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マネックス債(マネックス証券の社債)を徹底分析!2016年5月

更新日: 個人向け社債

マネックス債

マネックス証券が個人向け社債を発行します。愛称はマネックス債です。正式名称は「 マネックスグループ株式会社 2017年5月19日満期 円建社債」です。

期間は1年(2017年5月19日償還)であり、利率は年0.60%です。円建債券で為替リスクはありません。

社債間限定同順位特約、劣後特約などの特約はありません。個人向けマネックス債についてまとめます。


マネックス証券とは

マネックス証券は、オンライン専業のマネックス証券を中核として、株式、投資信託、FX、債券、先物・オプション取引、貴金属(金、銀、プラチナ)などを取り扱っています。

プログラム運用による投資助言サービス、M&Aアドバイザリーサービスなども手がけています。

社名のMONEX(マネックス)は「MONEY」のYをひとつ先のXに替えたもので、一歩先行く、新しいお金との付き合い方を提供していこうとの思いが込められています。

1999(平成11)年、中核子会社のマネックス証券が設立され、2000年に東証マザーズに上場しました。

2004年にマネックス証券と日興ビーンズ証券が共同持株会社マネックス・ビーンズ・ホールディングスを設立しました。

2005年には東証一部に昇格しました。マネックス証券と日興ビーンズ証券は合併し、マネックス・ビーンズ証券を経て、マネックス証券に商号変更しました。

2008年、持株会社の商号をマネックスグループに変更し、2010年にはオリックス証券と合併しました。旧・オリックス証券の口座はマネックス証券のIPOに当たりにくいという噂が絶えません。

2010年に香港のBOOM証券グループ、2011年に米国のオンライン証券トレードステーション社を子会社化しました。

日本国内でのマネックス証券のサービス内容については、以下で徹底解説しています。

マネックス証券のロゴ
マネックス証券という証券会社があります。1999年に創業した大手ネット証券の一角です。完全抽選のIPO・立会外分売、充実したオリジ...

2016年3月期の営業収益(百万円)は、受入手数料32,152(+6.9%)、トレーディング損益6,671(+6.9%)、金融収益14,610(+4.5%)、その他839(+25.8%)となりました。

トータルでは54,271(+6.5%)と堅調な推移となっています。収益合計(百万円)は54,942(+7.2%)で着地しました。

しかし、販売費及び一般管理費が大幅に増加したこと等により、税引前利益(百万円)は、5,100(-16.6%)となりました。包括利益合計額は前期は過剰に多かった反動で4,010(-53.3%)となりました。

マネックス社債(マネックス債)分析

マネックス証券社長とtradable ApS CEO

2016年に入ってからは初めてマネックス債です。頻度は多くありませんが、定期的に発行されています。

高金利定期預金との比較

現在の1年もの高金利定期預金は、大阪市近辺に在住または勤務している方ですと、大阪協栄信用組合で1000万円以上預け入れると年0.50%です。

次点は大阪信用金庫の年0.425%です。地銀・振興銀行のネットバンキングも高金利の傾向にあります。

各地に店舗がある銀行で、預け入れ金額に制限がない銀行ではSBJ銀行の定期預金(2年)が年0.20%です。

地銀では、愛媛銀行四国八十八カ所支店(300万円以上)が年0.25%、300万円未満が年0.22%です。「100万円限定だんだん定期預金」ですと年0.3%です。

島根銀行のスーパー定期預金は年0.285%、鳥取銀行のダイレクトスーパー定期預金は年0.26%、1000万円以上のダイレクト大口定期は年0.31%です。

香川銀行の超金利トッピング定期預金(預け入れ金額は100万円限定)も年0.25%となります。

今回のマネックス証券の個人向け社債の利率は、ノーリスクの定期預金を0.10%~0.30%程度上回っています。

定期預金との利回り格差を見て、デフォルトリスクを考慮すると利率は妥当かという観点で検討することになります。

過去のデフォルトの確率

債券格付はBBB(JCR)です。格付の見通しは「安定的」です。

JCRはマネックス債、マネックス証券の信用リスクについて以下の通りに評価しています。

マネックスグループは、日本・米国・香港の3拠点でグローバルな事業展開を進めているオンライン証券グループの持株会社である。

グループ中核であるマネックス証券は、充実した投資情報サービスが強みで、口座数や預り資産残高は国内大手ネット証券5社の中では中位の水準である。

格付は、国内において一定の顧客基盤が維持されていることなどを評価している。持株会社における構造劣後性については、マネックス証券との一体性、ダブルレバレッジの水準などを考慮し、ノッチ差として反映させる必要はないと判断している。

