アメックスにはスカイ・トラベラー・カードというクレジットカードがあります。上級のスカイ・トラベラー・プレミア・カードもあります。
航空券購入で3%~5%のポイントが主なメリットです。日本旅行もポイント3%~5%なので、JRの切符・新幹線なども高還元となります。ただし、2021年9月30日で新規申し込みが終了。
2021年9月30日まではアメックスのスカイトラベラーを発行する最後のチャンスでした。
現在はマイル還元率が高いSPGアメックス、アメックスオファーだけで年会費を取り戻すポテンシャルがあるアメックスグリーンがおすすめです。
以下、かつて存在していたスカイトラベラーカードのポイントの仕組み、貯め方・使い方について解説します。
スカイトラベラーボーナスポイントは最大5%マイル還元が魅力的
スカイトラベラーカードは3倍、プレミアカードは5倍
スカイトラベラーカード、プレミアカードの一般加盟店でのポイント還元率は1%です。100円(税込)ごとに1ポイントを得られます。
これは他のアメックスカードと比較して標準的ですが、対象航空会社(26社)の航空券を、公式サイトなどから円建てで購入した場合はポイント3倍~5倍(3%~5%)となります。
スカイトラベラーカードのポイントは、雨緑・雨金・雨白・雨黒とは異なり、ANA以外の航空マイルでも1ポイント1マイルで移行できるのでパワフルです。
スカイ・トラベラー・ボーナスポイント
- スカイトラベラーカード:ポイント3倍(3%マイル還元)
- スカイトラベラープレミアカード:ポイント5倍(5%マイル還元)
条件に注意
円建て=表示価格が日本円で、かつ日本円でカード決済される支払い
SFC修行・JGC修行で役立つ海外発券で3%~5%還元となる航空会社はANAだけであり、JALは外貨建決済となります。
かつては3倍となるのは、事前登録した希望の航空会社1社のみで、使い勝手が悪い時期がありました。
しかし、現在は以下の27の対象航空会社が全てボーナスポイントの対象となり、様々な航空会社を使う機会がある方にとって便利になっています。
航空連盟 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、アシアナ航空、エバー航空、オーストリア航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ルフトハンザドイツ航空 |
ワンワールド | JAL、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ |
スカイチーム | デルタ航空、アリタリア-イタリア航空、エールフランス航空、エアタヒチ ヌイ、ガルーダ・インドネシア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、チャイナエアライン |
なし | Peach、ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空、スターフライヤー、フィリピン航空、エア タヒチ ヌイ |
2020年4月からは、LCCのPeachが追加されました。
スカイトラベラーのポイントをJALマイルに交換はできませんが、JAL航空券購入時の3倍ボーナスは対象です。
特典航空券利用時の、燃油サーチャージ、空港施設使用料、旅客保安サービス料なども3倍~5倍の対象です。
航空券購入金額が大きい方にとっては最強のアメックスであり、あらゆるクレジットカードの中でも最高峰の還元率です。
日本旅行でも3%~5%!新幹線も高還元に
航空券以外では、日本旅行もスカイトラベラーボーナスポイントの対象なのがメリットです。
ホテル・パッケージツアーはネットで予約する方も増えていると思いますが、切符・新幹線も3倍~5倍のポイントを得られるのが利点。
日本旅行(ウェブサイト・全店舗)では、なんとJRの切符購入でも3%~5%でマイルが貯まります。
JRの切符以外でも、パッケージツアー、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金も対象で、日本旅行では高速バスも対象です。
スカイトラベラーカードは航空券購入時にお得なイメージが有りますが、なんと地上の新幹線・特急等のJRチケットでもお得です。
アップルワールドもポイント3倍
宿泊サイトのアップルワールドにおいて、前払いで手配されるホテルなどの宿泊代金がポイント3倍~5倍となります。
ただし、アメックスのエクスペディア割引特典は豪華なので、そちらの方にお得感があります。
ファーストトラベル・ボーナスポイント
アメックスのスカイトラベラーカードには航空系カードのように、入会・継続ボーナスポイントを得られる特典があります。
まず入会ボーナスポイントで以下のポイントを獲得できます。
- スカイ・トラベラー・カード:3,000ポイント
- スカイ・トラベラー・プレミア・カード:5,000ポイント
更に入会後1年以内に、ポイント3倍~5倍となる対象航空会社の航空券、または対象旅行代理店の指定旅行商品をスカイトラベラーカードで支払うと、ボーナスポイントを得られます。
- スカイ・トラベラー・カード:5,000ポイント
- スカイ・トラベラー・プレミア・カード:10,000ポイント
カードの継続ごとに「ご継続ボーナスポイント」
毎年のカード更新時には、継続ボーナスポイントを獲得できます。
- スカイ・トラベラー・カード:1,000ポイント
- スカイ・トラベラー・プレミア・カード:5,000ポイント
スカイトラベラーカードのポイントには絶大な利点
27の航空会社と2つの旅行会社において、スカイトラベラーカードは100円=3ポイント(3マイル相当)、スカイトラベラープレミアカードは100円5ポイントが貯まります。
マイル付与率3%~5%と強烈に航空マイルを獲得できるのです。
スカイトラベラーカードの3%~5%のマイル付与率は、日本中の膨大なクレジットカードの中でトップクラスの水準でパワフル!
