ビックカメラ、コジマ、ソフマップでは、電子マネーnanaco・モバイルnanacoでの支払いが可能です。
nanaco利用時のポイント還元に加えて、ビックカメラグループ各店のポイントも現金払いと同率のポイントが付与されます。
nanacoにクレジットカードでチャージ→nanco払いで、ビックカメラ・コジマ・ソフマップでのお買い物が強烈にお得になります。地殻変動が発生しました。詳細についてまとめます。
目次
ビックカメラグループでのnanaco支払い
ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)で、2015年10月1日(木)からnanaco払いが可能になりました。
特筆に値するのは、現金払いと同じポイントが付与されることです。ビックカメラは10%ポイント還元が基本ですが、クレジットカードや商品券での支払いだと2%減額されてしまいます。
ビックカメラでのお買い物でポイントが満額付与となるのは、これまで現金払いかSuica、モバイルSuica、ビックカメラSuicaカードでの支払いのみでした。
ビックカメラSuicaカードでのお買い物だと、クレジット払いでの還元率が1.0%と今一つなのが難点でした。
Suicaは「ビュー・スイカ」カードやビックカメラSuicaカードで還元率1.5%でチャージできます。これですと十分な高還元です。
しかし、上限が2万円と低めであり、かつカードタイプの場合は500円のデポジットがかかることから、複数枚を保持するのに適さない電子マネーでした。
ビックカメラの中ではドラッグストアや酒販・おもちゃ・靴などもあり、これらは2万円で事足りる場合が多いですが、家電類になると2万円を遥かに超えるお買い物も出てきます。
そういう場合は、2万円まではSuicaで支払って得することができますが、それ以上の還元率は低下してしまいました。
しかし、2015年10月からはnanaco払いで現金払いと同じポイントが付与されるようになり、nanaco払いで200円(税込)あたり1nanacoポイントも付与されます。
nanacoは税金や公共料金の支払いで得することができて、人気が高い電子マネーです。
nanaco払いで現金払いと同じビックポイントを獲得できるのは神威のお得さがあります。なぜならば、nanacoはチャージでポイントが貯まるクレジットカードがあるからです。
nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。
クレカチャージしたnanacoでビックカメラグループでお買い物すると3重にポイントが貯まります。ポイント三重取りです。
- nanacoチャージ時のクレジットカードのポイント
- nanaco利用時のポイント(0.5%)
- ビックポイント・コジマポイント・ソフマップポイント
nanacoを活用するとポイントがザクザクと貯まります。サッカーで例えると、ツートップよりスリートップの方が攻撃力は増しますね。
実際にビックカメラでnanaco払いで37,713円のワインを買ったところ、満額のポイント(ワインの場合3%)が付与されました。プレミアムフライデーのワイン10%OFFとも併用できます。
ビックカメラでnanaco払いした場合は、ビックポイントはもちろん、JALマイル、楽天ポイントもフルで貯めることが可能です。
なおSuica、モバイルSuicaへのチャージはこれまで通り、年1回の利用(Suicaチャージを含む)で年会費が無料となり、還元率が1.5%と高還元のビックカメラSuicaカードがおすすめです。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。
クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
nanacoは無料で発行できるのがメリット
nanacoカードは300円の発行手数料がありますが、イトーヨーカドーで8日・18日・28日は無料で作れます。
イトーヨーカドー以外でも、発行手数料を実質的に無料にできるキャンペーンが定期的に開催されています。こうした際に作成すると、何枚でも無料で作れます。
1枚のクレジットカードが紐付けることができるnanacoカードは1枚だけです。nanacoカードを3枚持っていたら、nanacoチャージでポイントが付与されるクレジットカードが3枚必要になります。
しかし、年会費無料で、しかもポイントを1ポイント1円で使えるクレカが複数枚あるため、4枚くらいまでは余裕でお得にチャージできます。
nanacoは1枚あたりの上限は通常は5万円ですので、4枚持っていたら20万円のお買い物まで得することができます。
