au PAY プリペイドカードというMastercard搭載型プリペイドカードがあります。
auユーザーなら初回契約のキャンペーン適用条件に入っている等の理由で、作成している方もいらっしゃるでしょう。
継続的に利用する方も多いですが、特にauを解約した場合には無用の長物となることがあります。
auとの契約を継続する場合でも、クレジットカードやデビットカードをメインカードに切り替えた場合などは、使わなくなることがあります。
そのような場合は残った残高を使い切ってから破棄したいのが人情ですね。
そこでこのページでは、au PAY プリペイドカードを誰でも簡単に使い切る方法について、2023年の最新の状況をわかりやすく徹底的に解説します。
au PAY プリペイドカードの解約
auからドコモ・ソフトバンク・格安スマホ・MVNOに移行する場合、auの通信契約は解約が必要になります。
au PAY プリペイドカードについては解約は不要となっており、そのままハサミで切って処分すればOKです。
プリペイドカードではなく、au PAY カード、au PAY ゴールドカードの方は、解約手続きが必要です。カード裏面の電話番号などから解約しましょう。
au IDに紐づいてPontaポイントが貯まる仕組みのため、au IDに登録しているauのサービスを全て解約した場合は、au PAY プリペイドカードを使ってもPontaポイントが貯まらなくなります。
携帯電話のauを解約したものの、固定通信のauひかりを契約している場合は、そのまま利用でき、Pontaポイントも貯まります。
ただし、携帯電話のauとauひかりでau IDが異なる場合、解約した方のサービスにau PAYが紐づいている場合は貯まらないので、契約を残してある方のau IDにau PAYを登録しましょう。
au PAY プリペイドカードの残高を使い切る方法
au PAY プリペイドカードは事前にチャージした範囲内でのみお買い物に使える特性があります。
したがって、残高が少なくなってくると、徐々に残高不足で自由にお買い物に使えなくなってきます。
しかし、もうau PAYを使わないと決めている場合は、数十円~数百円といった残高でも、使い切りたいのが人情ですよね。
リアル店舗ではなかなかキレイに使い切るのは難しい情勢です。
例えば1,777円が残っている状況なら、近い金額での支払い時に利用すると、残り数十円というところまで持っていくのは容易ですが、なかなか0円にするのは難しいですよね。
僥倖ないしセレンディピティがないと、ピッタリと0円になるようにau PAY プリペイドカードの残高を自然体で使い切るのは困難を極めます。
もちろん、au PAY プリペイドカードによるMastercard決済と、現金やポイント払いを併用できる店舗においては、au PAY プリペイドカード+現金で使い切るのが有効なストラテジーです。
しかし、それができる店舗を一つ一つ調べるのは面倒ですし、店員さんにいちいち聞くのは微妙ですよね。
たまたま店長など詳しい方でズバッと一刀両断に即答してくれればいいですが、入ったばかりの方などで知らなかった場合、時間がかかってしまいます。
詳しい人に聞きに行ったり、場合によっては本部に問い合わせるといった時間が生じると面倒ですよね。
「タイム・イズ・マネー」という言葉があるとおり、無駄な時間は少しでもかけたくないのが人情です。
インターネットの普及・深化で面白いコンテンツや役に立つ記事は無限に膨張しており、とにかく時間がないという方も多いと思います。
忙しい現代人はウルトラマンと同様に3分たりとも無駄には出来ません。面倒な手間は極力避けたいのが人情です。
インターネットでサクッと簡単にau PAY プリペイドカードの残高を使い切ることができればファンタスティックですね。その方法をわかりやすく解説します。
Amazon、楽天市場という便利な総合ネット通販サイトにおいて、au PAYを使い切ることが可能です。
Amazonギフト券で使い切る
au PAY プリペイドカードに残った端数を使い切りたい場合は、15円~50万円の範囲にて1円単位で購入できるAmazonギフト券を買えばOKです。
Eメールタイプなら15円以上1円単位(自分に送信可能)、残高への直接チャージなら100円以上1円単位で購入できます(公式ページ)。
有効期限は以前は1年でしたが、2017年4月下旬から10年間に一気に伸びたので、使いやすくなりました。
Amazonギフト券は自分用にも買えます。Amazonギフト券(チャージタイプ)ですと、直接、自分のアカウントの残高にプラスされるので便利です。
「金額」において5,000円・2万円・4万円を選択可能。また、100円~50万円までの任意の金額を入力して、1円単位で購入金額を指定できます(Eメールタイプは15円~50万円)。
購入画面には、「1円単位での金額入力欄」があるので、そこに数字を入力する流れとなります。レジの画面でau PAY プリペイドカードの番号を打ち込んで、決済すればOKです。
例えばau PAYの残高が1,726円で、これを使い切りたい場合は、1,726円分のAmazonギフト券を購入すれば、きれいに使い切ることができます。
au PAY プリペイドカードをAmazonに登録していない場合、支払いオプションの「カードを追加」にauウォレットのカード番号・氏名・有効期限を打ち込んで登録しましょう。
Amazonギフト券の有効期限は10年間ですので、長期的スパンでじっくりと消化していけます。期限切れのリスクは僅少です。
Amazonギフト券を買うと、au PAY プリペイドカードを使わなくなった場合でも、きれいに使い切って0円にすることが可能です。
- Amazonギフト券(チャージタイプ) ※100円以上1円単位
- Amazonギフト券(Eメールタイプ) ※15円以上1円単位(自分に送信可能)
楽天市場で使い切る
Amazonは使い勝手が抜群のネット通販サイトですが、ポイント還元が弱いのがデメリットです。
中にはAmazonポイントが貯まる商品もありますが、せいせい3%程度なのが関の山となっています。
楽天市場は2~3週間に1回ほど、誰でも簡単にポイント10倍になるセールを開催しているので、どの商品でも10%還元となります。
また、楽天カードをお持ちの方の場合、SPUで多くの方は+2%を達成できるので、合計12%程度は誰でも簡単に到達できます。
