楽天ポイント・Vポイント・Pontaポイントと並び、大手共通ポイントサービス四天王の感があるdポイントが、2020年2月からApple Pay(アップルペイ)に対応しました。
全国のローソン店舗にてApple Payの使用でdポイントが貯まります。
日本国内の共通ポイントにおいて、iPhone、Apple WatchでApple Payを使用するだけで、ポイントの獲得や利用が可能なのは史上2番目の快挙となります。
WalletアプリのiD/QUICPayやSuicaで支払うことで、dポイントも自動的に得ることができ、手間フリーで流麗です。
Apple Payのdポイント対応について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
目次
Apple PayのPonta対応
まずdポイントカードをiPhoneやApple WatchのWalletアプリに追加する作業が必要です。
Apple Payのdポイントカードの対応端末
- iPhone 6以降、Apple Watch Series 1以降:dポイントカードをApple Walletに追加して貯めて使える
- iPhone 7以降、Apple Watch Series 2以降:Apple Payでの支払いと、dポイント獲得の両方が可能
iOS 12以降のApple Walletが対応しているので、もしiOS 11以下の場合はアップデートしましょう。XS / XR 以降のiPhoneはiOS12より新しいので問題ありません。
スマホアプリ「dポイントカード」にてバーコード画面を表示し、「Apple Walletに追加する」ボタンを選択するだけでApple Walletに簡単に追加できます。
「自動で選択」にチェックを入れると、Apple Payでの支払いで当該dポイントカードにポイントが貯まるようになります。
もしくはローソン店頭でApple Payで支払うと、iPhone上に表示される通知からdポイントカードをApple Walletに簡単に追加することができます。
この作業を1度だけ行うと、全国のローソン店舗でdポイントを使う際に、dポイントカードの提示やバーコード、QRコードのスキャンを行う必要がなくなります。
Apple Payを使うことで、dポイントを貯めて使えるようになります。
更にApple Payにクレジットカードやプリペイドカード、Suicaを追加している場合、iPhone、Apple Watchを一度かざすだけで、Apple Payでの支払いと、dポイントを貯めることが同時に行えます。
従来はdポイントカードやデジタルPontaアプリを提示して共通ポイントを貯め、更にApple Payのアプリをかざす必要があり、面倒な手間がかかりました。
やや冗長でスムーズさに欠けるので、そこまでするならdポイント一体型で、ローソンで3%OFFの特典があるdカード1枚で処理した方が楽でした。
これがApple Payだけではなく、楽天ペイ、d払い、Origami Pay、LINE Pay、PayPayなどモバイル決済サービスの大きなデメリットでした。
しかし、今回のdポイントのApple Pay対応は、このデメリットを解消する卓越した措置です。
Walletアプリをかざすだけで、支払い、dポイント付与の全てが完結するのが素晴らしい点。Suica払いならFace ID/Touch IDでの顔認証/指紋認証も不要なので、より一層スムーズです。
都心部の店舗では、朝やお昼の時間帯はコンビニのレジが大行列ということもよくあります。
しかし、そのような場合でもスムーズなお会計が可能となり、利便性向上と店舗オペレーションの生産性向上に直結します。
店舗での支払い&ポイント獲得の方法
登録後に日常のお買い物で実際に行う作業としては、これまで通り「iDで」もしくは「QUICPayで」だけだと、支払いのみとなりdポイントは貯まらない点に留意が必要です。
dポイントカードとして使う場合、店舗のレジにて「iPhoneで」「Apple Watchで」とスタッフに伝えればOKです。
Touch IDに指を触れたままレジの読み取り端末にiPhoneをかざすか、Face ID搭載端末ではサイドボタンをダブルクリックしてかざすだけでdポイントカードが自動的に選択されて利用できます。
ポイントとApple Payでの支払いを同時に行う場合、「Apple Payで」と伝える必要があります。
通常通りFace ID認証後もしくはTouch IDに指を触れたまま、iPhoneの上部をかざして決済音がなるまで離さないだけでOKです。
こうした作業によって支払いとdポイントカードを同時に利用できます。実際に「Apple Payで」と言ってiPhoneをかざしたところ、無事ポイントを獲得できました!