Apple Payやおサイフケータイ対応スマホ等を持っている場合は、1つのクレジットカードで1枚のnanacoカードと、おサイフケータイのnanacoの2つにチャージできます。
私は現在、3枚のnanacoカードとおサイフケータイで、合計20万円までnanaco払いできる体制を構築しています。
ただし、ビックカメラでは1つの会計で使えるnanacoは1枚のみとなります。上限は5万円です。
nanacoとSuicaを併用することも可能です。Suicaの上限は2万円なので、合計で7万円を電子マネーで決済することが可能です。
以下はnanacoとSuicaを併用して支払ったレシートになります。残額をビックカメラSuicaカード決済にしました。
nanaco1枚とSuica1枚を併用すると、7万円までポイント満額付与でお買い物できます。
ビックカメラでのnanaco払いに便利なクレジットカード
nanacoチャージできるクレジットカードは多数存在しますが、ポイント付与の対象外というカードが多いです。
代表例
- 楽天カード
- 三井住友カード
- JCBオリジナルシリーズ
- セゾンカード
- ビューカード(ビックカメラSuicaカード等)
- dカード
- au PAYカード
- ジャックスカード(Tカード Prime等)
- アプラスカード(ラグジュアリーカード等)
- ライフカード
- ANAカード
- JALカード
ポイントがつかないカードでいくらチャージしても全く意味がありませんので、注意しましょう。
リクルートカード
nanacoチャージで最も高還元なのは、1.2%還元のリクルートカード(Visa・Mastercard)です。
ビックカメラでの利用は、ポイント10%の商品の場合、ビックポイント10%+nanacoチャージ時の2%+nanaco利用の0.5%で合計12.5%還元となります。
リクルートポイントはじゃらん、ホットペッパーグルメ、ポンパレモール、ホットペッパービューティーなどのリクルートのサービスで、1ポイント1円で使えます。
また、リクルートポイントはPontaポイントと1ポイント単位で等価交換(1対1)が可能です。しかもリアルタイムに交換できます。
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、出光昭和シェル、コジマ、ピザハット、HMV、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので便利です。
ポイントを小口で消化できるのが大きなメリットです。Pontaポイントについては以下で徹底解説しています。
ポンタは普通に使うと1ポイント1円ですが、ローソンお試し引換券で使うと、10~330ポイントで多種多様な商品と代えられます。
ポン活でPontaを使うと、1ポイント1.5~3円のお得なレートでお菓子・飲み物・酒類などに交換できます。詳しくは以下のエントリーにまとめました。
つまり、リクルートカードの実質的な還元率が1.8~3.6%となります。
以前は還元率2%のリクルートカードプラスでもポイントが付与されましたが、リクルートカードプラスは改悪され、2016年9月以降はnanacoチャージでのポイント付与の対象外となりました。
現在は年会費無料で還元率1.2%のリクルートカードがおすすめです。リクルートカードの方はnanacoチャージのポイント付与が続きます。
メインカードは他にあっても、年会費無料カードなのでサブカードとしてnanacoチャージに利用する際に便利です。
ビックカメラでの利用は、ポイント10%の商品の場合、ビックポイント10%+nanacoチャージ時の1.2%+nanaco利用の0.5%で合計11.7%還元となります。
ちなみにリクルートカードにはJCBブランドとVISA/Mastercardブランドがあり、発行しているクレジットカード会社が異なるので、2枚持ちが可能です。VISA/Mastercardでもnanacoチャージでポイントが付与されます。
2枚のnanacoカードにチャージしたい場合は、リクルートカードを2枚持ちするのも手です。以下の組み合わせが可能です。
- リクルートカード(JCB)とリクルートカード(VISA)
- リクルートカード(JCB)とリクルートカード(Mastercard)
リクルートカード、リクルートカードプラスについては以下にまとめています。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
apollostation card
apollostation cardのETCカードは年会費が永久無料で使いやすいクレジットカードです。ETCカードも年会費無料。出光とセゾンカードが提携して発行しています。