中長期的な成長戦略として「グローバル・ビジョン」を掲げ、2010年に香港BOOM証券グループ、2011年に米国トレードステーション社およびIBFX社を買収し、グローバルな事業展開を図るとともに、グループ技術力を活かしたシステム内製・共通化によるコスト削減施策を進めている。

2016年3期第2四半期累計の連結業績は、金融費用控除後営業収益が264億円(前年同期比63億円増)、税引前利益は52億円(同49億円増)となった。

日米の株式取引の増加や日本におけるFX取引増加により受入手数料やトレーディング損益が増加した。

また、販売費及び一般管理費の増加はあるものの、米国セグメントの事業整理損15億円の剥落により大幅な増益を達成している。

一方、営業収益比での販管費率は高い水準にある。日本の証券基幹システム内製化による固定的費用削減効果は17年3月期から現れる計画であるが、収益拡大施策である日本株取引プラットフォーム内製化は進捗の遅れにより関連コスト負担が当初計画より大きくなっている。

JCRでは引続き、コストコントロールの状況を確認していくとともに、年度内に稼働するとみられる日本株取引ツールなどにより顧客基盤・収益基盤の強化が図られるかどうか注視していく。

連結総資産は9,984億円、連結資本合計は884億円、マネックス証券単体の自己資本規制比率は401.4%(ともに15年9月末)と、問題のない水準にある。

資金調達面では、一部制度信用取引に係る資金に銀行借入などを活用しているが、十分な流動性を確保している。財務体質は良好で、比較的厚めの純資産が維持されており、相応のリスク耐久力を有している。

JCRのBBB格社債(1年)の平均累積デフォルト率(2000~2015年)は0.59%でした。

同じ格付の社債、店頭売買参考利回りとの比較

日本証券業協会のデータでは、JCRのBBB格社債(2年)の複利利回り平均値は0.390%です。

マネックス証券の社債の店頭売買参考統計値利回り平均(複利)は、ありませんでした。


マネックス証券の財務状況

財務指標

2015年12月末時点での自己資本比率は8.7%、有利子負債は1469億円、現金等は663億円でした。

2016年3月期のキャッシュフローは、営業キャッシュフローは7億66百万円となり、前年度の-2.49億円から大幅に増加しました。

利息及び配当金の受取額、信用取引資産・信用取引負債の増減、預託金・金銭の信託が、大幅に取得超過となりました。

投資キャッシュフローは-59.34億円となり、前年度の-86.02億円からは支出が減少しました。無形資産の取得が-100.51億円でした。

財務キャッシュフローは-6.73億円となり、前年度の-119.68億円からは支出が大幅に減少しました。

短期借入債務の収支が+117.41億円で、長期借入債務の返済及び償還、配当金の支払い、自己株式の取得が大幅な支出超過でした。

社債及び借入金の内訳

2015年3月末のマネックス証券の短期借入金の平均利率は0.54%です。SBIホールディングスよりは大幅に低い水準です。

長期借入金の平均利率は0.85%で、返済期限は2016年6月~2019年9月です。

マネックス社債の投資スタンス

腕を組んで考える男性

かつてマネックス債は1%の利回りを超える時期が長かったです。2016年5月満期(3年)は1.3%、2018年10月満期(5年)は1.5%という高利回りでした。

しかし、日銀のマイナス金利の影響によって、イールドは盛大に潰されて金利は空前の低利に抑圧されています。

金利が極限まで低下しており、日本ではハイイールド債市場が発達してなく、信用スプレッドが乗った社債がほとんどない状況下において、マネックス債は貴重な高金利社債となっています。

高金利で有名なSBI債を発行しているSBIホールディングスと比較すると、マネックス証券は事業構造からは突然死のリスクは低いです。

申し込みは1万円以上、1万円単位です。デフォルトの可能性を考慮して、あくまで資産の一部を投資するのが無難です。全財産のうちかなりの部分を突っ込むようなことは止めましょう。

マネックス証券社債(マネックス債)は、マネックス証券で申し込めます。SBI債とは異なり、抽選ではなく先着順です。

申込期間は 2016年5月9日(月)~2016年5月19日(木)14:00です。1口座あたりの上限金額は特に設けられていません。

マネックス証券はお得な入会キャンペーンを行なっています。

まだマネックス証券に口座をお持ちでない方は、この機会にぜひ口座開設してはいかがでしょうか。

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