クレジットカードのポイントプログラムは引き続き対象となり、iD、QUICPay払いでポイント・マイル・キャッシュバック等を享受できます。
Apple PayのSuica払いの場合、チャージでポイントが貯まるクレジットカードからチャージしましょう
Apple PayとSuica、国際ブランドの関係については、以下にまとめています。
Apple PayのSuicaチャージは、「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。
ビューカードの中で年会費が緩い条件で無料になる稀有なクレジットカードであり、Suicaチャージが1.5%還元となります。
年会費は年1回の利用で無料になります。この利用にはSuicaチャージも含まれるので、年会費無料で維持するのは至極容易です。
ビックカメラSuicaカードは一般加盟店でクレジット決済した場合も1%と高還元です。
SuicaチャージならVIEWプラスが適用されて1.5%還元となります。Apple Pay対応の端末があれば、関西でも大活躍します。
カード利用で貯めたJRE POINTは、Apple PayのSuicaにチャージできるので現金同様です。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。
クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
Apple PayのSuica、モバイルSuica、Google PayのSuicaのいずれにおいても大活躍します。
活用すると家計改善に大活躍してくれるクレジットカードであり、大量のポイントが得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
その他のビューカードでは、アトレ等のJRE CARD優待店・ルミネを使うなら3.5%還元のJRE CARD、そうでなければボーナスポイントのビューカード スタンダードが魅力的です。
アップルペイはセキュリティも高く、安心に利用できるような頑健な仕組みとなっています。個人情報は、暗号化された状態で安全にデバイス内のセキュア・エレメントに保管されます。
Apple Payを使っている端末を紛失した場合、「iPhoneを探す」機能で紛失モードに設定すると、簡単にApple Payの利用を一時停止できます。その他、内容、仕組み、使い方については以下にまとめています。
Apple Payが使えるクレジットカードについては、以下で比較しています。
その中でおすすめ
Apple PayのSuica機能の詳細については、以下にまとめています。
実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。
iPhoneの機種変更の際、Apple Payの設定を移行する方法については以下で解説しています。
Pontaとdポイントを登録している場合の注意点
dポイントの他にPontaポイントもApple Payに登録可能です。
Apple PayのWalletアプリに複数のポイントカードを追加している場合、ローソンのレジ端末上で利用するカードを選択する必要が生じて不便。
複数のポイントカードを登録していて、どちらを貯めるのか都度選択するのは面倒な場合、どちらかのポイントカードの「自動で選択」をオフにすれば、オンの片方が自動的に選択されます。
dポイントは便利!1ポイント1円超でも利用可能
dポイントはdポイントカード、d払いによって、多様な加盟店にて1ポイント1円で利用可能です(一覧)。
dカード プリペイドで使うと1ポイント1円超
「dカード プリペイド」という国際ブランド搭載型のプリペイドカードがあります。dポイントカードにMastercardとiDの決済機能が搭載されたカードです。
dカード プリペイドカードで支払うと、200円(税込)あたりdポイント1ポイントが得られます。還元率0.5%です。
dポイントカード機能もあるので、dポイント加盟店でdカード プリペイドを提示して決済するとポイント二重取りが可能です。
決済の0.5%と共通ポイント機能の1%(100円ごとに1ポイント)を合わせて、合計1.5%還元となります。
一部、共通ポイント機能で得られるのが200円ごとに1ポイント(0.5%)の加盟店では、合計還元率1%になります。
キャッシュレス決済ならではのお得な還元が魅力的です。その他詳細は以下で徹底解説しています。
dカード プリペイドはApple Payも利用可能です。プリペイド型電子マネーiD加盟店にて利用可能です。
dカード プリペイドの最大のメリットはdポイントでチャージして利用すると、更にdポイントが得られることです。500ポイント以上1ポイント単位で、1ポイント1円の交換レートでdポイントにてチャージできます。
dカードやdポイントカードの利用で得たdポイントをdカード プリペイドにチャージして利用すると、更に利用金額の0.5%が得られます。