カード名 | マイル付与率 |
---|---|
デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | 1.5% |
MileagePlusセゾンカード MileagePlusセゾンゴールドカード MileagePlusセゾンプラチナカード | 1.5% |
MileagePlus JCBゴールドカード | 1.5% |
MileagePlusダイナースクラブ ファースト | 1.5% |
ANA一般カード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドカード(JCB/VISA/Mastercard) ANAワイドゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
JALカード 普通カード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aカード(JCB/VISA/Mastercard) JAL CLUB-Aゴールドカード(JCB/VISA/Mastercard) | 2.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード | 2.0% |
デルタ スカイマイルJCBテイクオフカード | 2.0% |
ANAダイナースカード | 2.0% |
JALダイナースカード | 2.0% |
ANA VISAカード / ANA Mastercard | 2.0% |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 2.5% |
デルタ スカイマイルJCB一般カード | 2.6% |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
JAL アメリカン・エキスプレス・カード CLUB-Aゴールド | 3.0% |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 3.0% |
デルタ スカイマイル JCBゴールドカード | 3.0% |
アメックス・スカイトラベラーカード | 3.0% |
ANA JCBカード プレミアム | 3.3% |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 3.5% |
JAL アメリカン・エキスプレス・カード プラチナ | 4.0% |
JAL・JCBカード プラチナ | 4.0% |
ANAダイナース プレミアムカード | 4.5% |
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 4.5% |
アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード | 5.0% |
※この表は、提携航空会社の航空券を公式サイト等で購入した場合のマイル付与率で、いずれもマイル付与率が高いプラン・コースの場合です。
スカイトラベラーカードで航空券等を購入した時は、マイルの価値を1マイル1.5円と考えると還元率4.5%~7.5%、1マイル2円と考えると還元率6%~10%です!
