日本にはアメックスビジネスセンチュリオンはありませんが、米国のアメリカン・エキスプレスはビジネス・センチュリオン・カードを発行しています。
圧巻のカードスペック、豪華なウェルカムギフト、唯一無二のチタン製、驚異的なオーラ・高級感が魅力的なクレジットカードです。
アメリカのアメックスビジネスセンチュリオンについて、実際に保有者の方から話を聞いた経験に基づいて解説します。
年会費
アメックスビジネスセンチュリオンの基本会員の年会費は、個人向けのアメックスセンチュリオンと同様です。
以下、日本円の金額については、1米ドル110円換算で計算します。
- 初年度:10,000 USD(1,100,000円)
- 2年目以降:2,500 USD(275,000円)
追加カード会員もセンチュリオン券面のチタン製カードを2枚まで発行できますが、年会費は1人あたり2,500ドルと本会員と同額です。
なお、アメックスビジネスセンチュリオンの年会費は、2倍に値上げされます。
コストアップ
- 入会金:7,500ドル→1万ドル(825,000円→1,100,000円)
- 年会費:2,500ドル→5,000ドル(275,000円→550,000円)
今後は初年度15,000ドル、2年目以降は5,000ドルとなります。
ビジネスセンチュリオンカード特典
アメックスビジネスセンチュリオンは、法人カード・個人事業主向けカードの中で、最高峰のクレジットカードらしく、圧巻のベネフィットが付帯しています。
日本発行センチュリオンにはない特典
- デルタ スカイマイル プラチナメダリオン
- ホテル・メンバーシップにはRelais&Châteaux 5Cがあり
- センチュリオンホテルプログラム
- センチュリオンオートプログラム :高級車の購入、豪華なレンタル、多様な運転体験
- 4年ごとにグローバルエントリ (100ドル)or TSA PreCheck優先スクリーニング(85ドル)のクレジット
- 対象国際航空券のビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレード
- プレミアムロードサイドアシスタンス
- センチュリオンショッピングプログラム :高級ブランド向けの限定オファー
- センチュリオンワイン:ナパでのプライベートツアーやテイスティングへのインサイダー
- ケンタッキーダービー、コーチェラVIPチケット、グランプリデモナコ、ウィンブルドンクラブエクスペリエンスなどの限定セールやイベントへのアクセス
- Saksデパートの$1,000/年クレジット
- Equinoxフィットネス全世界無制限使い放題
- LAX(LA空港)のプライベートターミナル利用
- US飛行場通過CLEARメンバーシップ
- デルタプライベートジェット
- 世界主要空港到着/出発サービス(空港に着いてから出国~搭乗~入国)
- Uber$200/年クレジット
- プライオリティパスの同伴者数無制限
- クルーズ船$200~$300乗船毎クレジット(回数無制限)
とりわけデルタ航空のプラチナメダリオンの資格を得られるのがゴージャスですね!
日本で例えるとANAステータスにおけるプラチナや、JALステータスのJMBサファイアを得られるようなものですから、極めて豪華絢爛な特典です。
日本で発行されているアメックスセンチュリオンと共通の特典も存在しています。
共通特典
- 希少なメタルカード(旧チタンカード)の発行
- アートカード・プラダウェアラブル
- 秀逸なセンチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ
- 有名ホテル・グループの上級会員の資格(センチュリオン・ホテル・メンバーシップ)※一部内容が相違
- アメックス・ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- プライオリティ・パス無料
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオンラウンジ等)※例:香港のセンチュリオンラウンジ
- 海外旅行先での24時間電話サポート
- ポイントの有効期間が無期限
中でも大きなメリットは、ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員資格です。
スイートルームへのアップグレード、エグゼクティブラウンジ無料、朝食無料、ヒルトンのポイント+100%、高速なプレミアムWi-Fiと至れり尽くせりの特典が付帯しています。
また、IHG One Rewards プラチナも使い勝手が抜群に良好です。
その他、個人用センチュリオン・カードの場合、米国から他国へ移住などをした場合、その国発行のセンチュリオンを保持することが出来ます。逆は不可能です。
日本のアメックスセンチュリオンと共通の特典については、以下で徹底的に解説しています。

