KDDIが「auポイントプログラム(旧au WALLETポイントプログラム)」にステージ制を導入しました。
3ヶ月間のau関連サービスの利用状況に基づき点数が付与されて、合計点数(スコア)に応じてレギュラー・シルバー・ゴールド・プラチナの四段階のステータスを得られます。
上位ステージになればなる程、auのプランに応じてWALLETポイントを獲得できるのがステージ制のメリットです。
ロイヤルカスタマーに手厚く報いる仕組みとなっており、au PAY カードをメインカードとして活用している場合、お得感があります。
ステージ判定方法
自分がどのステージになるかは、3ヵ月間のau関連サービス利用実績で判定されます。
一度適用されたステージは、2カ月連続で条件をクリアできなかった場合のみダウンとなるので、1度は未達でも情状酌量がある仕組みとなっています。
- auキャッシュレス決済
- ネット通販「au Wowma!」の利用
- auスマホアプリ
- au関連のインフラサービスに加入済み
- auじぶん銀行
過去3ヶ月間に、以下のディールで獲得した通算スコアにもとづいて、ステージが決まります。スコア設定値の一覧は下表のとおりです。
対象サービス | カウント対象 |
---|---|
au PAY マーケット | 決済回数:3点/1回 決済金額:10点/5,000円 |
au PAY カード au PAY ゴールドカード | |
au PAY プリペイドカード | |
au PAY | 決済金額 |
au WALLET アプリ | 起動で1点/1日 |
My au アプリ | |
auスマートパス | 加入で10点 |
auスマートパスプレミアム | |
au | |
auスマートバリュー | |
auでんき | |
東電ガス for au | |
中電ガス for au | |
関電ガス for au | |
auじぶん銀行 | 10万円以上の資産残高で10点 |
上表の3ヶ月間の利用点数の合計によってステージが決定します。
- 199点以下:レギュラー
- 200~499点 シルバー
- 500~799点 ゴールド
- 800点~ プラチナ
ただし、スコア設定は定期的に見直されると明示されているので、auの採算性が悪化したら、SPUのように細かい改悪が生じる可能性があります。
なお、2019年12月からの実績基づく初回判定時(2020年3月3日)には、auユーザー全員に200点プレゼントされるので、誰もがシルバーステージ以上のスタートとなります。
具体的には、2020年2月29日時点でauのスマートフォン、携帯電話・タブレット・データ通信端末を契約していると200点が付与されました。
自分がどのステージかはau PAY アプリのホーム画面でも表示されます。
キャッシュレス決済
au PAY カードもしくはau PAY ゴールドカード、au PAY プリペイドカード、au PAYを利用すると、1回毎に3点を得られます。ただし、1カ月のカウント上限は各サービス30回/月。
また、各カードの支払金額5,000円ごとに10点を獲得できます。
例えばau PAY カードを月30回利用して、合計金額が30,000円だったとすると、合計90点+60点=150点を得られます。
同じ決済をau PAY プリペイドカードでも行えば+150点で合計300点となります。
ネット通販
au PAY マーケットを利用すると、キャッシュレス決済と同様に1回3点、5,000円ごとに10点を得られます。
ただし、ネット通販は小さい金額だとメール便OKの商品でない限り送料が重くなるので、キャッシュレス決済とは異なり、小口決済で点数を稼ぐのが難しくなります。
auスマホアプリ
au WALLET アプリもしくはMy au アプリを起動すると、1日1点を得られます。
習慣化すれば毎日起動するのは負担感がないので、例えば3ヶ月が90日だった場合は90点を獲得できます。
au関連のインフラサービスに加入済み
以下のサービスに加入していると、1つあたり10点を得られます。
- auスマートパス
auスマートパスプレミアム
- au
- auスマートバリュー
- auでんき
- 東電ガス for au
- 中電ガス for au
例えば、auスマートフォン、auスマートパスプレミアム、auスマートバリュー、auでんきに加入していたら合計40点となります。
auじぶん銀行で残高10万円以上
auじぶん銀行の預入れ資産残高が10万円以上だと10点が加算されます。
資産残高の対象
円普通預金・円定期預金(BIG付き定期預金を含む)・円仕組預金・外貨普通預金・外貨定期預金・外貨仕組預金の合計
外貨普通預金・外貨定期預金・外貨仕組預金は、外国為替市場の実勢レートに基づいたauじぶん銀行所定の為替レートで円換算されます。
