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日本株の上昇が終る4つの条件

更新日: 資産運用の考え方 マーケット・経済の分析

馬

異次元緩和第二章の開幕後は、GU→揉みあいとなっており、急騰後に値固めという典型的なよくあるパターンとなっています。

日経平均は18,000~20,000円までは上昇するという声が多くなっています。私もそう思いますが、異次元緩和後の2013年5月以降大きな下落局面がありました。リスク要因として日本株の上昇が終る条件についても考えておきます。


日本株の上昇が終る4つの条件

インフレ率が2%を突破

異次元緩和はインフレ率2%を安定的に達成できるまで続けるとされています。インフレ率が2%を突破して順調に推移すると、金融緩和の打ち切りが意識されて、株価は調整しやすいです。

昨年のバーナンキ・ショックは記憶に新しいです。2006年の量的緩和終了の際も-20%という株価下落がありました。以下チャートは全て楽天証券のマーケットスピードです。

日経平均の日足チャート(2006年4月~7月)

円安が止まらなくなる

円安が105円を突破したあたりから、円安で恩恵を受ける企業が多い日本経団連からも異例の円安批判が出てきました。

「100~110円程度で安定的に推移してほしい」というのが大方のところのようです。

有権者の間でも円安批判が拡大してくると、金融政策にも影響が及ぶ可能性は否定できません。少なくても円安に火を注ぎかねない追加緩和へのハードルは高くなります。藤巻健史の御託宣的な状況の具現化です。

その場合でもETF購入の拡大だけは可能かもしれませんが、金融緩和批判が拡大してくると要注意です。

株価が上がりすぎる

株価が上がりすぎると、どんなに経済が良好でもやがては下落します。バブルの絶頂期の日本のインデックスのPERは60倍近くまで上昇しました。2007年の中国株のインデックスも60倍近くまで上昇して下落に転じました。

株価が上がり過ぎると、いずれ下落に転じます。PER20倍を超えたら要注意であり、24倍近くまで上昇したら、下落に転じたら脱兎の如く逃げ出す臨戦態勢に入るのが無難だと思います。

日経平均の予想EPSは約1,055です。PER20倍は21,100円、24倍は25,320円です。わかりやすく2万円を超えたら警戒態勢に入り、それ以降に下がり始めたら一部のクローズを検討します。

ショック発生

エボラ大感染、米国大失速、欧州危機勃発、中国大炎上、テロ勃発、大地震の発生などのショックが勃発した場合です。

これらは常にあるリスクであり、今回に特有のものではありません。現時点では心配する必要はないでしょう。

米国のイールドカーブが逆イールドになったら、その後に必ず景気後退局面が訪れるのは有名な話です。この状況が発生したら要注意でしょう。

テクニカル

最近、「日経平均は超長期の上値抵抗線を突破したから、長期上昇波動に入る」という話をよくみかけます。

日経平均の超長期チャート(1994年11月~2014年11月)

しかし、上値抵抗線はいかようにも書けてしまうので、何とも言えないでしょう。これで下落したら「ダマシだった」という話になるだけです。

テクニカルで参考になると思うのは、9ヶ月移動平均線です。過去20年間はいずれも、9ヶ月移動平均線が下向きになったら、下降トレンドに突入し、2~3年の株価下落局面となりました。

日経平均の超長期移動平均線(1994年11月~2014年11月) - コピー

現在は9ヶ月移動平均線が上昇を続けた後に横ばいになり、再上昇を始めたチャートとなっています。ちょうど2007年初めと似ている状況です。

9ヶ月移動平均線が下向きになったら、警戒してみて、長期下落トレンド入りの条件があるかを検証してみます。当面は揉みあい後に再上昇をメインシナリオとしています。

日経平均の日足チャート(2014年6月16日~2014年11月7日)

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