ウェルカムギフト
アメックスビジネスセンチュリオンのカード本体は、豪華な黒一色の箱で送られてきます。
箱裏面の中央はAMEXのロゴかと思いきや、不思議と何も書かれていない四角があるだけとなっています。
箱を開けると「CENTURION」のかっこよすぎる文字が目に入りました。上に書類、下にウェルカムギフトとカード本体が入っています。
ただ単に「CENTURION」という文字とアメックスのロゴが書かれているだけの白い封筒も、不思議と絵になります。センチュリオンの魔力は恐ろしい。
センチュリオンのウェルカムキットの中に入っている小さい箱を開けると、TOM FORD(トムフォード)のカードケースがあり、そこにアメックスセンチュリオンが入っています。
挨拶文にはCEOの直筆っぽいサインがあります。日本のアメックスセンチュリオンは副社長なので、アメリカの方がより偉い方が担当しています。
TOM FORDのカードケースは本革で高級感があり、フル活用できるクオリティでした。素晴らしいウェルカムギフトです!
ちょうどアメックスのセンチュリオンの顔が少し出るデザインとなっています^^
カードフェイスは地球最高峰のカッコよさ
アメックスビジネスセンチュリオンのメリットとしては、特典もさることながらカッコよさ・高級感も大きな魅力の一つです。
アメックスビジネスプラチナと比較すると、やはりセンチュリオンカードの方が抜群に上質。黒のカリスマという様相を呈しています。
アメックスビジネスセンチュリオンはチタン製なので、金属製クレジットカードであるにもかかわらず、軽くて持ちやすくなっています。
光が当たる角度によってキラキラと光る度合いが変化して、「AMERICAN EXPRESS」という文字とセンチュリオンの表情が変わるのもユニークです。
カード裏面の署名欄にはセンチュリオンが鎮座していますよ!
カードを落とすとチャリンという金属音がなり、小気味好い素材感があります。
アメックスプラチナのメタルカード、アメックスビジネスプラチナのメタルカードは、あまり金属感がありませんが、センチュリオンは金属全開です。
アメックスビジネスセンチュリオンは、プラチナ・カードより遥かに上質の金属が利用されているのが、金属音からも一目瞭然です。
他のブラックカードであるダイナースプレミアム、JCB THE CLASSと比較しても、群を抜いた高級感があり、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのオーラを放っています。
インビテーションの基準
個人用のアメックスセンチュリオンよりも、アメックスビジネスセンチュリオンの方がインビテーションの基準は厳しいという説が米国では流布しています。
- 個人用センチュリオンカード:最低で年35万ドル(3850万円)の利用
- ビジネスセンチュリオン:最低で年45万ドル(4950万円)の利用
もちろんこれは下限なので、より多額を使ってもインビテーションが来ない方もいます。
個人用センチュリオンでは、私の知り合いで年1億円使ったのにインビが来なかったケースや、通算21億円使ってようやく届いた人がいます。
ただし、真贋は不明ですが、ネットでは通算で数千万円しか使ってないのにインビテーションが来たと述べている方もいらっしゃいます。
米国の場合、個人カード/ビジネスカードともに希望者としてリストに登録してもらうことが可能です。リクエストした上で、利用状況に応じて一報をもらうシステムが存在しています。
まとめ
アメックスビジネスセンチュリオンは、日本では発行されていませんが、米国では発行されています。
主なメリット
- デルタ スカイマイル プラチナメダリオン
- ヒルトン・オナーズのダイヤモンド、シャングリ・ラのダイヤモンド、IHG プラチナ
- 希少なチタンカードの発行
- 秀逸なセンチュリオン・パーソナル・コンシェルジェ
- センチュリオンラウンジ等のアメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
- 最上級の付帯保険、海外旅行・出張でのトラブル時のサポート
アメックスビジネスセンチュリオンのコンシェルジュ活用の実例としては、コンサートの素晴らしい席(セリーヌ・ディオンの最前列)、予約困難なレストランの予約、紛失物の捜索&発見などがあります。
バリ島で火山が噴火して立ち往生した時は、車・フェリー・飛行機を手配して、脱出をサポートしてくれたこともあります!
アメックスビジネスセンチュリオンは最高峰のビジネスカードらしくメリットが豊富ですが、欠点も存在しています。
主なデメリット
- 高額な年会費
- インビテーションのハードルが高くて入手困難
- 使える店が少ないのでVisa / Mastercardがサブカードとして必要(クレジットカードは1枚しか持ちたくないという方には不向き)
日本ではビジネスカードのセンチュリオン・カードは発行されていません。
個人用のアメックスセンチュリオンは存在しているのは確実なので、アメックスのブラックカードを希望する場合は、個人向けアメックスプラチナを発行してカード利用履歴を積み重ねましょう。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
日本で発行されているアメックスビジネスカードの最上級カードはアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードです。

