最上級のクレジットカードである「ブラックカード」は、利用限度額が高いイメージがありますよね。
確かにそのとおりで最高の利用限度額は高くなっています。しかし、場合によっては一般カードよりも低い利用限度額が設定されるケースもあります。
実際に4枚のブラックカードを保有してフル活用している経験に基づき、ブラックカードの利用限度額を徹底的に解説します。
目次
アメックス・プラチナ、アメックスビジネスプラチナの利用限度額
私はアメックス・プラチナ、アメックス・ビジネス・プラチナを保有しています。
アメックスのプラチナ・カードは、アメリカン・エキスプレスの序列の中ではブラックカードではありませんけれども、競合他社のブラックカードと同等以上の位置づけとなっています。
アメックスのクレジットカードは、一般カードはゴールドカード、ゴールドカードは安価なプラチナカード相当であり、アメックス基準は他社基準だとワンランク上の様相を呈しています。
- アメックス・グリーン⇔他社のゴールドカード
- アメックス・ゴールドプリファード⇔他社の安価なプラチナカード
- アメックス・プラチナ⇔他社のブラックカード
- アメックス・センチュリオン:比類なき究極の一枚
企業に対して与信されるコーポレートカードとは異なり、アメックス・ビジネス・プラチナは個人に対して与信されます。
したがって、個人用のアメックス・プラチナ、ビジネス用カードのアメックス・ビジネス・プラチナ、その他アメックス発行の個人用カードの利用限度額は共通となります。
私の場合、利用限度額は約2100万円となっています。最高で事前振込みを除いて合計20,911,504円まで使ったことがあります。
アメックス・プラチナで590,699円、アメックスビジネスプラチナで20,320,805円利用できました。
アメックスの銀行口座に振り込む必要が生じる場合は、振込手数料は自己負担ですので、他行宛振込手数料が無料の銀行から振込みましょう。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに利用できます。
「The Platinum」もしくは「Final Platinum」と形容できます。あるいは「スタープラチナ・カード」です。星の白金であり、「オラオラ」の威力があります。
2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
いきなり年会費165,000円(税込)のアメックス・プラチナに抵抗がある場合は、まずはアメックス・ゴールドに申し込んで、アメックスのサービスを試してみるのも方法の一つです。
年会費を上回る価値があるポイントを獲得できる入会キャンペーンもあるので、1年間は実質無料で使えます。
ゴールドカード保有後にカードデスクに電話してプラチナ・カードに切り替えることも可能になっています。
なお、アメックスゴールドをお持ちの方へのインビテーションはこれまで通り行われる予定となっています。
アメックス・センチュリオンの利用限度額
アメックスのブラックカードであるアメックス・センチュリオンの利用限度額は、とてつもなく高そうですね。
インターネット上には最高利用限度額は1000万円という情報もありますが、私がプラチナ・カードでも1800万円まで使えていることから、もっと高いと考えます。
アメックスは一律の利用限度額を設定しておらず、非常に柔軟に限度額を動かすのが特徴となっています。
その与信の上手さは、ライバルの他社クレジットカード会社の社員が舌を巻く程であり、蝶のように舞い蜂のように刺す華麗さがあります。
周囲にセンチュリオン・カード会員がいないので、実例を提示することができませんけれども、かなり高い限度額が実在する可能性はあるでしょう。
ラグジュアリーカード(ゴールドカード)の利用限度額
ラグジュアリーカードにはMastercard Titanium Card(チタンカード)、Mastercard Black Card(ブラックカード)、Mastercard Gold Card(ゴールドカード)、ブラックダイヤモンドカードの4種類があります。
ブラックダイヤモンドがセンチュリオンカードと並ぶVVIP、ゴールドカードがブラックカード相当で、ブラックカードも肉薄しています。
私はラグジュアリーカードのゴールドカードを保有しており、利用限度額は400万円となっています(※リニューアル後のデザインは縦型)。
これだけあるとゆとりがあり、例えば389万といった高額の支払いが可能で助かりました。
また、ラグジュアリーカードには事前入金(デポジット)システムがあり、事前に振り込めば、限度額は無くなります。
例えば、9999万円を事前入金しておけば、限度額9999万円のクレジットカードとして使えます。高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
事前入金は必要でクレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに利用できます。
ラグジュアリーカードなら利用限度額の壁を突破できます。
クレジットカード会社に課せられた制約によって支払いに支障をきたす事態はなくなります。高級車や家なども販売業者が対応していたらラグジュアリーカードで購入可能です。
事前承認手続きを行う場合は、フリーダイヤルで通話料無料のデスクに電話をかければOKです。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。
