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2016年、日本株(日経平均)の株価はどうなるか?

更新日: マーケット・経済の分析

山道

海外の株価市場の急落に伴って、日経平均先物が週末に急落しました。 日経平均先物 CME(円建て)は18,670円まで下落しました。

日経平均先物 大証(日中)の19,210円と比較すると-2.8%と大きく下落しました。フランスでのテロ勃発以降、軟調な展開が続いています。

2016年、日本株(日経平均)の株価はどうなるのか、どのようなスタンスで臨むかについてまとめます。


日経平均の長期チャートを見ていて感じるのは、前回の上昇トレンドと今回の上昇トレンドはチャートの形状が非常に似ている点です。

底入れから急上昇し(2003年・2013年)、一旦はもみ合って(2004年~05年半ば・2013年半ば~2014年半ば)、第二の急上昇が発生し(2005年半ば~2006年前半・2014年半ば~2015年前半)、一旦20%近く下落して反発しました(2006年半ば・2015年後半)。

日経平均月足(2003年~2015年)

現在は前回の上昇トレンドにおける2006年頃に相当しています。2016年は2007年?という不吉な予感がしますね。

日経平均の長期の株価推移においては、移動平均線(24ヶ月)が売買シグナルの判定において、ここ20年間は上手く機能してきました。

大きく株価が下落した後に、移動平均線(24ヶ月)を株価が下から上にブレイクした際に買えば、いずれもそこそこのパフォーマンスを出せました。

逆に大きく上昇した後に、移動平均線(24ヶ月)を株価が上から下に割った場合、その後2~3年の弱気相場入りとなることが多いです。以下のチャートの赤丸の場所です。

日経平均月足(1996年~2015年)
(※楽天証券マーケットスピード)

ポピュラーな月足の移動平均線では、もう一つ9ヶ月移動平均線があります。既に移動平均線(9ヶ月)は割れていますが、これは上昇トレンドにおいても一時的に割れることが多いです。

今年の9月には移動平均線(24ヶ月)に一瞬タッチしましたが、そこをサポートに反発しました。

日経平均月足(2007年8月~2015年12月)

現在の移動平均線(24ヶ月)は約17,422円です。ここを割れると長期的スパンにおける弱気相場入りという不吉なジンクスがあります。

もちろん過去3回当てはまったからといって、今回もそうなるとは限りません。しかし、留意しておきたい点です。

ファンダを見てみると、日経平均の2016年3月期の予想EPSは約1,269であり、PERが2010~2013年の平均から標準偏差-1σだとPER13.7倍となり、17,328円です。

PER 予想EPS-10% 16年3月期予想EPS 予想EPS+10%
リーマン前ピーク 23.8 27,160 30,178 33,195
2013年4月 23.4 26,715 29,683 32,651
節目 20.0 22,833 25,370 27,907
標準偏差+2 18.9 21,554 23,949 26,344
標準偏差+1 17.1 19,568 21,742 23,916
10-13年PER平均 15.4 17,581 19,535 21,488
標準偏差-1 13.7 15,595 17,328 19,061
標準偏差-2 11.9 13,608 15,121 16,633
2008年10月 9.5 10,880 12,089 13,298

ファンダメンタルに変化がないと仮定するならば、移動平均線(24ヶ月)と同じ近辺の17,000円台前半が下値の目処となります。17,000円を割ると嫌な雰囲気が出ます。

米国は金融緩和の出口に差し掛かったとはいえ、日銀は大規模緩和を続けており、株価が大きく下落して円高が進んだ場合には追加緩和の余地も出てきます。

個人的には「終わりの始まり」はまだ先であり、2016年には2015年6月高値を突破する可能性が高いと考えています。

しかしながら、2016年は長期上昇トレンドの終焉の可能性が時節的には現実味を帯びてくるところです。

難しい相場になりそうです。インデックスで高収益を上げられるような展開は想定してなく、高パフォーマンスの維持のためには、銘柄選定やトレーディングによるαがより一層、重要になってきそうです。

2013年~2015年のように無条件での楽観スタンスを取るのは避け、ヒット&アウェイを心掛けます。

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