
- Boingo Wi-Fi
- コート預かりサービス
- ラウンジ・キー
- キャンセル プロテクション
- 最高500万円のショッピング保険
- ポイントの有効期間が無期限
- 宿泊予約サイト Reluxが3,000円OFF
- Mastercard Taste of Premium
TRUST CLUB プラチナ マスターカードと比較すると9つも特典が増えており、質実剛健なパフォーマンスを発揮しています。
なお、ワールドエリートMastercardのTRUST CLUB ワールドエリートカードの年会費は13万円(税抜)なので、ほぼ同じ特典が付帯しているワールドカードはコストパフォーマンスが良好です。
ジャンル | 名前 | プラチナ | ワールド | ワールド エリート |
---|---|---|---|---|
食事 | ダイニング by 招待日和 | ○ | ○ | ○ |
旅行 | 国際線手荷物宅配優待 | ○ | ○ | ○ |
国際線手荷物無料宅配 | - | 往復2個 | 往復3個 | |
空港クローク優待 | ○ | ○ | ○ | |
海外用携帯電話・Wi-Fiレンタル優待 | ○ | ○ | ○ | |
国内空港送迎優待(自宅~国際線空港) | - | - | ○ | |
海外空港送迎(国際線空港~ホテル) | - | ○ | ○ | |
宿泊 | ザ・カハラ・ホテル&リゾート | - | ○ | ○ |
Trip.com特別優待 | ○ | ○ | ○ | |
国内高級ホテル・高級旅館 | ○ | ○ | ○ | |
ゴルフ | 国内ゴルフ予約 | ○ | ○ | ○ |
会員制ゴルフ予約 | - | ○ | ○ | |
海外有名ゴルフコース手配 | - | ○ | ○ | |
スポニチゴルファーズ倶楽部 | - | ○ | ○ | |
車 | カーシェアリング | - | ○ | ○ |
Tokyo Supercars 特別優待 | - | ○ | ○ | |
その他 | ふるさと納税特別優待 | ○ | ○ | ○ |
ヘリクルーズ | - | ○ | ○ | |
歌舞伎・能 | - | ○ | ○ |
トラベル、ライフスタイル、ゴルフ、エンターテイメントの各シーンでお得な優待割引を享受できます。
世界100カ国300以上の都市で1,100カ所以上の空港ラウンジを利用可能な「ラウンジキー」を利用可能であり、家族カードも対象です。
ラウンジ・キーの年会費は無料ですが、利用の都度1回あたり32米ドル(2021/2/6時点の1ドル105.36円換算で3,372円)の料金が発生します。
手荷物宅配は1回あたり1,500円~2,000円程度はかかるので、往復2個を利用したら1回で8,000円浮く場合もあります。年2回海外旅行に行けば、手荷物無料宅配だけでも年会費の元を取れます。
空港ラウンジ、海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)などもあり、国内でも問い合わせはほぼフリーダイヤル対応で24時間対応の事項も多いです。
安心・安全の顧客サポートが備わっている点が、銀行系クレジットカードであるTRUST CLUBの真骨頂です。
年会費が12,000円(税抜)でこれだけ充実なベネフィットが付帯しているのは大きな魅力があります。
まさに世界を制覇できるスペックを備えており、人生を極めるその手にふさわしい一枚です。
TRUST CLUB ワールドカードの年会費は12,000円(税抜)ですが、1日あたりのコストを出すと約33円です。
1日33円のコストで豊富な有形無形のサービスを受けられることを考えると、高い年会費は十分にペイできます。充実の保険はお守りのような安心感をもたらしてくれます。
こうして考えると、TRUST CLUB ワールドカードの年会費は高いわけではないと評価できます。
年会費が高いのにコスパが良好というカードは滅多にありません。高級レストラン、海外旅行・出張をよく利用する方にとっては大いなる魅力があるハイ・クオリティー・カードです。
類まれなるゴージャス感、驚異のスケール感があり、深くたくましい重厚な特典が魅力的です。
プラチナカードとワールドカードの違いについては、以下で比較しています。
更に充実の特典をご希望の場合は、Mastercardの最上級カードであるTRUST CLUB ワールドエリートカードが候補となります。