個人向けカードと同様に金属製メタルカードが導入されており、ビジネスカードとしては最上級の高級感に溢れています。


現在はインターネットのオフィシャルページにて、自己申し込みも可能となっています。
また、まずアメックスビジネスゴールドを作成して1年程度継続利用し、カード裏面の会員デスクに電話してビジネスプラチナ希望の旨を伝えて切り替えるという方法もあります。
アメックスビジネスゴールドもアメリカン・エキスプレスならではのトラベル特典、東京駅等からの手荷物無料宅配など、類まれでエッジが効いているサービスが満載です。
アメックス・ビジネス・ゴールドの年会費は特典の活用でペイできます。

現在、アメックスビジネスゴールドは、大量のポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンを行っています。

お得なキャンペーンですので、アメックスビジネスゴールドをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
なお、アメックスビジネスプラチナ、アメックスビジネスゴールドよりもゴージャスなビジネスカードがご希望の場合、ラグジュアリーカードがおすすめです。
ラグジュアリーカードは金属製デザインと構造で特許を取得した技術が用いられている金属製のクレジットカードです。
「ブラックカード」の商標も保有しており、金属プレートの加工はNASAに技術を提供している会社が行なっています。
ゴールドカードはアカデミー賞のオスカー像を作っている金属会社が作成しており、傑出したクオリティ。美しいゴールドを作れる会社として定評がある企業がハイ・クオリティーのカードを生産しています。
ラグジュアリーカード ゴールドは素材が24金製で最上級に高級なのが特徴であり、「Envy me(いいでしょ)」を体現するクレジットカードです。
特に大きなメリット
- 24金コーティングの上質の金属素材
- ラグジュアリーリムジンで帰宅時送迎が可能
- メールで依頼可能なコンシェルジュ
- ポイントをワイン通販に使うと3.3%還元
- ハワイアン航空のPualani Platinum
- 交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)
- 国立美術館の企画展・常設展
- ストリーマーコーヒーでLUXURY TEA1杯無料優待
ラグジュアリーカードを実際に使ってみた感想については、以下にまとめています。総合的に大満足のステータスカードでした。

まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高のバリューの結晶」と評価できるハイ・クオリティー・カードです。
アメックスビジネスプラチナと比較しても勝るとも劣らない魅力があります。
ゴールドカードはかつてインビテーション制でしたが、現在はいきなり24金のゴールドカードに申し込めます。
レストランでの食事後に送迎車で帰宅できる独自特典を利用したい場合、交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)、美術館の企画展・常設展、24金仕上げの素材などを重視する場合などは、ゴールドカードが候補となります。
ビジネスカードでもチタンカード、ブラックカード、ゴールドカードが揃っています。