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クレディセゾンが個人向け社債発行!

更新日: 個人向け社債

クレディセゾンの本社が入居している池袋サンシャイン60

クレディセゾンが個人向け社債を発行します。正式名称は「株式会社クレディセゾン第52回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」です。

期間は10年であり、利率は年0.55%~1.15%です(年0.826%に決定)。募集期間は2014年7月16日(水)~7月30日(水)です。

社債間限定同順位特約とは、発行者が当該社債以外の社債に対して担保を設定する場合には、当該社債にも同等の担保を設定することです。これは付いていた方が安全な特約です。


高金利定期預金との比較

現在の10年もの高金利定期預金は、ソニー銀行の定期預金が年0.38%です。大阪市近辺に在住または勤務している方ですと、大阪協栄信用組合が年1.00%です。

10年の定期預金は提供している金融機関が少ないです。5年は数多くの銀行等が提供しており、1位はSBJ銀行の年0.55%です。

平成26年7月8日の日本国債5年(0.153%)と10年(0.555%)の利回りの差は0.402%です。高金利定期預金の基準金利(10年)は、0.957%(0.55+0.402)と考えられます。

今回のクレディセゾンの個人向け社債の利率は、ノーリスクの定期預金の基準金利を下回っています。

定期預金や個人向け国債との利回り格差を見て、デフォルトリスクを考慮すると利率は妥当かという観点で検討することになります。

過去のデフォルトの確率

格付(R&I)はA+です。

格付の方向性は「安定的」です。

R&IのA格社債(10年)の累積デフォルト率(1978~2013年)は1.57%でした。

池袋サンシャインシティphoto by Dick Johnson

同じ格付の社債、店頭売買参考利回りとの比較

日本証券業協会のデータでは、R&IのA格社債(10年)の複利利回り平均値は1.014%です。

クレディセゾンの社債の店頭売買参考統計値利回り平均(複利)は、残存期間約9年11ヶ月もの(2024/06/18償還)が0.843%でした。

今年1月に発行した機関投資家向けの第49回無担保普通社債(10年)の金利は1.023%でした。今回の個人向け社債の金利の中央値はこれより低いです。

投資スタンス

期間10年は社債としてはかなり長めです。10年先の企業の信用リスクというのは極めて不透明であり、誰にもわからないのが原則です。短期間の債券であればある程度の集中投資もOKですが、長い年限の社債は分散投資が重要でしょう。

空前の低金利&低信用スプレッドの状況で10年という長期固定金利の債券に投資するのはイマイチのタイミングです。

当面はPO投資で安定的なリターンを獲得しつつ、金利の上昇を待つというストラテジーが有効だと考えます。

クレディセゾンの個人向け社債は、大和証券、みずほ証券、SMBC日興、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などで購入できます。

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