JCB、Visa、Mastercard、AMERICAN EXPRESSの4種類の国際ブランドが揃っています。希少な年会費無料のアメックスカードです。
nanaco、楽天Edyへのチャージがポイント満額付与となっており、0.5%還元を享受できます。
カード利用で貯めたポイントは楽天ポイント、dポイントに等価交換できるので便利。出光ロードサービス、出光スーパーロードサービスにも使えます。
JALマイル、ANAマイルに2対1のレートで交換することも可能ですが、ANAマイルは10%の手数料が必要になります。
出光SSで給油の際に「apollostation card」を利用すると、いつでもガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引きになるのも大きな利点です。
ガソリン(ハイオク+レギュラー)、軽油、灯油いずれも月間300Lまで、請求時に値引きされます。
全国の西友・リヴィン・サニーでのお買い物が毎月5日・20日は5%割引になります。セゾンカードならではのベネフィットです。
apollostation cardは年会費無料のアメックスで、かつ出光SSでいつでもガソリン・軽油が2円/L引き、灯油が1円/L引きになるのが大きなメリットです。
特典が充実している「apollostation THE GOLD」や「apollostation PLATINUM BUSINESS」もあります。
ファミマTカード
ファミリーマートでお得になるクレジットカードの筆頭は、「ファミマTカード」です。
Tカードプラス(JCB)
年会費は無料でnanacoチャージでの還元率は0.5%です。TSUTAYAではカード提示だけで1.5%~2.5%還元となります。
ビックカメラでの利用は、ポイント10%の商品の場合、ビックポイント10%+nanacoチャージ時の0.5%+nanaco利用の0.5%で合計11%還元となります。
TSUTAYAではTカードプラスを提示して、1.5%の高還元クレジットカードで決済すると、合計で3%~4%還元を享受できます。
TSUTAYAを利用する機会がある方にはおすすめのクレジットカードです。
JMBローソンPontaカードVisa
還元率は0.5%(マイル付与率0.25%)ですが、JALマイルを貯めるのが最優先の方ですと、JMBローソンPontaカードVisaもいいかもしれません。
ビックカメラでの利用は、ポイント10%の商品の場合、ビックポイント10%+nanacoチャージ時の0.5%+nanaco利用の0.5%で合計11%還元となります。
ただし、この場合はビューカードでチャージしたSuicaで購入した場合の11.5%よりも還元率が低くなってしまいます。
貯まるPontaポイントを2ポイント1マイルのレートでJALマイルに交換できます。nanacoチャージした金額の0.25%のJALマイルが貯まります。
セブンカード・プラス
セブンカード・プラスというセブン&アイグループが発行しているクレジットカードがあります。
国際ブランド |
---|
対応電子マネー・Pay |
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- ETC
- 家族カード
- 2枚持ち可能
- ショッピング保険(海外)
- 分割払い
- リボ払い
年会費 | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | 約1週間 |
還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
0.5%~1.0% | 0.25% (ANA) | nanacoポイント |
- イトーヨーカドーで月3回5%OFF
- セブンイレブン、イトーヨーカドーで1%還元
- 年会費が無条件で無料
- nanacoチャージで0.5%還元
- nanacoオートチャージが可能
なぜか以前はnanacoチャージでポイントが貯まりませんでしたが、2015年3月からnanacoチャージで0.5%のnanacoポイントが貯まるようになりました。
ビックカメラでの利用は、ポイント10%の商品の場合、ビックポイント10%+nanacoチャージ時の0.5%+nanaco利用の0.5%で合計11%還元となります。
本人カード・家族カードのいずれも年会費無料のクレジットカードなので、サブカードとして使いやすいと評価できます。
あまりクレジットカードは使わないけど、イトーヨーカドー、セブンイレブン、デニーズなどのセブン&アイグループではよく使うという方にピッタリのカードです。
実際に多面的な角度で分析したところ、ザクザクとnanacoポイントを獲得可能なスペックを備えていました。