確かに楽天市場には良い点だけではなく、以下のようなデメリットがあります。
- うっかりチェックを外すのを忘れると爆発的に届く広告メール(迷惑メール配信企業と呼ぶ方も)
- キャンペーンのエントリーを忘れるとポイントUPが適用されずに損した気分になるような仕様(中にはエントリー不要のキャンペーンもあり)
- 送料無料の条件がショップごとにバラバラで把握に手間がかかる傾向(中には送料無料の商品もあり)
しかし、上手く活用するとAmazonよりもお得になることが多いのが、楽天市場の大きな魅力です。
楽天市場はカード払い(au PAY プリペイドカードを含む)と、その他のクレジットカード払いを併用することは不可能です。
もっとも、楽天ポイントの支払いとカード払いは併用することが可能です。
したがって、例えばau PAYに1,777円残っている状況で1,000ポイントある場合、2,777円の商品を楽天市場で購入すれば、きれいにau PAYの残高を使い切ることが可能です。
買いたいモノが決まったら、注文画面の「お支払い情報」欄にある「ポイントの利用」の「変更」を選択して、auウォレットを使い切れるように利用ポイントを調整しましょう。
例えば6,000円の品物を購入する場合で、au PAY プリペイドカードの残高が5,300円なら、700ポイントを使えばOKです。
楽天市場の支払い方法にau PAY プリペイドカードを登録していない場合、支払い方法欄で「別のカードを使う」→「その他のカードを使う」を選択し、使い切りたいauウォレットの情報を入力しましょう。
公式サイト楽天市場で楽天ポイントとの併用でau PAYを使い切り可能
Yahoo!ショッピングやLOHACOで使い切る
Yahoo!ショッピング、LOHACOではPayPayポイントを使うことが可能です。
楽天市場でau PAY残高と楽天ポイントを組み合わせて支払うことで、auウォレットを使い切れるように、Yahoo!ショッピング・LOHACOではPayPayポイントと組み合わせて完全消化可能です。
au PAYの残高+PayPayポイント=利用料金
例えば、au PAY プリペイドカードの残高が3,000円の場合、3,300円の商品を購入して、300ポイントを使えばきれいに使い切ることが可能です。
Yahoo!ショッピング、LOHACOではPayPayポイントと組み合わせて使い切れます。
まとめ
au PAY プリペイドカードを解約したい場合、特別な手続きは不要です。
ただし、残高は返金されないので、使い切らないと損です。端数が出るので、自然体の利用では使い切るのが難しいのがデメリットです。
Amazonギフト券の購入、楽天市場でのポイント併用払いだと、オンラインでサクッと簡単に残高を0円にできるのが大きなメリットです。
au PAY プリペイドカード以外にも、ポイント還元率が高いデビットカード、国際ブランド搭載型プリペイドカードが多数あります。おすすめは下表のとおりです。
名前 | 特徴 |
---|---|
楽天銀行デビットカード | 還元率1%で楽天スーパーポイント還元。デビットカードの中では基本還元率が日本一 |
住信SBIネット銀行 Visaデビット付キャッシュカード | 還元率0.6%。月1万円以上利用で住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクアップ。年会費無料 |
デビットカード(Mastercard) ※住信SBIネット銀行 | 還元率0.8%。月1万円以上利用で住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクアップ。年会費無料 |
プラチナデビットカード(Mastercard) ※住信SBIネット銀行 | 還元率1%。ラウンジキー、コース料理1名分無料サービス、手荷物無料宅配、モバイル保険など充実の特典 |
GMOあおぞらネット銀行のデビットカード | 還元率0.6%。1円単位でのキャッシュバックが魅力。年会費無料 |
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード | 一般加盟店では還元率0.5%でnanacoポイントが貯まる。セブンイレブンでは1.5%。年会費無料 |
イオン銀行キャッシュ+デビット | 一般加盟店では還元率0.5%、イオンでは1%でWAONポイントが貯まる。イオングループで月2回5%OFF等の特典。年会費無料 |
ソニー銀行のSony Bank WALLET | 優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバック。上限は20万円/月。年会費無料 |
PayPay銀行のVisaデビットカード | 0.2%PayPayポイント還元。年会費無料 |
三菱UFJ-VISAデビット | 利用金額の0.2%がキャッシュバック。年100万円のショッピング保険あり。年会費無料 |
SMBCデビット | 利用金額の0.25%がキャッシュバック。ショッピング保険は海外のみ。年会費無料 |
みずほJCBデビット | 利用金額の0.2%がキャッシュバック。みずほマイレージクラブの「うれしい特典」。ショッピング保険は海外のみ。年会費無料 |
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード | スルガ銀行ANA支店。AMC機能あり。年100万円以上の利用で3,000マイル、年200万円だと8,000マイル。年会費無料 |
デビットTカード スルガバンク | 還元率0.5%でTポイントが貯まる。年会費無料 |
名前 | 特徴 |
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Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
クレジットカード決済に抵抗がない場合は、やはりクレカの方が高還元でベネフィットも充実しています。
高還元のクレジットカード、キャッシュバックのクレジットカード、自動キャッシュバックのクレジットカードが特に使い勝手が良好です。
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