dカードの場合、一般加盟店でのカード決済時に基本1%のdポイントが得られます。
そのポイントをdカード プリペイドにチャージして使うと、更に利用金額の0.5%のキャッシュバックがあり、合計還元率は1.005%(1%+1%の0.5%)になります。
Pontaポイントに交換も可能
dポイントはPontaポイントに交換することも可能。dポイント5,000ポイント単位で、1対1の交換レートで交換できます。ただし、250ポイントの手数料が発生します。
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、シェル、ビックカメラ、コジマ、ピザハット、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので、現金同様の利便性があります。
Loppiお試し引換券は1ポイント1.5~3円
dポイント、Pontaは普通に使うと1ポイント1円ですが、ポン活で「ローソンお試し引換券」に使うと、お茶、お酒、コーヒー、お惣菜、ヨーグルト、お菓子、カップ麺などの多様な商品と交換できます。
この交換レートが激烈にお得となっており、dポイント1ポイントで1.5~3円相当の商品と交換できます。
特に酒類が充実しているので、お酒を飲む方にとってdポイントは驚異的にお得なポイントです。
特にビール類とチューハイ類は極めて充実しています。新作は交換商品に登場する確率が高いです。
在日スペイン大使館主催の晩餐会で採用されたワイン「BLUME VERDEJO」(ブルメ・ベルデホ)のフルボトルと交換したこともあります。ワインも時折登場します。
300ポイントで980円のワインと交換できました! しかもタダでもらったのに商品価格の980円に対してもdポイントがつきます。お得感があります。
面倒に感じる方も多いと思いますが、ローソンのアプリか端末をピコピコとタッチすればOKです。簡単で時間は1~2分で済みます!
一度やってみたら次からはお気軽にサクッと交換できます。Loppiお試し引換券については以下で徹底解説しています。
dポイント投資
dポイントはいわゆる「ポイント投資」の仕組みが用意されています。
「アクティブ」「バランス」の2コースから選べる「おまかせ運用」に加えて、テーマを選んでポイント投資ができる「テーマ運用」があります。
損するリスクがありますが、獲得したdポイントを更に増やすことを狙えます。詳細は以下で徹底的に解説しています。
また、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
dポイントはJALマイルに交換可
dポイントカードの利用登録をすれば、dポイントをJALマイルに交換できます。ドコモとの契約がなくてもOKです。
dポイント1,000ポイントを500マイルに交換できます。交換レートは半減しますが、これはPontaやVポイントと同じレートです。
1マイル2円の価値があると考えれば実質的には1対1です。頑張ってマイルを貯めてビジネスクラスの航空券と交換すれば1マイル2.5~5円の価値となります(JALマイルの価値)。
時折60%のレート(1,000ポイント→600マイル)で交換できるキャンペーンを開催している時期もあります。その時にドーンと交換するとお得です。
2018年5月1日からdポイントに「ポイント共有グループ」という制度が導入されて、より一層dポイントをマイルに交換しやすくなりました。
一括請求グループでない家族同士、ドコモ回線をもっていない家族ともグループを組んでdポイントをまとめて使えるようになりました。
JALマイルは、2,000マイルでスタジオアリス撮影券、通販サイトで使用できるクーポン、カタログギフトクーポン等と交換できる制度(JALミニマイル特典)もあります。
本腰を入れてJALマイルを貯める場合、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムやJALカードなど、JALマイルが貯まりやすいクレジットカードを活用するのがベストです。
dポイントが最強に貯まるのは
Apple Payでお得に貯められるようになったdポイントを、一般加盟店で最強に得られるクレジットカードはリクルートカードです。
還元率1.2%でリクルートポイントが貯まり、リクルートポイントは1ポイント単位でdポイントに等価交換できます(手数料なし)。
リクルートカードはdポイントが1.2%貯まるのと同義で、ポン活でポイントを使うと、実質的な還元率は1.8~3.6%に跳ね上がります。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
年間100万円使うと、リクルートカードならPontaポイントが1万2千ポイントも貯まり、1.8~3.6万円分の商品と交換できます。
数千円相当のリクルートポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
公式サイトリクルートカード 公式キャンペーン