2018年7月25日からは、「街」を背景に「虹色」の気球に乗った「笑顔」のミッキーマウスが描かれているディズニーデザインが発行開始しました。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、nanacoチャージにおすすめのカードとしてセブンカード・プラスを挙げていらっしゃいました。
セブンカード・プラスはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
セブンカード・プラス(ゴールド)
セブンカード・プラスのゴールドカードもnanacoチャージで0.5%のポイントが得られます。
一般カードの特典に加えて、年会費が永年無料、ショッピング保険が付帯というメリットがあります。
「特にご愛顧いただいております会員様へ、日頃の感謝の意を込めて」という趣旨でインビテーションが送られてきて、ゴールドカードが作成可能になります。
利用額が多いとインビテーションが届く可能性が極めて高いです。一般募集は行っていません。
セブンカードのゴールドカードを目指す場合は、まずはセブンカード・プラスを作成して利用額を積み上げましょう。
年会費無料のゴールドカードは稀有です。セブン&アイが渾身の力を込めたクレジットカードであり、この一枚がある生活は優美でエレガントです。
Apple Payなら多様なクレジットカードがポイント対象
Apple Payのnanacoの場合、多様なクレジットカードからチャージでき、ポイント還元を得られます。
まとめ
2015年10月からは、ビックカメラでのお買い物は、ビューカードでチャージしたSuicaではなく、高還元クレカでチャージしたnanacoを利用するのが最もお得です。
こうした仕組みを上手く活用すると、家計が助かります。浮いた分を他のことに使うことができるようになり、生活を楽しくすることができます。
nanacoチャージに使うおすすめのクレジットカードについてまとめると、下表の通りです。
名前 | 年会費(税抜) | 還元率 |
---|---|---|
リクルートカード | 無料 | 1.20% |
セブンカード・プラス | 無料 | 0.50% |
ファミマTカード | 無料 | 0.50% |
Tカードプラス | 無料 | 0.50% |
JMBローソンPontaカードVisa | 無料 | 0.50% |
おすすめNo.1は還元率が1.2%のリクルートカード。その他は貯まるポイントで選ぶのがベスト。使いやすいポイントがたまるカードを使うのが一番です。
この他、デビットカードでもOKならば、楽天銀行デビットカード(JCB)もnanacoチャージで1%のポイント還元となりましたが、現在はポイント付与の対象外となりました。
なお、教えていただいたのですが、WAONでもビックポイント減少なしで購入できるようです。
イオンカードセレクトやJALカードでチャージしたWAONでもお得に買い物できるのは嬉しいですね!
なお、ANAマイルを1マイル2円以上で活用している方ですと、nanacoによるポイント二重取りよりも、クレジットカード払いの方がお得になります。
ANAマイルが高還元なのは、スマリボの活用で最大1.54%のソラチカカード、最大1.5625%のソラチカゴールドカードです。
Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。
スマリボの活用によって、ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
ただし、毎月ATMで繰り上げ返済が必要なのが難点。お得な入会キャンペーンが開催されています。
ANAアメックスは、年会費を超える還元を受けることも可能なアメックスオファー、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
年会費が上がってゴールドカードでもOKで、コンビニATMでの繰り上げ返済に抵抗がある場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。
会員サイトで手続きできる特定の支払い方法の活用で、年会費は10,500円(税抜)となり、継続ボーナスが2,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
よりANAに搭乗する機会が多い場合は、ANAプラチナ・プレミアムカードも候補となります。
あらゆるANAカードの比較については、以下で徹底的に解説。ANAマイルが貯まりやすいクレジットカードが揃っています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。