ラグジュアリーカードはコンシェルジュの使い勝手が抜群に良好です。実際に多様な案件を依頼したところ、大満足でした。他のプラチナカード・ブラックカードと比較して秀逸です。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュのメール対応については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
Luxury Cardのブラックダイヤモンドカードを目指す場合は、ラグジュアリーカード ゴールドの作成をおすすめします。
ゴールドカード保有者のみにインビテーションが送られる運用になる可能性や、インビの基準で優遇される可能性があるからです。
ダイナースクラブ プレミアムカードの利用限度額
ダイナースのブラックカードはアメックスと並んで明記していない利用金額を一律に設定していないクレジットカードです。
ただし、無制限にカードが利用できるわけではなく、ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
リボ払いについては限度額が明示されており、私の場合はダイナースプレミアムは100万円でした。
ショッピング可能枠については「ぶっちゃけいくらまでOKですか?」とサポートデスクに確認したことはありませんが、約200万円までは問題なく利用可能でした。
少なくても利用限度額は200万円以上でした。一度1000万円を超える支払いを相談したところ、事前に振り込めばOKというご回答でした。
したがって、ダイナースプレミアムの限度額は、私の場合200万円~1000万円のどこかにありました。ただし、その後に他社での利用額が膨らんだことから、50万円まで低下したことがあります。
ダイナースのブラックカードの利用限度額については、実際に保有した経験に基づき、以下で丹念に分析しています。
なお、ダイナースプレミアムは用途が正当なもので事前に相談したら、アメックス同様に事前入金すれば決済できることが大多数です。
事前入金は必要でクレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに利用できます。
なお、ダイナースにもVVIPカードのロイヤルプレミアムがあります。
JCB THE CLASSの利用限度額
JCBのブラックカードであるJCB THE CLASSの利用限度額は、350万円以上となっています。
JCBプラチナは250万円以上なので、+100万円(+40%)もMAXが拡大しています。これだけ与信枠があれば、大多数の決済は問題ないでしょう。
JCBは一時的なショッピング増枠の仕組みがあり、それ以上の支払いを予定している場合は、ザ・クラス・メンバーズデスクに電話して相談しましょう。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカードとしてJCB THE CLASSを挙げられていました。
JCB THE CLASSはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
メンセレ、東京ディズニーリゾートやUSJのラウンジ、会員限定イベント、プライオリティパスなどの特典があるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
JCB THE CLASSはインビテーションを待つ必要があり、取得まで時間がかかります。ただし、年収は高くなくても問題ありません。利用額とフリークエンシーが最重視されています。
JCB THE CLASSの特徴としては、JCBでの利用履歴が非常に重視される点が挙げられます。JCBの保有履歴が長いとインビテーションが届きやすい傾向にあります。
将来的に日本が誇る至高の煌めきを放つJCB THE CLASSへの道が開けるのが、JCBゴールド、JCBプラチナの大きなメリットの一つです。
現在、JCBゴールド、プラチナは2024年9月30日(月)の入会まで、期間限定でお得な新規入会キャンペーンを行っています。
まとめ
ブラックカードは利用限度額が高いのが特徴です。クレジットカードの中でも随一の高さを誇っています。
- アメックス・プラチナ、アメックスビジネスプラチナ:約1800万円の実例あり
- アメックス・センチュリオン:1800万円は確実にOK
- ラグジュアリーカード:400万円の事例あり(事前振込で1回9999万円まで決済可能)
- ダイナースプレミアム:50万~1000万円
- JCB THE CLASS:350万~500万円程度
多額の決済が可能なのは、高額品の購入で絶大なメリットがあります。
いちいちショッピング増枠を申請したり、銀行振り込みで事前入金する手間が不要でファンタスティックです。
ブラックカードの中でイチオシなのは、自己申し込みが可能なためブラックカードかどうか議論があるところですが、ラグジュアリーカードのブラックカードです。
日本の「ブラックカード」の商標はラグジュアリーカードが保有しています。
とりわけ魅力的なのは本家のダイナースにもないダイニング関連の特典とイベントです。一騎当千の強者という様相を呈しています。
ラグジュアリー・リムジンという銀座小十などの高級店(旧ラグジュアリーテーブル対象店)でリムジン送迎サービスを使えます。卓越したホスピタリティで快適に帰宅できます。2018年3月までは鮨さいとうも利用可能でした。
ラグジュアリーソーシャルアワーでは2,000円(税抜)といった定額料金で、アルコールを含むドリンクとフィンガーフードを堪能できます。