dポイントが貯まりやすいのは、謹製のdカードです。
一般カードのdカードは年会費無料で、基本還元率1.0%にてdポイントが貯まります。
高島屋・ノジマなど、決済で3%以上の還元になるお店もあります。ドコモオンラインショップでの購入は2%還元でお得です。
マツモトキヨシ、ノジマでは合計で約5%還元となりパワフルです。スターバックスカードへのオンラインチャージも、還元率4%で大変オトクです。
ドコモのクレジットカードらしいハイ・クオリティです。dカードについては以下で徹底解説しています。
カード決済で貯まるdポイントはローソン等の加盟店にて1ポイント1円で使えるため、ドコモユーザーでなくてもメリットが大きいカードです。
dカードのゴールドカードである「dカード GOLD」は最大10万円のケータイ補償があるのも大きなメリットです。
もちろん、Xperia、Galaxy等のハイエンドなAndroidも同様に、有料のケータイ補償に入らないという選択肢が浮上します。
iPhone等のハイスペックスマホは端末代・修理代はいずれも高額です。しかし、dカード GOLDの会員は紛失・全損時の補償が10万円までと極めて高額ですので、iPhoneもほぼカバーできます。
iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードと高く評価できます。
iPhoneをお持ちの場合は、dカード GOLDを保有してAppleCare+は入らないという選択肢もあります。
「AppleCare+ for iPhone」の料金は種類によって異なり、年間11,800円~29,800円(税抜)です。
AppleCare+ではなくdカード GOLDのケータイ補償でOKと考えるなら、メリットが大きくなります。
また、dポイントクラブの優待で月々のドコモ・ドコモ光の利用料金のポイント還元率が10%にアップするのが大きなメリットです。
ドコモの携帯電話料金やドコモ光の料金合計が月10,000円ですと、dポイントが1,000ポイント(年間12,000ポイント)得られるので、年会費を超える還元を受けられます。
カード利用で貯まるdポイントはJALマイルに交換できるので、JALマイラーにとって嬉しいベネフィットです。
年100万円以上の利用で10,000円(税抜)分の携帯電話・dショッピング・d Fashion・dブック等の割引クーポンが得られます。年200万円以上使う場合は年2万円(税抜)相当もお得になります。
年100万円以上クレジットカードを利用する場合は、「dカード GOLD年間ご利用額特典」だけで年会費をカバーできます。
dカードを利用してプラチナを達成するとプラチナクーポンが利用できて、抽選で豪華賞品(USJスタジオ・パス、劇団四季、ドコモラウンジ、ホテル&レストランランチなど)が当たります。
以前はカード利用でプラチナステージになると、JALのサクララウンジも抽選で利用でき、2018年3月時点ではほぼ当選し放題となっていました。一例として羽田空港国際線のサクララウンジは秀逸。
海外旅行傷害保険も充実しており、空港ラウンジも使えます。年間300万円までのショッピング保険もあります。
家族でドコモに加入していたり、ドコモに加えてドコモ光の料金を支払っている場合は、dカード ゴールドは作成しないと損といっても過言ではないハイ・クオリティー・カードです。
一般カードとゴールドカードの相違点については、以下で精緻に分析しています。
どちらもドコモのクレジットカードらしいハイ・クオリティです。クレジットカードの真髄を極める垂涎のベネフィットを享受できます。
以前NTTドコモに取材に行き、dカードをご担当なさっているスマートライフビジネス本部 金融ビジネス推進部の井芹さん、梶浦さん、久保田さん、井崎さんにインタビューしました。
dカードの特徴・歴史、dポイント、充実の特典、海外サポート、ゴールドカードのベネフィット、付帯保険、セキュリティの取組み、スマホアプリなどについて取材しています!
dカード GOLDには虎に翼、弁慶に薙刀の威力があり、優美なスペックが燦然たる輝きを放っていると改めて感じました。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめのゴールドカードとしてdカード GOLDを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのゴールドカードとしてdカード GOLDを挙げていらっしゃいました。
dカード GOLDはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているクレジットカードです。
実はdカード ゴールドはドコモの社員がほとんど持っているクレジットカードです。社員が殺到するようなカードがお得なのは間違いありません。
ドコモ料金が高額な方には大きなメリットがあり、携帯電話の支払いにおすすめのクレジットカード、iPhone等のスマホ購入におすすめのクレジットカードの筆頭です。