デメリット
アメックスのスカイトラベラーカードのポイントには利点が多い反面、欠点も存在しています。
年間上限あり
スカイ・トラベラー3倍~5倍ボーナスには、通常ポイントと合わせて年間(1月~12月)上限が設定されています。
年間上限
- スカイ・トラベラー・カード:年6万ポイント
- スカイ・トラベラー・プレミア・カード:年10万ポイント
どちらも年200万円のカード利用分までが対象です。ビジネスクラスやファーストクラスに乗りまくるという方ですと、上限を突破する可能性が出てきます。
しかし、年200万円は1ヶ月あたり約166,667円ですので、大多数の方は問題ないでしょう。
対象外の支払いに注意が必要
アメックスのスカイトラベラーカードのポイント3倍~5倍特典には対象外となる支払い項目がある点に注意が必要です。
ココに注意
- 航空会社におけるパッケージツアー、機内販売、通信販売、空港売店、貨物など航空券以外の利用
- 空港カウンター業務が他の航空会社(グループ会社も含む)へ委託されているカウンターでの航空券の購入
- 宿泊料金の現地決済、および代理業・特約店など、旅行代理店が決済業務を他社へ委託している場合
- ペイパルなどの決済代行会社を通した利用
予告なく変更される可能性あり
「対象の航空会社、旅行代理店および指定旅行商品は予告なく変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください」というヘッジ文言が付与されています。
スカイトラベラーカードのボーナスポイントの仕組みはコミットされているものではなく、いきなり変更されるリスクが存在しています。
貯めたポイントは多くの航空マイルに移行可能
スカイトラベラーカードのポイントには便利な使い方が満載となっており、アメックスセンチュリオンを凌駕するクオリティです。
多くの航空マイルに1ポイント1マイルで交換可能
アメックスのポイントには「メンバーシップ・リワード・プラス」というサービスがあります。年会費は3,000円(税抜)です。
これに入るとポイントの有効期限が無期限になり、貯めた1,000ポイントを1,000マイル(1対1のレート)で15の航空会社のマイルに移行できます。
スカイトラベラーカードは、このメンバーシップ・リワード・プラスが自動付帯となっており、登録不要でこの特典を享受できます。
ポイントをマイルに移行できる航空会社は以下のとおりです。
航空連盟 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空 |
ワンワールド | JAL、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、カンタス航空 |
スカイチーム | デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、チャイナエアライン |
なし | ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空 |
有効期限がないのでファーストクラスを目指してコツコツとマイルを貯めることもできます。マイルへの移行手数料もかかりません。お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
ANAのみ5,000円(税抜)の参加登録費が別途かかります。ポイントの相続はできません。
電話でポイントをマイルに交換する場合、カード表面に記載されている4桁のセキュリティ・コードが必要となります。カードを手元において電話しましょう。
一度14時40分にアメックスに電話で交換依頼したら、14時59分に手続きを開始したとのメールが届いたことがあります。すぐに手続きをしてくれます。
BAのマイルでJALに搭乗することも可能
スカイトラベラーカードのポイントはJALマイルに移行することはできません。「使うのはJALマイルのみ」という方には、スカイトラベラーカードは向きません。
ただし、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに交換して、JALの航空券に交換する方法もあります。最小交換単位は6,000マイルです。
ブリティッシュ・エアウェイズのWebサイトから、Avios(マイル)を使ってJALの特典航空券を予約できます。
主なメリット
- 区間マイル数が650マイルまでの区間は、片道6,000マイルで発券可
- 当日まで申し込み可能(Web発券は搭乗日3日前まで。その後は電話)
- 家族分のマイルを合算して利用可能
- マイル有効期限がほぼ無期限(36ヵ月以内にマイルの付与・利用で延長)
- 発券から24時間以内はキャンセル料無料
デメリット
- 発券までの手続きにおける画面は英語の箇所が多い
- 予約の変更・キャンセルには3,330円が必要
- 便名がJALでも、RAC・JAC・J-AIRが運航する便は発券不可(JTAは電話なら予約可能)
- 650マイルを超える国内線区間はJALマイルの方がお得
- 普通席のみ(クラスJやファーストクラスはなし)※有償での当日アップグレードは可能
東京発着路線では、650マイルを超えるのは、奄美大島・沖縄(那覇・宮古・石垣)だけです。ほとんどのJAL国内線を片道6,000マイルで利用できます。
大阪発着路線の場合は、北海道(札幌・旭川・釧路・帯広・女満別)、沖縄(那覇・宮古・石垣)、名古屋は、北海道(釧路・帯広)、沖縄(那覇・石垣)が650マイルを超えます。
航空券への交換に必要なマイル数について、JALとブリティッシュエアウェイズ(BA)を比較すると下表のとおりです(2022年6月17日現在)。
路線 | JAL | ブリティッシュ エアウェイズ | ||
---|---|---|---|---|
片道 | 往復 | 片道 | 往復 | |
東京-大阪 | 6,000 | 12,000 | 6,000 | 12,000 |
東京-札幌 | 7,500 | 15,000 | ||
東京-福岡 | ||||
東京-那覇 | 9,000 | 18,000 | ||
大阪-札幌 | ||||
大阪-那覇 | ||||
東京-バンコク | 13,500 | 27,000 | 13,000 | 26,000 |
東京-ホノルル | 20,000 | 40,000 | 20,750 | 41,500 |
東京-ロサンゼルス | 25,000 | 50,000 | 25,750 | 51,500 |
東京-ロンドン | 26,000 | 52,000 | 19,500 | 39,000 |
JALは自社便、BAは直行便がない場合は提携便を利用した際のマイル数です。BAのAvoisは、JAL国内線短距離、BA便の日本-ロンドンに強みがあります。
なお、JALマイルを貯めている方には、JAL航空券等が100円あたり4マイル貯まるJALアメックス・プラチナ、JAL・JCBカード プラチナもおすすめです。
一度アメックスのメンバーシップ・リワードのポイントをブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のマイルに交換したことがあります。
6月15日に手続きをしたら、6月16日に手続完了のメールが有り、6月18日にはBAのExecutive Clubの会員サイトで「My Avios」に反映されました。
特典航空券の利用でポイントの価値が10倍以上に!
