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ゴールドマン・サックスが個人向け社債発行!(2014年6月)

更新日: 個人向け社債

ゴールドマン・サックス

ゴールドマン・サックスが個人向け社債を発行します。正式名称は「ゴールドマン・サックス・インターナショナル 2019年6月26日満期ユーロ円建社債」です。

年限は5年であり、利率の仮条件は年0.30%~年0.40%です(年0.40%に決定)。SMBC日興で購入可能です。 申し込み単位は100万円であり、募集期間は2014年6月18日~6月26日です。オンライントレードは6月23日16:59迄です。

ユーロ円建社債とは、企業がユーロ市場(自国以外の市場)で発行する債券です。ユーロ円債は外国市場で発行されて、債券の決済・保管は外国の決済機関(カストディ)が行います。

高金利定期預金との比較

現在の5年もの高金利定期預金は、SBJ銀行の期預金が0.55%です。

今回のゴールドマン・サックスの個人向け社債の利率は、ノーリスクの定期預金を0.15~0.25%下回っています。定期預金との利回り格差を見て、デフォルトリスクを考慮すると利率は妥当かという観点で検討することになりますが、ノーリスクの定期預金を下回っています。

過去のデフォルトの確率

格付は、A2(Moody's)、A(S&P)です。

世界の企業の累積平均デフォルト率のA格社債の累積デフォルト率(1981~2011年)は、5年0.66%(標準偏差0.09)でした。出典はS&Pグローバル債券リサーチです。

同じ格付の社債、店頭売買参考利回りとの比較

日本証券業協会のデータでは、JCRのA格5年社債の複利利回り平均値は0.794%です。R&IのA格5年社債の複利利回り平均値は0.459 %です。

格付機関が異なるので直接は比較できませんが、JCRやR&IのA各社債の平均値とくらべても低い水準となっています。

ゴールドマン・サックスの社債の店頭売買参考統計値利回り平均(複利)は、残存期間約2年8ヶ月もの(2017/2/28償還)が0.487%でした。今回のユーロ円建社債は、これと比べてもかなり低い水準です。

投資スタンス

今回のゴールドマン・サックスの個人向け社債は、1000万円までノーリスクの定期預金を下回っている利率であるため、全く妙味がありません。店頭売買参考統計値利回り平均(複利)に比べてかなり低い点もマイナスポイントです。

高金利銀行はたくさんある!

SBJ銀行以外にも、尼崎信用金庫インターネット支店(ウル虎支店)が年0.5%、あおぞら銀行ネット定期が年0.45%です。それ以外にも数多くの高金利銀行があります。詳しくは以下のエントリーにまとめました。

定期預金キャンペーンの金利比較!2014年パーフェクトマスター

個人向け国債という選択肢

個人向け国債10年変動金利型の初回適用利率は年0.40%です。今後金利が上昇していった場合は、変動金利ですのでこちらの方が有利になる可能性があります。

既に金利は極限まで低下しており、低下余地は限られています。5年スパンでは金利上昇リスクに目を向けるべき局面です。

個人向け国債は2回分の税引き後の金利を支払えば途中解約できますので、5年の債券としても活用できます。

まとめ

証券会社からの営業があって恩を売りたい場合は購入を検討し得ます。

そうではない場合は、「ゴールドマン・サックス・インターナショナル 2019年6月26日満期ユーロ円建社債」よりは、個人向け国債(変動10年)や高金利定期預金の方が良いと考えます

また、PO投資という選択肢もあります。PO投資については以下をご参照ください。

PO投資とは?三井不動産のPOで注目集まる!

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