じぶん銀行FXの証拠金残高は含まれない点に注意が必要です。
毎月20日時点の利用状況が翌月のステージに反映されます。
auポイントプログラムのステージの特典
優待ポイント還元
auポイントプログラムでは、誕生月の前月末の「料金プラン」と「契約年数またはステージ」でWALLETポイントの還元を受けられます。
2年契約Nの対象プラン加入のauユーザーが、年1回の誕生月に得られます。My auアプリから1年以内に取得する必要があります。
したがって、上位ステージになると、契約年数が少くても多くのポイントを得られます。
公式サイト長期優待ポイントの進呈ポイント数一覧
対象料金プランは新プランとなっており、取得作業が必要で、有効期限がある点に注意が必要です。
ココに注意
- 進呈頻度:年1回(誕生月に進呈)
- 取得方法:My auアプリより取得
- 取得可能期間:誕生月を含む12カ月間
- 有効期限:ポイント取得から6カ月
au PAY マーケットでポイントUP
上位ステージになればなる程、au PAY マーケットでのポイント還元率がアップします。
- レギュラー:1倍(最大11%)※1円も得しない
- シルバー:2倍(最大12%)
- ゴールド:3倍(最大13%)
- プラチナ:5倍(最大15%)
世界データ定額キャンペーン
世界データ定額の利用料(事前予約分)がステージに応じてキャッシュバックされるキャンペーンが開催されています。
事前予約1回あたり無料日数
- プラチナ:8日間
- ゴールド:3日間
- シルバー:1日間
海外旅行・出張の機会がある方にとっては大きなメリットです。
キャッシュレス決済を活用したら最上級のプラチナも容易
auポイントプログラムを使おうと思う方はauユーザーでしょうから、3ヶ月間で30点は確定です。
1日1回アプリを起動するのは習慣化すれば容易であり、3ヶ月90日と仮定すると90点を得られます。
残り680点を獲得するとプラチナになります。これは45回(月15回)の決済の場合、3ヶ月間で275,000円使えばOKです。
つまり、2日に1回au PAY カード/プリペイドカード/au PAYを利用して、1ヶ月あたり91,700円程度を利用すれば、最上級のプラチナに到達します。
可能な限りあらゆる生活費、固定費をキャッシュレス決済に集中させれば、多くの方は届く金額だと思います。
小口決済では現金という社会通念が根強い状況ですが、私はコンビニでの100円のドリンクも、クレジットカード・電子マネー・Payサービスで支払っています。
キャッシュレス決済は金額が最終的には銀行などの金融機関を通じて事業者に振り込まれるので、売上のごまかしがミッション・インポッシブルです。
自分が得するためだけではなく、脱税防止のためにも、キャッシュレス決済を活用しちゃいましょう!
デメリット
auポイントプログラムのステージ制のデメリットは、還元が年1回のポイントプレゼント(最大7,000円)と、au PAY マーケットのポイントUPにとどまっている点です。
通信料金が安い新auピタットプランNでは、年1回の還元も最大500円相当にとどまっており、頑張ってプラチナになっても、よほどau PAY マーケットの利用額が大きくない限りは、ベネフィットがパンチ力不足です。
au料金は格安スマホと比較すると高いので、いくら特典があっても、高コストの通信料金をカバーできないとも考えられます。
また、au回線の格安スマホ・SIMには、速度が高速でユーザーの満足度が高い「UQ mobile」が存在。相対的なコストパフォーマンスはUQ mobileにエッジ・優位性があります。
ソフトバンクグループのワイモバイルと並んで、快適にインターネットを楽しめてリーズナブルなのが大きなメリットです。
これまでは一括0円やキャッシュバックがあったので、メガキャリアでも安くスマホを維持できました。
しかし、以前は上手く契約した場合は世界屈指の安いスマホ料金を享受していた日本国民が、残念ながら社会情勢の激変によって、メガキャリアで安くスマホを保有することが厳しくなっているので、今後は格安SIM・MVNOも有力な選択肢です。
私は実際にドコモの電波が悪かったり、混雑している時のサブ回線としてUQ mobileを利用していますが、心の底から非常に満足しています。
NTTドコモの電波が弱くてKDDIが強い建物・部屋では、なんとドコモよりUQ mobileの方が速いというケースも存在しています。もちろん、auが弱くてドコモの方が快適というエリアも多いです。
今なら限定でキャッシュバックのキャンペーンを開催しています。
auを卒業して新進気鋭のUQ mobileを利用するというのも有力な選択肢だと考えます。
公式サイトUQ mobileは上質なau回線の格安スマホでおすすめ!