1マイル1.5円換算でも、航空券・日本旅行利用時の還元率は4.5%です。
国際線のビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
国際線のビジネスクラス・ファーストクラスでマイルを利用すると、驚異的な高還元に昇華します。最大3%還元のスカイトラベラーカードだと以下のとおりです。
クラス | 1マイルの価値(目安) | マイル付与率 | 実質還元率 |
---|---|---|---|
普通席/国内線 | 1.5円 | 3.0% | 4.5% |
1.6円 | 3.0% | 4.8% | |
1.7円 | 3.0% | 5.1% | |
1.8円 | 3.0% | 5.4% | |
1.9円 | 3.0% | 5.7% | |
2円 | 3.0% | 6.0% | |
ビジネスクラス | 2.5円 | 3.0% | 7.5% |
3円 | 3.0% | 9.0% | |
4円 | 3.0% | 12.0% | |
5円 | 3.0% | 15.0% | |
6円 | 3.0% | 18.0% | |
ファーストクラス | 7円 | 3.0% | 21.0% |
8円 | 3.0% | 24.0% | |
9円 | 3.0% | 27.0% | |
10円 | 3.0% | 30.0% | |
11円 | 3.0% | 33.0% | |
12円 | 3.0% | 36.0% | |
13円 | 3.0% | 39.0% | |
14円 | 3.0% | 42.0% | |
15円 | 3.0% | 45.0% | |
16円 | 3.0% | 48.0% |
無期限のマイルの威力
スカイトラベラーカードのポイントの有効期間が無期限であり、ビジネスクラス・ファーストクラスに向けてじっくりとポイントを貯められるのがメリットの一つです。
マイルの還元率を高くするには、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券への交換が重要です。しかも長距離である程に還元率が上がります。
しかし、ポイント・マイルの有効期限内に、ビジネスクラス・ファーストクラスの航空券に交換できるだけのマイルを貯める必要があります。
仕事や旅行で頻繁に飛行機に乗らない限りは、必要なマイルに到達するのが難しい場合もあります。
アメックス以外のANAカードの場合、ポイントの有効期間が2~5年でマイル移行後のマイル有効期間が3年。JALカードは3年です。
この間に貯めるのが難しい場合もあります。また、ギリギリになってようやく貯まった場合は、時期によっては取りたい航空券がとれないという事態もありえます。
クレジットカードの有効特典を使うためだけに無理やり旅程を組むというのは、本末転倒感があります。
多くのANAカード・JALカードにはこうした「有効期限の壁」があります。
しかし、ポイントの有効期限が無期限のスカイトラベラーカードなら無限にポイント・マイルを貯められるので、有効期限の壁を突破できます。
例えば、15万マイル貯めてニューヨークへのファーストクラス(Rシーズン)に交換した場合、1マイルの価値は13.39円(208万円)となった例があります。
非日常の体験ができて、更にカードの還元率も跳ね上げることが可能となります。
スカイトラベラーカードは年会費が高いものの、得られるメリット・ベネフィットはそれを大きく凌駕しています。おすすめのアメックスの中の一枚です。
その他ポイントフリーダム等に利用可能
スカイトラベラーカードで貯めたポイントはマイル交換がお得ですが、航空券購入、宿泊、パッケージツアー代金のカード利用後に、1ポイント1円で支払いに使うこともできます。
1,000ポイント(=1,000円)より、1円単位で交換できます。旅行関連商品以外のカード利用に対する支払いには、1ポイント0.3円で使えます。カード払いとも併用できます。
また、日本旅行の対象店舗で旅行商品を購入する際にもポイントを可能。
ポイントフリーダムの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
その他、アメックスの一部イベントへの参加、商品券・Eクーポン・アイテム等の交換につかうことも可能です。
イベントはアメックスグリーン・アメックスゴールドと比較すると参加できるものが減少しますが、商品への交換は同一のレートです。