2019年には土曜日にも開催! 休日は参加しやすいため、大人気で多数の会員が参加していました。開催ホテルがどんどん拡大して選択肢が広がっています。
超有名人が参加している時もあります。一例としては、レーシングドライバーのレジェンド、佐藤琢磨さんがいらっしゃった時もあります。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、メールでの依頼が可能である点にエッジ・優位性があります。
電話は不要ですし、会員サイトにログインして決められたフォームに入力する手間もありません。ユーザーフレンドリーで便利です。
最初の対応が自動音声のコンシェルジュだと、人間のオペレーターにつながるまでに2分程度はかかることが多いので、メール依頼できるのは傑出しており特筆に値します。
依頼可能な事項は幾多のコンシェルジュの中でも屈指の広さであり、アメックス・プラチナより幅広いです。
私はJALの上級会員資格取得のためのJGC修行を行ったのですが、JALグローバルクラブの条件をクリアしてJGCカードを獲得できる最短フライトルートの調査も依頼できました。
アメックス・プラチナではNGとされた事項がLuxury CardならOKというケースが多々あります。幅広い内容の依頼が可能なのが素晴らしいです。
また、ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、記念日のサプライズが卓越している点がファンタスティックです。
知り合いが妻の誕生日祝いを兼ねてレストラン予約をお願いして、そのレストランに行ったところ、予約席に小さな花束が飾られていました。
花束にはカードが添えられており、送り主がラグジュアリーカードでした。ここまでしてくれるとは思ってもいなかったので、嬉しすぎるサプライズとなりました。
翌日にラグジュアリーカードにお礼の電話をすると、「奥様のお誕生日ということで私たちからのプレゼントでした。喜んで頂けたようで私たちも嬉しく思います。お忙しい中わざわざお礼のお電話を頂きありがとうございました。」とのことでした。
高い年会費は一発で納得したそうです。こうした配慮は一歩先に進んだ画期的な対応であり、コンシェルジュの真髄を極める素晴らしさです。
シチュエーションによっては花束ではなくウェルカムシャンパンなどのこともあり、場合によってはラグジュアリー・リムジンでの特別送迎はいかがですかという提案をすることもあるそうです。
実際に多様な案件を依頼したところ、ラグジュアリーカードのコンシェルジュには大満足でした。他のプラチナカード・ブラックカードと比較して秀逸です。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュのメール対応については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
至高のガトーショコラをラグジュアリーカード会員限定で待たずに買える特典など、上質なフードを特別に購入できる限定アクセス特典もあります。
世界最高峰のカルトワイン「スクリーミング・イーグル」を、セカンド・白も含めて5ヴィンテージ飲めるディナーイベントが開催されたこともあります。
1本数十万円のワインを5種類飲めて、類まれなるゴージャス感、驚異のスケール感があり、至高のエクスペリエンスでした。
世界20位のレストラン「プジョル」の日本での4夜限りのダイニング・イベントに、ラグジュアリーカード会員なら参加できました。
素晴らしい料理と体験で幸せに包まれて、ラグジュアリーカードを持っていてよかったと心から感じました。
実際にラグジュアリーカードを使っていらっしゃる佐藤琢磨さんにラグジュアリーカードの魅力について聞きました!
その他、ラグジュアリーカードの特徴、3種類のカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
以前にラグジュアリーカード日本支社の林 ハミルトン 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、イベントなど、Luxury Cardについて色々と聞き倒しています!
法人口座決済用ラグジュアリーカードと個人用カードの違いについては、以下で丹念に比較しています。
ラグジュアリーカードのチタンカード、ブラックカードは自己申し込みが可能なので、ブラックカードと言えるかに議論があります。
確かにプラチナカード相当という解釈も可能ですけれども、Mastercard Black Cardに関しては、年会費・特典に鑑みるとブラックカード相当と評価できます。
マットな質感が質実剛健であり、その名の通り黒いボディにMastercardのワールドエリートのプラチナ色のロゴが映えています。
バスケットで例えるとパワー・フォワードのようなクレジットカードであり、パワフル&華麗なゴール下で得点を量産するようなイメージがあります。
ダイナースやアメックスにもない卓越したダイニング特典が最大のメリットであり、カッコ良さに加えて類稀なベネフィットを享受できます。武骨で突出しています。
深淵なブラックボディはまさに「黒のカリスマ」であり、「シャイニング・ブラック・カード」と形容できるハイ・クオリティー・カードです。
その豪勢で高雅な佇まいはLUXURY CARDの才気煥発。力強さが「スラムダンク」的であり、ファンタスティックな1枚です。
実際に使ってみて年会費を上回る価値があると確信しています。ラグジュアリーカードがある生活は優美でエレガントです。