もちろん、安全・安心を重視する場合、20GB以上の大容量プランを希望する場合は、多少価格が高くてもauが盤石となります。
UQ mobileのデメリットは大容量プランに弱い点であり、20GBや無制限プランに関してはauに一日の長があります。
まとめ
KDDIが「auポイントプログラム」にステージ制を導入しました。
3ヶ月間のau関連サービスの利用状況に基づき点数が付与されて、合計点数(スコア)に応じてレギュラー・シルバー・ゴールド・プラチナの四段階のステータスを得られます。
主なメリット
- ステージに応じたWALLETポイントの還元
- au PAY マーケットでポイントUP(最大5倍)
- 世界データ定額が無料(最大8日間)
auを契約するメリットが一つ増幅しました。特に世界データ定額が無料なのは、海外旅行・出張が多い方にとっては便利です。
公式サイトau オンラインショップ
auポイントプログラムで上位ステージを目指すキー・ポイントは、au PAYの活用です。
そこで注意すべきなのは、au PAY(WALLET)へのチャージがポイント付与対象のクレジットカードでチャージするのが重要である点です。
おすすめカード
- リーダーズカード:1.0%(チャージ還元率、以下同様)
- ヤフーカード:1.0%
- 楽天カード:1.0%
- Orico Card THE POINT:1.0%(入会から半年間は2%)
- エポスカード:0.5%
- エポスゴールドカード:最大1.5%
- JQ CARD エポスゴールド:最大1.4%のマイル
- ライフカード(Mastercard):誕生月は1.5%
- セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス:1.125%~1.375%のJALマイル
- マイレージプラスカード(セゾン):1.5%のマイル
- ANA Mastercard:最大1.3%のマイル
- ANA東急カード:最大1.3%のマイル
- Amazon Mastercard:1.0%
詳細は以下で徹底的に解説しています。
サブカードとして使いやすい年会費無料のクレジットカードでは、Yahoo! JAPANカード、楽天カード、オリコカード ザ ポイントが無条件で1%なので万人向けです。
利用店舗 | チャージ時 | 利用時 | 合計 |
---|---|---|---|
ローソン | 1.0% | 4.0% | 5.0% |
その他 | 1.0% | 1.0% | 2.0% |
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
ローソンでは4%、その他は1%のWALLETポイントに加えて、以下のマイルを獲得できます。
- ANAマイル:ANA Mastercard、ANA東急カード→マイ・ペイすリボの活用で1.3%
- JALマイル:セゾンプラチナアメックス→1.125%(セゾンクラッセ星6なら1.375%)
- ユナイテッド航空MileagePlus:マイレージプラスセゾンカード→1.5%
その他、ポイント還元率は半減しますが、アメリカン・エキスプレス発行のクレジットカードもau WALLETへのチャージでポイントを得られます(アメックスの種類一覧)。
au PAY カードもしくはau PAY ゴールドカード、au PAY プリペイドカード、au PAYを活用すると、容易に最上級のプラチナステージに到達することが可能です。
還元率が高いのは、au PAY カードです。
プリペイドカードよりもポイント還元率が0.5%高いので、高スピードでWALLETポイントがドンドン貯まります。
au PAY カードは、auユーザーなら年会費無料で利用でき、還元率1.0%でWALLETポイントを獲得できます。
セブン-イレブン、マツモトキヨシ、出光、スターバックスカードへのチャージなどau WALLETポイントアップ店だと通常より増量でポイントが貯まります。
得られるポイントはau PAY プリペイドカードにチャージするとMastercard加盟店で現金同様に使えるのが便利です。
また、au PAY カード限定の特典もあり、紛失・盗難保険、お買物あんしん保険、海外旅行あんしん保険などが充実しています。
海外旅行傷害保険は最も利用頻度が高くて重要な疾病・傷害治療費用が200万円とパワフルです。
年会費12,000円(税抜)のアメックスグリーンは、この補償に関してはたったの100万円に過ぎません。
au PAY カードは、実用性が高い保険が年会費無料カードとしては卓越しており、質実剛健なスペックです。ポイントの利用料金への充当も可能!
このような良いクレジットカードを使えば、長い目で見ると10万円・20万円といったリターンを得ることができます。
au PAY カードはお得な入会キャンペーンも魅力的です。
お得な生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
au PAY ゴールドカードは、auの最上級のクレジットカードで、至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。
au PAY カードのスペックに加えて、ゴールドカードならではの特典が付帯しています。
- au通信料とauひかりなどの固定回線が+10%還元
- au PAY 残高へのチャージが+1%で2.0%還元
- au PAY マーケットで7%還元
- auでんき、都市ガス for auの支払いは+2.0%還元
- 海外アシスタンスサービス(ハローデスク)
- 宿泊予約サイト「Relux」の割引
- 空港ラウンジ無料サービス(国内主要空港+ハワイ)
- 充実の旅行傷害保険・ショッピング保険、レンタカー優待
スタンダードカードのau PAY カード、Mastercard搭載型のau PAY プリペイドカードにはないベネフィットが豊富です。
対象料金プランによっては、月額のau利用料金が10,000円(税抜)の場合、年間のポイント還元の上乗せが12,000円となるので、au PAY ゴールドカードの年会費をフルにカバーできます。
このような方ですと、au PAY ゴールドカードは持たないと損といっても過言ではないハイ・クオリティー・カードです。
au PAY ゴールドカードはauで至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。auでの最強クレジットカードです。
auユーザーにとっては絶大なメリットがあるゴールドカードです。ドコモのdカード ゴールドと比較してもエッジが効いています。