ただし、商品への交換は1ポイント0.3円前後にしかならないのでお得ではありません。
どうしても交換したい場合は、定期的に開催されている必要ポイント40%OFFキャンペーンの際に交換しましょう。
まとめ
アメックスのスカイトラベラーカードのポイントは、基本還元率は1%と標準的ですが、スカイトラベラーボーナスポイントが魅力的です。
スカイ・トラベラー・ボーナスポイント
- スカイトラベラーカード:ポイント3倍(3%マイル還元)
- スカイトラベラープレミアカード:ポイント5倍(5%マイル還元)
表示価格が日本円で、かつ日本円でカード決済される支払いが対象となります。
航空券、新幹線、パッケージツアー、ホテル宿泊などでザクザクとボーナスポイントを獲得できてファンタスティックです。
- 対象航空会社(26社)の航空券が一般カード3倍~5倍
- 日本旅行(JRの切符・新幹線も対象)が3倍~5倍
- アップルワールドが3倍~5倍
貯めたポイントはANA以外の航空マイルにも、1ポイント=1マイルのレートで移行できるので、アメックスセンチュリオンよりも使い勝手が良好です。
航空連盟 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空 |
ワンワールド | JAL、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、カンタス航空 |
スカイチーム | デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、チャイナエアライン |
なし | ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空 |
ビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、ファーストクラスだと8~16円程度に跳ね上がります。
国際線のビジネスクラス・ファーストクラスでマイルを利用すると、驚異的な高還元となります。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「マイル・航空系カード」としてスカイトラベラーカードを挙げられていました。
お得にフライトすることが可能になり、家計が頑健化します。トラベルを豊かに彩ることができます。
スカイ・トラベラー・カードは、航空券・日本旅行での高還元以外にも、アメリカン・エキスプレスの豊富なベネフィットを享受できます。

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延費用保険(海外)
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
10,000円 | 5,000円 | 約1週間 |
マイル還元率 | 航空券購入 | ポイント名 |
1.0% | 3.0% | メンバーシップ・リワード |
- 対象航空会社(27社)の航空券が3%マイル還元
- 空港ラウンジ無料で使い放題
- 手荷物無料宅配サービス(片道)
- 海外旅行での24時間日本語サポート
- 最高4万円の航空便遅延費用保険(海外)が付帯
アメリカン・エキスプレスはニューヨークで運送業として開業し、顧客サービスの1つとしてクレジットカードを開始しました。
こうした歴史的背景からT&E(Travel & Entertainment)が極めて充実している点にエッジ・優位性があります。
スカイトラベラーカードはアメックスらしいバリューがあるクレジットカードです。
スカイトラベラーカードの年会費は10,000円(税抜)ですが、1日あたりのコストを出すと約27円です。スカイトラベラープレミアカードの方は約104円です。
1日27円/104円のコストでスカイトラベラーの有形無形のサービスを受けられることを考えると、高い年会費は十分にペイできます。充実の保険はお守りのような安心感をもたらしてくれます。
こうして考えると、スカイトラベラーカードの年会費は高いわけではないと評価できます。
年会費が高いのにコスパが良好というカードは滅多にありません。スカイトラベラーカードのマイル付与率は身震いする程の高水準です。
入会キャンペーンもかなり充実しているので、1年だけ使って解約でもかなりお得でした。
現在はマイル還元率が高いSPGアメックス、アメックスオファーだけで年会費を取り戻すポテンシャルがあるアメックスグリーンがおすすめです。